実は…先日、奇妙な資料を見ました。此方です。調べてみると…同様の記事はたくさんありました。ブルームバーグは此方…カタルがレポートで仕手筋の話を、時々…しています。
株と言うのは、市場に株が出回り、売り買いされる株数は…実は、そう多くありません。昔のレポートで…カタルは、商社の「兼松」を批判しました。その理由は子会社の兼松日産が、理屈に合わない馬鹿高値を形成したためです。しかし親会社の兼松は、それにも拘らず、子会社の持ち株を売りませんでした。仕手筋の加藤あきららのグループが、兼松日産の浮動株を買い集めた為に、株価が理屈に合わない株価まで買われたのですね。
カタルは、この現象を見て、兼松は兼松日産を売り、別会社を作り…新しくビジネスをやり直せと言いました。日本は…面白い国ですね。大株主は、論理的に合わなくなった株を売るべきです。ところが取引関係などが考慮されて、実際は、なかなか売りません。所謂、安定株主と言うやつです。
四季報では大株主上位と持ち株会や日証金などの持ち株の合計を特定株として表現して…その比率が書かれています。尚、四季報の浮動株の表現は50単位株以下の少数株主の合計の比率です。
基本的に…株価が上がると、売り買いする個人は…少額投資です。株価の値動きを見る場合、変動率が高い銘柄を好む場合は…株主数が少ない株を選べば、株価の値動きは荒いのが普通です。此処で…日銀のETF買いの浸透です。その金額を調べてみました。この資料は最新の数字ですね。日本銀行は2010年10月28日の金融政策決定会合で…初めて危険資産であるETFとリートを買い入れることを決めました。年間でETFは4500億円で、リートは500億円です。その運用が12月から始まりました。
本当に…小心者です。段階的に日銀は追い込まれ…ついに国債は発行残高の半分以上かな? 本当はもっと大胆にやれば良かったと思っていますが…その為に「ゆでガエル」です。カエルは変温動物で、水にカエルを入れ…徐々に温めると…死ぬまで、じっとしているとか…。本当かどうか、カタルは試したことがありません。
今でも日銀批判は溢れています。しかしこのような報道をみると…そろそろ市場に出回る浮動株は日銀様に吸い上げられ…此処から株価の値動きは加速しますね。これまでの700億円の買いの威力とこれからの…700億円の買いの威力は市場の反応は…全く別物になります。2倍処ではありませんね。場合によれば…3倍にも5倍、10倍にもなります。だって浮動株が吸い上がったのです。これから面白いように…株は上がりますよ。
故にカタルは、この記事を見て、ホンマかいな?と思ったのですね。だから自分で調べたのです。カタルは他人が調べた数字を信じません。必ず自分で確かめます。そうすると…日本銀行は2010年12月から合計でETFを既に13兆7196億円も買っています。
日本の株式時価総額は611兆円もありますから…その数字でみると、それほど多く感じませんが…日経225の時価総額は158兆円ほどですね。ETFは基本的に225を示すのでしょう。8.6%なので…中には10%を超える株数を日銀が持っている可能性はあります。つまりブルームバーグや産経新聞社の記事は、意外に…真実に近いかも知れません。
カタルは半導体株に注目しており「アドバンテスト」の値動きを、ずっと…見ていました。本来なら調整波動で株価が下がっても良い筈なのに…なかなか下がらなかったのは、おそらく日銀様の買い入れのせいですね。この株は富士通が株式の持ち合いを止め、需給バランスが崩れ…昔の値嵩株のイメージが消えました。しかし…昔のアドバンを知る人にとって、懐かしい筈です。
日本を代表する会社、トヨタやNTT、ドコモ、ソフトバンクに、三菱UFJなど…の時価総額が10兆円を超える株の割安感は存在し…日銀の買い入れが、歪められた株価形成になっているという懸念はありませんが…浮動株が枯れ始めていることは事実です。だから…カタルはこの秋から来年に掛け…2万円を挟んだボックス相場を抜け、いよいよ名目時代の38915円の奪回を目指すのだと思っています。故に深かった「流動性の罠」を、間もなく…抜け出せるとレポートで述べています。
馬鹿だけです。日銀が株を買って損をするとか…インフレ目標が達成できないとか…馬鹿な論理を言う奴は…。株価の上昇を見ると分かります。いつもそうですが…スタート地点の上昇は、長く時間が掛かります。しかしようやく辛抱が切れて儲かるようになると…ヤレヤレ…辛抱が長かったなぁ~と株を利食いした途端に、そこからあっという間に株価は2倍、3倍と跳ね上がります。その現象は…実は…この浮動株理論なのです。
現場を知らない、馬鹿だけが机上の理論でとやかく言うのです。1兆8000億円の収益不動産を買ってみれば分かります。カタルの友達はリーマンから800億円を預かって…あの不良債権処理の最中でも…収益を考えると800億円のお金が消化できなかったのです。日経新聞の記者は3%の利回り…どうのこうの。2018年からの大量供給がどうのこうの。識者はもっともらしい…話を並べます。
しかし孫さんは3%を切ったティファニービルなどを買って(320億円かな?)、馬鹿じゃないか…と、あの時は批判されたのです。机上論理を並べる馬鹿は、「銀座中央通り」の意味を全く知りませんね。何故、銀座シックスの8Fフロアの借り手が決まってないのに…120億円が、80億円も儲かって…200億円で売れるのか? デベロッパーは儲かるのです。だからカタルは時代の変遷を見ていたので…含み損失の処理など…後にして開発を優先しろと述べていました。故に…長く、宮島さんを批判していました。
かれは既に積極姿勢に転換していますが…コンセンションの分野のラッセルをするなら…株価は現状でも3000円程度の価値があるのでしょう。それほど…コンセッションはリートのノウハウの活用で…いくらでも収益が、湧き上がります。つまり成長株の評価に変わりますね。金融ビジネスは、アイディア次第で…いくらでも利益が生まれるのです。だってみずほの銀行預金1億円で年間の利息は100万円ももらえませんが…みずほ株を買えば…300万円以上になりますね。1億は50万株かな?だから7.5円だから、税金を引いて…丁度300万円です。
カタルに、お金を貸して欲しいですね。5億円借り入れて1%の金利を払い、差額の2%を懐に入れて年間1000万円の収入です。カタルに信用力があれば…借り入れが出来ます。何故、このような裁定取引が一般化しないのか…不思議な世界です。もう既に…名目経済に突入しているのです。だから、みずほ系のヒューリックは120億円で80億円も儲かったのです。66%ですよ。3年としても…年率で20%を超えますね。如何に、AUM残高の1兆8000億円と言う数字が大きいか…この事象を見ても分かると言うものです。既に4ケタの株価は決定しています。
さて、くり返しの…ご連絡です。カタルの株式教室の有料会員の方へ…
先週で…6か月間の株式教室が、終了しました。継続手続きを取られない方は…8月から原稿が読めなくなります。必要なら個人で、それまでに…保存して置いて下さい。尚、若干名の新規募集をしますが…8月になったら、ご通知します。それまで…しばらくお待ちください。