アーカイブ:2023年7月23日

大物、登場か…

先ずは、日経新聞の新しい「試み」かな? 記事をスクロールさせながら…解説を加えグラフの色が変わるのですが…その中で最初のYCC(イールドカーブコントロール)と黒田批判が溢れた10年債への強引な買い付けによる「市場の歪み」と…そうして最後に今の姿があります。

YCC 曲線の変化の様子

基本的に、このYCCは物価動向と「期待インフレ率」の関係に大きく影響を受けます。

問題は市場が「期待インフレ率」を、どの程度…加味して動くかにより、銘柄の選択肢が変わるのです。論理的には…ですよ。しかし現実は、なかなか…思うような時間軸で相場は動きません。お船の「低PERの謎」を、散々…語って、こんな現象が市場で認められるなら、株式の「根幹問題」にかかわり、株屋などやってられないと…カタルは、あの時に思ったほどなのです。

つまり市場の劣化です。

メディアの人間は、誰もその事を語りません。本当に腐った連中です。正しい報道をしないから、日本全体が腐って劣化するのです。リーマンショックを受けて…金融庁は「赤字法人」への融資を禁止したのです。こんなバカな論理がありますか? 

だから日本は「奈落の底」の清貧思想になったのです。故に、企業は「保身」に走り、内部留保を貯め込みます。当たり前です。個人も、現預金に励みます。誰もが未来を警戒して「デフレの極み」に向かいます。その「反動相場」が、いよいよ…開始されたのです。

「34年間の悲哀」とは…間違った「政策の修正」の話です。

もう馬鹿は、これだけ丁寧に解説をしているのに…表面的な部分しか話題にしません。困ったレベルです。本当に…仕事をしたことがないから、分からないのです。失われた時代と一言で言いますが、この言葉の意味には、多くの仲間の「無念」が込められています。息子が東大に受かり…喜んでいたのに、何故、彼は、自殺の選択肢しか…なかったのでしょう。そんな仲間を身近に感じてみれば…腐った政策に行き着きます。

カタルは2年間も「セールス活動が出来ず」に苦しんで…仕方がないから、国会図書館に通い、昔の新聞を読んでいました。そうして「転職を決意」して起業をしようと、藻掻きました。その時に上場企業30社ほど回り…実際に面会をして…カタルの「IRNET創設」の支持を、表明する文章にサインを求めたのです。残念ながら、多くの企業は駄目でしたが、なかには応援をするとして…快くサインをしてくれた企業は5社程度あったのです。

その文章を持って…銀行に、田舎の土地を担保にして、融資を受けようと計画書を創ったのです。そこまで「下準備」をしても、融資を得られませんでした。

その時に「ITバブル」が起こりました。あのまま…「ソフトバンク」を、カタルが持っていて、株価が上がり続けるなか…そのまま株を「持っていられたか」どうか…わかりませんが、たった2年程度の時間軸の違いでしたが…生活費の為に、そのソフトバンクが上がる前に、売らざる得なかったのです。その株価が198000円ですから驚きます。僅か1000円だったのです。なけなしの100万円を出して買ったのです。

実はヤフーの新規上場の時も、株を買おうと思って現金を用意したのです。しかし初値はカタルの用意したお金では足りませんでした。あきらめざる得なかったのです。そのITバブルを観て…もう株屋でも、食えると思ったのです。

何しろ年収が2000万円を超えたからですね。しかし…結果は「一時的」でした。リーマンショック前も…年収は1億円を超えて、もう大丈夫だと思ったから、銀座に「ビスタ」を起業したのです。しかし…リーマンショックを観て、最初は「止めよう」と思ったのですが…社長をお願いしたIさんが「そんなのは話が違う」…と言われ、無理をして始めました。案の定、成功には程遠く…毎月300万円~400万円程度の出費になり、1年ほどで廃業です。

なかなか…思うようならないのが人生です。

まぁ「34年間の悲哀」の話は、兎も角…「YCCの話」ですね。何故、ブルームバーグの記事を掲載したか? 既に、「歪な10年債の落ち込み」は消えており…YCCの動きは、まだ不自然さは多少残っていますが…そんなにワイワイ…と、言うほどではありません。カタルは仮に日銀がYCCを解除しても…大きな影響はないと思っています。

この事がブルームバーグの記事に載っていました冒頭に…紹介した日経新聞の記事をよく読んでないのですが…基本は「人権費」の動向なのです。

そうして、あの会合で…岸田さんが賃上げの話をしていた…と述べましたが、本日の新聞を観ると「令和の臨調」会議での発言ですね。植田さんが、もし…よく経済を知っているならこの動向を確かめる時間をかけると思っています。

既にYCCの話は、大きな問題ではありません。コアインフレを高め、名目経済を軌道に乗せる為には…国民の意識を、完全に「変える必要」があります。何故、日銀の資産循環表の比較をしたか? 今回、たぶん…初めてです。個人の現預金残が減って、証券がそれ以上に増えました。この事が「定着」しないとなりません。

2023年3月末
2022年12月末

ようやくアベノミクスの成果らしい展開になって来たのです。

だからカタルは、株価が高値を取って来たので…最近は「岸田政権」批判を止めて…どちらかと言えば、応援派閥です。成果を上げるなら応援をします。

市場原理主義は、結果が「全て」です。「一所懸命にやったけれど…駄目だった」は子供の遊びのレベルです。みんなが一所懸命に努力をするのは当たり前の話です。そんな事は、誰もがやるレベルです。問題は、「成果がどうか」…なのです。だからカタルは最後の「時間軸」の壁の話をしています。

ニデックの永守さんの談話が、日経新聞に載っています。

彼の考え方が、嫌いな人が、いっぱい居るでしょうが…カタルの市場原理の考え方です。今四半期の改善は、年内に起こると考えていましたが、此処迄…早いとは、意外でした。だからゆっくりやれば…良いと思ったのですが、「電動アスクル」の話は、重要なので、会員レポートに、二度も載せたわけです。その関連銘柄も掲げていますが、まだ動いていません。この時間軸の話です。

ニデックの永守さんは、日産自動車のゴーンが採用した手法に似ています。決算操作です。まぁ費用をその期に計上するか? 詳しく観ていませんが、その「マジック」でしょう。

でもこの狼煙が、継続して…更なる拡大を続けるか? カタルが掲げた関連銘柄の動向を見て居れば分かります。しかし…流石ですね。章夫社長の認識と、永守さんの認識の違いは明らかです。EVは50万円台時代になります。彼は、中国企業相手に商売をしていますから、その最先端の感覚です。TOBもそうです。敵対的な買収を、今度は、成功する可能性があります。東洋電機の株主は良く知っている筈です。

イチイチ…背景を説明していると、キリがないのです。

どのレベルの読者に、原稿を合わせて書くか…難しい話です。昨日の原稿で「野村証券」の株価が4桁に乗せると…思った人は、いったい何人いるでしょう。もう決まっているのですよ。

昨日の切り口は、「実質経済が名目経済」に変わることに…標準を合わせています。車が、電動アスクルだけでなく…「CASE」の世界に突入していることを、何人の市場関係者が理解しているのでしょう。だから「ルネサスエレク」の人気が高いのです。トヨタの認識は、間違っています。既に50万円台の価格競争に勝てないと駄目です。

基本的に「モノづくり」で得るお金は、どんどん陳腐化するのです…が、一方で文化の価値はどんどん上がります。この方向性で時代は進みます。

AIの活用という事は、そういう事を示しています。何故、カタルがオークマやDMG森精機、ファナックなどを観察銘柄に採用しているか? ここから加速するからです。516兆円の内部留保が動くからです。だから、くどい程…デンソーなどの事例を、何度も…採り上げました。ただ…方向性は分かるのですが、実際の時間軸の把握に苦労をしている姿が、お船の「低PERの謎」です。

しかし…やはり株価修正が進行しています。最近は、川船の株価が一番高くなってきて…そうして、方向性は悪化と言うか…普通に戻っているのですが、株価が上げ続けており、ようやく人気になっています。でもカタルの感覚と約2年間、違います。自分が株価を創っているのではないですから…ピッタリ時間軸を合わせるのは、所詮、無理なんじゃ…ないかとも思うのです。

今回の「ジェイドG」もそう考えます。あの5億円の自社株買いなら…たとえ「一人旅」相場でも、なんとか株価を維持して…ステップアップできると読んでいましたが、まだ駄目です。既に1Qの数字を観て確認をしているのにも拘わらず…なかなか、株価は反応を示しません。もう決まっているのです。株価は3000円台を超えて行くでしょう。田中君は、なかなか…優れた奴です。安心をして…お金を預けることが出来ます。この3年半の観察を経て合格でしょう。

永守さんほどの実績があっても、世間から日産の関さんを切ると…批判が生まれます。

日本人のレベルが分かります。そろそろ終わりですね。でも落合君…いや伯桜鵬の活躍は嬉しいですね。モンゴルの霧島に、同じくモンゴルの関脇の豊昇龍だけが活躍している中で…日本人が出てきたのは…やはり楽しみです。やはりカタルも日本人です。

でも相撲界も典型的な「村社会」です。昨日はNHKの放送で「祇園祭」の話を特集していましたが、昔は、木戸があったそうです。そうして各町内で競う訳です。あの放送を観ていて…村社会の「成り立ち」を考えさせられました。

カタルの原稿は、一貫して「市場原理主義」の「合理的な考え方」を支持して、努力を続けていますが、白鵬と言う大横綱の実績に対する相撲界の扱い方には不満がありますが…同時に、宮城野部屋の伯桜鵬が活躍すると、日本人であるが故か…出身地の倉吉市を観たりして嬉しさを噛み締めています。

彼は精神的に…かなり「いい水準」です。富山の朝乃山は、精神的な「もろさ」を感じています。あのコロナ禍の事件で「嘘」をつく…辺り、やはり精神的に弱いのでしょう。なんでも…そうですが、最後は「精神力」が勝敗を決めます。株式投資も似た面を持っています。

裁定買い残の減少を観て…カタルは意外に、海外投資家の選択は始まったばかりの印象を持っています。YCCの話もその動向に影響を与えます。此方の報道が、加速することを願うばかりです。あまり押さずに…調整を終える可能性があります。

そうして…TSMCの企業業績の話しから「半導体の解説」も加えたかったのですが…ゴメン、スペース切れです。本日の「豊昇龍」と新入幕力士の「伯桜鵬」の優勝をかける一番は見逃せません。負けて、当たり前の番付ですが…やはり「うれしさ」が溢れてきます。このワクワク感は…株式市場も同じです。それでは…また明日。最後に…懸念だった「元」の問題が改善しています。杞憂が一つ減ったのです。



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