アーカイブ:2023年5月

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基本的に5月2日、3日に開かれる米国のFOMCで金利の引き上げを最後にして、以後は「休止」になると思っています。次回は6月13日、14日ですが…しばらくは様子見なのでしょう。3月10日にシリコンバレー銀行が破綻し、12日にシグネイチャー銀行が続き、今はファーストリパブリック銀行が揉めていますが、まもなく買収される予定です。

ビットコインの日足推移

このような姿は、コロナ禍で緩んだ金融緩和の弊害でしょう。カタルはビットコインの反対者ですが、そのビットコインの相場を観ても分かりますが、完全に底値圏を離脱しています。このような相場を観ると…今回の一連のインフレから金利高に起因する「副作用問題」は、収拾に向かい「新しいステージ」に突入していることが分かります。

故に、この5月から、しばらくの間は「安心できる展開」が続くのでしょう。相場環境は再び強くなると思っています。これが外部環境の基本的なデッサンです。

日本の総還元性向(配当+自社株買い)も、ようやく本格的に高まる傾向にあります。基本的に成熟企業は信用力も高く、過剰な内部留保はどうか…と思います。日本の場合は、バブル期の大量の不良債権処理が、なかなか進まずに…当局が怠慢でした。故に、傷口が大きく広がり…最終的には2003年まで続きました。10年以上も整理が続いたのです。

その後、折角、立ち上がった市場でしたが、今度は米国発でリーマンショックが起こり、この追い打ちが「過剰な金融規制」を生みました。金融庁の「トラウマ」です。赤字法人への融資が禁止されます。異常な光景です。そうして2010年に日本から海外への生産移転の「空洞化現象」はピークアウトします。しかし…2013年から日銀の黒田総裁が「笛を吹いても」…誰も踊りません。やはり「失われた時代」、この34年の歳月は過剰な警戒感を日本の残したのです。この後遺症を見誤ったので…黒田バズーカは基本的に「空振り」でした。カタルの「野村証券」(8604)と共に…討ち死にです。

しかし…今回のコロナ禍からの一連の動きは、日本にとって「神風」現象です。

ロシア制裁からのインフレ圧力もそうですが、台湾有事の安全保障問題により、「米中対立が激化」して「国内回帰」現象が、加速し始めています。この回帰現象が「貨幣乗数効果」を高めます。お金が日本国内でグルグル回りますよ。

「地価」も「株」も長い期間の放置により、金利裁定が働く価格水準です。爆利益が此処から発生し、日本人の「自信復活」に繋がります。1300兆円の失った不動産価格は戻るのです。故に「先行者利益」は大きいのです。昔のような株高になるのでしょう。

今回は2003年から2007年にかけての相場を上回る大相場に突入すると思っていますから…「野村証券」だけでも充分でしょう。昔の野村証券は1000円が、長い期間「下値の鉄板」でした。間違いなく…野村証券は4桁に向かうのでしょう。

基本のデッサンを、確り…頭に描けるかどうか。勝敗は此処で分かれます。先ずは時間軸の長いスパンの「経済環境のデッサン」が必要です。大筋があっていれば、細部の多少の間違いは、いくらでも…修正が可能です。

お待ちどうさまでした。34年間の悲哀の鬱憤を晴らす相場の開始です。バブル期のように「1000円割れ」の銘柄が消えるような…大相場が始まりますから、皆さんはノンビリ構えれば、それで良いのでしょう。目先に拘らず…板バランスを観た「鞘抜き」が株式投資だと思ったら大間違いです。どの株も2倍、3倍になります。これが外部環境の改善です。

この外部環境の改善は、全体のPERの評価を高めます。今までは、PERが10倍以下だったのですが…PERが20倍、あるいは成長力が高いならPERは30倍の評価に嵩上げされます。だから、どの株も株価水準が上がって来ます。楽しみな「ウハウハ相場」です。

「エーザイ」(4523) の日足推移

さて…「エーザイ」(4523)は、なかなか強い動きになって来ましたね。ようやく…始まったようです。カタルが年末に「損切りのクロス」を入れたのが9010円でした。昨年末は相場が弱かったので…2018年同様に「損切りのクロス」を連発させて…買値調整を実施しています。

通常、この9010円の買いは、翌年の年初に回転が効き、「利食い」が出来るはずですが、何故か…そのまま株価は下落しています。「踏んだり蹴ったり」とは、この事です。あのまま損切りをして、しばらく…「時間を置けば」良かったものを…お金があるなら、この対応で構いませんが、貧乏人が取る戦略ではありませんでした。この辺りの「力量把握」が難しいですね。「己を知る」と言う…事の難しさです。

株式投資と言うのは、銘柄を当てることではなく…この自己把握が難しいのです。どうしても株価を観て…自分の心が動きます。なかなか…「自制」が効きません。多くの人は株価を観て心が動きます。株価が高いと買いに向かい、安いと売りに向かうのは仕方ないでしょう。故に、カタルはいつも「ブツブツ投資」を推奨しています。ブツブツ言いながら…分散を心掛けます。「株価の分散」は可能ですが、「時間の分散」が、なかなか…出来ない壁です。

株価の分散は、比較的…やり易いのですが、時間の分散は、相場観が絡み、時間軸が延びます。「Jトラスト」(8508)でも「エーザイ」でも構いませんが、人間は半年、1年と…時間が経過すると「持続する思い」が消えて行きます。時間軸の経過は、誰もが耐えられません。

でも株式投資の成功者を観ていると…バフェットは例外でしょうが、多くの人はこの時間軸が非常に長いのです。5年でも10年でも平気な人がいます。資産投資と言うのは、そういう時間軸なのかもしれません。凡人は、目先に溺れます。

逆に目先の時間を重視する人は、安値で買わずに…エーザイのような株価になったのを確認してから、株を買い始めれば良いのでしょう。カタルは「下げ過程」を買い続けています。8500円前後の所も買っています。やはり…下げ過程は買わずに、時間を置けば…今から参戦をして、先ずは打診買いをして、下げたら、また買えば良かったのでしょう。7400円の所から観ると…既に500円以上も上がっています。何度も、買いで参戦して…この上昇波動の利用が出来ます。本日で3連騰のエーザイです。内藤さんは素晴らしい人のようです。

此方の報道です。「バイザッグ工場(インド)が本格稼働して、間もない頃から担っている重要な役割がある。エーザイがWHO(世界保健機関)を通じて無償供給している、DEC錠という感染症薬の製造だ。DEC錠が対象とするリンパ系フィラリア症(LF)は、フィラリアという寄生虫を病原体とし、蚊が媒介し人に感染する、熱帯・亜熱帯地域の病気だ。」と言う内容です。

カタルは運命論者ですから…神様は、必ず「努力に報いる」と思っています。今回はエーザイにとって長年の宿願です。必ず、良い相場になると思っています。アレレ…先ほどまで買い続けているロコンドが下げてきました。最近の安値です。

また1700円を割れるラインまで落ち込むのかどうか…。折角、買い直しているのに…世の中は上手く行きません。売ったエーザイや大阪チタンは上がっているのに、なかなか…順番の読みが正しくありません。本日も買っているから、世の中は、上手く行きませんね。まぁ仕方がありません。その内、何とかなるでしょう。

「メルカリ」(4385) の日足推移

さて他は「メルカリ」(4385)が大幅高しています。この銘柄も「2度目の200日線割れ」の所を買っているとこのような結果になります。使えるジンクスですね。故に「BASE」(4477)も利食いが出来る訳です。これを利食いして、ロコンドを買ったのが、間違いかな?

カタルは、てっきり…ロコンドが先で他の銘柄が後か…と思ったけれど、世の中は上手く行きません。そうだ…半導体に絡む話ですが、やはり在庫調整は、この4―6月期に終わると言う読みもあるようです。この辺りが2万円を割れた「レーザーテック」(6920)の相場にも影響を与えるのでしょう。しかし過剰な「割高感」は、まだ存在しています。

一度、人気が覚めると「再仕掛け」は、難しいものです。今回のエーザイや大阪チタンを観ると分かると思います。再構築するまで、かなりの時間が必要です。つまり上がり始め…しばらくして…上昇波動が確認されるなら…参加すれば良いのでしょう。エーザイの次は7600円台かな?…と思っています。

そんな事で、本日はこの辺で…お終いです。メルカリが復活人気になると良いですね。お持ちの方も、ホッとしているでしょう。また…明日。



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