2/2

カタルが考えたメインストリーの通りの展開を、相場は歩んでいるように見えます。米国も日本同様に新興株と言うか、テック株と言うか…。大幅な値下がりになりました。テスラの下げは大幅とは言えませんが…今回は、ネットフリックスかな? 昨年の春の段階より下に突き抜けました。でも紹介したように「捨てる神あれば拾う神アリ」で…この急落を買っているファンドを紹介しましたね。昨日はARKKへの根強いファン層の話をしました。


ネットフリックス (NFLX)の日足推移

基本的にキャシー・ウッド氏の構想は、正しいのですが、時間軸の捉え方の問題なのでしょう。コロナのお陰で、急速に発展した未来社会の進化が、コロナから脱却する段階において伸び率が低下したのです。大きく伸びた「反動」です。この話は重要なのですよ。

何を言おうとしているか? この段階で分かる人は一人前の投資家でしょう。ネットフリックスとARKKは共通しています。そうしてキャシー・ウッド氏とソフトバンクの孫さんも同じ構想です。

更にロコンドもBASEもメルカリも…みんな同じ時代の流れに位置しています。四半期別の企業業績推移を観ると分かると思います。ヒントを掲げたから、後は自分で考えましょう。この話が理解できてないと、先に進めません。この後の米国市場の見所を語ります。

基本は米国金利の上昇と株価が、同じ方向性で動くようになるならもう大丈夫です。つまり金利高=株高になるかどうかです。この動向が確認できるなら、FRBと市場の対話は、完璧になります。

しかし今のように米国の金利高が3回から7回まで、大きく割れているような現状はやはり「不安定さ」が残りますから、この後、発表されるCPIなどの物価指数の時に、株価は揺れる可能性があります。

米国10債 (^TNX) 利回り推移

その米国金利を観てみましょう。今の金利水準は200日線の水準で…前のbの壁などもあり…たぶんここでは、しばらくは「揉み合う」形と理解するのが正しいのでしょう。ただbの1.971%は超えると思っています。でも大きく上がることが出来るかどうか…微妙ですが、カタルは、もともと…aの3.248%を超えると考えています。

ここでは見えませんが、リーマン事件時の5%台に入る可能性さえ…カタルは考えています。それくらい…今回の量的緩和は、世界をインフレ展開にする「切っ掛け」を作ったと思っています。脱炭素化が、良いのかどうかも分かりません。当面はインフレの世界なのでしょう。同時にARKKの世界(未来社会)への進化のスピードを量的緩和は速めました。

ここで大切な事はFRBと市場認識のズレが、まだあります。だから金利高の見方が3回から7回に意見が割れています。この事と…カタルの船株に対する見方と市場の見方の意見相違は同じような意味です。未来社会の推測は、難しいのです。船の運賃は大きく落ちないと思っており…意外に大きく見直される要素があると思っています。だから…株は面白く、それぞれの意見対立の激突が…面白いのです。専門家同士でも意見は割れます。

カタルレポートは基本的に相場の見処を解説しています。今は米国の「CPIと金利」の話ですね。今回の騒動を「切っ掛け」に、たぶん…大きく日本株は動きます。最近の若年層の株式投資熱も定着します。何故なら、ネットの世界だからです。カタルのように相場を解説するサイトは多く…それぞれのレベルに合った見解を、ネット上で探すことが出来ます。

「知れば…知るほど面白くなる株式投資」です。

政治にも自然に興味を抱きます。「新しい資本主義」の矛盾を感じますからね。団塊の世代が、これから続々…要介護者になるのです。昨年、菅総理は保険料を1割負担から2割負担に上げました。これは凄い実績ですよ。早く3割にすべきです。そうして…80歳代は5割程度の自己負担にすべきでしょう。

何故なら、社会貢献の立場で観れば…年金生活者は、やはり社会のお荷物世代です。90歳代になり「延命治療」をする意味が分かりません。物を食べれなくなれば…それで衰退していくのが自然です。無理に「胃ろう」などで、生命維持をするのがおかしいのでしょう。まぁ色んな考え方があります。カタルは「自殺も容認すべき」…と考える人間です。

さて…「野村証券」(8604)の決算が出ました。多くの解説は此方です。踊る「減益」報道です。

しかし…心配していた「追加損失」はなかったようです。何しろ、今期はアルケゴスの損失を1Qで追加し…更に大昔の損失発覚です。かなりの悪材料です。ソフトバンクに似ていますね。この路線と三菱UFJに、不動産株などは同じ流れで…金利上昇と同じなのです。資産インフレを買う動きです。野村の本格的な上昇は、今期の数字が確定した5月からでしょう。今年、後半の株価は700円台に復帰すると思っています。だからチャンスです。

野村証券の四季報数字

皆さんの考え方は、紹介したブルームバーグのような記事に流されるのでしょう。「39%の減益」と言う報道です。嘘ではありませんが、3Qの利益が603億円なら4倍で2400億円です。野村証券の四季報の数字を掲げておきます。来期の最終予想利益は2200億円で一株利益は70円です。それを超える業績数字だから、カタルが年末にも株価は700円に向かうと述べたわけです。まぁ野村証券はポカが多いし…信頼感が欠ける社長です。

通常は、前期に発覚した損失を今期に持ち越しません。つまり今、できる仕事を「先延ばし」する馬鹿社長です。仕事のできるやつは…やれることを先延ばしなどしません。直ぐに対処して、次の課題に向かいます。スピード感が違います。だから日本電産の永守さんは関社長を貶したのでしょう。

この考え方はビジネスマンにとって重要です。カタルは多くの「出来る人」に会ってきました。よっちゃんなどは、他人の気持ちを的確に捉え…他人の立場になって考えます。だから200億円も飛ばせるのです。彼は一流域のセールスです。なんでも…できます。歩合セールスと言うのは…それぞれの証券会社のエリートが、自分が仕事が出来ると思って、外に出てきた人間の集まりです。みんな役員候補です。

本日、買った株は、追証の為に…持ち高を落とした「川船」(9107)を、この水準で買い直しました。6200円台で投げ、7150円で買ったのです。トホホ…。貧乏は嫌いです。

本日は7150円で300株、そうして7100円で500株を買いました。これで再び、元の5000株に戻しました。更に7050円を観てから、後で、もう500株7050円で買いに行きましたが…こちらは買えていません。

他に「テクノスジャパン」(3666)を455円で2000株買いました。決算数字は良くなかったのです。でもこれは特別損失の影響です。通常は…オービックのように伸びるはずですが…やはり株価どおりの評価なのでしょう。でもカタルは大丈夫だと思って、買い直しました。

他にも…いくつか買い注文を用いていますが買えません。やはり「BASE」(4477)は500円台の株価になっています。カタルの感覚は500円以下から下値を買おうと考えていました。この理由は、先ほどの大きく伸びた後、その伸び率を維持できずに、落ち込んだ期待外れの決算です。通常はこんなものです。この銘柄はサイバーダインなどと同列で、ソフトバンクも同じですね。ARKKの流れを観たものです。

でも相場の本流は…物価上昇からの金利高ですから「三菱UFJ」(8306)や「野村証券」(8604)などを含めた不動産株…です。この不動産株で、これは面白いと…言うのがあれば、教えてください。でも多く話はガセです。皆さんが良いと思う感覚とカタルの感覚のズレは大きいですね。皆さんは市場全体の流れを軽視しています。前に話しました。株価は「個別株要因」より、「市場要因」の影響を強く受けると述べました。

もっと視野を広く…考えましょう。最近、カタルが米国株の話題を出している理由は分かるかな? ドンドン、好むと好まざるにかかわらず…

540円の野村の売り物は30万弱です。買うかな? また信用枠に余裕が生まれるから…買い増しをしますが、前回は失敗したからね。折角、買ったのに、売らざる…得ませんでした。貧乏人の悲哀です。

株価を観て、心が動くのではなく…自分の考えるストリー。冒頭の米国金利の動向など…カタルは、昨年は「難しい相場」と…一貫して述べてきましたが、FRBのテーパリング開始で「霧が晴れた」と述べ…強気になりました。その瞬間に洗礼を浴びましたが…この基本構想は変わっていません。

新しい資本主義の馬鹿総理でも佐渡金山の報道を見る限り、政策への支配力が大きいかどうか…まだ判断が出来ません。足を引っ張る奴ですが…この程度で、33年の「失われた時代」から解放される圧力が減るとは思えません。故に…鈍いでしょうが、日経平均株価は早晩に3万円台に復帰すると思っています。

その核になるかどうか…野村の動向も注目されます。

商船三井(9104)の日足推移

そんな事で…本日の解説は終わりです。今の最大の見どころは…「商船三井」(9104)の株価で1月18日に付けた9650円を奪回できるかどうか…。さらに加速して昨年9月27日の高値10060円を奪回するかどうか…。ここが見処の一つでもあります。

そんなに心配をすることがないと述べています。金利高程度で…相場が崩れる道理がありません。

オークマ(6103)の週足推移

ただ何度も言いますが、自分の力量は、他人には分かりませんから、無理をせず、相場を楽しめる程度にしましょう。オークマの報道が此方です。時間軸は少しズレますが…設備投資も株主還元相場と同等の扱いになっています。まぁ、それぞれが…相場を楽しんでくださいね。株価が下がって、ドキドキ…する感覚も、楽しめると良いですね。それでは…また明日。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2024.03.15

    3/15
  2. 2020.12.24

    12/24
  3. 2015.11.30

    11/30
  4. 2024.11.22

    11/22
  5. 2016.04.07

    4/7
  6. 2020.01.17

    1/17
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本