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幾つかの事に触れないと…駄目なのかな? 先ずは日銀の「ステルス・テーパリング」の件でしょう。そもそも日銀は、昨年、量的緩和の方針を転換して、「金利重視」の姿勢を鮮明にしました。この行動で緩和姿勢が後退し、「出口政策」への道と…市場の認識が進み「ステルス・テーパリング」と命名されました。

既に、この言葉は市場で定着しています。つまり市場は、国債の購入額を、年間で80兆円にしなくても良い…との認識です。実際の買い入れペースは、現在は50兆円規模だと言います。でも当たり前なのです。市場に出回る国債は少なく、流動性懸念から、価格形成も歪み、弊害が生まれていました。しかも尚且つ、当座預金には、使われないお金が積み上がっています。実態重視に、日銀は行動を変えただけの話です。実際の緩和姿勢が後退したわけではありません。

今回、円高に振れて…日経新聞が報じている様に、買入れの縮小は10年を超える25年と25年を超えるものが、削減されたようですが、超長期国債の買い入れを減らしても…当たり前です。むしろ利回り曲線は正常になります。実態経済に大きな影響を与えるものではありません。更に…今回の行動は、技術的な削減ともされています。

しかし、市場は過敏に…円高方向に反応したのは、誰もが、日銀の出口戦略「テーパリング」に関心を持っているからなのでしょう。既に、市場は22750円を奪回し…デフレの関門の扉を打ち破りました。まぁ「テーパリング」は…時間の問題でしょう。当然、ETFなどの買い入れもなくなります。リートも同じです。

大発会からの日経平均株価の急騰劇は、日銀のETF買いの結果、市場に出回る浮動株が減っており、日経平均株価の変動率が高くなっているのでしょう。逆日々と言うか…満額銘柄が多いのも、同じ現象です。完全に「デフレ脱却」の下準備は整っています。僕らの感覚が「失われた時代」に汚染され、麻痺しているのでしょう。

業界大手の三井不動

此処に来て…昨日のレポートでも指摘しましたが、昨日の相場も…2日間連続で、不動産株は大きく買われています。昨日は、三井不動産が2.99%、住友不動産は2.85%、地所は2.41%と…連日2%を超える陽線提示です。建物も、東急不動も…幅は小さいですが、同じ様に株価は上昇しています。日経平均採用銘柄が、連日、2%を超えて大幅高する事は、非常に珍しい現象です。気になって…チャートを見てみました。その様子です。

商業ビルなどに強い住友不動産のチャート

先駆して開発投資を積極化していた東急不動産

実は東急不動産の経営は、規模は小さいですが、早くから積極姿勢です。何もケネディクスだけが、昨年、大きく上昇したわけではありません。みんな…一緒なのです。むしろ、ここで休んだ分、ケネディクス株は、出遅れているとも言えます。大型不動産株も大きな資金が流入しているから、このような株価の動きになるのです。

カタルは述べています。昨年から、金融相場の様相を市場は示していると…。金融相場の主役達は、銀行、証券、不動産の3点セットです。基本的に景気の本格反騰の入り口は、この3点セットが、いつも主流なのです。

この現象は…今までは「流動性の罠」に、どっぷり嵌り、いくらお金を日銀が供給しても誰も、見向きもしませんでした。それは、これまでの悪政、金融庁の厳格な行動指針など…様々な失政に、民間企業経営者は、懲りに懲りていたのです。

だからブラック企業現象化まで、追い込まれたのです。ようやく政策筋も、反省色が出て来ました。盛んに…カタルは金融庁の方針転換をレポートで指摘していました。覚えていますか? まだガードは堅いですが…。此処に…イタリアやスペインの不良債権問題は、一気に進展しており、市場は、ようやく「雪解け」(流動性の罠からの脱出=デフレ脱却)になっています。分かるかな?

日本は、ようやく…世界基準に向け、急激に方向転換を図ります。その一つの現象が「1300兆円の逆襲」です。

株と言うのは、割安だから…買うものではありません。方向性を買うのです。ケネディクスの株価が4ケタを超えると…現状の感覚では、株価が髙過ぎると言う論者が大勢いるでしょう。おそらく…これまで強気で、株を持っている人達も、ケネディクスが急騰すると…先ずは1600万株の信用買い残が急激に減ります。

そうして…尚且つ、株が上がると…こんなバカな筈があるものか…と、今度は、必ず高過ぎる…との評価に変わり、株を「空売り」します。だって一株利益40円程度で、株価が1200円程度になれば…PERは30倍を超えますからね。

サンフロンティアも20倍までなっていませんよ。明らかに、おかしい株価評価なので…ドンドン空売りが入ります。それが糧になり…相場は、一層、仕手化します。株価が2000円を超えると…こんなバカな筈は、ないと思います。だってPER50倍だもの…明らかに高いのです。

でも宮島さんが2兆円規模に膨らんだ不動産の収益化を、真剣に考えて行動すれば…自前で加工できる不動産は…無限(兆円規模)に存在します。その頃は、誰もが不動産は、宝の評価に変わっています。だって日本のリートの利回りは、世界でも高いのです。倍近いのです。つまり地価が、倍になって…ようやく世界標準です。

更に…日本は長く…不動産の改修に取り組んで来ませんでしたが、政府は税制支援をして、この事業を支援しています。分かりますか?

カタルは、いつも…未来図のヒントを、レポートで提示しています。それをどう利用しようが…勝手です。あくまでも、自己責任です。これは当たり前です。

韓国人のように、一度、決めた話を、2度、3度も変えるのは…幾らなんでも、我慢も限界です。でも僕らは、敗戦国民で侵略戦争をしたことは、間違いない事実ですから、相手が納得するまで、不当な要請を、どんどん繰り返されても…じっと耐えるべきかもしれません。

でも自己主張は、しないとなりません。韓国の慰安婦問題は、たしか…韓国は、これまで2度の謝罪を受け入れてきたはずです。今回は3回目の正直の案件です。確か…カタルの記憶はそうです。

中国にしても…日本が、どれだけ、これまで経済援助をしてきたか…。その事実を知らない若者が、非常に多いのです。正当な主張を、誰も、中国国内でPRして来ませんでした。もっと、これまでの活動の事実を、外務省は予算を組んで…度々、CMなど…色んな方法で日本の主張を展開すべきでしょう。

あらら…話が、また飛んじゃった。自分の都合のいいような解釈をしちゃダメだと言う話です。結果は、誰も…分かりません。自分が選択して、行動した結果、「はれのひ」?のような被害に遭っても、仕方ない…とカタルは思います。明らかな詐欺行為で、被害者は可哀そうですが…世の中、そんな事は、たくさんあります。

ある日突然、株価が大暴落しても大丈夫なように…「真坂、魔坂、まさか」の用心は、いつも考えて…株式投資を、考えなくてはなりません。こんな事は、常識です。あまりに…日本人は、責任ある行動の意味を理解してないようです。

最後にJPモルガンのダイモンCEOがビットコイン発言を、後悔していると述べたそうですが、発言を撤回したわけではないのでしょう。言い過ぎた程度かな? コダックがICO(新規仮想通貨公開)を計画して、株価が大きく買われましたが、これは無担保社債と同じです。コダックが倒産しない限り保証されるのでしょう。

でも竹の子のように生まれる仮想通貨は、実体がありません。スパコンを動かす電力料金を賄うために、価格の上昇が続くうちは、お金が回るのでしょう。でも横這い、又は下降局面が長く続くと…誰が、その経費を負担するのでしょう。やはりカタルには、サッパリ理解できません。仮想通貨が、必要なのは分かります。だからカタルは、日銀か、政府が発行するべきだと思います。

物事は単純化して…その原点を考えるようにしています。自分の頭で理解できないものは、やはりカタルは…仮想通貨などは、薦められません。例え…短期的に成功したとしても…。ウォーレン・バフェットも、カタル同様の考え方のようで…「仮想通貨は、概ね悪い結末を迎えると、私は、ほぼ確信を持って言える」とインタビューに答えたそうです。まぁ未来図だから、誰も結果は分かりませんが…。

やはり強いですね。 サンフロンティアの株価は1400円台に突入です。お年玉になったかな? 論理的に見て、割安だもの…。でもケネディクスに、最後は軍配が上がります。カタルは…再び、銘柄を入れ替えました。

まぁ他人が、どのような行動を取ろうが…関係はありません。あくまでも、自分自身が、どう考えるかというヒントを、このレポートでは述べています。様々な不動産のチャートを見比べてみると…良いのでしょう。それでは…また明日。



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