さて…節税対策は昨日で終わり、基本的に下値を叩く売り物は切れます。通常の相場に戻るのでしょう。米国では予算が通過して株が高かったようです。懸念されていたブレグジット交渉も纏まり…通常の相場展開に戻ります。
変わらないのが、猛威をふるうコロナウィルスです。米国では相変わらず右肩上がりの感染者数の増加です。既に17人に一人が感染したそうです。米ジョンズ・ホプキンス大の集計では1928万人の感染で、死者数は334618人だそうです。約1.7%程度の致死率です。
お金がジャンジャン刷られ…市場の格差は拡大しています。コロナ禍の影響もあり、人々の心には不満が蓄積されています。今回ほど、業種により明暗が分かれる環境は初めて経験します。芸能人など…働く場所を奪われますから、理不尽な仕打ちです。
株式相場を長く見ていると…大きな落ち込みがチャンスになることもあります。同じ業種の中でも復活する勝ち組、逆に、なかなか復活できず苦しむ企業もあるのでしょう。ただ大きく売られた株価が、買い場になることも、よくある光景です。大概、相場がスタートする前は一度、株価はお辞儀(下落)をしています。
大相場になるケースは、初動波動が強いケースが殆どです。カタルは来年に向かって新たに口座を設けました。貧乏人ですが、堅い配当利回り投資の息の長い相場を手掛けてみようと思いました。その為に業界でたぶん一番低い信用金利が利用できる野村証券に口座を設けました。そうして、また200万円を新たに入れたところです。
200万では2億円と桁が2つ違いますから、まともな投資をしても、たかが知れています。しかし…今回の失敗を通じて思ったのです。今回、会員推奨株の分析をしたら…決して人気株の成績が良かったわけではありません。どちらかと言えば…地味な銘柄が意外に結果は良かったのかもしれません。
例えば3月のコロナ禍で救済銘柄と考えていたインターネットイニシアティブ(IIJ=3774)と同時期に掲げたフェローテック(6890)です。
ここで二つのチャートを比較してください。出遅れ株の代表格のフェローテックは相場動向が回復すると半導体関連という事で大きく買われました。一方、1万円候補と期待していたIIJの最大の狙いは5G環境が定着するとネットを通じてテレビを観るようになります。だからそれを纏めNHKも参加したIIJの追い風を感じていました。さらに足元ではMVNOが伸びていたからです。
しかし菅政権の誕生により、携帯電話の料金が引き下げられ、格安スマフォの魅力が薄れます。だから時間の変化で追い風に変わったフェローテックと逆に逆風に変わったIIJの明暗が分かれました。
この感覚が…相場を張る難しさです。
未来の事象は、誰にも読めません。東邦チタンを推奨していた時に、まさか737MAXが運航停止になると読める人は居ませんからね。あの事件は翌年発覚します。つまり…環境は天気と同じで変化をします。事前予想など…当たらない事例でしょう。
結果論を見て、とやかく言うのは評論家だけで十分です。僕らは実務派です。実際に身銭を切って相場を張り、自分の事前予想が外れると…追証になり痛みを感じます。テレビの連中は。所詮は野次馬です。その多くは実力がないお飾り人間です。どんな講釈を述べても、実績には敵いません。市場経済下では、稼いだ人間が評価されるのです。
しかし…昨日、ある読者からメールを頂きました。きっと資産家なのでしょう。そのメールの中で、「あらゆる人間関係で配偶者ほど大切なものはない」と言うくだりがありました。おっしゃる通りです。
東京は田舎と違い、かなりのお金を持っている人が実際に居ます。上場株式を数百万株以上、低位株だと数千万です。カタルの顧客ではありませんが、双日を手掛けていた頃、個人の筆頭株主になった人が居られました。社長が表敬訪問に訪れます。先日、ある株を調べていたら…その人の名前が会社四季報に載っていました。
下値になった株を、時間をかけて少しずつ集めます。数百万株も集めるのは大変な時間がかかります。でもその株が人気になった時は、凄いお金に変わります。
「そ-せい」などを手掛けた五味さんもそんな一人でしょう。偶然にもカタルが先日1000株だけ買った株も彼が買っていました。長い時間を覚悟して下値で買った結果なのでしょう。たぶん下がれば買うけれど…無理して上値を追って買わないのでしょう。
投資スタイルは、人により様々です。時間を気にしない投資を目指すため配当利回り投資を昔からやってみたかったのです。しかしこの投資法はお金持ちの世界ですからね。カタルのレベルではありません。所詮、あちら側の投資法でしょう。先日、紹介したコニカミノルタは短期投資でも100円以上も、既に株価が上がりましたが…決して大化けをする株とは違います。
先ほど…2210円と2200円を買ったロコンドは節税対策の売りは切れたのでしょうが…今度は、期日の売り物がまもなく重なります。通常は高値の4~5か月後あたりで…ボトムを付けるケースが多いようです。つまり1月から2月は、どうしても売り物に押されるのでしょう。余程のことがない限り…下値もみ合いに終始するだろうと考えています。やはり既にヒカル効果は一時的な売り上げ計上と言う見方が市場のコンセンサスでしょう。
しかしカタルは、この売り上げは継続的に計上できると考えています。この見方が確認されないと株価は本格的な筋の参入がないのかもしれません。ですが…カタルにはとっても魅力的に見えています。
カタルは間もなく…全体の底上げの動きが終わり、今年の春から夏のような相場が、復権する相場をイメージしています。問題は、このピークアウトの時間です。今年6月に全体の底上げ相場をイメージして自動車関連株などを、買っては投げを繰り返していました。しかし結果は6月ではなく、9月、実際はワクチン開発の進展があってNYダウが大幅高して今日まで、その動きが続いています。
この構想のタイムラグは3か月程度あるのかもしれません。
2155円まで来ましたね。果たして2150円の500株は買えるのでしょう。ロコンドの話です。カタルは方針を曲げませんからね。ベンチャリの時も最後まで付き合いました。それ程…自分の感覚に自信を持っています。ですが…ベンチャリの時は、流石、駄目かもしれないと…恐怖で眠れない時期がありました。でも既に「時、遅し」です。自分が抱える株数を売れるものではありません。数百万株も処分など出来ませんからね。仕方がありません。
過小資本株は…値動きが魅力ですが…そんなリスクもあります。「グロームHD」(8938)は大丈夫だと思っていますが、そんな株ですから、決して無理をしないようにしましょう。
ハイ、2150円のロコンドが500株、追加のお買い上げです。実は寄り前の気配値は安かったのです。だから2150円から2200円まで指値をして、高寄りをしたので昨日どうしても30万円の利益計上が必要だったので、500株だけ売りすぎました。その為に本日は株数を余分に買っています。本日はこれで2000株かな?
その「カタルの失敗」レポートで反省をした短期口座の今年の成績は恥ずかしく公に出来ませんが…1100万で始めたお金は、税金を引いて1300万になりました。丁度、区切りを良くするために…昨日は下値で買ったロコンド株を2000株だけ利食いしたのです。200万から始めて400万、800万、2018年が変わらずで、2019年は1100万。そうして来年は1300万からスタートします。下手糞です。小手川君のような素人に負けないと…始めた短期投資のはずだったのに…やはりカタルの自分自身の殻を打ち破れません。自我を超越するなんて、神様領域なのでしょう。
「分を弁えろ」とか、「分を知れ!」と言われますが、所詮、自分の「分」は、この程度なのでしょう。
バート・バカラックの曲名が良く分からないのですが…傘マークが付いたレコードジャケットのようです。いい曲ですね。ベスト・オブ・セント・オーガスティンと言うのかな? 彼はカタルと同じ5月が誕生月です。今年92歳のようですね。知らなかったのですが、先日、ラジオで流れていて…今のカタルの心境に、ぴったりの曲です。挫折感に打ちひしがれています。それでは…また明日。本当はリンクを張ろうとしましたが…見つかりませんでした。