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かたる:人間は目先の動きに弱いと言いますが…金融取引は世代を超える息の長いスケールの考え方が必要なのでしょう。ユダヤ資本を見ると、そう感じます。彼らの考え方は、一族の繁栄を願っている様に思います。市場経済の仕組みは、必要な所にお金が行く仕組みです。村論理で決まる財務省の予算編成ではありません。だから…小さな政府を実現し、市場原理に委ねるわけですね。これが米国共和党の考え方です。基本的に自由競争を促進させ、強いものが勝ち残る仕組みです。でも弱者も救わねばなりません。それが民主党の基本的な考え方です。弱肉強食の共和党か…。広く、弱者も救済する民主党か…。このバランス感覚で、世の中では物事が決まるようです。

株の世界を見ると分かります。ケネディクスの株価が高いと思う人、安いと思う人の強弱感が、市場で対立するわけです。カタルの基本構想は、「失われた時代」の反省がなければ…日本の新しい時代の扉は、開かないと言うものです。過去の反省を、確りして…何故、このデフレが生まれたのか? 安全、安心を重視する、行き過ぎた清貧思想が効率低下を生み、いつしか…国民からも、「希望」と言うヤル気を奪ったわけです。それが半沢直樹の世界です。あれはある意味で実話です。どんな投資も無駄に終わるデフレ環境は、基本的に人間のやる気を削ぐのです。だからこそ、「夢が語れる」希望溢れる市場が、お金が回るためには必要なのです。ブラックバイトが話題になるようじゃ…とてもとても。

横浜の傾斜マンション問題も、ある意味で…失われた時代が、作り出した現実です。三井住友建設の対応にも呆れますね。あの会社が…おかしくなるわけです。勿論、旭化成建材の責任は免れませんが…。失われた時代と言う社会環境が、色んな弊害を生みます。安全安心をいくら切望しても…所詮、問題は起ります。だから失敗するリスクを活用する姿が必要ですね。サラリーマン社長は…逃げますね。だからオーナー系の会社が冒険をするから強くなるとも言えます。

ファナックの…「これ以上の内部留保は必要ない」と言う画期的な発言が、トヨタ社長から是非、聞きたいものですね。そうすれば…米国並みの資金循環が生まれスマートコミュニティーへの扉も、軽くなると言うものです。それがサラリー並みの1500億円の自社株買いですからね。日本経済の雄なら、もっと真剣にリーダーの責任を考えるべきです。ROE15%を基準にすれば、新しい時代の扉が開くのです。事実、ファナックはプリファード・ネットワークスに9億円の出資をして、深層学習機能の発展に寄与しています。村田製作はユビキタスに出資しましたね。JTECに富士フィルムはお金を投下しています。最近、クラウドワークスに、先駆して成功したサイバーエージェントは出資しました。お金の動きを追えば…時代の流れが分かります。

さてその最初の関門のデフレ脱却は、これだけの現実を突きつけられても…ケネディクスの評価は低いままです。だれも「1300兆円の逆襲」と言う未来を信じないのです。これが「流動性の罠」です。カタルの読者は、およそ6000人、みんなが1万株ずつ買えば…株価は、今頃2000円でしょう。だって…AUMは増え続け、日銀が量的緩和をし、今度はこのお金が回る訳です。資産効果が当然のことで…必ず生まれますね。この恩恵を、一番、享受できる会社の形態です。

しかし現実は、ようやく過去のボトム水準から離脱する寸前なのです。賃料が上がると言う事は…投資した物件の価値が上がるのです。先月の平均賃料は17594円です。一年前は16805円ですね。4.7%の上昇ですね。このままデフレ脱却が可能だとすれば…1兆6389億円のAUMの資産効果は、毎年7702億円です。この値上がり益を、歩合セールス並みに40%抜くとすると…何もしないだけで3080億円ですね。とても1283億円の時価総額の会社に見えませんね。論理的には、少なくとも現在の3倍程度の価値はあります。

ところが…株価の需給バランスは最悪です。信用買い残は多く残っており、信用期日が到来しています。かたるも、その対策に追われています。昨日売った分は、本日、株を買い戻していますが…昨日だけで50万円の損失ですからね。トホホ…。まぁ、おかげでどんどん評価損は消え、間もなく消えますが…。どれも順調にカタル銘柄は上がり始めています。株価は遅れていた日阪製作に、JTECも、まだクラウドワークスにまでシステマチックリスク軽減効果が生まれていませんが…。何れ、素質があるだけに、上がることもあるでしょう。下がれば、また買えば良いだけの話なのです。取りあえず、過去の水準からの安値ですから、打診買いを入れれば…いいだけの話です。だってサイバーエージェントは1101円で買っている訳です。今は542円ですからね。

昨日、買うのを忘れていました。Vテクの話ですね。昨日はパイオニアが急落しており、次々に指値が入るもので…追加の300円まで入れていました。少しびっくりしました。今日はケネディクスですね。470円は買えましたね。465円はどうかな? どっちでも良いのです。でも決算書を見ると…こんなイメージです。4Qにレガシーアセットを処分するので、最終利益が減ると述べているのでしょうが、3Qにも確か…処分したのですね。今年は二つのリートを上場させ、尚且つ、リートの増資を実行しています。収益源の元は、AUM残高なのです。更にNTT都市開発や第一生命との共同開発など…沢山の案件がある筈です。

ケネディクスの四半期決算推移
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ケネディクスの四半期決算推移

だから…いくらでも、決算を作れるわけです。しかしサラリーマン社長ですから…おそらく最終的には40円前後の数字を打ち出すのでしょうが…。カタルは前から、今期は50円程度で、来期は80円かな?…と述べており、何れ100円台の利益が定着すると述べています。だから、これにコンセンションの成長力が加わると…、最大限に市場が評価すればPER100倍で、1万円の株価もあるかも知れないと述べていました。まぁ、通常は2000円程度かな?…と言っていますね。故に、1000円までは継続して売り買いを続ける…と宣言しています。それほど…失われた時代の「1300兆の逆襲」は魅力的です。なにも未知の分野を開拓するわけではなく、26年前の世界に戻るだけで実現するのです。だから500円以下の器ではありませんね。故にカタルは、追証に、追い込まれる訳です。トホホ…なかなか、論理通りに事は運びません。これが株の面白い所です。

この理由は「仕掛け人の存在」です。こればかりは…やっている本人たちも分かりません。参加しているグループが、どの程度の実力を持っているか?そんな事は、買っている本人たちに聞かないと分かりませんね。ケネディクスにブラックロックが参加していれば…彼らの資金量からして買収も出来ますね。株価1000円でM&Aを仕掛ければいいのです。たった2000億円程度で、1兆円以上の稼ぐ資産を、支配下に置く事が出来ます。非常に魅力的な案件に見えます。

さてカタルは、今回はパイオニアに…ご執心です。理由は時代の流れであり、あの8月、9月の株価が下がり続ける環境下、カタルが追証で苦しんでいるのに…仕掛ける事が出来る「買う力」を信じています。あの時期に、株価を上げることが出来るのは、相当の力を持っている証でしょう。カタルは、前回の2度目の仕掛け、23日、26日の話ですね。あれが…余分だと述べています。おそらく…空売りも交えたと思っています。まぁ、お手並み拝見です。自分で相場を創れる力量が、ありませんからね。他人の動きについて行くコバンザメです。これは仕方がありませんね。しかし株価の行方など、誰にも分かりません。ケセラセラなのです。今日は高橋カーテンウォールの数字が出ており、Vテクと同じ格好ですね。でも良い数字でした。

本当は、相場論からすれば…三菱UFJなのですが、日本郵政の関係もあります。この辺りの相場論が、パイオニアやケネディクスの株価に影響するのです。人気の行方をどう読むか? これは難しいですね。だから仕方ないから、素質のある株を、安くなったら買い、高くなったら売る。それしかないですね。その後追いは、止めてくださいね。カタルは、常に事前に相場論の未来を語っています。だれも株価の行方など分かりません。そろそろ、今は既に悲観の段階ではなく…楽観の季節感です。この意味が分かる人が、何人いるのでしょう。

日本郵政の出来は、年末年始に掛け…非常に需要なパーツです。証券マンは、クラリオンにJVCKW、更にアイサンと粒が揃っている相場論を、理解しないとなりません。まだ方向性は下ですが…事前にお客様に1000株でも買わせておかないと商売になりませんよ。動き出したら、万株単位で勝負するために…、先ずは1000株でも、お客様に買わせておくのです。それが商いの出来るコツです。この相場環境で1000万程度の株式手数料が上げらないようじゃ…いつまでも3流ですね。互いに頑張りましょうね。それでは…また明日。



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