一連の流れ(繋がる時代)

この所、嬉しいことに読者の方から、続々と…お礼メールが届いています。8月から一貫して、「船祭り」開催を実施したためか…今回は参加者も多かったようです。

医師が患者の生還を支える喜びと同様に…証券マンが顧客からお礼を言われるのは嬉しいものです。そう言えば…ベンチャリで大きくやられましたが、その前は…テレビから出演依頼が来る時分のカタルは大当たりをしており、顧客から贈り物ラッシュになった時があります。生きたエビから河豚やマツタケと…当時、住んでいたマンションの近所に、「お裾分け」を、配りまくる時代がありました。懐かしい想い出です。

でも…読者も努力をしないと理解できません。自分でカタルの主張が正しいかどうか…吟味をしなくてはなりません。しかし一般的にはカタルの主張より、日経新聞の主張の方が正しいと思います。そりゃ…信用力のない一介の個人より、日経新聞の記事の内容を信じます。

カタルは、今朝、こちらの記事を読んで…先日、日経新聞をみて、書いた原稿が間違っていたなぁ~と思いました。確か…頭の悪いカタルは、日経新聞の記事で鉄鉱石価格が高値になっている現実を知り、海運相場に結び付けたレポートを書きました。

その記事を、よく読んでなかったのですが、たぶん…あの日経新聞の記事は、鉄鋼メーカーと鉱山会社の出荷価格の推移だったのでしょう。このブルームバーグの報道は、先物価格です。現物と先物の違いです。

半導体もそうですね。スポット価格(DXI指数)が反映されて…TSMCなどの実際の出荷価格が決まりますが、既にスポット価格は下落していますが、実際の取引の多くは、決められた事前の価格で商品が動いています。この鉄鉱石も同様なのです。相対取引なのです。

だから先日の日経新聞は間違いではありませんが、カタルはよく読まずに混乱したレポートを掲載したのでしょう。ゴメンね。訂正します。

しかし…現状の中国の鉄鋼製品の在庫水準は低くなっており、まもなく…鉄鉱石の輸入を再開せねばなりません。この動きは来春の「ばら積み船」の傭船料金を押し上げるかもしれません。現在、中国は非常に「物価動向」に過敏になっています。本日のニュースでは他にアルミなどの備蓄を放出して価格を抑えています。此方の記事です。

カタルはここに、中国以外のアジア圏の国々…インドネシアは2024年に向け首都移転なども重なり開発ラッシュが続くので、タイもベトナムも同じですよ。昭和30年代の日本になったアジア諸国が、「爆買い」をしますから、日本株は、そろそろ…本格的な上昇に移行すると思っている訳です。だから日経平均株価10万円と述べています。

カタルは考え方の「プロセス」を皆さんに公開しています。本日の鉄鉱石の価格の話は、実際の現在の取引価格と未来の先物価格の違いを話しています。先日、米国のCPIの話では前年比ではなく前月比を用い…「一過性のインフレ」が鎮静化する話題を提供して、今、米国株価を下げようと…必死になって市場を誘導しています。

本日も…同様の記事が溢れています。例えば…此方です。この時期に…株価を下落させておかないと、年末年始の上昇相場が「奇麗に立ち上がりません」から、ここから数か月、米国株は下落させようと言う…「報道合戦」が増えます。そうして実際に先物から…自分たちが株を買うために、「売りの演出」をして、株を集めるのでしょう。

もともと増税など、これから決まり…株は下げやすい環境にあります。乖離問題もありますから…米国株はお休みでしょう。ですが「レバースレポ取引額」は増え続け…130兆円程度に膨らんでいます。上手く…演出が決まるかどうか。

アマゾンの雇用報道が日経新聞に載っていました。一時金を3000ドル払い、時給は18ドルだそうです。最大22.5ドルで12万5000人を集めると言います。この一時金は1000ドルから増やしたのです。

この報道と…WSJのこちらの報道を読める方は一緒に合わせて読むと…今の米国の雇用状況が分かります。カタルは「米菓子大手モンデリーズ・インターナショナル」の話をレポートしました。ここでもWSJは同様に報道をしており、「資源価格や輸送費の上昇により、世界各地で物価が想定以上に上昇していると指摘した」となっています。他の事例も報道されています。

米国では鉄道貨物もトラックも…様々な理由で物流が停滞しています。読者から教えてもらった、「イーノさんの物流ラジオ」を皆さんは、ちゃんと聴きましたか? 

あの中に、港湾労働者の賃金交渉のストライキの話が紹介されていました。非常に貴重なポイントです。日経新聞のアマゾンの雇用の話では一時金が3000ドルになっているのです。この一時金はどんどん上がっています。

こういう…一連の時代背景を追う「時間軸」の話が、頭の中に下地としてあるかどうか…。株価と企業業績の関係も含めて…自分の頭の中で整理してないと、カタルがチラッと述べただけでは…反応できないのです。

今回、これだけ…連日、カタルが一貫して「船株祭り」をレポートしていても…株を買ってない人も居る事でしょう。だから…まず、100株だけで良いから参加をするのです。そうして…それから考えるのです。

株価の動きを追いながら、実際の報道を追っていく、更に自分自身で積極的に調べるのです。今はインターネットの時代ですから、丁寧に解説してあるサイトがあります。この「イーノさんの物流ラジオ」は、非常に…質が高いサイトです。日経新聞の記者の比ではありません。本日も海運株の事が日経新聞に大きく載っていました。これで3回目です。更に此方が参考になります。

人間と言うのは初回、つまり一回目はなかなか行動をしません。何度も、何度も丁寧に解説をして「繰り返して」同じことを、お題目のように…唱えるのです。

「だんだん良くなる…法華の太鼓」なのです。

だから株価は序盤の動きは、非常に緩慢で鈍いのですが…天井圏になると、人々が狂乱をするようになります。ITバブル期のソフトバンクの株価は1万円でも高いと思って売ったら198000円ですよ。あの時は役者が揃っていました。光通信にソニーなど…豊富でした。

今は船株の3兄弟が「そろい踏み」です。証券マンは手数料を稼ぐために、日本郵船から商船三井、商船三井から川崎汽船、そうして川崎汽船からまた日本郵船と、順番に玉を転がせます。カタルは「エーザイ」が面白いと思ったのです。強弱感が対立して…未来の夢が大きいからです。しかし日本人は慎重ですからね。実際の数字が大切です。

もともと…カタルは今の時期、本格的な株価上昇を望むのは、まだ早いと思っていました。「時期尚早」です。舞台が整ってないのです。だから「仕手材料株」相場と述べていました。

しかし…「デンソー」(6902)の「姿勢転換」を観れば明らかです。この記事は、皆さんは読めるのかな? 一応リンクを張っておきます。 このリストは…デンソーの話が、一般化し始めている時間を示しています。だから株主還元率が、どんどん上がっています。背景には内部留保484兆円の数字があります。この知識がないとこういう現象が理解できません。

だから今、カタルは「野村証券」(8604)を、再び…買い始めています。

SBIが新生銀行にTOBをかけて…新生銀行は反発しています。この動きは東芝問題と同じです。前田道路が内部留保を貯めて、TOBをかけられ、慌てて…高額配当を実施した話ですね。みんな同じ土壌。一連の「見えない糸」で繋がっている「市場の整合性」の話です。

新生銀行は馬鹿です。SBIが正しいと思います。東芝は最近、態度が変わって来ました。キオクシアの合併も、今までは反対でしたが容認姿勢に変わり…条件闘争を始めています。だからカタルはあの時に、「TOB」を受け入れ「非上場化」して、立て直してから…再上場の道を歩めば良かったのです。今では非上場化も容認姿勢に変化してきました。

何故、カタルが野村証券と東芝だけを、買っておけば、良いと述べたか?

この真意を、皆さんが、どの程度、理解しているか? 盛んに「村社会構造」の話をしています。だから総裁選で野田聖子さんが擁立されたのでしょう。日本は難しい国です。その中で実績を残した菅さんは素晴らしかったのです。喋りが下手だから…メディア受けしませんが、仕事は安倍さんより早く、実績が伴っています。学術会議のメンバー否認ぐらいで…メディアは村社会の応援派だから、菅さんを叩きました。でも改革を実行しないと、どんどん疲弊が広がります。電通の高橋さんの自殺は、そういう…意味です。

一連の時代の流れを理解するためには、自分が様々な資料を読んで、その材料を自ら咀嚼して…理解しなくてはなりません。株式投資で儲けようと銘柄を聞くのではなく…自分で選択をして、自分で決断をして、行動をするのです。だから100株の参加で良いのです。

カタルは商船三井を、最初は「100株」だけ、買っただけなのです。先ずは行動をして…それから考えます。本日は少し、くどくなったかな? 

カタルは、ある意味でこのレポートを「足台」にして、それぞれ読者がステップ・アップして欲しいと願って日々、綴っています。日本に「賢い投資家」が多くなれば、もっと日本は豊かな…楽しい社会になるでしょう。寛容な国が、チャレンジを容易にして…人類の成長を加速させます。他人批判など、意味がない行動は止めましょう。それでは…また明日。

これから会員レポートを書きますから…会員の方は明日にでもお読みください。



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  1. 2020.02.15

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