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昨日、神主さんから船株の行方を聞かれましたが、カタルはつっけんどう(無愛想)に「あんただって…元証券マンでしょう。そんな…分らん話を聞いてくるな!」と電話を切ったのです。だから日本人は駄目だと思うのです。自分で決断が出来ないのです。他人の後押しがないと自分で行動できない人が多くいます。こういうロボット教育を受けて来たので…「失われた時代」が誕生したとも言えます。

日本人の劣化は明らかです。早く…本物対応にすべきです。総裁選を観ても…リーダーの資質があるのかどうか…。その人物評価は他人が決めるものでしょう。自分がなりたいと努力をしても、その器でないと後で苦労をします。故に「分相応」と言う言葉があるのでしょう。

どんなに努力をしても…なかなか、あちら側に辿り着けない「もどかしさ」があります。最後は「運」だと思っています。

カタルは、今回の船株相場について…会員レポートではこの「運命論」に触れています。このような不自然な現象(利益と株価)は、必ず、修正されると思う自分がいる一方、もう一つは常識的に「乖離調整は避けられない」。故に、上がるにしても相場は休む…と思っている自分が居ます。

しかし…「千載一遇」のチャンスにも思えるのです。神様が与えてくれた「チャンス」です。

「幸運の女神は前髪しか存在しない」という喩を用い…「一度、チャンスを掴んだら、死ぬまで放すな」…と言うことかもしれません。同時に常識論があります。そんな「葛藤」を、自分のこころの中でも抱えているから、神主さんの電話を受けて…腹立たしく思ったのでしょう。

彼は、それでも歩合外務員で成功した一流域なのです。故に…昨日は、多くの人が船株は「売り場」だと思ったことでしょう。当然です。しかし大相場は、必ず、買い手が変わる「手替わり」をします。最近の船株はその動きを示しています。

カタルも分かりませんから、その手の質問は避けてください。皆さんは自分で決められないなら「対面営業」を利用すべきです。ベテラン証券マンの意見は、それなりに価値があります。相場の解説なども…上手いですよ。僕も、仲間の「営業トーク」を拝借することが良くありました。仲間のセールスに耳を傾けて…その説明を聞くのです。だから対面営業の手数料は高いのです。500万円の売買代金に対して…5万円ほどの手数料を取るのでしょう。1%が基準です。

現役時代…その手数料の事をよく考えました。税金を含め往復で3%程度だったかな? だから同値で33回「売り買い」をしたら、元本が消えます。如何に延命させて、手数料を抜くか…。証券マンはノルマとの戦いです。月間1000万円の手数料と言うのは大変です。でも相場が良ければ…簡単です。

そのベテランの神主さんが迷う場面で…彼は「売り場」だと思ったから、カタルに電話をかけて来たのです。この感覚は正しいとも言えるし…間違っているのかもしれません。故に運命論なのです。どんなに成長株の話をしても…人間はその時間と株価の動きに耐えられません。仮に…「ロコンド」(3558)がこの後の頑張りで…株価が10万円になったとしましょう。

昨年の4000円から、今の1400円の過程は、ほんの僅かな時間です。まだ1年程度ですからね。人間は、こんな時間が我慢できないのです。

成長株神話は数々ありますが…それをものにできる人は限られます。滅多に居ません。カタルの顧客ではありませんが、仲間の歩合セールスの顧客の話をしましたね。あるOLが自分でマンションを買おうと思い、500万円の頭金を貯めて、バブル期にマンションを買おうとしたら、とてもとても…返済を考えたら全く買えません。その話を聞いたビルゲイツは当時よく日本に遊びに来ていました。「じゃ、僕の会社の株を買ったら」…と言われたそうです。そのOLは偶然、その場に居合わせた彼の言葉を信じて、米国のマイクロソフトの株を買ったのです。

その注文を受けたのは、外国株なんか知らないおじいちゃんの歩合セールスでした。もし若手の証券セールスなら、こんな幸運は生まれません。米国のマイクロソフトの株価など、普通のお爺ちゃんの歩合セールスは観ませんからね。だからほったらかしです。

10年以上が経過してマンション価格がかなり下がったので、そのOLは再びマンションを買えるかな?…と思い、小さなマンションを物色して頭金にする予定で株を売ったのです。500万円が数億円だったかな? 金額は忘れましたが、東京の田舎のマンションではなく、六本木に高級マンションを買い、高級カーを買って、服は全てオートクチュールです。OL生活も辞めて…使い切れないお金の生活になったと言います。株を買った本人も、その注文を受けたセールスも株価など知らないのです。

この話は奇妙な…巡り合わせの「運命」論です。カタルが何故、早くからITバブルの話や50年ぶりの大相場の三光汽船の話を引合いに出して解説しているか? 可能性があるからです。

大御所さんの話では、藍澤彌八は借金をつくり…返せなくて「夜逃げ」をしたのです。そうして…友達の郵船の御曹司の信用力で、他人の金で、「船株の博打」を張って…大金持ちになり東京に舞い戻って…返済して証券業を興したのですよ。東証の理事長まで出世したのは…素質があったのでしょう。渋沢栄一との縁で…お姫様を嫁にもらって箔を付けます。その「切っ掛け」は、船株相場でした。大御所さんは、「三光汽船」の相場で大当たりしました。何しろ50倍です。カタルは良く、この話を大御所さんから聞きました。これも何かの縁かもしれません。

川崎汽船(9107)の四季報数字

人間なんか…こんなものです。可能性があるから…運命論の話を交え論理的な解説をしています。その新しい四季報の数字は、会社予想のものです。(上が前の四季報で下が本日、発売のものです。)しかし…この変化を観て疑問が生まれます。おかしな数字です。東洋経済というのも…この程度です。だから…面白いとも言えます。

カタルは「失われた時代」の「幕開け」相場をイメージします。

30年間も苦しんだ時間を一掃してくれる相場が誕生しても不思議ではありません。混迷期から抜け出す大相場です。たかが10倍程度で大相場とは言いません。だから「腹を括る」と言う表現を用いたのかもしれません。あとは勢いです。この四季報のおかしな数字の解説は自分で考えなさい。「相場は恐い」ものです。でもカタルは小心者ですからね。神主さんの気持ちもよく分かります。

分からないことを書くのは気がひけます。

この「開運株」相場は、失われた時代から抜け出す「先導役」と奇妙に一致するのです。

海外投資家の動向

本日の日経新聞に、先物と現物を合わせて「海外投資家」の買いの話が出ています。ここで先日紹介した。グラフをもう一度、登場させます。如何ですか? この資料を観れば明らかですが…一貫して海外投資家は日本株を売っています。2018年から売っているのです。あの時、僕らは「古河電工」(5801)や「東邦チタン」(5727)でやられました。如何でしょう。

だから海外投資家は「売り物」を持っていません。ガラガラなのです。そこに先導役としてバフェットが日本の商社株を大量に買いました。分かりますか? 

僕ら、ぼんくらは賢人の真似をすれば良いのです。中国は物価高を気にして鉄鋼生産を強引に抑えましたが…スクラップなど中国にはないのです。だって新しい国です。でも今は在庫水準が少ないと言います。鉄鉱石価格が高くなっている訳です。ここでは…ばら積み船の話をしています。

皆さんは、余り…考えないようです。昨日のユニクロの話です。S君の話をしました。市場と言うのは「見えない糸」が繋がっています。その「市場の整合性」を常に考えていると、未来に上がる株を見えてきます。ただカタルも上がる株は分かりますが…この時間が読めません。さて…本日は時間切れです。

最近、訳の分からないメールがいっぱい来ます。クレジットカードの番号やサイトの暗証番号を聞き出そうとする手の「詐欺」です。みなさんも気を付けましょう。アマゾンなど…毎日、来るように思います。何処かに、カタルは馬鹿だと思われており…名簿が回っているのでしょう。開設した記憶がないクレジットカード会社のものまで来ます。決して、メールをクリックしてアクセスをしないようにしましょう。気になるなら、公式サイトから確かめましょう。

日本人は、本当に引っ掛かりやすいのでしょう。何しろ…他人を疑う事をしない「ロボット教育」を受けてきました。そういえば…昨日、友達と言うか…知り合いがテレビに出ていました。奥さんからメールがあり、番組の冒頭を観ました。

彼は厚生労働省官僚のエリートで、今は「ぶら下がり」団体の理事長などしています。他にも…いくつか「渡り鳥」です。メディアも同じ…お仲間です。このようなダニと言ったら怒られそうですが、日本には、いっぱい…あるのです。だから学術会議の任命で「異議」を唱えたら、菅さんはメディアからコロナでも叩かれます。

村社会構造と言うのは、非常に厄介な存在です。口で言うのは簡単ですが、菅さんのような実行力が求められるのです。しかし…改革を実行すると、あのようにメディアから叩かれます。今でも「森・加計」問題を持ち出されます。日本と言う国は厄介です。この外人投資家の買いが、本格的な買いに繋がるか?

カタルはデンソーの話を登場させ「時間ですよ。」…と言っています。そのオープニングを飾るのに相応しい船株が「異次元相場」を実現させるか? 「市場の整合性」を考えると満更…眉唾とは言えません。あとは自分の頭で考えて、自分で決めてください。それでは…また明日。



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