アーカイブ:2023年8月17日

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日本の「構造変化」に時間を要することが…分かる事例がありました。先日、高炉の粗鋼生産量を知る機会があり、何故、鉄鋼株が高収益と言うか…。「割安株」評価になったのか…その背景を初めて知りました。

日本の粗鋼生産量の推移

カタルの認識が「非常に」…古かったのです。バブル期から株価が低迷した時に、確か…新日鉄の社長が「時代錯誤の認識」を披露した記憶があります。「鉄は国家なり」…との古い価値観です。その時の粗鋼生産は、一億トンだったように思います。これを死守しようとしていたのです。

その時は「時代は変わったのに…」と思いました。そうして今の粗鋼生産量は、なんと…6570万トンだと言います。実に35%減です。この現実を思うと…指導者の「未来の見通し」が、如何に…大切か分かります。今の日本製鉄の橋本さんは「高炉」を、次々に…閉鎖しています。

新日鉄と言えば、日本を代表する大企業です。その社長ですからね。時代変化を受け入れ…総資産経営から、ROE経営に移行する日本製鉄は、なにしろ「大企業」なのです。兎に角、完全な変身まで…時間が掛かるのでしょう。

「住友化学」(4005) の日足推移

「住友化学」(4005)の株価が。ここに来て新安値になっています。住友化学は「格落ち企業」ですが…今回は、十倉さんが経団連の会長に就任しています。これは笑える話です。

経団連の会長と言えば「影の総理」との認識もある程…日本の経済運営に影響を強く及ぼします。そのトップの企業の株価が、新安値です。このような実態を観ただけで…日本と言う国の在り方が分かります。今の株価を観ると、なんとなく…日本が「落ちぶれた理由」が分かると言うものです。それでも…「東芝」(6502)を観ても分かりますが、時代錯誤のゴリ押しを続けます。今時…「奉加帳」です。

なかなか…すんなりと「新時代入り」にはなりませんね。

やはり「指数相場」だけでは、無理だったようで、相場はなかなか…「新体制」に移行できません。でも名目GDP数字を観ると「600兆円」の迫る勢いです。日本の未来は非常に明るいと思っています。

ただ「日本人の心」が、新しい時代の「到来」に適用してないのでしょう。

何しろ…34年もの清貧思想です。みんなの心は荒みました。だから他人の中傷や誹謗などが多く…振り込め詐欺のような弱者を食い物にする輩が出現します。どんどん荒廃しますからね。でもアベノミクスのお陰で、どうにか「軌道修正」を始めましたが…まだ変化の途上ですから、なかなか…「名目時代」が定着しません。

今回も、なかなか…周りへ「物色の輪」が広がりません。未だに「先着一名様」限りの実質経済成長時代に見えるのです。「三菱UFJ」(8306)から「日本製鉄」(5401)の「循環物色」を観ると…「時代は変わり始めている」と感じることが出来ます。

しかし…昨日は少し熱くなった「ジェイドG」(3558)などの小型株なんか…上手く…株価は動きませんからね。「メルカリ」(4385)は比較的、市場では大きな企業ですから、分からないでもありません。相場になる前の「休み」具合が足りません。「拘り過ぎた」のでしょう。相場と言うのは、上手く育たなければ…下げれば良いのです。

「ジェイドG」(3558) の日足

その点「3尊天井」に見えるジェイドGは、こんな風に…休みを入れます。この下げ具合は堪りませんね。カタルの心が疼きます。

カタルは、昨日も「分不相応」に…買い続けており、昨日は、熱くなって1万株以上も…また買いました。最後は折角、買った「野村証券」(8604)を投げて…買っています。カタルらしい性格です。

短期口座でも、昨日は、仕方なく…「利食い」と「損切り」を交えて…ジェイドGの買い増しをしました。貧乏人は、目先の「やりくり」が大変です。本日も1700円で買った途端に…今の株価は1668円です。何処まで下がるか?

この「三尊天井」に見えるチャートの形ですが…過去、カタルの現役時代に、「任天堂」(7974)を大掛かりに…新潟支店を挙げて取り組みました。丁度、公募増資の最中で…最後は幹事証券の野村証券から「公募を分けるので…値決めまで市場で株を買うのをやめて欲しい」と協力要請があったほどです。

丁度、株価は1万円に乗る前の時でした。その頃は、方眼用紙に自分自身で、毎日、罫線を書いていきます。懐かしい想い出です。その時は、この「三尊天井」を跳ね返して…「大相場」に発展したのです。

カタルはもともと…「カルタ」や「トランプ」しか作ってない時代から、任天堂のファンです。ドンキ―の時代のファミコンの発売当初からのファンです。その前のゲーム&ウォッチ時代に、自分で「任天堂」の株を2000株だけですが、自分で買ったのです。買値は2000円を割れていた筈です。あのまま…その2000株を持ち続けているなら、今ごろは、こんな事をしていません。株を持ち続けるのは、なかなか…出来ないものです。

さて…本日はどうかな? アララ…1700円で株を買ったのに1650円です。しょうがない…相変わらず「ツキ」がないカタル君です。僅かな…違いなのですが、市場は、どんどん…劣化しているように見えます。

「アドバンテスト」(6857) の日足推移

日経平均株価も、また318円安です。「アドバンテスト」(6857)や「ルネサスエレク」(6723)は意外に…頑張っています。この理由は「空売り」が、ある為でしょう。その買い戻しです。しかしこれが切れると…「一段安」をします。

ルネサスエレク」(6723) の日足推移

通常は、日経平均株価は75日線ラインですから、この水準で反発をする筈です。たぶんカタルは、ヨコヨコ…の「高値圏でのボックス相場」だろうと思っています。理由は名目GDPの数字です。何しろ年率ですが…12%増なのです。

日経平均株価の日足推移

この数字は、新興国並みの「成長度合い」です。何故、このような常識が、日本の「識者」に生まれないのでしょう。テレビに登場するアナリスト様は現実が分からないようです。だから狂った政策を連発して発動をするのです。中国の習近平のようなものでしょう。

カタルは「ジェイドG」(3558)を買うために、昨日は3万程度、野村証券を損切りしました。しかし…皆さんは「野村証券」(8604)だけを買って置かば、きっと報われます。カタルのようなハイリスクの行動を取らずに、シクシクと…野村証券を買いましょう。

「大阪チタン」(5726)は3100円まであるのですね。昨日は3090円まででした。でも「BASE」(4477)は今のところは駄目です。また351円です。たぶん…「エーザイ」(4523)も「買い場」だと思っていますが…果たして、どうでしょう。

カタルは残念ながら…「維持率」が厳しく、今回は「率先垂範」を出来ません。いつも有言実行ですが、此処で買う「ユトリ」がないのです。トホホ…です。もともと…アドバンテストの乖離問題を、連日、伝えた時に…このような相場は想定していました。でも「仕手材料株」で乗り切れると思っていた自分が、甘いのかな?

今年は一貫して「薄利多売買」の戦略でしたが…指数相場を観てから、徐々に考え方が「雪だるま投資」に傾いています。でも今の感覚では、やはり駄目なのですね。

これだけの好業績でも…株価は奇麗に反応をせずに、目先の売り物に押されます。まだまだ…清貧思想の実質経済下の実態を痛感させられます。上がった株を売れば、必ず儲かると言う悪夢です。

カタルのような人間にとって、「34年間の悲哀」は、なかなか…耐えられません。通常は「狂って」…自殺の道です。芥川龍之介や太宰治のようなものでしょう。でもカタルの「パッパラ・パーの性格」が、何とか…心のバランスを保っています。

今日は「逆襲相場のチャンス」のように見えますが、「やる奴」がいるかどうか…。大阪チタンやジェイドG、BASE、にエーザイなどです。こんな時に…やれば、男は上がりますが…どうでしょう。

毎年、夏相場は閑散と…しているのです。この理由は、年末年始に備える調整です。このような場面がないと、識者は株を「買う機会」がないのです。年がら年中、相場を張っているカタルのような馬鹿は…なかなか治りません。馬鹿は死ぬまで治らないと言いますから…。典型的な馬鹿です。

でも…実質経済成長は、今の世論のようにワイワイガヤガヤ…と周りを批判して評論家をしているのが正解ですが、此処からの名目成長時代は、「俺がリーダーだ!」と…「ラッセルをする若者」が勝利を収める時代です。

そんな若者が、何人、ここで育つかどうか…で、未来の日本は決まります。昨日も述べましたが、ダイエーの中内さんの部隊は、ほぼ全滅です。だから死ぬ気になって、働くことが出来ました。戦後の「奇跡の復興」は、そのような生き残りの人達が、日本の復興を支えました。今回も似ています。清貧思想が蔓延る「失われた時代」です。

アベノミクスのお陰で10年間の滑走路を経て…ようやく離陸の時を迎えます。この「34年間の悲哀」を味わったものの中から…強靭な精神力を持つ若者が育つのでしょう。アドバンテストは買い戻しでしょうね。高くなってきました。このような下値を支える買いで、相場が「新しいステップ」に移行出来るか、どうか…。こればかりは「結果論」ですからね。需給バランスは、簡単に読めるものではありません。

カタルは、どちらかと言えば…「ルネサスエレク」の応援派閥です。ただ空売りはアドバンテストに多くは入っています。でも…ルネサスエレクの方が、同じ指数株でも「未来は強い」ように見えます。


「ファナック」(6954) の板状況(10:12)

本日は「DMG森精機」(6141)は高いのですね。でも「ファナック」(6954)は4000円のドタまであります。でも割れていません。今のところは…ですが、4012円に66200株の売り物があります。

未来を観れば、ファナックでさえ買えるはずですが…この「おいしい売り物」を買う筋が居るかどうか…。やはり今、4000円を割れました。本日が「相場の転機」かも…知れませんね。このような現象は、その可能性を見せていますが、果たして…どうでしょう。カタルも追証対策に追われていますから…トホホのカタル君でした。また明日。



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