8/5

昨日のNY市場は、「利下げ期待」と言うシナリオで…株価は反発しています。実はカタルは、利下げ期待からの株高への「シナリオ」を昨年から…持ち続けています。その為には「景気後退の兆し」が必要になります。その「懸念」が、先週末の雇用統計を受けた米国株安なのでしょう。まだ楽観はできませんが、この程度の関税程度なら、為替変動より遥かに影響は小さいのでしょう。

カタルが気にするのは「AI革命」による効率化が進展して…「雇用」が失われる現象です。

更に、金利が下がると…取り敢えず、米国の「設備投資」が活発化します。だから日本の設備投資メーカーの株価も観察を続けています。「オークマ」(6103)は高値圏ですが、「DMG森精機」(6141)、「ファナック」(6954)、更に、業績が悪い「安川電機」(6506)から「川重」(7012)など…自動車産業の「現地生産活動」が活発化するシナリオまで観察しています。

この現象は「複雑な組み合わせ」ですから、時間軸の読みが難しいのです。どんな感じで、関税の影響が広がるか? この動向を見守る必要がありますが、冒頭に掲げた市場で囁かれる…「懸念の増大」は考えていません。調整があるとしても、大きなものではなく…適度の時間調整と思っています。だから慌てて「緊急避難」をするような調整には、ならないでしょう。むしろ…その後に続く「SFの世界」である未来図を考えた方が、良いのでしょう。

アーク投信(ARKK)のETF の推移

だから「小型株」の選択になっていました。盛んにアーク投信(ARKK)のETFの価格を参考に取り上げていました。だから米国の10年債は3%程度までの低下を観ています。果たして、そうなるかどうか…。色んな展開が在ります。

日本株の現実は「小型株」の選択ではなく…本格的な「息の長い」投資家の実弾投資なのでしょう。この流れは、しばらく…変わりません。カタルが「海運株」に溺れていた…2021年8月頃には「日立」(6501)や「重工」(7011)に代表される大型株の本格的な海外投資家の買いは、既に始まっていました。

普通の「日立」(6501)の週足

ここでは日立だけの週足を普通のものと…対数表示のものを掲げて行きます。マジックがあるのが分かりますか? 「人間の心理」は微妙なのです。


対数表示の「日立」(6501)の週足

当時の「日立」は2021年11月24日に1492円を付けて…翌年の2022年3月8日に950円を付けてから…今の株価上昇の基点になっています。コロナ禍の504.8円が基点になって相場がスタートしています。

対数表示の「重工」(7011)の週足

「重工」は少し遅れますが…秋の218.1円ですね。効率は、低位株の「重工」の方が少し良かったのでしょう。既に10倍以上です。しかし…4年間も掛かっていますから、カタルのような「貧乏人」の「朝三暮四」の世界に居る…人間に「結果論」を言われても…現場で毎日を過ごすのは「退屈」なのです。

このような時間をかけて上昇する相場は、カタルが「苦手」にしている…相場です。このタイプの相場は「資金量」が、ものを言います。小銭しかない人間は、なかなか「王道相場」を歩めないものです。

株式投資は「金持ちの世界」の話です。「野村証券」(8604)が「配当利回り株」だから…と言っても、500円で買ったものを、5年も、10年も持つのは、なかなか「至難の業」なのです。通常の人間は、2倍に成れば「立派な成績」です。10年で2倍になる…「7%」が投資の一般的な「基準」なのです。

「ローム」(6963) の日足

まぁ夢は大きく持って構いませんが…現実の世界は、そんなものでしょう。でも相場と言うのは「難しい」ものですね。 「簡単」だと思う事もあるのですが、「ローム」(6963)など現実を観ると「空売り」を考えた…程なのです。だって…株価に「見合った業績」ではありません。未来は「有望な」可能性は在ります。

しかし実際に工場が稼働して、利益をあげるのは…かなり先の話です。「減損会計」を実施したばかり…なのです。その時間を「待たねば」なりません。時間調整はイライラしますよ。「ジェイドG」(3558)の…たった2年間も「待つのが大変」なのです。

この辺りは「ルネサスエレク」(6723)と似ています。カタルの観察株には、違いないのですが、皆さんが、満足するタイミングを探ると「時間軸の壁」があります。でも…意外に、この手の株も、最近は「株価」が大きく…伸びるのです。

カタルは「半導体」のなかで、AI関連のAI(人工知能)の演算処理に欠かせない半導体メモリー「HBM(広帯域メモリー)」を探ったのですが…韓国の「SKハニックス」の牙城です。「サムソン」も敵いません。「ルネサス」(6723)や「キオクシア」(285A)などは、競争になるかどうか…。あてになりません。

「ソシオネクスト」(6526) の日足

だから…日本が得意にする総合力の組み合わせである、「チップレス」の分野から「ソシオネクスト」(6526)と「アオイ電子」(6832)を選択して…みなさんに紹介をしました。でも…この下げ方にも、驚きましたが、もっと驚いたのは、その後の「回復度合い」です。1233.5円の株価が、2946.5円です。やはり「異色」の株価上昇に見えます。目先の業績悪より、未来の「夢に賭ける」展開なのです。

この辺りの現象は、現実より未来の夢を評価するのは、「名目時代」の相場なのです。時間軸の把握は、なかなか…「難しい領域」だと述べているのです。

「北海道電力」(9509) の日足

アララ…やはりなぁ~。と思いますね。「北海道電力」(9509)が4桁に乗りました。皆さんは、ちゃんと…700円割れを買いましたか? カタルは「有言実行」ですから、株を買いましたが…微益で利食いをしました。

この展開も読んでいましたが、魔坂、いきなり達成するとは…。あの時に、米国の電力会社の株価は下がらないのに…日本の電力会社の株価は、下がったことを嘆きました。AI投資には、「電力が必要」なのです。だから「データーセクション」(3905)の華が開いたから…この展開を事前に、予想していたのです。


「大阪チタン」(5726) の日足

なかなか…貧乏人は「あっちの水、こっちの水」と…蛍のようなに飛び回れません。やはりなぁ~…「ボーイング」(BA)はストライキだそうですから、多少、意欲が失せたら、「大阪チタン」(5726)は1700円台です。

本日、「因縁の玉」が、微益ですが「外れました」。「連戦・連勝」の「常勝将軍」への道です。事前告知をして、しかも有言実行を貫いて、実際の成果を挙げられるなら、カタルは卒業できます。

しかし…昨年からの腐れ縁の「ジェイドG」(3558)の為に、カタル自身は「足枷」を嵌められたままです。本日も寄り値の1431円で1000株、そうして指値をしていた1426円で600株を買っています。その後1435円も1000株かな? 株を買っています。

早くコイコイ…2000円なのです。そうしたら、他の実験にも「手」を広げられます。何しろ…貧乏人は、お金が忙しいのです。あちら側に居るなら、こんな…僅かな金額を創るために、「四苦八苦」をしません。もともと、金なんか…上手に使う事が大変なのです。でも今のカタルには、目先の400万円です。

証券マンを長く続けると…様々な「相続争い」など観てきます。嫌なものですよ。あさましい限りです。金なんか…どうでも良いと思うのですが、ある程度ないと…「心」まで貧困な発想になります。他人の「誹謗中傷」をする輩に…成り下がりたくありません。最悪は「犯罪」まで、手を染めます。だから、ある程度の「蓄え」は必要です。しかし程々が一番なのでしょう。


「G君」の 週足

今日は久しぶりに「G君」の株を買いました。大昔、カタルが買った株です。しかし、進化したカタルの「知識基準」に合いませんから、皆さんに紹介することもないのでしょう。でも個人的な興味があるのです。だから700円に届きませんから1000株だけ買ってみたのです。

「千代化」(6366) の日足

「やはりなぁ~」、会員レポートは「大当たり」です。値動きを観ていて「おかしな動き」と「三菱商事」(8508)からのTOB説まで披露した「千代化」(6366)です。この株の本質的な株価は4桁以上なのでしょう。それが300円台です。本日は397円ですね。

その「三菱」ですが…「三菱UFJ銀行」(8306)に、こちらの報道があります。会員レポートでは、次の日銀の利上げで「売りかも」知れないと思っていましたが、この報道を読むとようやく…「アセアンへの進出」を、亀澤宏規社長みずから…述べています。

『アジアでの出資や買収も検討する。高成長が見込める国としてフィリピンやベトナムをあげた。アジアではデジタル技術を持つ金融事業者にも相次ぎ出資している。新たな収益源として「5年後にアジア全体の収益の2割はデジタルの出資先から出ている状態を作りたい」と話した。

高い成長率を誇るインドは「買収を含めて考えている」とした。インドには法人取引を担う6拠点のほか、インド国内のスタートアップを対象とするファンドや出資先のノンバンクのDMIファイナンスを持つ。それでも「インド全体の成長と規模を取ろうと思うとさらに投資していく必要がある」と意欲を示した。』と報道されています。

カタルが前から主張している「Jトラスト」(8508)を推奨した理由です。

「三菱UFJ」は、米国の「ユニオンバンク」を売却したのです。そうしてインドネシアかな? 出資してアジア圏にスタンスを移行させています。ようやく…ここでも始まりました。「トヨタ」(7203)が持ち合い株式の解消に動いているのです。同じことですが…「三菱UFJ」も持ち合い株式の呪縛から、解放され…正しい「投資スタイル」に変わります。分かりますか?

カタルが、何故、トランプ関税より、日本の「構造改革が勝る」と述べたか?

報道を、いちいち解説しないと…皆さんは、「ニュースの見方」も分からないでしょう。このような事が、重なることが「市場の整合性」なのです。様々な事象を総合して、相場観は組み立てられています。

素人が5年や10年で会得できる領域の技ではありません。カタルは50年間も掛かったのです。馬鹿ですからね。途中で、散々な…目に遭っています。でもようやく、その成果を得る時代になって来ました。最低賃金の63円の引き上げは6%ですよ。東京地区の物価上昇は3%程度の話です。コメの価格だって、僅か…2%なのです。

皆さんは「メディアの嘘」を、まともに受けます。先ほど…掲げた「日立」のチャートを対数表示も合わせて…載せた意味を理解しましょう。僕ら報道を伝える側には「狙い」があり…嘘は言いませんが、「誇張する」ことは良く在ります。

だから…カタルレポートも鵜呑みにせずに…自分自身の頭で考えることが「大切だ」と述べたのです。日々…綴るカタルレポートを、何回も読み直して、咀嚼をしましょう。そうすれば…今は分からなくても、良いのです。毎日読めば、何かしら、得る所があるでしょう。また…明日。

「北海道電力」(95099も「大阪チタン」(5726)も、相場が強いね。果たして…後場から「3D」(7777)や「ジェイドG」(3558)が躍進するかどうか…。神様の言う通り…なのです。



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

関連記事

  1. 2025.01.29

    1/29
  2. 2024.07.04

    7/4
  3. 2020.01.30

    1/30
  4. 2021.10.15

    10/15
  5. 2021.09.29

    9/29
  6. 2017.08.07

    8/7
2025年8月
« 7月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
株式投資関連の本