実行あるのみ

先ずは、お詫びです。カタルはウッカリしていました。

最近、日経225の銘柄を、あまりやっていませんから、気づきませんでした。ごめんなさい。昨日の「エーザイ」(4523)の「寄り前の売りもの」20万程度は、指数の売り物だったんですね。だから他の銘柄も、みんな…寄り値が安く、上昇していったのです。

今年は、日本も米国も…年末にかけて「節税対策」の売り物が多く出ているようです。だから来年はウハウハのスタートでしょう。多くの人は株式投資でヤラレ状態なのでしょう。だから市場心理も暗いために…どうしても株価も軟弱になります。

でも年が変わると、この手の売り物は切れます。2018年は12月25日程度まで、何回も…買値調整をした想い出があるのです。一応、FOMCの14日を基準に考えています。故にそれまでは「深追い」を避けて、「薄利多売買」が正解なのでしょう。

このサイトの読者は、毎日5000人ほどの方から見て頂いています。その為に、何処に「焦点」をあてて…原稿を構成するか? その基準が難しいのです。

学校の先生のような悩みです。先生は50人程度でしょうから、容易でしょうが…それでも各自の能力の差はあります。皆さんの興味のある場面は、何処か? どの材料を取り上げたら、満足を頂けるか? その基準は難しい。だから皆さんのメールからの質問などが、基準の一つになります。

カタルが「イニシャル」を利用するのは、銘柄なんか…あまり関係ないのです。その考え方の「プロセス」を学んで欲しいのです。一応、メールを頂ければ…銘柄名は、いつでも…お応えしています。たいしたことでは…ないのです。カタルの狙いは、株式の価値判断をそれぞれの投資家が、「納得して理解」したうえで…投資をして欲しいのです。投資は博打的な要素もありますが、基本は経済論理で決まっています。

景気や金利動向など…政策により株価価値が変わります。

今回の半導体は面白いですね。最初はコロナかな? 同時くらいに火災報道があり…これが車の半導体生産に影響を与え、車の減産に追い込まれましたから、大騒ぎになりました。ここに中国のコロナ政策も重なり…在庫を持たない管理が当たり前ですから、色んな条件が重なったから「サプライチェーンの問題」に発展しました。お船の2017年頃の大不況の布石があり…需給バランスはタイトになっており…僅かなリベンジ消費などの増加が混乱に拍車を掛けます。そうしたら、ロシアの「ウクライナ侵攻」で…制裁です。途端に…台湾有事の連想が働き…TSMCからの供給不安が「安全保障問題」に繋がります。こんな…偶然が、いくつも重なった…相場が「レーザーテック」です。凄いなぁ~。

カタルは馬鹿でしたね。大馬鹿野郎です。こんなビックチャンスを見逃しています。

会員の方、中心でしょうが…カタルは可能性のある銘柄を取り上げて…僅かな「演出」を加えることが在ります。そうすると、スルスル…と、株価は上昇をします。いつも、皆さんの欠けている発想を、実務面で解説しています。

「仕掛け人」が相場を演出するのです。偶然というか…。自然発生する動きに、演出を加えると相場は大きくなります。でも自然発生だけでは…単発で相場になりません。カタルは市場価値が異常に低い評価を「おかしな現象」と思っており、自分に力があるなら…株に演出を加えて改善をします。

そうして…正しい価値観の市場に変えたいと思っています。今の日本株の「異常な安さ」は皆さんの「一般認識」が足りないからです。「金利裁定概念」は、絶対基準ですが…それさえ…働かない市場に、誰がしたのでしょう。

通常、4%…5%の配当利回りなら、預金金利の0.1%~0.3%程度の金利でしょうから、普通の人なら「鞘取り」を実施します。でもなかなか…株価水準は妥当株価になりません。ここまで…日本の市場を「疲弊させた」のです。失われた時代の33年間は、そういう事です。日本人を、馬鹿にするもの「いい加減にしろ」…と思うのです。投資教育が、まるで…出来ていません。

カタルは時々…「ヤフーファイナンスの掲示板」を観ます。程度の低いコメントが並んでいます。「誹謗中傷」など…子供の喧嘩以下のレベルです。良い大人が…馬鹿じゃないかと思います。

批判をする側も、何故、その人の価値観が間違っていると思うのか…ちゃんと説明が必要の筈です。カタルレポートは、「赤裸々」に…失敗も語り、成功も数多いでしょう。しかもアフターも交えています。今回のエーザイは、昨年の失敗作ですが…昨年はやる前から「博打」と述べています。今回も、博打色は強いのですが、昨年より実現性が遥かに高いのは「臨床データ」から分かります。自分で調べれば良いのです。

痴呆症の中で最も多いアルツハイマー病は、その原因物質であるアミロイドβ蛋白質の神経細胞上での凝集化が関与していると考えられています。これが一般的な仮説です。あくまでも仮説なのです。

でもWSJが報道したように、この学説に「疑い」を持つ人も多いのです。要するに手探り状態で…「試行錯誤」なのです。もともとアミロイドβが、原因かどうかも分からないのです。その物質が多くみられるから…たぶん関与しており、減らせば…効果があるんじゃ…ないか? この程度の発想で、エーザイは開発を続けています。

多くの製薬会社が実験を続けていますが…開発途中で挫折をしています。そもそも痴呆症は、非常にゆっくり進みます。だから効果の確認に、時間が掛かるし…正しい評価自体も難しいのです。だから、なかなか…この薬が登場しません。

でもエーザイが開発する「レカネマブ」は、昨年の「アデュカヌマブ」とは、臨床結果が全然…違うのです。この「レカネマブ」を投与する群が、プラセボ投与群と比較して-0.45となり27%の悪化抑制を示し(p=0.00005)、主要評価項目を達成したのです。アミロイドβという原因物質が減っていることも事実です。

人類は、成長の過程で「失敗を覚悟して」…未来にチャレンジを続けてきました。この評価をどう考えるか? 誰も結果は分かりません。

治験など…所詮は小規模の実験ですから、正しい評価など出来ません。先ずは薬として認可させ…そうして、この効果を観て、また決めれば良いのです。世界で、ただ一つの薬です。でも患者は、世界中にウヨウヨいます。80歳以上になると4人に一人が発症すると言います。若年性認知症の方も多く…良い薬の開発が求められています。

自分が介護をしてみれば…痴ほう症の意味が分かります。大量に造られて開発費を吸収して利益が出るようなら…やがて薬価も下がります。これをどう考えるか…分からないことを、あれこれ…述べてもしょうがありません。でも昨年の問題化された薬より、遥かに臨床は優れています。先ずは実行あるのみです。

だからカタルは、当然のことながら…株価は昨年の株価を超えて…15000円、2万、3万の夢があると思っています。でも…ね。そう考えて…昨年は、船株に熱を入れました。だって過去最高の利益を、「遥かに超える」のだから…株価も「過去最高株価を超える」と思っていましたが…現実は違ったのです。これが株価です。この評価の違いは市場環境に在るのかもしれません。

この話は難しいかな? 今はインフレで金利高なので…総体的なPER評価が、市場で下がるのです。この解説で分かる人はかなりのレベルです。カタルは「市場要因」と片付けていますが…外部環境により、同じ企業でも…時代によりPERの評価は変わるのです。

まぁ、あまり難しい解説をすると、米国の実質金利の話など…をしなくてはなりません。参考にこちらのサイトで、岡崎さんが解説しています。ところが…馬鹿は、自分の価値観だけで、他人を評価します。ヤフー掲示板の「誹謗中傷」レベルの話です。外部環境も分からない馬鹿は、タダ結果だけを観て…ワイワイ言います。自分でやれないことを、他人に求めては駄目なのです。

だから「率先垂範」なのです。

カタルは証券マンの若手社員の育成に取り組みました。当時の部下は男性が7名ほど…他に、フロアの女性が5名かな? このリーダーです。この部隊で、店の販売目標の半分を消化しようと頑張っていました。毎日、顧客開拓です。今の時期の日本海側は「みぞれ」交じりの冷たい風が吹くのです。2時間も外に出て、一軒一軒、訪問セールスを毎日、毎日…みんなでやったのです。

そうして…近くの喫茶店に集まって昼飯を食って、また午後も開拓です。大変な苦労をして…やって来ました。カタルだって、同じ人間ですから…大変です。常にみんなより、余分のノルマの消化です。率先垂範をやって来たのです。

今になってみると…その当時の仲間が、みんな役員になっています。常務など…会社運営を担っています。相場も同じ…です。カタルだって、未来は分かりません。今回の「Jトラ」も、まさか合併で「公募」のようなものになるとは…思っていません。でもこれが現実です。未来図なんか、コロコロ変わるし…ロシアのプーチンが攻め込むなんて…あの時は思っても居ません。

この為に安全保障問題になって…半導体の相場が大きくなりました。こんな事は分かりませんよ。大阪チタンもそうです。あの800円台は買うことは出来ます。カタル自身も、何度か…やろうと思っていました。同時に、ジャムコ(航空機の内装部品)の株価にも…関心を持っていました。面白いでしょう。相場と言うのは、奥が深く…知れば知る程…面白いものです。

せめて…カタルレポートを毎日、読んでいただければ…証券マンも、カタルが「試行錯誤」で培った知識を吸収できます。カタルが無駄に過ごした33年間の空白を、毎日読めば、それだけで…かなり時間の節約になります。

企業業績の出方…株価の反応…移動平均線の考え方、乖離問題など…様々な実験経験のノウハウを毎日、皆様に伝えています。

それぞれの読者は理解力は違い、ランクと言うか…、格も違うでしょうが、それなりに…相場を、「楽しめるように」書いているつもりです。ただ肝心な事は、正解かどうか…は、後になってみないと分かりません。今回のエーザイも、N君も、F君も、G君も…みんな結果論が問題です。故に、失敗をしない投資法として…無理をしない「ブツブツ投資」を心掛けよ!…と述べています。

エーザイの日足推移

もしこの原則を守っているなら…昨年のエーザイの高値を買っても5000円程度でカタルはアフターをしていますから…今の株価なら、「挽回が出来ている筈」です。ブツブツ投資の成果です。簡単でしょう。あとは自分の気持ちとの戦いです。カタルは、これを「力量把握」と述べています。株式投資の成功も、失敗も…全て自分の「気持ちの整理」の話です。

まぁ互いに、切磋琢磨して…豊かな日本の実現のために、せめて…金利裁定が、確り…働く社会を目指したいものです。

馬鹿は、今の日本株の評価が出来ないから…金融所得課税など…と直ぐに言います。もう馬鹿ばかりが、上に居ます。そもそも…その馬鹿を応援するのが「メディア」です。恣意的な方向性に、世論を誘導しようと「画策」をしています。株価の成り立ちと同じですよ。必ず、黒子が存在をして…国民は誘導されています。相場の「仕掛け人」のような話です。最後にこちらの報道は、たぶん真実です。面白いですから…読んでおくと良いですね。

カタルが何故、日産自動車のゴーン逮捕を批判しているか? 案の定、日本株投資から多くの世界の投資家は、参加を見合わせています。最高裁など…本当に、日本国民の幸せを願っての…政策なのでしょうか?  何故、「回帰論」が大切か? お金が日本に落ちるからです。海外から、ジャンジャンお金が入る…「円高・株高」が理想社会なのです。清貧思想も、いい加減にしましょう。

33年間も「悲哀を味わっている」カタルレポートでした。また…明日。



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