カタル:シャープの失敗は亀山工場の成功に次ぐ、堺工場の建設に在ります。そもそも亀山の成功は省エネの観点から生まれたエコポイントにより、薄型テレビの需要が一気に盛り上がった政策効果による影響が、大きかったのですね。もう経営者は馬鹿としか思えませんね。一時的な政策の影響が持続する訳がありません。それもテレビと言う耐久消費材です。通常、テレビは10年程度、買い替え需要は新規に生まれない筈です。
シャープは設備投資の過多が、主要因で泥沼に嵌りましたが、トクヤマも同じようなケースですが、此方は、早々に新工場を売却して撤退するそうですね。それで株価が上がったと言います。9月28日頃、日経が報じています。電気料金が安いマレーシアに、太陽電池向けの多結晶シリコン製造工場を、2000億円もかけて建設したのです。それをたった100億円で韓国企業に売却するというのです。何やら…シャープの堺工場の話に似ています。
シャープの場合は、ごねて…ごねて…。とうとう本丸のシャープ本社が、ホンハイの手に落ちました。どちらが正しい選択なのか…。経営判断と言うのは、実に難しいものです。先日来、カタルは日本の総資産経営のやり方を、批判しています。だからROEが低のです。日本企業の多くは、規模拡大に走り、基本的に収益よりシェアを重視して邁進してきました。しかし…この経営スタイルは、日本のGDPが低く、欧米に追い付け、追い越せと…高度成長時代のなごりです。デフレ下では…基本的に、この経営方針は間違っています。
プラザ合意の前後に、ファブレスやEMSと言う工場と言う生産設備を持たないアップル型の経営スタイルに、世界は変わったのです。この動きに抵抗したのが、年功序列と終身雇用を売りにした日本の仕組みです。故に自動車摩擦が起り、プラザ合意から、パイオニアの指名解雇事件に発展し、いやいや構造改革を受け入れてきたのが、失われた時代です。まるでシャープの経営と同じことを、日本はやって来ました。
TPP反対?…馬鹿じゃないかと思います。竹やりでB29の爆撃機に挑むようなものです。グローバル化は避けられないのです。既にIAS(国際会計基準)からBIS規制と…どんどんグローバル論理に染まっているのです。それを日本だけが、独自にやれる道理がありませんね。ましてや日本の食糧自給率はカロリーベースで僅か39%しかなく、生産額ベースでも66%なのです。(農林水産省の数字)日本の農業は危機的状況で、農業従事者の平均年齢は67歳なのです。民主党は馬鹿ではないかと思いますね。蓮舫さんは提案型のスタイルで自民党に挑むと言いましたが、表だけの人間ですね。何も、日本の姿を分かっていません。
もっと、国民が株取引をやって、追証の恐怖を味わって、金策に走れば…少しは真剣に考えるのでしょう。カタルのような3流大学出の馬鹿でも…何年も、何年も痛い目に遭い、何故、株価が論理価格より、遙かに低い位置でウロウロするのか?
その原因を考えれば…誰にでも分かりますね。小学生でも毎日、カタルのレポートを読んでいれば、分かる筈です。日本経済の最大の問題点は「デフレ政策」なのです。全ての根幹が、此処に起因しています。日本国民が希望を感じられず、落ちぶれた原因は、政策責任なのです。宮澤喜一が、年収の5倍で家が買えるように…地価を下げたから、大量の不良債権が発生し、銀行はみんな倒産状態で、これに懲りた大蔵は、金融庁を新設し増殖して、厳しい態度で臨んだから、更におかしくなりました。
リスクは、生きている限り避けて通れずに、当たり前なのに…。安全・安心神話に邁進して、仮想の安心感を求めた結果、個人情報保護法や法令順守のコンプライアンス厳守の世界が行き過ぎたのですね。確かに、法令は守らねばなりません。社会のルールは守らなくてはならないのです。
でも、食えずに清貧思想だけで…死んでいくのでしょうか? 終戦間際、配給だけで生活を維持しようとして、死んだ人間が居たそうですが…食えなければ、俺オレ詐欺などが発生し、社会の秩序がドンドンおかしくなります。リスクはあるのです。危険と、どう付き合うかの姿勢の問題ですね。環境対策の京都議定書を、米国も中国も無視しましたが、今回のパリ協定は受け入れています。この感覚が正常な政治判断です。
日銀は及第点に届くかどうか…スレスレだけれど、日本の歴史観から見て、そろそろ時代は大きな変化を迎えると思っています。今年に入り、ようやく…本当にようやくなのです。日銀だけでなく、財務省と金融庁は、横軸の政策会合を持ち、その結果、赤字法人への融資容認や、銀行への貸し出しノルマ復活の道を歩み始めています。この流れが大きいのですね。そうして馬場レポートの登場です。来年は失業率の3%割れが常習化します。来年の賃金の上昇は、もう決まっています。何故なら、団塊の世代は続々退職し、日本は少子高齢化なのですね。だからヤフーは週休3日制導入なのですね。働き方改革のクラウドワークスの出番なのです。建設作業員は100万人の不足が見込まれています。100万ですよ。
国交省はi-Construction(アイ・コンストラクション)と言う取り組みを開始しています。ICT利用の事ですね。つまりIoT利用の話です。大手ではコマツ、中小では福井コンピュータ(9790)だそうですが…株価は正当に評価されていますね。1000円以下なら買いでしたが…既に株価は2500円近い株価ですからね。市場の評価は、正しい値付けでしょう。
カタルは、ユビキタスは、もう大きく下がらないと述べています。この理由はユビキタスの取り組み領域の開花時期を、迎えているからです。コネクティッドカーからドローンの効率的な農業まで…。そもそも、みんながIoTを探していますが、こんな事が出来ますよ。一緒にやりましょうと…言える会社が、これからは大きく伸びます。富士通を見れば分かりますが、儲かる分野に特化しておらず、試行錯誤だけを繰り返しているだけの会社ですね。総資産経営主義を行っている会社です。
本日の日経新聞トップの日立、先日来、カタルは盛んに批判してきました。ようやく、得意分野に集約し、総資産経営のベールを、もう一枚、脱ぐことを決めたようです。でもGEに遅れる事、2年以上かな? やはり、コーポレートガバナンスが、徹底されていませんね。本当に日本が変化するなら、どんどんM&Aが起る筈です。ところが過剰な製紙業など…未だに淘汰は進みません。
本当は…三菱UFJが買収されるような市場が望ましいのです。それなのに物凄い価値を有するケネディクスさえも、TOBの対象になっていませんね。馬鹿じゃないかと思います。たかが1000億円ぐらいの投資で、1兆1547億円の収益不動産を、実質的に所有する会社なのです。実質的と述べたのは、意のままになる…という意味ですね。不動産の価格設定はいくらでも付けられます。先日、福岡で路線価の5倍でしたかね…。実際に取引がありましたね。現実は、こんなものなのです。幾らでも鞘を抜けるのですよ。だから名目になると、一気に株価が2倍なんてもんじゃなく、10倍程度の可能性も見込まれます。
その名目時代は、音をたてながらやって来ます。もうカタルには聞こえ始めていますが…なかなか市場は、言う事を効きません。馬鹿なのですね。カタルはいつも事前にレポートしていますね。金融規制克服論から、IoT時代の幕開けになり、半導体相場の歴史的な飛躍期が来るかもしれないと…先日から2銘柄を掲げました。一つはトリケミカル研究所、これが3D‐NAND型フラッシュメモリなどの微細化加工に、必要な高純度の化学材料に強みを持っていると言います。この分野は東芝などが、これから量産を始める分野です。1700円の株価は1割以上既に上昇しています。
更に先日来、カタルにして珍しく…大型資本のSUMCOを御紹介しています。カタルはレポートで述べたとおり、900円から買い下がり、760円は買えませんでしたが、ずっと買い続けていました。そうして本日は、今現在の株価は41円高の924円ですね。既に100円以上は上がっていますよ。いつもカタルは、事前に株価予測をしており、その通りに行動しています。あとは皆さんが、どう利用するかの問題ですね。勿論、失敗事例も、たくさん存在します。ケネディクスもその一つです。まぁ、これからですが…。
今はクラウドワークスが、休みに入っていますが…良い感じの調整だと述べています。こんな株は、あっという間に、ストップ高が連続します。今度は、いよいよ馬鹿が上値を買う番ですから、一気に上昇スピードが速まりますからね。事前に告知しておきます。だから丹念に、下値を拾っても良いんじゃないかと…考えています。本当は、もう少し出来高が増えると良いですね。故に、たまに上を買えば…更に理想的です。先ほど板を観ていたら、1060円に4万ほどの玉が転がっていました。どうやるのか…。カタルなら、人気化した時に、人気を鎮静させる玉が大量に必要なので、大口の売り物を買いますが…この連中は、どうするのでしょう。ただし…まだ上は買いません。
今日は半導体関連の解説をしようと思いましたが…スペースが、もうなくなりました。ゴメンね。またの機会です。シャープも…良く見えてきましたね。本日の日経新聞に載っています。この話しが、カタルの考える方向性です。本日は考え方を述べるスペースがありません。長いと読む方も大変です。厭きますからね。それでは…また明日。
何れ、ユビキタスの1500円以下の株価が、見れなくなるかもしれません。買いたい人は、動きが鈍い時に、事前に買っておくと良いですね。SUMCOは、本日は一番人気になるかな? そもそも…昨年4月に公募を実施している会社です。その価格が、なんと1886円ですよ。何故、1000円も下になったのでしょう。此処にヒントがあります。