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かたる:本日の下げは…何故なのでしょう。事前に予想されていたブレグジットの結果を受けた下げなのでしょうか? それなら何故、昨日の相場は、あんなに強かったのでしょう。1月4日の大発会の日経平均株価は安かったのですが…寄り付きが安く陽線率(初値と引け値の差と株価に対する比率)は1.07%と1%を超えました。7日の株価は髙かったのですが、陰線で-0.16%でした。その後、陽線が続き…昨日は、なんと1.7%の陽線率です。この動きはずいぶん久しぶりです。

おそらく…市場心理は弱いのでしょうが、売り物が出ず僅かな買いで株価が上がるのでしょう。 JTECもユビキタスも高く、今の株価位置が分かると言うものです。疑心暗鬼の前進模様なのでしょう。

最近、カタルが買った株もなかなか強く…下値を買えません。東邦チタンは買戻しが効き先ほど980円~985円で買戻し適性数量に戻しました。でも東芝は売ったまま…買戻しは効きません。故に一番強いのでしょう。進化論銘柄も順調に値戻しをして全て売り切ったままです。実は昨日のSUMCOは唯一残った株を、僅かな利益で逃げたのです。でも回転が効くので需給は悪くないのでしょう。

今は難しいのです。通常は必ず下値の確認作業に入ります。そうしないと株価が落ち着きません。でもあまりに下げたので…疑心暗鬼の前進模様が続くのでしょう。抵抗ラインにあたるまで「戻り相場」が続きます。

古野電気の株価推移

今回の下げでも、株価が下げなかった銘柄がいくつかあり、その中で古野電気があります。カタルも一時、興味を持ったのですが、結局、買いませんでした。理由は株価位置が高い為です。昨日決算発表をした様で、企業業績は良いのですが、事前予想が髙過ぎた為か…本日は大幅安になっています。やはりこの株価位置と言う考え方は重要なのでしょう。

Sの株価推移

この下げ局面でも、株価が上がっているものがあります。JTECやユビキタスと同様の株価位置なのです。昨年の11月末から12月に株価が急落した株ですが、カタルは先日、たった1000株しか買いませんでした。でもその翌日、4000株を指値しましたが、買えたのは1500株だけ…そうして本日は、何故か…上がっています。この株価は、株価位置が安い位置なのです。でもこの会社の企業業績はあまり良く見えません。株は上手く出来ています。

Fの株価推移

銘柄を選択するうえで…カタルは、この株価位置をよく考えます。更にもう一つ考えるのは全体相場が弱い時期に、何故か…堅調な動きをする株があります。例えば此方です。この株も昨日は下げていたので…1000株だけ打診買いをしました。この10月~12月に全体株は下げているのに、逆行高してくるのです。何れも銘柄は発表しませんが、考え方の基本として、「株価位置」や全体の相場「流れ」の考え方は非常に需要だと言えます。

今日はヒントだけに留めます。そもそもJTECもユビキタスも素質がありますが、実態評価、つまり企業業績はあまり良くありません。でも素質があるからカタルは選択したのですが、それが見事に開花するケースは、色んな条件が重ならないと駄目なのです。勿論、全体相場の空気が一番大切です。全体はドンドン下がる中で、上がり続けろと無理な注文をしても無駄な事です。それは単に欲に過ぎません。故に昨年は市場リスクの考え方を、何度もくどいほど…述べています。

株価位置が低ければ…悪材料が出現しても「材料出尽くし」で、株価波動が変化する事もあるのでしょう。この株価位置の考え方は非常に重要だと言えます。でも昨年の春にカタルは早い事を承知で…敢えて、進化論を打ち上げました。しかし何度やっても駄目でした。今回初めて…かな? 残存がゼロになるまで株価は回復しました。

古河電工の株価推移

古河電工の「打診買い」と判断したあの買値は3030円前後だったかと思います。その後…なんと500円以上も下がり…2500円を割れ、今の所は12月25日の2453円が安値になっており…25日線(2840円)より上に株価が位置していますが、まだ75日線(3161円)には届きません。前回は9月のSQの逆襲の時の連続高で75日線を突破しました。

カタルが「進化論」銘柄を選択した理由は色々あります。でもこのラインが底入れしないと、新しいスタートが切れないと思っていることに変わりはありません。

シティーバンクの株価推移

もう一つの考え方が、昨日の日経新聞の夕刊です。負け組シティーバンクの逆襲が描かれていました。もともとリーマンショックで痛手を受け、なかなか回復できない負け組金融です。何故、この動きが注目されるか?

ドイツ銀行はマネ―ロンダリング問題を抱え大変です。イタリアも大変です。ECBが警告したバンカ・モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(モンテ・パスキ)は株価が大きく下がっています。基本はリーマンショックの影響が続いています。

そこにFRBのテーパリングによる資金の引上げは「ダリオ時間」を彷彿させます。このダリオ時間と言うのは、大恐慌後に…もう大丈夫だと考えて金融を引き締めたら、再び大きく経済は落ち込み、戦争に発展した過去の過ちを述べています。だからFRBは慎重になるべきなのです。

その中で負け組シティーの株価が上昇すると言う事は、FRBの判断が正しいのかもしれないのです。あの時はイエレン時間とダリオ時間を比較していましたが、今はパウエル時間との比較になります。

あらら…先ほど980円処で東邦チタンを買ったら950円ラインまで押されています。本来狙っていた株価処に来ました。全体も224円安と下げ幅が広がっています。東芝も3300円を割れましたね。もう一度2万円を割れて下値を確認するのが普通の展開です。どうなりますか…。それでは本日はこの辺で…また明日。

忘れていました。ブラックストーンは200億ドル規模の不動産ファンドの資金を集めていますが順調だそうです。これは過去最高158億ドル(2015年)を大きく上回る水準です。この意味はお金が循環している事と…過去は2015年なのです。あの時は悪かったのです。今は似た環境にあります。



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