日本の在り方を問う

本日は、こちらのサイトを紹介します。先日、星野グループが京都のホテルを買っている報道を目にして…すごいなぁ~。この環境で「よく頑張れるものだなぁ~」と感じました。たぶん…半分は、借金を円滑にして資金調達する「マジック」だろうと思っていますが、でもそれでも星野佳路(よしはる)はすごい人です。元は軽井沢の小さな旅館の倅です。

ユニクロの柳井正さんも、親父の土台があったと言っても…たいしたものです。世界制覇ですからね。彼はカタルより年上の72歳ですが…一代で成し遂げるのは、相当の努力があったのでしょう。「頑張るやつ」を応援する社会構造、他人を誹謗中傷することなく…称賛する社会構造の実現です。

やはり水泳の池江さんのように、頑張る成功者を観ると…何故か、自分も…もっと、やれるんじゃないかと…勇気が出てきます。今回は、立て続けに…アルケゴスの野村に、決算のロコンドと逆風を食らい…TOB連発の幸運も儚く消え…影が薄れました。

お金があるなら、買い続ければ…どちらも何れ儲かりますが、お金は何故か無限にはありませんから、何処かで「線引き」を実施しないとなりません。資金が切れた時は、時間を置くことを皆さんに勧めています。通常の精神では、「今度はこれで…」と、挽回しようと「墓穴を掘る」結果になります。

故に少し時間をおいて…カタルはノンビリしようかな? と思っています。

カタルは現役時代を通じて、多くの経験を積んできました。ですが…やはり東京です。田舎とは違います。東大卒など…珍しくないし…早稲田などは3流にも思えるほど…いろんな人が近くに居ます。自分がやる気になるかどうか…。そのモチベーションだけの話です。如何に…その高い「モチベーション」を維持させるか?

今回のような失敗があると…通常は、めげるのですが、何故か…失敗が糧になります。自分の投資法の「見直し」の機会になり、より一層、確実に儲かる「アイディア」を試して…みたくもなります。カタルは、常々、「実践に勝る練習」はないと思っています。机上論ではなく…現場に自分の身を投じて、自らが実験台になり、試行錯誤をするのです。

現役時代、数々の成功者にも会ってきました。「大山さん」なんかも、有名な隠れた成功者でしょう。当時では、破格の1億円の報酬です。それを蹴る大山さんも面白い人物です。しかし…多くの一般人は「偉人」と言う世界の考え方に…追随が出来ません。一般人の煩悩には彼らの考え方が理解できないのでしょう。「時間軸の壁」を越えられるか? その事ばかりを最近は考えています。

昨日は会員レポートを書き、重要な事を述べました。ですが…どの程度の人が、この真意を理解できるかどうか…。

例えば…昨日は安川電機(東京エレクトロン)、そうしてカタル銘柄の村田製作と、最近、注目しているソニーの株価を並べました。この順番を見ただけで、ピンと感じる人も居れば、何の順番か…サッパリポンの人が99%でしょう。

カタル自身も、この引き合いを用いてメールの回答にしました。うる覚えですが…その方のメールは、確か…「浮動株比率」の話だったように思います。四季報に載っている浮動株比率と実際の株価の動きは違います。カタルも参考値にはしますが…四季報の数字を信じたことはありません。

この話と「東芝」と「野村証券」は、ある「繋がり」があります。ここでは…両者の共通点を考えましょう。

この2銘柄だけ…今年はやっていれば、それで「今年は充分だ」と年初から…いや昨年末から述べています。

両社とも、ある時代背景を表現しています。TOBに揺れる東芝、ここで躓いた野村証券が復活することが、カタルの述べる「豊かな社会」構造を実現する「希望の時代」なのです。

自分が真剣に生きてないと…この言葉の意味が理解できません。

日本と言う国は、本当に難しい国です。故に「失われた時代」と言う…成田闘争のような、時間を浪費する時代が必要だったのですが…これだけ丁寧に時間を掛けて理解を求めても、未だに「新しい時代」を理解しない連中が、大勢います。

カタルは株式投資を通じて、皆さんに…日本と言う国の「あり方」を、もう一度、真剣に…考えて欲しいのです。

前にカタルが、このサイトを最初に始めた「切っ掛け」を話しています。どうにも食えなくて、もう証券界は終わっている、これからの時代は「ネットの時代」だと思っていました。その為に、そのスキルを身につけるために始めた「株式市場、日本を考える」と言うホームページ作りを通じて…自ら学ぼうと思ったのが、このサイトを始めた切っ掛けです。

今でも…同じ気持ちです。

カタルは単に…儲かる情報を提供しているサイトなんかと、一線を画しています。皆さんが、株式投資をすることを通じて…「日本のあり方」を、一緒に考えて欲しいのです。株式投資で儲かったり、損をしたり様々な事があるでしょう。その変動を自分自ら体感して、日本と言う国を、僕らの力で「豊かな社会」に変えたいと願っています。

何故、米国は時給が30ドルなのに…日本は1000円に出来ないのでしょう。

この失われた時代の…間違った政策の為に、折角、奇跡の戦後復興を成し遂げたのに…また台無しにしました。菅さんは、良くやっています。

福島の汚染水を処理の決断など…「勇気のある政治家」でないと実現できないのです。安倍さんも駄目でした。流石…実務派の菅さんです。ですが…この決断を評価する声が、全く聞こえません。批判ばかりしか報道をしない「日本の体制」が、嘆かわしいのです。株式市場もそうです。

仮に…ですよ。僕らの力で東芝の株価を1万円に押し上げることが出来るなら、「ものを言う株主」は、東芝株を持っていません。チャチャを入れなくなります。でも実際にその株価を正当な投資家が評価するのでしょうか? 

利回り配当が合うなら別です。毎年、500円配当を実施できるなら1万円の株価は正当化させるでしょう。ところが現実は1/10の50円配当です。

先日、ソフトバンク(通信)の宮川社長は、自ら…200億円の「自社株、買い入れ」をすると発表しました。でも正確に言えば、これは奇妙な取引です。「利益相反」になるのかもしれません。だって…融資をするのはおかしいですね。社長に便宜を図っています。それなら自社株買いにした方が筋は通っています。まぁ、その話は置いておいて…

ですが…この話を聞いたとき、昔の野村証券を思い出しました。野村証券の役員になる為には、当時、2万株が最低限のノルマだったように思います。だから株を持ってない役員は野村証券からか…銀行を通じて融資を受けて、株を買うのか分かりませんが、自社株を買っており、その後、株価が崩れて…借金だけが残り、役員も首になった人が居ました。当時の株価は高く2000円前後ではなかったかな? だから借金の4000万だけが残った格好です。

本当は、この200億円の資金を自らの力で借金をできるなら、良いアイディアです。だって貸出金利は、いくら何でも…配当利回りより低い筈です。ソフトバンクは利益のほとんどを株式配当に充てています。配当還元率は80%を超えるのでしょう。株価は1422円です。仮に配当が85円を続けることが出来るなら…5.9%です。ここに20%課税されて…4.7%です。借り入れ金利が2%なら…利ザヤが2%以上抜けます。200億円の2%は4億円ですよ。

だから…ソフトバンクは配当より、自社株買いを優先させるべき…とも感じます。

今の上場企業の多くは、こんな利ザヤの企業が「雁首」を揃えています。一方、個人の預貯金の総額は日銀の資産循環統計では、なんと…1056兆円もあるのです。馬鹿ばかりの日本人です。何故、こんな簡単な理屈なのに…株式投資をしないのでしょう。

カタルが三菱UFJ銀行の頭取なら…自社株買い投資信託(ETF)を創ります。一定の利払い補償を付ければ…いくらでも窓口で捌けるでしょう。場合によれば…利払い補償をする代わりに…株価が上がっても、安値(時価相当額にプラス金利分で…)三菱UFJが、そのETFの持ち株を一定の価格で買い取れるオプションを付けて、元金プラス金利で…早めに償還するオプションを付けます。そうすれば…両者の関係は「WIN WIN」の関係です。

あっという間に三菱UFJの株価は、正当な評価に様変わりをするでしょう。金利の低い米国債を買っている場合ではありません。いくらでも…やる方法はあります。本当に日本のトップは馬鹿ばかりなり…と思います。GPIFも日本生命も東京海上も…みんな「偽物人間」ばかりなり…と思いませんか? 

それとも…カタルの考え方が間違っているのでしょうか?

やり方次第で…いくらでも「社会変革」を加速させることが出来るのです。こんなことを考えながら、東芝のこれから下がる株を買い下がり…果たして…世界のヘッジファンドが、どうやって…「投下資本を回収」するのか…高みの見物をすれば、株式投資は色んな意味で楽しめます。

この東芝株は面白いですね。盛んにリーク合戦をして…方向性を探っています。どこに向かうのでしょう。今は、「死に体」の東芝の今後の行方を、末永く…楽しめます。株式取引って面白でしょう? 単に儲けるために…やっているのではありません。

日本のあり方が、市場で問われているのです。それでは…また明日。

会員の方は昨日、新しい原稿をアップしましたからね。是非お読みください。



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