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昨日、よっちゃんから電話があり、「カタルが手掛ける銘柄はみんな整理ポスト行きだな。こんなに短期間に、ケネディクスにツクイなどの事例は、カタルぐらいのものだ」とベンチャリの事を引き合いに出され…揶揄われました。

よっちゃんに倒産とTOBの違いが分かるか…定かではありませんが、(かなり酔っており…)同じ整理ポストだから、彼の眼には問題企業に映ったのでしょう。

何故、今回はケネディクス、J・TEC、そうしてツクイとカタル銘柄が次々にTOBに遭うのでしょう?

その理由は「時代変化の到来」です。少し長いですが…今、話題にされている東芝の株主総会問題の続報が此方です。

先日、金融庁の方針転換と言うか…グローバル化の話をしました。

例の「スチュワードシップ・コード」の話です。日本では2014年の制定ですが…その構想は安倍政権の誕生直後から始まっています。こういう基本的な概念をバックボーンに持ってないと…相場の理解が進みません。伊藤レポートと言うのが、同時期に発表されています。その中でROE経営の重要性が指摘されています。此方です。

だから…ようやくTOBが盛んになり、デフレの関門(22750円)を突破して、更に「流動性の罠」の扉である…27270円も破壊できたのです。そうして名実ともに…本当の名目時代入りしたのです。よっちゃんに説明をしても、無駄ですから…何も言わずに笑っていました。

カタルは常に「市場評価」と「本物評価」とのギャップの大きな会社を選別します。見る目がある人にとって、魅力的な株価かどうか…。常に本物価値を追い求めています。だから僅か…10銘柄ほどのカタル銘柄から、3つものTOBが短期間に連発しました。このことはカタルが本物人間に近づいた証でしょう。あと1歩で…完璧な時間が読めるかもしれません。そうなれば…「鬼に金棒」です。もう「あちら側」に移動できるかもしれません。

金曜日に買ったS君の話を昨日しましたが、さっそく…本日は240円で5000株を利食いしました。本当は、木曜日だったか? 

その前から観察していました。前回かな? 会員レポートの参考銘柄(観察銘柄)です。200円前後から分かっていましたが、タイミングを合わせようとしていたのです。そうして本日は「窓を空けて」上昇し、カタルは240円で売りましたが、株価は既に246円です。こんな株は、あまり魅力的ではないからです。株価は何れ300円を超え…400円前後のものでしょう。ですが…カタル向きの銘柄ではありません。

このように…アルファベットで表現をすると…銘柄を知らない人は、知りたくなるようです。別に公開をしても構いませんが…会員が優先されるのは自然の摂理です。

でも一般読者の方もメールをくれれば…必ず、銘柄は公開しています。別に隠すこともありません。ですが…銘柄なんか、なんでも構わないのです。皆さんには「ツクイ」(2398)だって事前に銘柄を公開しており…600円以下でいくらでも株を買うチャンスがあったはずです。「グロームHD」(8938)もそうです。「UMC」(6615)だってそうです。しかし…皆さんは行動に結びついていません。

事前に株価が下値圏でも…カタルの見方が、理解できないからでしょう。銘柄の良し悪しは関係ありません。何故、その銘柄が選択されたか? その背景を語っているのです。

「スチュワードシップ・コード」のような…基礎知識の応用が必要になります。そうすれば…未来の相場は、もう見えます。問題は時間の読みです。これがなかなか難しい。

誰が株を買うか…誰が株を売るか? そんな事を前もって読むことは不可能です。長年、連れ添っているかみさんの気持ちも理解できないのに…「株価の行方を読め!」と言うバカな要求をする方が、どうかしています。

ですから…事前に可能性のあるシナリオを掲げ、銘柄を選別します。あとは神様の領分の話です。その神様の配分は不公平で…気ままです。だから自分の力量配分を変えて…どんな事態にも対処できるように、自分自身を自制しないとなりません。買いたいときに株を売る、売りたいときに株を買う。自分の感情に逆らって行動をできるかどうか…。禅問答のような話ですが…自分を自制できないと難しい話です。

上がる株は、事前にもう決まっています。あとは時間の読みです。

カタルは事前に予測していますが…この観測精度が今一です。今はNPCが一番、主役に相応しい場面だろうと思っています。野村証券や三菱UFJは確実でしょうが…時間がまだかかるのでしょう。本番は5月過ぎでしょう。その前段階の下準備をしている最中です。目先の乖離を修正しないとなりませんから、しばらくは…このラインでヨコヨコでしょう。次の上昇波動で株を買うのがベストタイミングなのでしょう。

UMC(6615)の日足推移

株は安く買うことが、全て…ではないですね。UMCを見ると分かります。カタルは200円台で1万株を買ったのです。今、調べました。過去225円で、株を買っており300円台400円台で利食いをしていました。もしお金があるならそのまま…ずっと持ち続けていたことでしょう。結果は秋ごろと言う観測が、事前に在ったからです。(今は東芝のシナリオはもう決まっています。)

ですが…本格的に相場になったのは、この2月からです。長い昨年のもみ合いの時間を耐えることは出来るかどうか…。バフェットなら出来るでしょうがカタルには無理です。やはり買ったら、直ぐに大きく反応する株が好きなのです。この企業はTOBの対象ではありませんが、潜在的な魅力と比較して、株価が大きく毀損していたから…カタルは惹かれたのでしょう。未来の株価と現在の株価とのギャップです。このギャップが大きいとTOBの対象になりやすいですね。ケネディクスのように経営者が変われば、もっと大きな株価評価になったはずなのです。

結局、カタルの観測に反して、「流動性の罠」から、なかなか抜け出せませんでした。これはメディアの責任です。今だってNHKを見ると分かります。

首相に「ぶら下がり会見」を求め山田報道官の質問です。コロナの話なのに…メディアの資質が分かります。吉本興業化している現実は、哀しいものです。

だから日本では、なかなかユニコーン(未上場の目立つ世界的な企業=一角獣)が育ちません。ですが…米国は違います。中国だって違います。続々誕生しています。

それは…女王様(ARKインベストメント・マネージメントのキャシー・ウッドCEO)のビデオのように時代革新の波が訪れているからです。主役の交代です。カタルは、何度も現代を、黒船来航から西南戦争の時間の比較した明治維新の頃の時代と比較していました。同じ時代革新の時期です。

NHKの大河ドラマの渋沢栄一を見ると分かります。百姓が…財界のトップに登るのです。岩崎だって…「上士」様の出身ではなく、身分の低い下士(下級武士)の出です。「下剋上」の時代なのです。いつまでも…村社会を述べて、地検様が動く時間ではないでしょう。結局、パイオニアの指名解雇は、川重の年功序列破壊に繋がっています。1992年から2021年の時間が無駄になっています。

悪戯に村社会構造の時間を延長させるべきではありません。無駄な抵抗をせずに、共に…前を向いて歩むのが、正しい「メディアの使命」です。

早く、早く…。ガラガラポンがやって来る。こんなところで…勢力争いをしている時間はないのです。既に日銀様は「財政ファイナンス」を実施しており、米国金利は上がり始めています。どうしてこんな簡単な理屈が、東大法科のエリート集団が理解できないのでしょう。

だから官僚全てに株式投資をさせて…信用取引をやらせ追証を経験させて、カタルのようにかみさんに頭を下げて、金を借りてみると、日本経済の実態が分かります。伊藤レポートは、ずいぶん前の話です。地検様は、あのレポートを読んだのでしょうか?

だって、みんな司法試験を受かっているのでしょう。

カタルには絶対不可能の領分です。あらら…NPCはまた駄目ですか…ここで踏ん張るのが正しいシナリオに見えますが…男を示せません。肉食系の男子は市場に存在しないのでしょうか? グロームは買い気配スタートでしたが…伸び悩んでいます。やはり時間の読みは難しいですね。

ここはまだ難しい相場が続きます。そう単純ではありませんよ。僕らは賢い投資家を目指し…無理をしない投資をしましょう。

本日のロコンドは朝方の気配値は2020円前後でした。だからカタルは2040円から下値に買い物を用いましたが…今のところは全くの論外です。もう一段安するか…このまま先の2337円を奪回して、2455円のクリアするのを待ってから参戦すべきか。

それとも持ち高を落として観察しているのをやめて、1万程度、再び増やすべきか…。迷います。

試しに…500株だけ2090円で指値をしてみますか…本日は2085-2119-2070-2090=101600(10:32)です。でも…寄り値が2085円ですからね。やはりここにしましょう。ハイ、今500株を買いました。今日は…下値は買いますが、もう上値は買いません。本当は2080円にしようとも考えたのですが…。まぁ、良いでしょう。どうせカタルはいつも失敗ばかりをしています。あらら…やはり全体が安くなってきたら…2080円でも買えましたね。トホホ…。

まぁ、S君で少し儲けたから「ヨシ!」と…しましょう。相場を事前に自分で読めるようになると更に面白くなりますよ。株式投資は奥が深く…知れば知るほど、楽しい世界です。その為にカタルは「スチュワードシップ・コード」や伊藤レポートのような材料を提供し…皆様が一人前の賢い投資家になれるように…かみ砕いて、相場解説をしているつもりです。

ですが…カタルは貧乏人だから鵜呑みにせず、自分がその銘柄が選択される背景を、自らの頭で考えて…尚且つ、無理をしない投資を望む次第です。互いに楽しみましょう。相場は知れば知るほど…楽しいものです。また明日。



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