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貧乏人のカタル君が売買の対象にしている銘柄は10銘柄ほどでしょう。観察銘柄を含めてもせいぜい20銘柄ほどです。なのに…何故、僅か10銘柄の内、3つもTOBの対象に選ばれるのでしょう。この確率は30%ほどです。ケネディクスにJ・TEC、そうして本日はケネディクスの後釜候補の2つの銘柄の内の一つ、介護のツクイ(2398)がTOBだそうです。全く…驚きです。

実はカタルの選択する銘柄は、基本的に時代背景を追っており、経営努力をすれば…株価が上がる素質がある割安株を選択しているからでしょう。

お金持ちの人が見れば、分かる当然の選択です。だから本格的なM&A時代を迎え…高い確率でTOBの対象になります。この後は、この可能性があるT君も700円台の前半で買っていますが、昨日は株価が上がったために、少し利食いをしました。また下がったら買いますが…別に急ぐこともありません。仮にこの株式がTOBやMBOなら、株価は1200円程度になるのでしょう。

本日の日経新聞を読むと、このM&Aのアドバイス先として野村証券が国内で一番だと掲載されていました。野村証券の能力と言うか…潜在的な力は凄いのです。大和や日興など足元に及びません。何故、カタルが松井やSBI証券ではなく…野村証券を年初から推奨しているか? 本日も3つのTOBの案件が公表されているように…この背景を理解しないと駄目です。

何故、日本製鉄が東京製綱へTOBを実施したか? 

その背景を述べています。サラリーマン社長が、偉そうに会社の力なのに…オーナーのように君臨して会社を私物化することは間違っています。しかも株価を安値で放置させています。前田道路もそうでしたね。

カタルは東京地検のゴーン逮捕を批判していますが、ですが…あの逮捕は、一つの論理的な背景があります。分からないでもないのです。地検の村社会論理です。

問題は…ゴーン逮捕を切っ掛けに、何故、日本で「正当な報酬」制度の話題にならないか?…という事でしょう。 

トヨタ社長の給料が、何故、安いか? しいては…官僚の給料の話まで及びます。何故、「渡り鳥」が横行するのか? 証券局長から異例の出世をした小川是(ただし)さんは、国税庁長官から大蔵事務次官、そうして日本たばこ産業から横浜銀行に行き全国地方銀行の会長です。

彼が証券局長に就任したときに、カタルは反発したものです。彼はこう言いました。「小説を読めば、たいがい…その業界のことは分かると述べたのです。」ある意味で言えます。池井戸君の「倍返し」のテレビや小説を読むと…不良債権処理の現場が描かれています。不理屈な論理です。末端の官僚は横柄ですよ。僕らを犯罪者扱いです。

今でも…この「渡り鳥の制度」は、生きています。カタルの知り合いは事務次官レースに敗れましたが…カタルより年は上ですが…今は、週に2回程度かな? 車が家まで迎えに来ており、「送り迎え」をしてくれて高給をもらっています。前職も何処かの事務局長か…会長か…良く知りませんが、ぶら下がり団体のトップです。そうして辞めるたびに…退職金をもらいます。つまり…この制度で帳尻を合わせています。

フェアではないですね。この仕組みは…国民の税金ですよ。一度に20億円も、もらいませんが…毎年1000万~2000万ほどをもらい、退職金をもらいます。やはり…こういう「ぶら下がり」団体が、各省庁にたくさんあるから、日本の潜在的なコストが割高になります。

「奉か帳」が回るわけです。政策は合理的な判断で決まるわけではなく…すべて利害調整を経て、合議制で決まります。日本医師会など悪の巣窟のようなものです。日教組も似た存在です。多くの人は日本の本当の社会構造を知りません。

だから失われた時代が30年以上も続くのです。昨日は、どのテレビ局も「株価が30年6か月ぶりに29000円台回復」…と連呼していました。しかし考えてください。他の民主主義の国は、みんな…とっくに新高値を更新しているのです。たぶん、あのまま政策を間違わなければ、株価は10万円を超えているでしょう。何故、体制転換、構造改革に30年もの時間が掛かったか? 

何故、コメの価格が未だに、国際基準にならないのでしょう。同じことなのです。先日、ようやく「オンライン診療」が認められましたが、色んな制約があります。「オンライン学習」が、何故、遅れるの? コロナワクチンの接種が、何故、まだ始まらないのでしょう。みんな同じ土壌の問題を抱えています。

全てはメディアが悪いのです。立憲民主党の他人批判なんか流さなければ良いのです。誹謗中傷が溢れるのは、やはり…おかしいのです。もっと真剣に生きましょう。

株式投資も、原点を観れば…日本の問題点は明らかなのです。何故、ツクイがTOBの対象になるか? 

カタルは、こう述べていました。日本で残された数少ない「成長産業だ」と述べて、「人口ピラミッド」を使って、その背景を解説して…何れ、株価は4桁になると述べていました。

ちゃんと…上がる株は、その背景があります。日経新聞にM&Aの話が載っていますが…日本には溢れるお金があります。「流動性の罠」の為に…そのお金が動かなかっただけの話です。個人の現預金残は1034兆円もあるのですよ。企業の内部留保も、昨年は475兆円を超えるのです。

ジャブジャブのお金があるのに…何故、経済活動は停滞していたのでしょう。

それは、これまでの悪政の為に、散々…痛い目に合ってきた為です。大蔵省を始め、金融庁も、東京地検もみんな間違った方向性に舵を切っています。

いまでも…カタルはリクルートの江副さんが、現役で活躍していたら…日本は別の道を歩んだ可能性があると思っています。あのリクルート・コスモス株が、賄賂かどうか…。難しい話です。意見が割れるのです。地検の論理が正しいかもしれませんが…あの為にバブルは崩壊しました。

ホリエモンの逮捕が正しかったかどうか? 

もし彼が現役なら…テスラのイーロン・マスクと肩を並べていたかもしれません。今でも地検内部には、「AIが金の卵を産み続けるガチョウだ」と得意顔の孫さんを、苦々しく…思っている連中が、大勢いるでしょう。でも…ね。日本の未来を考えてくださいね。もう30年も眠っていたのです。

ようやく…22750円の「デフレの関門」を超え、ようやく…「流動性の罠」を抜けたのが27270円です。だから…お金が動き始めて…TOB合戦に突入しています。更に、ルネサスエレクも積極的な行動をとり始めています。

当然の結果、野村証券株は2013年の高値980円を超えるのです。こんなことは、もう決まっています。

カタルはそう考えているから、本日も野村証券株を寄り付きの高値で1万株だけ追加で買いました。毎日、買っています。しかし…貧乏人には、もう…限度があります。お金がありません。トホホ…。GPIFなら10億株程度は簡単に買えます。東京海上も日本生命も億単位で株を買うことができます。しっかり仕事をしましょう。

野村の法人部員は、一人、1億株ずつ、野村証券株を「沈潜」活動しましょう。全国の共済連は1000万株単位で、株を買いますよ。だって配当利回りが5%を超えるのです。社長は株主への総還元比率を50%にすると言っています。大々的に沈めましょう。30%の配当性向を述べています。

毎日、毎日、農業共済連とか…地銀や信用金庫に信用組合、農協を回り…野村証券株だけをバンバン…買わせれば良いのです。やがて…アマゾンやテスラのような評価なら株価は1万円を超えます。

東芝のチャート

このチャートの形は鉄板だと…これまで、何度も解説しています。最近では東芝がそうです。そうして今度は野村証券がそうなるでしょう。東芝より、チャートの形は野村証券の方が強く見えます。揉み合いの形が右肩上がりだからです。この形は鉄板でこれからも何度も登場するから自分のものにしましょう。

野村証券のチャート

アジア圏の市場があり、日本は長い「眠り」から覚めます。「流動性の罠」から目覚めて…兆円単位でお金が動き始めます。馬鹿でも分かる理屈です。今の野村証券の出来高なんか…一人の法人マンが売り買いをする株数です。昔は10億株20億株の出来高が当たり前でした。本当に仕事をしているのかどうか…。野村の役員は、しっかり…部下の指導をしているのでしょうか?

1000円を割れている現状だから、元野村証券の役員は、みんな不甲斐ない後輩に対して怒っている訳です。本当に仕事をできないクズばかりです。

損失補填は禁止されていますが、個人的に失敗したら、顧客の家族をハワイに招待をします。その代わり上手く行ったら、一杯、銀座のバーに連れて行ってください。…とセールスをすればいいのです。

仮に、失敗しても…ボーナスは数百万出るから、それで顧客を接待できます。簡単です。GPIFは毎日、株を買うのです。外人投資家も同じです。顧客は国内だけでありません。簡単でしょう。だって利回りが5%だよ。国債を売らせれば…直ぐに1000億円程度の資金が捻出できます。その国債は、日銀様が買ってくれます。これが「流動性の罠」から抜け出した姿です。

カタルはいつも…事前に、皆さんに「未来図」を語っており、自ら実践をしています。本日は東芝を3600円で500株だけ買いました。ですが…NPCの下値は買えませんでしたが、昨日、あの買い下がりの実験ですが…1081円で200株を買い、順番に買っています。ここから今度は800株単位で買い下がります。昨日は766円で800株を買いましたね。ちゃんと…公約通りに動いています。博打でも、カタルは自分の力量さえ把握すれば…株式投資では負けないと思っています。

3回目の買い下がり…の模様

問題は自分の力量の把握です。ここが難しい…。自分の欲望を抑えるのは「至難の業」です。カタルはいつも皆さんに同じことを述べています。無理をしない投資をしましょう。その割合は、自分が「楽しい」と感じる所です。不安になるような水準の投資はやめましょう。困った…買った株が下がったどうしよう。そんな風に自分が感じるなら、もう負け組です。

あぁ、株価が下がってきた…もっと株を買えるぞ、うれしいな。…と感じるなら適量なのでしょう。その自分の力量は、自分だけにしか分かりません。だから無理をしない投資をしましょう。

それでは本日は、この辺でお終いです。それにしてもツクイのTOBは驚きました。あの時に550円ではなく555円で指値をしておけば…買えたかもしれないのに…トホホ。でも5000株だけ持っているから、納得しなくてはなりません。ですが…一時は5万株程度持っていたのです。やはりトホホ…かな? また明日。

本日も2222円で買ったけれど、流石に本日はマイナスなのでしょうか? ここで切り返すと面白いのに…。ロコンドの話です。カタルなら一気に買うけれど…果たして仕掛け筋は、如何に…。窓埋めは2132円ですね。埋めるのかどうか…。原稿をあげる間際になり、窓埋めをしました。2129円まで入りました。

アレレ…昨日考え方を修正したばかりなのに、千代化はストップ高です。やはりトホホだね。今は持ってないもの…。



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