新聞記事を観て…

さて新聞を開くと…一面には「政治資金規正法違反の疑い」により、安倍派の「池田佳隆議員が逮捕された」と言います。これが始まりか…。この一件で…終わりか分かりませんが、この案件は、地検が「観測気球」を打ち上げたように…曖昧な案件に見えます。

メディアは「裏金」認定ですが…そもそも政治資金規正法と言うのが間違っている可能性があります。その事を知っているから、わざわざ…地検も世情を探るために…報道機関を利用して「世間の反応」を観た可能性があります。世間の流れを、ある意味で「故意に」操作して…自分達の正当性を訴える「パフォーマンス」活動とも言えます。

しかし…カタルのような観方の報道は、皆無です。ネットの一部に…こんな観測記事がありました。「大川原化工機」と言う捏造事件の批判回避と言う読み方です。

まぁ、こんな見方も「狙い」として、あるのかもしれませんが、そもそも政策活動費と政治資金の関係が曖昧に見えます。カタルは、この程度の案件は「修正申告」をすれば…それで良いのではないかと思っています。多くの議員が解釈を間違えているようですから、故意に「裏金」として認識していたのかどうか…分かりません。

この案件は、税務署に追われてみると分かります。

カタルの場合は修正申告をして、所得税を後で追徴されて…「お咎め」はなしでした。全部、税理士の先生にお任せして…正直に使ったお金を、領収を貰って…申告したのですが、「経費」の取り扱い方が間違っていたのです。

しかし…接待費の現実は、銀座のクラブは、席に座るだけで…当時は一人4万円です。何か別のものをホステスにおねだりされて…追加すると二人で行って、直ぐに10万円を超え、ボトルなどを入れると20万程度になります。鮨屋も、当時でも一人4万円です。税務署員がいう一人5000円の接待費と言う基準で、接待など出来ません。当時の税務署の認定は一人5000円です。今年は、この額が1万円に格上げされるとか…。

それなのに、カタルは、良く「みのもんた」が、大勢の人間(たぶん…テレビ局の関係者)を連れているのを目撃しており、実際に銀座の高級クラブで遭っています。カタルは1週間に1度か2度しか行きませんが、彼は毎日、来ていると言います。おそらくクラブのホステスから…生きた情報を探るために、クラブの「はしご」をするようなのです。この場合は「経費の認定」なのでしょう。カタルも情報を得る為に夜に繰り出しますが…いったい何が、違うのでしょう。この解釈の違いですね。まぁ多少は…「私的使用」の領収書もありました。

かみさんが高級な服を買った領収書など…高島屋の2階か…3階か…忘れましたが、高級ブティックの専門店がいくつかありますが、まさか領収書を調べられて、その「売り場」まで特定されるとは…そこまで考えていません。そんな事で1000万円以上でしょうが「追徴金」を払って、修正申告をした訳です。

今回の政治資金も、派閥から渡される「政策活動費」だと思っていたから、収入を記載しなかった可能性があるでしょう。分かり辛い案件です。

メディアが方向づけるような「裏金」なのかどうか…微妙です。だから…地検は、世論を探るために、「観測気球」として…知り合いの記者を使って、世間の反応を観たのでしょう。追随するメディアが多く…多くのメディアは、地検の誘導通り…「裏金」報道です。

しかし…NHKは「キックバック」の報道でした。でも政治討論番組は、「政策活動費」と言うような表現を用いていたところがありました。判断が難しい案件です。

同じことが、いろんな面で…観察できます。

今回の「ビックモーター」ですが…保険金の「水増し請求」は、やってはいけない犯罪ですが、この事件を「切っ掛け」に、上場企業でも発覚しています。トヨタの販売店でも、多くの保険金の水増し請求が発覚しています。

カタルは不思議なのです。何故、「ビックモーター」だけが「やり玉」に挙がって…経営者が交代させられるのか? 

もともと…保険会社が厳格に審査するのが仕事でしょう。それを費用対効果の面から、修理工場に移管した案件なのでしょう。そもそも…保険会社とビックモーターの関係の話です。この辺りの世論も分かりません。

この背景には、いくら頑張っても…上手く行かない「実質経済への鬱憤」を晴らす…場面を、世間が求めているのでしょう。カタルは、これを「清貧思想の蔓延」と呼んでいます。実質経済を重視した弊害です。

今回のダイハツの不正問題も…トヨタが完全な親会社ですから、トヨタの責任は大きいのでしょう。もともと…トヨタの管理問題です。しかし…報道ぶりは「トヨタ」の文字は出て来ず…「ダイハツ」で打ち切りになっています。

たぶんスポンサーとの利害関係があるのでしょう。

今回の政治資金問題が、更なる発展をするのか…一応、「生贄」を捧げたから、これで打ち止めになるのか、分かりませんが、事件に「悪質性」がある案件か…どうかなのでしょう。このような摩訶不思議な…対応があるのが「日本」と言う国です。

ライブドアの「粉飾決算」は、「偽計会計」に成ったり…IHIや東芝に格上げされると曖昧になります。そもそも…リクルート事件も、分かり辛い案件でした。現金を渡したわけではありません。新規上場株の権利を渡したのです。当時は、親引けで…縁故関係者が優先されて株を貰っていました。この考え方は自然だった…これが一般的な「慣習」だったのです。

今回の政治資金問題を通じて、曖昧な…政治資金規正法を改正すべきでしょう。

何故、秘書が代わりに行く香典がアウトで、本人ならセーフなのか? 一般常識として香典を友達に頼むケースは良くあります。日本には、この「曖昧さ」の運用に対して、昔はもっと…寛容だったように思います。今の社会は「ギスギス」しています。

そうして、もう一つ…の報道が日経新聞の核心です。いい記事でした。

この図は久しぶりに観ました。滝田さんが書いたコラムのようです。彼はWBSでも最近は、この「名目値」を良く取り上げているように感じます。たぶん…彼は実態を認識しているのでしょう。

資金循環表(日銀)より

ようやく…35年間も経て、カタルがずっと述べている「名目数字の世界」の話が登場しています。しかし、まだ一般化していません。このような名目値を話題にした報道や、記事が世間に溢れるようになると…人々の「委縮した考え方」がやがて…変わります。我が国の個人の預金額は、「異常な数字」なのです。なんと…1113兆円ですよ。新NISAが注目されるわけです。

この「清貧思想」を広めたのも…官僚様です。実質経済の社会構成を、自分達が「間違った誘導」をしたのです。その為に…35年間も、株屋などは「塗炭の苦しみ」を味わっています。この報道を観て…読者の中で、何人の人が、「野村証券」株の上昇と繋がった考え方をこの記事から…「読んだ」ことでしょう。

野村証券の週足推移

一見すると…野村証券の株は、上がるとは書いていませんが、名目数字を強調することは、「資産価格の上昇」を訴える事であり…ようやく日本も「普通の国」になることなのです。もともと金利があるのが、「普通の国」なのです。

もう金利がないのに…預金をするのは馬鹿だけです。

何故、配当利回りの高い株を買わないのでしょう。カタルは「三菱UFJ」を薦める時に、皆さんに、何と…「言っていましたか?」 三菱UFJに1000万円以上の預金している人は大勢います。なかには…何十億円も「普通口座」に預金しているのです。三菱UFJが破綻すれば…たった1000万円しか保証されません。それなら…配当の高い三菱UFJの株を買う事が自然です。何故、三菱UFJの行員は、預金を崩して…自行の株を買わせないのでしょう。おかしな理屈です。

株式投資と言うのは…常識的な行動をするのが「筋」です。


ジェイドG(3558)の 週足推移

PERが50倍も100倍以上もする企業より…10倍以下で売り上げが伸びている企業の株を買うのが「一般常識」です。この伸び率が「高ければ…高いほど」良いのです。しかもその伸び率の「継続性が問題」になります。何故、ジェイドGの事例を引合いに出してPERは最低で20倍、一般的には30倍の評価か正しく…名目時代が確立されるなら…PERの評価は40倍を超えると述べたのか?

ジェイドGの業績推移

その為に「潜在成長率」の考え方を、何度も、何度も説いています。この5年間の平均成長率は16.64%(2020年から2024年まで)なのです。売り上げが少ない時期を合わせた9年間では27.86%です。よって売り上げが大きくなった最近5年間の平均値の16.6%を採用して計算すると…最大のPER評価は46倍ですね。

日経新聞に、「名目数字」の話が載るという事は…世間がそのような見方に…「世情が変化する」のです。「賃上げの報道」を増やすことが、世情を「新たに」創ることです。何故、メディア批判を、続けているか?

他人批判なんか…意味がありませんよ。未来の夢を語った方が楽しいですね。やがて…世間に「希望」と言う二文字を感じることになります。

そうすると…投資家も「前向きな投資」に変わります。昨年、カタルはお年玉銘柄に割安株の「ナ・デックス」を登場させて、一般的には「日本製鉄」を取り上げていました。

今年は「野村証券」であり…新興株の成長力を評価する相場に変わると思っています。その為に…昨日は、米国金利の「逆イールドの謎」を提供しています。


「リバースレポ」の取引額推移

たぶん…利下げ前に「QT政策の変更」があると思っています。「リバースレポの残高」も大きく減っており、年末に短期運用の金利が急上昇しましたが…そろそろ利下げ前に、「QT政策」の変更の取り組みでしょう。実際に、その事を語っている報道も散見されます。例えば此方です。

分かりますか? カタルの狙いが…

皆さんには、実際に「その現象」が起こる前に、カタルの観測を事前に告知しており、実際に金曜日はジェイドGの株を3700株かな? それとも3900株かな? 買っています。カタルは「事前告知」をして…そうして「率先垂範」で実際の行動をしています。その通りになるなら…このレポート屋も、まもなく…卒業式を迎えられます。

ブツブツは、非常に…珍しいのです。大学を卒業するまで8年間も要したと言います。途中で…海外を放浪していました。彼は、生きた…「実践を学んで」株式投資をしました。その彼が空売りをした…「資生堂」株が、ようやく下げてきました。中国マジックが消えた時に株価が修正されます。でも彼が空売りをしたのは、遥かに前の…この場面です。


「資生堂」 (4911)の週足推移

かなり株価が下がっていますから、「買いたい欲求」も分からないではありませんが、彼が空売りをしたラインまで、まだまだ…これから更に「下げ続ける」と思っています。一時的なら…腕力で株価を持ち上げることは出来ますが、裏付けのない株は、やはり正当な評価に変わるのでしょう。背景に在る…業績などの「一般常識」を理解して欲しいものです。

今日は日経新聞のニュースから端を発し…世情の観方を学んでいました。また…明日。



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