潜在成長率

米国の雇用統計値は政府機関閉鎖の影響が指摘されていましたが影響がなく、むしろ好調な経済状況を裏付ける内容で…12月の利上げの正しさが証明された格好です。つまりカタルがFRBの政策が正しい可能性があるとの指摘もしていましたが…その可能性が高くなっています。この事の意味は非常に重要です。

FAANG株のその後の動向をみると、ネットフリックスやフェイスブックなどは依然好調です。アマゾンも悪くはありません。ただアップルなどは仕方ないのでしょう。形態が少し違います。

アマゾンの増収率

何故、FAANG株が高いPERで買われるか? その代表格のアマゾンのレポートがWSJにありました。そのグラフを借用して…四半期別増収率の前年比率を見て下さい。この伸び率は驚異的です。平均で25%程度でしょうか? 10年で9倍ですから…PERが100倍近い数字なのも…納得です。

複利終価係数表

此処では複利終価と言う表を見ると分かります。ネット上には良いものが見つからず、自分で作成しました。近年の日本は低金利状態で5%未満のものが殆どです。この複利終価係数表を見ると分かりますが、20%を超える成長率は別格だと言う事が分かります。

例えば…毎年、利益を上げているが、変わり映えしない企業があります。毎年、一株利益が50円で配当が10円する企業の場合、通常はPER10倍程度で株価は500円でしょう。

ところが…毎年25%成長する企業の場合の一株利益の50円は10年後になると…9.31倍ですから一株利益は465円になります。このPER10倍だと株価は4650円になりますね。10年後のPER10倍をイメージすると…現時点でもPERを93倍で買っても良い事になります。これが「潜在成長率」と言う考え方です。

このような論理で…アマゾンなどの株価は高いPERで評価されています。しかもROEがさらに高ければ…レバレッジが効きます。ROEが15%と言う事は…100%の利益還元率なら、市場金利5%で借り入れて、15%企業に投資をすれば10%の鞘が抜けます。

基本的にソフトバンクの孫さんは、このような仕組みを利用して高成長を遂げています。ただ綱渡りなのです。レバレッジが髙いと金融危機になった場合は資金ショートします。理屈上は大丈夫でも…金融情勢次第で倒産します。こんな事でダビンチの金子さんは金融庁の標的になり葬られました。ソフトバンクも同じですよ。他人資本なので、いつも金融が不安定になると、倒産企業の話題に上ります。過去にはCDSの保証料が高騰したことがあります。

何故、株は変化率を買うものか? この辺りの解説で理解できるかと思います。スマートコミュニティーは未知の分野です。新しい産業が湧き出るのです。5G時代になるとVR技術などが一般化し…どんどん新しい産業が生まれます。このような新しい産業は売り上げが5倍、10倍になって成長していきます。年率25%程度で高PER銘柄になるのです。それが5倍、10倍の新市場と言う領域だと…変化率の観点が驚異的な数字です。だから未上場企業に投資する資金があるのです。一攫千金と言うのは、そういう市場なのでしょう。でも「千三つ」の世界より、遙かに…分は悪いのです。

今日はこれから会員向けレポートを書きますから、簡単ですが…これでお終いです。また明日。会員の方は、深夜か…。明日にでもレポートをお読みください。



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