楽しむ時間

どの国もそうでしょうが…メディアと言うのは、人々の関心を惹こう…として、極端なケースを「クローズアップ」します。映像も解説もそうですね。でも統計学では…そのような特異点は、除外してデータを収集します。良く…高い数字と低い数字を外して…平均値を求めます。この意味は出来るだけ…信頼性のあるデータを得ようとする試みです。

米国10年債の利回り推移

株式投資は…基本的に実体経済の影響を受けて…企業業績となって表れます。だからメディアに踊らされると「ろく」な事はありません。「知ったらお終い」と言う格言は、その代表格でしょう。確かに…エネルギー価格が5月は上がっていたので…「CPIの数字」は悪化していました。前月比でも1.0%の上昇です。大きな数字です。此方の報道がマズマズでしょう。そうして、これを受けて…10年債は前回の高値3.167%を更新して3.178%を付けます。

米国CPIとコアCPIの推移

でも3月の前月比は1.2%でした。しかし…食料品やエネルギーなどを除く「コアCPI」は、予想5.9%から、実際は6%の上昇でしたが、6.4%~6.2%…そうして6.0%と下がっています。

まだ安心はできないけれど…一部で、言われているような「0.75%引き上げ説」にはカタルは反対です。もともと…カタルは「市場原理主義」者です。既に株価が大きく下落しており…「死者に鞭を打つ行為」は、間違っているという論理です。

基本は一時、復活した「9月転換説」のような段階になりつつあるのでしょう。これを受け一部の投資家が米国債を買ったのが先日の動きで…これに異を唱え…ヘッジファンドは米国債をショートしました。しかし、もともと…カタルは9月説も疑っています。しかし秋には…「晩秋」の意味です。10月か11月には…期待感が出ています。中間選挙には間に合いませんが…既定路線です。そんなに騒がなくても…と思っています。この中間選挙が済むと…米国株もガラッと、動きが変わります。

そもそも「インフレは悪」ではなく…経済活動が過熱した結果生じた「進化の証し」と言う認識です。

逆に…日本の失われた時代は、罪悪なのです。進化を止めたのです。日経新聞などが正しい解説をしないから、日本はどんどん劣化をします。そもそも…世界が「資産インフレ」を容認して、時代が大きく動いているのに…日本人だけが「村社会」擁護に傾き、古い制度を維持しようとするから…様々な弊害が生まれます。

終身雇用や年功序列という空想を抱く方向性が間違っています。グローバル化を否定して、パイオニアの指名解雇を批判しました。メディアが1992年に間違った方向性に日本を誘導したのです。その結果、政治家も政策官僚も、ずっと進化を否定して…空洞化の道を歩みました。

資産インフレを否定して…「清貧思想」を広めたのは、日経新聞社ですよ。諸悪の根底にあるのは間違ったメディアの連中が、手前勝手な…論理を広めた事が原因なのです。政策官僚の口車に乗って、村社会を永遠に続けよう…と画策します。その為に、どれだけの犠牲を強いたのか? 東芝問題などは、その頂点の極みの現象でもあります。未だに「官が関与しよう」と画策をしています。

まぁ、カタルは株屋ですから…「失われた時代」は、基本的に資産インフレを否定した時代で、日本は進化を止めました。だから韓国に抜かれます。まぁ、韓国も問題がありますが、BTSなどの戦略を観るとすごいね。たかが芸能プロダクションですが…やり方次第で稼げるのが「文化の時代」のような気がしています。

中国の台頭により「物質的な価値観」の優位性が薄れ…たぶん「付加価値の勝負」になります。この世界観は、まだ具体化していませんが…「豊かな時間を過ごす」為に人類は、お金を使うのです。

人間は先ずは「衣食住」が基本です。これが満たされると…より「よい暮らし」を求め、自動車などの耐久諸費財の売れる社会になりますが、だんだん…「時間を楽しく過ごす」アイテムの価値が向上します。

日本でも面白いことに…人気のチケットは手に入り辛く、ファンクラブに入会して、ようやくチケットを手に出来るかどうか…。ゲームの時間が増えたでしょう。この楽しみは、昔はありません。単なる時間浪費と考え…生産を生まない無駄な時間との捉え方です。中国はそうです。

しかし、その一方でフェイスブックは、社名を変更して…メタバースの世界に邁進しています。SF社会の仮想空間の世界です。既に…この仮想空間の土地の争奪戦が起きているとも…伝え聞きます。BTSのビデオを観ると、「踊り」も洗練されています。たぶん…テスラが好評価されているのは、5G時代の車の在り方を先取りできる企業と言う意味でしょう。最近、ソニーも、その価値に目覚めて研究開発をしているようです。移動空間を、どう過ごすか?

時代は、既にSFの世界ですよ。

日本人は…日経新聞もNHKも、もっと「創造力のある発想」を前面に出して、日本の世論を誘導すべきでしょう。いつも後追いの「負け組」精神です。お金は使って「ないぼ」なのですよ。カタルは今回、お世話になった老人の終末時間に関与する機会を得て、考えさせられました。

普通の人は、せいぜい10億円止まりのお金しか稼げません。晩年に使えきれないお金を持っていても…意味がありません。まぁ、豊かな生活を過ごすためには、ある程度のお金は必要です。しかし…所詮、近くの美味しいレストランに行き、そこその生活に…そんなにお金など要りません。

それより…日々、過ごす時間を充実させ為に、時間やお金を上手く使いましょう。自分が楽しいと感じる時間に、お金を使えば良いのでしょう。

かみさんの友達は氷川きよしのファンで、来週の月曜日かな? うちのかみさんは彼女に誘われて…明治座の舞台を観に行きます。彼女はすごいファンで…来週で彼女は既に4回目になるそうです。同じ舞台を…何度も観るのです。でも彼女は満足しているようです。その「時間が楽しい」という話です。

カタルの場合は、日々の株式相場の値動きですね。

今回のJトラストは素直に嬉しいです。2019年からの暖めていたアイディアの開花です。ここから「壮大な相場」のスケールが始まると思うと…その相場の過程を、どう楽しむか? 皆さんの多くは、一度、その株を利用したら…それで「お終い」だろうと思うのですが、間違っています。

企業は進化を続け…良い経営者なら5年、10年、任天堂は40年近く進化を続けてきました。山内さんは変わった方でした。一見すると…ヤクザのような風貌でした。娘婿の時代になり変化を遂げましたが、やはり経営者の資質が問題です。

付かず離れず…気に入った経営者を応援し続け、出来ることなら株を持ち続けて、ずっとその姿を追っていくと面白いと思うのです。あの時に、ソフトバンクを1000円以下で1000株を実際にカタルは買って持っていたのです。あのまま持っていたら…と思いますね。持ち株数は11倍かな? もっと…かな? 

でも人間と言うは駄目ですからね。成長株投資など…所詮は絵に描いた餅です。

でも出来ることなら、ずっと楽しめると良いですね。相場の楽しみ方も色々です。カタルは儲けを、度外視して…時々、バカになる事があります。皆さんにも…日々の相場を楽しんで欲しいと願っています。事前に、自分が選択した選択した銘柄が、ストップ高すれば…嬉しいものです。相場がドンドン上がる躍動感は…何とも言えません。楽しい時間ですよ。明日は、どんな展開になるのだろう? 

CPIを受けて…明日の相場は「弱含む」のでしょうが、カタルは既に日本株は新しいステージに入るんじゃ…ないか?…と思っています。この「アジア圏の躍進」を受け…頑張っている企業は、非常に割安な株価水準です。何しろ…配当利回り株なのです。株価がそれ以上に売られることはありません。

あの「みずほ」が倒産すると言われ…10万円の株価を割れて行く時に、カタルは大量にみずほ株を買ったのです。その銘柄で「一本勝負」をしました。その株が10倍以上になって行きました。だから3億円が40億円に膨らんだのです。ところが…落とし穴がありました。人生は、ある意味で面白いものです。カタルは既に終活ですが…残された人生を、如何に楽しく過ごすか?…ですね。

たぶん…余程の馬鹿をやらなければ…日本同様に、米国も株価は既に下値を付けていると思っています。そう考えないと…「市場の整合性」の説明が付きません。

「BASE」(4477)も心配ないと思っています。この株はメールを読んでいると意外に読者の持ちが多いようです。でもカタルは、どちらかと言えば…「メルカリ」(4385)に傾斜しています。やはり…今期の伸び率の話です。たぶん…メルカリの今期の企業業績数字は芳しくありません。だからこの決算発表で「悪抜け」を期待しています。このラインで、下値を固める…と思っています。

このマザーズ株は、何れも…「下値固め」に入っています。ユビキタスがストップ高出来るのです。この意味を、よく考えると分かります。先日のロコンドは駄目でした。でもロコンドも明らかに動きが変化をしています。皆さんが期待する株価上昇には、なかなか…なりませんが、それなりに相場を楽しめます。こんなところで本日はお終いです。

これから…会員レポ―トを作成します。どんなレポートになるか? 会員の方は明日にでも…お読みください。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2020.12.05

    カタルの失敗
  2. 2023.04.29

    景気の綱引き
2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
株式投資関連の本