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ジャクソンホールの会見は兎も角…カタルは「通常の相場」に戻った印象を持っています。今回の調整場面、昨年からの展開ですが…ナスダック指数などより、小型株指数のラッセル2000を観察すると、カタルの相場観(頭の中の相場展開)に、ピッタリ…合っているチャートに見えます。その日足と…週足を掲載しておきましょう。今回の調整場面は、過剰なバブルを調整するインフレ圧力と言うイメージです。

ラッセル2000の日足推移
ラッセル2000の週足推移

躍進する中国は、完全に「共同冨裕」から「ゼロ・コロナ」の失政で…後処理の段階になっています。過剰な「固定資産投資」(不動産投機)は様々な弊害を残します。中国の集金システム、つまり地方財政を観ると土地の使用権の販売で潤っていましたが、この「打ち出の小槌」が使えなくなりましたから、ここから財政不足に陥ります。

上海総合株価指数の一日の展開

でも中国人と言う民族は、博打好きですね。売買代金は多いし…日本株とは違います。昨日の日本株は、米国株に追随をして大きく下げていますが、上海総合株価指数は、朝方こそ安かったのですが、米国株が1000ドル以上の下げを観ても…プラス圏に戻っています。

ただ…これまでの成長は望めません。何故か? 政策の失敗もそうですが、一番は、世界からお金が落ちなくなります。日本人は既に中国の投資を最低限に抑えるでしょう。経済の活性化と言うのは、お金が「回るか」どうか…なのです。貨幣乗数の考え方は重要です。

これを支えるのが…「実質経済」の考え方ではなく「名目経済」の考え方です。

人々を活発な活動に導くためには、規制を撤廃して…自由に行動をさせないとなりません。米国市場を観察していると、アメリカン・ドリームが存在して、尚且つ、危ないと思われる制度も、規模が小さいためか…大らかです。ビットコインもSPAC(特定買収目的会社)など…詐欺とも思える手法も最初は合法で扱っています。ベンチャーに寛容だと感じています。

日本人は、長い「失われた時代」の為に、誰もが委縮しています。メディアも大きな問題ではないのに「重箱の隅を楊枝で洗う」ような…感じで、小さなことでも皆で叩きます。「寛容さ」が近年は、特に欠けています。メディアの責任でしょう。このような社会風習を変化させねばなりません。馬鹿をやった経験のある奴が、上に行くべきでしょう。失敗の経験がないと人間は一回りも、二回りも大きくなれません。馬鹿をやれば…色んなことを学びます。

そのような人間が、トップに立つのが良いのでしょう。故に、萩生田君に期待しています。彼は喧嘩もやった人物だとか…正義感も強そうなエピソードが載っていました。新しいリーダーの器をイメージしています。早く…お金持ちになって応援をしてみたいものです。

ナスダック指数の日足推移

昨晩の米国株をみると…プラス圏に戻れなかったのですが、まぁ「落ち着いた値動き」を感じています。ナスダックもこのオレンジの範囲なら、問題はないと考えています。大事になりそうもないと思っていますが…株の場合は、何が起こるか分かりません。

いつも「真坂、魔坂、まさか」の展開を念頭に行動しなくてはなりません。市場で言われているインフレや景気動向などの…「既存の材料」で、株を下押すのは、既に難しいのです。でも突然、何か別の課題が生まれるのが、世の中です。だから…先の事は分かりません。

今回のように…コロナからウクライナ侵攻と言う予期せぬ、「複合的な問題」が誕生します。だから事前予想などしても、あまり意味はありません。次々に生まれる新たな事象をどう考えて、どう処理をするか…。株式投資は毎回、この新しい課題に取り組みます。だから…「好奇心」が不可欠です。株式投資が上手くなるためには…一番は「好奇心」でしょう。知りたいという欲求が…自分自身を、更に「極み」へ押し上げるのでしょう。

Jトラストの日足推移(25日線は赤のライン)

カタルなんか…これだけがんばってもこの程度です。なかなか「奥が深い」世界です。Jトラストは、まだ乖離が高いですから…前回同様なら25日線とのタッチまで待つ可能性があるかもしれません。

まぁ、調整時間の中での「出来高推移」により、この調整時間が決まります。基本的に出来高が重要です。だから上がったり、下がったりして株価を「振る」と良いのです。安くなったら買い、高くなったら欲張らずに売る…この行為の繰り返しです。そうすると…浮動株が「こなれて」…きます。

一方通行の大きな展開をやるかどうかは、仕掛け筋の動向次第です。

証券マンは、先ずは、100万程度を買って、様子を観る訳です。株と言うのは面白いものです。誰かが参戦していると分かると、勇気100倍です。単独より「複数の仕掛け筋」が、相乗りするのが一番でしょう。このような外部環境は、「力」あるものにとって、やり易い環境です。人気が集まりやすいからです。

存在感を示すだけで…この内容なら自然に株価が上昇して、大きく株価位置を変えることが出来るでしょう。放っておいても大丈夫でしょう。別に演出を加えなくても自然に株価は上がります。

日本製鉄(5401)の日足推移

昨日の相場を観ると「日本製鉄」(5401)も高かったですね。「株主還元相場」を謡い…長くなっていますが、基本的に「金利裁定」に勝るものはありません。無限の資金が世界中から集まります。相場以前の話で「投資の基礎」です。安く買って高く売る。低い金利でお金を借りて、才覚を活かして「高い金利」で運用をすれば…その鞘が抜けるのは道理です。

BDIY:IND(バルチック海運株指数)の推移

何故、本日の日経新聞に、ばら積み船の市況価格が大々的に日経新聞に掲載をされたのでしょう。何か、裏で意図があるのかもしれません。カタルの考えすぎかもしれませんが、このところの船株は、最後のフィナーレの「準備」にも見えるのです。大きな仕掛けの場合、色んな連中が、裏で関与します。日経新聞なんか…いい手段の一つです。

カタルが上京した頃の話しかな? 「蛇の目」だろうと思いましたが、仕手集団が狙いを定め…経理部長だったか? 誰かを仲間に引きずり込んで…仕掛けた連中が居ました。酒に女にギャンブルなど…様々な手段で巻き込みます。ヤクザもたいしたものです。素人は簡単にやられます。色んな人間が、世の中には居ます。それぞれの価値観はみんな違います。

jトラの板状況

やはり板状況を観ると…まだ早いように感じています。また変わりましたね。今は660円に57700株、662円に32000株の売り物が並んでいますが…、こういう売り物を成り行きで10万ほど買う訳です。何度か出てきますから、その度に…大きな売り物だけを拾えば良いのです。でも「上を買う」必要はありません。

このような「見せ玉」みたいな玉を拾ってやると…相場が育ちます。そうして上を買う奴が出てきたら、逆に…僅かな利幅でも(自分の相場観と違っても)…株を売ってやればいいんです。要するに…買い持ちする人間を「増やす作業」をします。

調整過程は、この「入れ替わりを促進」させれば、良いのです。株価を上げる必要はないのです。簡単でしょう。累積の出来高を、どれだけ増やすか…。その内、下値の利食いの浮動株が消えます。そうして株価は、段々上昇を続けます。ただし乖離率や、企業業績を観て…無理をしては駄目です。適度に、「手を抜かねば」なりません。見せ玉なんか…所詮、小物の仕業です。相場と言うのは、もっと面白いものです。

やはり三菱UFJや野村証券などの…「純資産割れ」の株価を押し上げなければなりません。この三菱UFJのスピードを観ると…年間で10%程度になっているように感じています。別に持ち続けても良いのです。何れ…純資産価格以上の評価になります。1350円ですから…時間はかかりますが、2倍程度になるのです。その間は、4%台の配当を貰えば…「御の字」でしょう。野村証券も、同じ考え方です。

投資の方法と言うのは、色んなものがありますよ。自分の性格に合った選択をすれば良いのでしょう。まぁ日本人の性格からして、しばらくは「膠着状態」が続くのでしょう。こんな時に大きな成果を求めるのは「無理な注文」と言うものです。「個別株要因」だけで、株価は決まりません。基本的に「市場要因」が大切だという事を痛いほど…学んできたことでしょう。市場要因が大きく改善をすれば…バブル期のように1000円割れの株価が消える現象になります。

今の市場は、黒字で配当をしている企業の株価が「純資産価格」を割れています。こんなバカな論理はありません。長い失われた時代の為に、日本株は「金利裁定機能」も発揮できない市場に成り下がったのです。本来なら、GPIFなどの機関投資家が、このような利回り株を買います。如何に歪な世界か…。

「日本は狂っている」と現象を、物語っているのが株式市場です。誰も正常な感覚を持ってないのです。

日本は中国と違い…真逆です。中国はこれから日本のバブル崩壊期の世界に入りますが…日本はその世界から「正常な世界へ」回帰して行きます。中国は入口…日本は出口です。この違いが、おいおい…分かります。日本株は米国株の値下がりの影響を受けないのが道理です。それなのに…昨日は先物から下がっています。日本に正常な投資家が「誕生してない証」なのでしょう。草の根運動で…この状態を変えなくてはなりません。正しい相場観を持って、株式投資を楽しみましょうね。

それでは本日は、この辺で…最後にこちらが参考になるかな? また明日。カタルは630円から下値があるなら、無理してでも買い続けます。一本買いを視野に入れています。でも来週から…方針を転換します。たぶん…待っても更に下を買えないなら…上を買います。



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