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かたる:株の方向性を決める材料…つまりニュースや業績の修正などは、その会社の株価位置により材料の価値が変わると言う事を、我々投資家は認識しなくてはなりません。通常は株価位置が高い時に好材料が出現し…しかも連続します。逆に株価位置が低い時は、これでもか、これでもか…と悪い材料が続きます。そうして…株価の均等点を探る訳です。

一旦、大きく後退した投資心理は、なかなか改善しません。今の相場は昨年の12月の下げが駄目押しになりました。特にFRBが利上げを決めた後の下げは強烈でした。年初からその売られ過ぎた反動高が続いています。売り過ぎた反省が起きています。カタルはこの事を想定していました。「疑心暗鬼」の前進模様と言う場面が続くのでしょう。何処かで…投資心理が改善しますが、まだカタル自身は傷ついたままです。かたる程の強気人間が反省の日々を過ごしています。

GSの株価推移

この改善の為には株価の上昇が、何よりの薬になります。力士の白星と同じです。稀勢の里は引退を強いられました。強かった姿をもう一度、見たかったのですが残念です。でも現実は厳しいですからね。株の世界も同じです。何度やっても駄目だと心が折れます。失われた時代は、その連続の時代でした。昨日はGSの上昇は米国株を支えたそうです。

この上昇は「期待感の剥落」から生まれた相場だそうです。昨年は一貫して下げていた金融株、市場では誰も期待してなかったのです。この意外感が株価上昇を大幅なものにしたと言います。その様子です。シティーバンクと言い、このGSと言い…可能性は存在します。本物の流れはこの辺りから始まります。

昨日のレポートでは、株価上昇の可能性は在っても、必ず、相場になるとは限らないと述べました。大相場になるのは、様々な条件が重ならないと…相場は大きくなりません。素質のある会社が、必ず、開花期を迎えるとは限らないのです。演出家である仕掛け筋も未来の事象は分かりません。故に、誠備の加藤さんは信心深く、よくお詣りをしていました。

今年、カタルは大きな期待をしています。元号の改正など…またとない好条件を迎えます。日本企業はようやく目覚め始めています。東芝、オリンパス、そうして日産などは共通の材料に揺れています。この先はROE経営に繋がります。日本は兎に角、無駄が多いのです。村論理の維持のためには、少数派の意見を尊重します。その為に制度が歪みます。誰かが妥協をするのです。消費税の引き上げで今回は軽減税率の導入が図られました。しかしこんな制度は歪んでいます。だから混乱も起きます。

ゴーンの逮捕もそうです。制度に歪みがあり恣意的な行動(運用)が可能になります。だから地検幹部は自分達の判断が法律だ…との暴言とも言える言葉を吐くのです。税務署と同じです。税務署も統一基準がありません。でもキャッシュレスにすれば、その歪みは是正されます。意図的に隠したのではなく、実際に使ったお金なら、全部、認めるべきでしょう。

元号の改正を前にして起ったゴーン事件も面白いですね。株主の価値をどう解釈すべきか…。オリンパスは3割ほど上昇したのでしょうか? これは未来に対する期待感の表れでしょう。 東芝の自社株買いと同じです。

名目時代なら当たり前の「期待感」この期待感を膨らませるとリスクを取るようになり、人々の行動が活発になります。水の分子がぶつかり合ってお湯に変わると泡が生まれます。今の市場は、この泡が全くない状況ですが…徐々に水が暖まっているのです。流動性の罠は、そんな状況なのでしょう。もう直ぐ、本格的な名目時代の確立期を迎えるのでしょう。

東邦チタンの日足推移

あらら…話が飛びましたね。何故か…昨日買った東邦チタンが珍しく高く始まりました。日経新聞の市況面にチタンの解説があった為でしょう。このようなニュースがこれからドンドン生まれるかどうか…。チャートを見ると、先回の3尊天井で、再び下値圏に押しやられ…出直し相場となりました。

株価の下値圏での…材料の価値は高いのです。逆に天井圏の材料の価値は意味がありません。良いから…それを評価して、既に株価が高くなっているケースが殆どです。サンバイオなどのケースです。株価が1000円台なら分かりますが、10倍にもなった段階でいくら良い事を言われても触手は湧きません。でも株価が下値圏ならリスクは軽減されており、多少の冒険をしても大きな痛手になりません。だから思い切った行動に出ることが出来ます。

このチャートを見ると…昨年の6月頃の動きに、今の状況は似ています。カタルは昨年、この株に賭けたのですが、その理由の一つに、一昨年末から昨年初めの動きがあります。実はよくあるのです。1年前に大幅な兆しを見せ、その時は相場にならず、一旦沈みますが、その後…変化が訪れ、本物の相場に繋がるケースが良く見られるのです。日揮のケースはそうでした。丁度、1年後に本格的な相場がスタートしました。

カタルがこの会社に賭けた理由は、色々あります。何より経営者の姿勢が、名目時代感覚で好きです。あとは時代の流れがマッチするかどうか…。この後ピッタリ合う展開になるかもしれません。あの三尊天井の形は…強烈な布石になります。だから需給面で仕手性の環境が生まれるのでしょう。まぁ、この意味は何れ詳しく解説します。

さて…進化論の古河電工は3105円の高値があります。これは滅多にない現象です。打診買いと思われる買いが、連発して入った株価3030円を超えてきました。通常、絶対に現れない現象です。それもこの時期に2割以上も株価が上昇しているのです。

カタルは昨年末に、この株の持ち高を、ある理由から落としました。でもどう考えてもこのラインは外せません。このような動きが新しい相場に繋がります。高値をお持ちの方は捨てたもんじゃないですからね。何れチャートを含め…詳しく解説する時期も来るでしょう。実はケネディクスも強いですね。この連続高は、なんなのでしょう。カタルはリスクを取れない状況でしたが、本日は、少し買い増しをしました。

やはり2万円の壁は固そうですね。このように…株高が投資心理の改善に繋がります。狙い通りの展開になるかどうか…。市場に期待感が芽生えるのか? それとも、失われた時代と同じように…まだまだ同じ実質時代を続けるのか? 今年の相場は、その分岐点になりそうだと思っています。そう考えると、やはりワクワク感が湧き出します。

カタルの心の改善は進むのかどうか…。昨年末は、激しい嫌悪感に苛まれました。今年のスタートはどうなるのでしょう。昨年は春の段階で、もう年間目標を達成していて年末で吐き出しました。今年のスタートはチョロチョロのイメージです。始めチョロチョロなかパッパ。それでは…また明日。



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