かたる:NY市場の解説も…奇妙ですね。昨日の日本株市場の解説もそうです。原油価格動向が、どうのこうの…と言いますが、基本的に日本は世界の中でも上位(おそらく一番)の恩恵を受け、米国もどちらかと言えば…原油安はプラス効果が高いとの試算があるようです。馬鹿メディアの論調に惑わされずに…自分なりの思考プロセスを構築する必要があります。
16日の日経新聞9面に、イタリアの不良債権の話が載っていました。非常に興味深い記事でした。日本と同じですね。日本は、小泉・竹中政権の時に、UFJを統合に追い込み…強引に処理をしました。兎に角、「清貧思想」を、振り撒いたのです。この下準備が、過度の円高に進んだ背景を作ったとも言えます。しかし…この評価は難しいとカタルは述べています。カタルは、竹中政策に反対の立場でしたが…結果は、後世にならないと分からないとも述べています。イタリアは、今、日本同様の苦しみを味わっているようです。
16日のWSJに、中国のココ債の話が登場していました。中国も600億ドルのココ債を過去2年間で発行しているそうで、中国銀行が発行するココ債の利回りは4.5%から6%近くまで上昇しているとの記事が掲載されていましたね。今回の基本的な世界同時株安の原因を、カタルは前から銀行の自己資本比率規制が問題だと考えてきました。この為にヘッジファンドの投資資金も絞られています。このスピードが早いから…経済界に混乱が生まれていると考えています。イタリアの事例を見るまでもなく…未だにリーマンショックの尾を引いている訳です。
マイナス金利適用に揺れる日本ですが…果たして理論上通りの動きを示すかどうか…。非常に注目されます。とくに地方銀行の動向が興味深いのです。地方銀行は預貸率が低く、60%台もざらにありますからね。つまり運用先がないのです。その為にリートなども買ってきましたが、この動きが更に加速するかどうか…。この辺りはケネディクスの株価と関係があり、興味が湧くところです。もう一つは外債投資ですね。
要するに…このような金融政策は、通常は半年後にならないと…結果は分かりません。株価は比較的早くに動きます。ケネディクスの動向を見ていれば分かります。昨日、示したように…名目成長と実質成長の鞘が薄くなり、アベノミクスも際どい場面に追い込まれています。機械受注は好調な数字でしたが…折角のマイナス金利適用が、春闘に間に合わず…賃上げ効果は絶望的です。つまり消費の好調からの…消費税の引き上げが怪しくなっています。経済も難しいですね。なかなか思うように事態が運びません。株価の読みと同様に、未来予測なので、不慮の事態が生まれるのです。仕方ないと言えば…仕方ないのですが、素人は兎角、感情で行動しますからね。メールを見ていると良く分かります。株が騰がればワイワイ、株が下がれば…文句を言う始末です。
上がる銘柄は事前に決まっており、それを誰が仕掛け、どうやって人気化させるかなのです。そうして上手く逃げることが出来るか、どうかのババ抜きですね。ソフトバンクのように自己資金で高値の自社株を買うところは、余りありません。経営者が未来に自信を持っているから…自社株買いをするわけです。今のソフトバンクは、二つの関門を抱えています。一つはスプリント、もう一つが総務省です。この山を乗り越えれば…ペッパー君が待ち構えており、バラ色相場で…時価総額はドンドン膨らみます。まさにCDSの保証料金が上がる今が、正念場です。今日は…朝高の後、安いようですね。しかし、また昨日の5915円は超えると思っています。6000円台の株価に乗せるのでしょう。ただ、そこから上は…どうか分かりません。でもこんな勝手読みは「当たるも八卦」の口です。
カタルは、いつも有言実行です。本文の通りに行動しています。僅かな利益など、どうでも良いのです。株式は…常に買い増しが原点です。それは上手に売り買いをしながら上下の振動を取れれば越したことはありませんが…神様ではありません。あらら…高値を超えましたね。フュートレックの話をしています。あまり慌てずに…のんびりやりましょうね。下値があったら、また買えばいいのです。
しかしカタル君、本日も買い増しに行きました。寄り前の気配値は安かったのです。それが寄ったのは751円でしたね。流石に…買う株数を落としました。本日は、先日、付けた804円を抜き808円を今、付けました。出来高は192万ですね。一気にやるのかな? 本来はゆっくりした方が…カタル好みです。連続して上げるようでは…素人相場のような気がします。まぁ、分からない事を、とやかく言うのは止めましょう。
ケネディクスは持ち株を落としていますが、今日はユトリが生まれシャープも僅かですが、買い増ししました。本当は、もっと前に買いたかったけれど…何しろ貧乏人なので、自分の思うように売り買いが出来ないのです。日本村もしぶといですね。今度は、顧問弁護士がしゃしゃり出て来て、利害関係にある社外取締役の議決権を問題にしていました。おかしな話です。出資するから…経営に参画する権利があるのです。それを無視するのは、資本主義のルールに反します。日本村社会は、世界ルールと違う事を言い始めるので…大変です。何が起こるか分かりません。サラリーマン社長が、そもそも…おかしいのです。この論理が適用されるなら、ソフトバンクの孫さんも…トヨタもみんな役員に成れません。オーナー経営者は、みんな利害関係がありますね。馬鹿らしい。現実は小説より奇なり…と言いますから、何が起こるか分かりません。
本当はフューレックの事を、書こうと思っていたのですが…株価が上がっているので止めにします。また…ね。古河電工も、意外に下がっていませんね。板硝子は大きく下げました。何故、両者の話を持ち出したかと言えば…企業買収ですね。ようやく古河電工はプラスに働き始めているようです。昨日WBSで、サントリーの事が話題になっていたのです。キリンと比較されていましたね。楽天は、会計士がのれん評価を認めずに…減損会計を適用していました。だから…ソフトバンクも、この可能性があります。スプリントの評価を減損会計扱いにすると…大幅な赤字になります。カタルは、目先でソフトバンクを買っていますが…、あり得る話なので、手掛ける人は、頭の片隅に入れておかないとなりません。
実はみずほは、少し、残したのですね。あの時、どうしても…フューレックを買いたくて…上がるのが分かっていましたが、損切りして…、信用の枠を空けました。貧乏人の性です。そうして、買った最安値は…556円でしたね。しかしこの玉は、昨日、本日と利食いをしました。実質はクロスで、若干の買い越しです。もっと買い増しをしたかったのですが…それほど、多く増やしている訳ではありません。何しろ、目先投資を主眼にしている口座なのです。でもこの目先投資は、今は…おそらく、この相場環境でも、買いだけでもプラス転換している筈です。当然、今は、フュートレックの割合が高いのですが…。
今度は、シャープを狙っていますが…、おっかなびっくりです。何しろ、村論理の国ですからね。それにダリオ様降臨なので…3発目も、警戒しなくてはなりません。当然の事ですが、そのような懸念は、ないのかも知れません。こんな事が分かれば、今頃…南の島です。皆さんも自分で納得する行動をとればいいのです。他人の意見など…所詮、参考になるかどうか…。最も大切なことは自分がどう考え、どう決断するかです。追証になった人は…カタル同様に持ち株が過大なのでしょう。故に戻ったら、ある程度、持ち株を外すのが筋でしょう。本当は…今回は本物にも見えるケネディクスを売りたくはないのです。でも今回は予定金額より多く、追証を入れる羽目になりました。トホホ…のカタルです。何しろ、あの最安値で切っているのです。馬鹿と言えば…馬鹿ですが、貧乏人なので仕方ないとも言えます。あぁ、自分の力量を知ると言うのは…やはり難しいですね。これが出来れば一人前なのでしょうが…なかなか…いつまで経っても3流止まりなのです。それでは…また明日。