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米国に財政問題が浮上しており、イエレン財務長官は6月1日が期限だと言いますが…色んな説があり8月までの報道を観た記憶があります。昨日、レポートしたように「ファーストリパビックバンク」(FRC)が破綻して、「JPモルガン」が引き取りました。米連邦預金保険公社(FDIC)は金融改革をして…「ネット時代対応」が迫られています。基本的に預金が直ぐに引き出されると…どの銀行も倒産をします。今回のSVB問題はそういう事です。この短期の「流動性」をどう確保するか? 

この対策として全額保証すると言う案も出ていますが、どうなりますか…因みに、日本は1000万円までの保護になっています。つまり…これを超える金額の億円単位のお金は、自己責任による自己管理になります。

今、「商業用不動産」などの問題が囁かれていますが、此方の報道を観れば分かりますが、基本的に、不動産に絡む金融商品も同じ理屈です。一度に大量の資金が流出すると、持っている不動産を安値で叩くことになり、健全な運用になりませんから「ブラックロック」は不動産投信に換金制限を設けています。当たり前の理屈です。

昨日はビットコインの相場を観て…投機性の高い商品の価値が上がったという事は、「新しいステージ」に入ったと述べましたが、このブラックロックの報道は「逆の現象」です。未だに、不動産からの資金流出が続き…信用の縮小になっています。

何故、株式投資が難しいか?

カタルは、皆さんに株価は「市場要因」と「個別要因」で形成されていると述べています。多くの人は「個別要因」で株価が決まると考えているようです。しかしカタルのこれまでの経験では6割ほどが「市場要因」によって影響を受け、個別株の要因は4割程度だろうと思っています。だから…政策は重要なのです。

皆さんは、働くことがお金を貯めることだと思っているかもしれませんが、働いて得るお金は僅かなお金ですよ。生涯賃金は年収が500万円として40年も働き2億円です。生活費が掛かりますから、なかなか…お金は貯めることが出来ません。でもお金持ちは実際に居ます。その方の多くは、日本の場合は不動産です。

不動産が、いつの間にか…値上がりして、大きなお金が入り込むケースです。カタルは最初に住んだ場所は「西葛西」と言う場所です。兜町に近く…東西線で15分程度かな? 駅まで15分ですから、ドア・ツー・ドアで40分ほど掛かります。その西葛西周辺は、東西線の開通に伴い…芦ケ原の荒れ地でしたが、開発が進みどんどん地価が高くなります。カタルの顧客の一人の医者だったHさんは、高額納税者名簿を観て開拓したのですが…彼の話は面白いですよ。

西葛西の南の…葦が生い茂る「原っぱ」の原野を買ったのです。それが何十億にもなって、医者なんか馬鹿らしくなって…診療もいい加減でした。医者はそれでも高額納税者になる近道の職業です。開業医はかなり儲かりますが…税金を毎月300万円も500万円も、払うのは大変です。高額納税者と言っても1億、2臆のレベルでは税負担が重く、皆さんが考えている程、「暮らし」は楽ではありません。やはりお金持ちは、不動産か…株なのです。

話しを戻します。故に…日本が貧乏をしたのは、基本的に「政策の失敗」です。

「失われた時代」と言うのは、人為的に「実質経済」重視…つまり働くお金に基準を合わせて、資産投資の「名目経済」を無視したのです。不動産の価格を下げる重税を導入したバブル期の政策が間違っていました。その為に大量の不良債権の処理を、働くお金で補完したのです。

「1300兆円の逆襲」相場は、ここから開始されます。つまり失われた34年間を取り戻すのです。今までの34年間は「市場要因」が「逆風」状態なのです。この風が変わります。

でも「時間軸の読み」は難しいのです。お金があるなら…簡単なのですが、貧乏人は、常に「追証と背中合わせ」です。昨日は「BASE」(4477)や「野村証券」(8604)を、僅かな利幅で売り…下がり続ける「ロコンド」(3558)を買っていましたが、ここまで下がるとは考えていませんでした。

よって追証懸念が生まれ…1650円まで8000株、更にもう500株だから合計で8500株を売って損金を計上し、他に「Jトラスト」(8508)も「KPPG」(9274)も投げたのです。おかげで損金が222万ほどになりました。

まるっきり…時間のスピードの読み方が、間違っています。

昨日の相場が、あんなに強くなるとは思ってなかったのです。おそらく指数でしょうが…その為にクラスが上の「大阪チタン」(5726)や「エーザイ」(4523)に物色が向かっていました。故に…小型現物株のロコンドは用なしです。

乖離調整が「未了なところ」で、目先を叩かれました。全体の市場ボリュームが上がったことが理由でしょう。あと…僅かで「目先の玉」が吸収できたのに…下手糞です。だから、あの時に1500円程度で株価を寄せて、自分達の持ち株を周りに与え…手がすいたら買えばよかったのです。売りながら…「買う」のです。あまり、あのファンドの運用者は相場を知らないようです。素人に近いですね。

まぁしかし…「雨降って、地固まる」の表現があるように、これで本物相場が、早く訪れます。目先組を外して…本格派の登場です。本日も買い直しています。1630円で2000株を買いました。あとは様子を見て、また買います。このように…「市場要因」の僅かな変化で、物色方向が変わります。

今は、この仕手材料株(好業績の大阪チタンと夢の大きなエーザイ)この流れに、新興株でしょう。「三菱UFJ」(8306)や「新日鉄」(5401)のラインはまだ乖離問題が残っており、調整が未了ですから大きな相場にならず、秋までお預けです。たぶん年末には復活でしょう。


バイオジェン(BIIB) の日足推移

エーザイが8000円台に乗せました。昨日は米国のバイオジェンが戻り高値かな? 

この311ドルは、ほぼ高値です。並々ならぬ「力の入れよう」です。日本人と言うのは「金魚の糞」で、自分の頭で考えません。仲間と一緒に昼食に行くと、誰かが「かつ丼」と言えば「じゃ、おれも」…と追随します。仲間意識が強いと言うか…。協調性を重んじると言うか…。そう言う教育を受けています。だから仕方ありません。

カタルはバブル前の…1983年頃の話ですが、小野薬品を手掛けており、証券マンとして、初めて月間の株式手数料を1000万円あげました。

毎日、小野薬品を益出しのクロスをして、顧客も喜び…会社も儲かるのです。毎日、1000株、2000株…と、1万円台の株価ですから、手数料は50万もあがります。それで当時、勤めていた支店長を、役員に押し上げたのです。部下が上司を役員にするのが、サラリーマンの役割です。いつも支店長はカタルを呼び…この数字をどうする?…と相談を持ち掛けます。要するに、出来ない人間のノルマを、「カタルに肩代わりしろ」と言う命令です。

似ています。あの当時の環境と今の外部環境は…まだペイペイだったので、経済の仕組みを当時は理解していません。だから論理的に解説できません。所以、昨年からエーザイに固執しています。

「東邦チタン」(5727)の増産記事が、日経新聞に報じられて…「高寄り」をしています。大阪チタンは、先ごろ付けた3010円を抜き、3020円まであります。このような現象を観ると、まだ上値は重いようです。エーザイも継続的な株価上昇に入るまで、かなりの時間が掛かっています。良い材料ですが…事前に予期できる話です。

まもなくG7が開催されますが…ここで米国は「米国が日欧などG7の同盟諸国に対し、ロシアと中国に対する超愚策で自滅的な経済制裁を強要し、間もなく開かれる広島G7サミットで決めたがっている。」と言う観方が存在します。フランスは反対でしょう。でもこの報道は、米国が考えていることは事実でしょうから、世界の流れになる可能性があります。

そうすると…大阪チタンも1万円相場に格上げになります。「市場の整合性」と言うのは「微妙」なのです。人間の感情と言うのは、些細な現象で左右されます。多くの読者に方は事前に話していても…直ぐに、目先で動揺します。それじゃ…とてもとても…。

昨日はある読者から…「ドイツ野村のフランクフルトオフィスに「CUM-EX」と呼ばれる金融不祥事についての捜査が入っていますが現在の株価は、例えばドイツ野村のフランクフルトオフィスに罰金刑や代表などに対して刑が科せられた場合の株価もそれなりには織り込んでいるとお考えですか。あくまでも、カタルさん個人のお考えをお聞かせください。」とのメールを頂きました。

カタルは「いつもご愛読を賜り…誠にありがとうございます。通常は、僕らが知る材料は、株価に織り込まれているものですね。そんなに心配はしていません。」と応えています。

たぶん「負けが込んでいる」から…心配になるのでしょう。人間と言うのは、基本的に自分の立場で…自身の「心境」はコロコロ変化します。これは通常、誰もが抱く感情です。

でもお金持ちは違います。株価が下がれば、また株を買えば良いのです。それだけの話です。小さな目先の材料より、大きなバックボーンで…「大勢観」で行動をすれば良いのでしょう。基本的にブツブツ投資は、倒産をしなければ…必ず、儲かる投資法です。あとは…自分の力量把握の問題です。多くの人がそうなのです。心配になる程…株を買わないことです。株価なんか…どっちに動いても大差はありません。追証は待ったなしですが…普通の人はノンビリ構えましょう。

全体相場にもよりますが…目先、ロコンドが先の高値1929円を抜くなら、一気に2419円、2455円の壁を、抜く可能性が出てきました。今回の押しで…フルイが入るからです。「仕掛け人」の登場がないとすれば…次回以降の「決算数字の確認」を待たねばなりません。でも既にシート上は、3Qと4Qに変化がみられており、可能性が高いのです。この後の決算数字によりますが…やはり「4180円の奪回」もあり得ます。だって…考えると分かります。

メルカリの一株利益は51円ですが…株価は2587円です。売り上げが、本当に…104億円が140億円に拡大をするなら…今期予想の121円は、やはりおかしな数字でしょう。増額になる可能性もあります。この伸び率なら、実際に田中君がこの数字を出せるなら…「成長株」評価が出てきます。PERは30倍の評価に嵩上げになります。何しろ、マッキンゼー出身の田中君ですよ。伊達に、無理をして5億円も自社株買いをしません。今のロコンドにとって、5億は大きなお金です。その「裏付け」があると考えるのが普通です。

もともと…例年、ここから夏は相場が弱いのです。だから小型株が乱舞しやすいし…新興株は、既に2年半の調整を経ており、シコリは少ないのです。ハイリスク派には堪りません。そんな事で「雨降って地固まるか」どうか…どうなのでしょう。また…明日。

会員にお申し込みの方、全員にパスワードの配布を終えました。まだ届いてないと言う方は畏れ入りますが…ご一報ください。



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