かたる:本日は3月決算銘柄の配当落ち日です。気を付けて下さい。
今、「イールドスプレッド」以上に、最もホットな話題は、やはり「半導体市況の見通し」の見方でしょう。SOX指数が正しいのかどうか…を問うものです。前回は効率的市場仮説の実験として「フリュー」に取り組んでおり、今の所は「鳴かず飛ばず」です。下げないけれど…上がらない株です。この効率的市場仮説はSOX指数にも言えます。高値水準まで回復した半導体のSOX指数は、果たして…正しいのでしょうか?
先ずは、サムソン電子のワーニング(注意=警告)です。その記事が此方です。まぁ、アナリストも馬鹿ではないから、この程度の事は読んでおり株価は動いています。しかし最近、インテルなどのCPU生産が戻ったとしても、年内の回復は難しいんじゃないか…との観測が広がっています。その一つが此方の記事です。
このような観測を受けマイクロンが減産を実行します。その記事が此方です。先日、ルネサスエレクの報道が日経新聞にありましたが、あの会社は車のCPUです。半導体と言っても千差万別で、最近は専門的に特化して成長しています。ゲーム向けなど…色々と。
このマイクロンテクノロジーの記事で、「ハイパースケーラー」と言う聞きなれない単語が出ていますが、クラウドのインフラを手掛ける企業の事だそうです。具体的にはアマゾンやグーグルなどを示します。まぁ、今の感じでは2Qも15%~20%程度の価格下落は読んでいるのでしょう。これが3Qも下落が続くのでしょうが、4Q辺りになると…下落幅がなくなる可能性があるのでしょう。この辺りの読みです。
本日の日経新聞には、中国懸念から世界景気悪化となっていますが…どうでしょう。中国株は既に上昇を開始しており、現在は欧州を習近平氏が訪問しており、イタリアはご存知のように一帯一路の受け入れ、ドイツも好意的、フランスも否定はしていますが、エアバスなどの大量購入が約束されています。フランスは今でも土曜日はデモがあるとか…。なにしろ軍事負担を求める米国とNATOの関係はギクシャクしています。
ところで…カタルの認識が間違っている可能性もあります。カタルはゴルディロックス相場も念頭に置いていますが、明らかに景気は後退しており逆業績相場入りしている可能性が濃厚です。でも…カタルは落ち込みが小さいと思っています。そうすると…米国債の秋頃は無理かもしれませんが、来年の春ごろから夏にかけての復活もあり得ます。
だからカタルはDXI指数など…冒頭に掲げた半導体市況の話題に敏感になっており、スマフォで、その関連ニュースが流れるたびに注意深く…そのニュースを読んでいます。ルネサスの自社株買いも面白いですね。株価が急落すると日経新聞に反発して自社株買いをします。この会社は狙われています。M&Aの候補株です。日本では評価が低いのですが…海外評価は高いのです。
デサントは伊藤忠の意向を反映し、役員は、ほぼ総入れ替えです。これからはこんなケースが当たり前になります。物を言う株主ファンドも伊藤忠も同じ株主です。真剣に経営をしないと誰も認めてくれません。皆さんは、どう思ったか分かりませんが、任天堂が自社株買いを発表して、同時に銀行が持ち合い株を売るのです。この事象は日本も市場原理化している顕著な事例です。だから東芝に注目が集まります。
日本でもM&Aが多発すると…ROEの改善に経営者は真剣に取り組みます。能天気な経営が出来ません。もう、そんな時代です。きっとM&Aが炸裂する筈です。日本株は兎に角、割安です。それは村論理に無駄なエネルギーを使っていますからね。日産自動車の事例をみれば分かります。ゴーン事件は、ある意味で当然の帰結かも知れません。
電通の高橋さんが自殺してから2年かな? 問題が公になり、労働改革が加速して賃上げを含めた労働問題が話題になりました。もともと企業利益の労働分配率が低いのです。横並び意識の村論理に甘えてきましたが、電通の高橋さんの事件やヤマト運輸の問題が勃発して、一気に世の中は変化しました。
今年は元号改正があり、日本は長い低迷期を抜け出す可能性が高いのです。名目時代の確立です。先進国で30年間も高値を更新できないのは日本だけなのです。カタルは既に…その事を念頭に相場を見ています。頭の中で自分の相場観をどう描くのか? 自分の考えが正しいなら、必ず、同じ現象が市場で起る筈です。
カタルはSUMCOの株価は、どっちにしても時間の問題で…早晩1800円台に復帰すると考えています。その間、配当利回りの5%をもらい、株を持っていればいいのでしょう。邦銀株も同じ理屈です。投資のやり方は様々です。目先を狙うためにリスクを犯し高値圏の株を買っても良いし…大きな流れを読んで先取りしても良い。
どれが正しいのか…カタルも分かりません。目先を当て続けることが出来るなら、それに越したことはありません。果たして…先駆したユビキタスは、数年ぶりに意外高をするのか? しかし微妙な需給バランスは、注意を払っていても…なかなか分かりません。だって見えない相手の懐具合は分かりませんからね。
あらら…古河電工が安いですね。だから今、もう100株買いに行きます。ハイ、2779円で100株のお買い上げです。最近、アンリツも冴えませんからね。あの野村のレーティングは当たるかどうか。カタルはクリスマスショックの安値を割れると思っていません。だから買い続ける予定です。100株ずつなら心配ないでしょう。と言っても、前回は大ヤラレしています。トホホ…。
仮にユビキタスからの循環論が正しいなら…あまり魅力を感じませんがサイバーダインも復活する筈です。最近はなかなか700円を割れなくなりました。基本的に下げ続ける株は駄目です。だから、いい気になって…安いからと言って買い続けるのは相当な資金量が必要になります。だから時間を置くことも念頭に置き…行動した方が良いのでしょう。
安値を割れると言う事は、基本的に駄目なのでしょう。有料レポートの更新期を迎え、カタルは目先をやめました。そうして5月以降に焦点を移した行動に入りました。
でも元が株屋だから、やはり目先も気になります。本日はアンジェスMGが高いですね。カタルが買おうと思った株価は、材料が発表された後の1000円割れです。でも既に逆金融は終わり逆業績も期間が短いので、あまり魅力を感じません。だからユビキタスの方が、目先は興味がありますね。このチャートは参考になります。良いチャートです。
通常、多くの株はこの200日線を上回ると…一服するのが通例です。古河電工はこの水準でポシャリました。そうして二番底の確認作業中です。
でも昔、ユビキタスは1000円の所で自社株買いを実施したことがあります。だからカタルは下げ続ける株を買って、持株が、たった1000株だったので、前回は売るのを忘れていました。この水準は利食い圏になりましたが、何故か、売っていません。なにしろ…2010年からの付き合いです。ケネディクスなんてもんじゃないですね。腐れ縁と言う奴なのでしょう。
次の新しい波動が生まれるとすれば…元号の改正は大きなイベントです。でも平成の時はたった1年で…ガラッとムードが変化しました。同じだとすれば…来年の春からは大きなビックフェーブがやって来ます。なんかワクワクします。株価は焼け野原…肥沃な大地に芽生える一本の木は、どんな大樹になり…成長するのでしょう。
貧乏生活から抜け出す事が出来るかどうか…株屋は株屋らしく、相場に未来を託します。それでは…また明日。