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かたる:令和時代はムードが一変する可能性が高まって来ました。本日の日経新聞には日銀券刷新が報道されています。良いムードになりますね。日本人は、一旦、方向転換すれば走り出す国民性を有しています。何しろ「赤信号、みんな渡れば恐くない」と言う国民性です。太平洋戦争もムードに負けて、後先考えずに…突入しました。ある意味で従順な性格なのです。

色んなデータを見ても、既に名目時代への準備段階を終えており、新しい時代にステップアップすると思われます。きっとゴーン事件は、村論理の最後の「悪あがき」なのでしょう。

東芝はどうなるか? 本日、物を言う株主登場のソニーは大幅高ですね。この東芝は半導体メモリの早期上場が期待されており、その動向が注目されます。半導体は市況産業です。メモリ価格は激しく上下し、企業業績はその動向に左右されます。

その半導体業界で、初めて…ポジティブな材料を目にしました。その記事は此方です。この記事の元の新聞は、台湾の現地新聞です。TSMCはサムソンに並ぶ規模を有する受託生産の企業です。サムソンは通常の倍程度の在庫を抱えており、身動きが出来ないと言われています。多少の減産では…この在庫水準は、なかなか捌けません。

しかし、先日紹介したマイクロンテクノロジーの減産報道の中で、クラウドの「ハイパースケーラー」の在庫が減少していると言う記事と、今回のTSMCの底打ち宣言の記事は同列です。年内にも半導体市況の改善が疑われていましたが、この記事は米国のSOX指数の動きと同列の考え方の中での事象です。だから…早晩、「スパーサイクル論」が正しいことが一般化するかもしれません。

この動きはWSJに載っている債券相場の話とも同列です。此方です。カタルは今年9月にも米国国債は再び3%に乗せる…と述べた話を、既に後ずれさせていますが、その方向性を示す記事です。つまりゴルディロクスか…進化論か…は、定かではありませんが、確実に景気動向は改善しているのでしょう。

この報道は価値があります。カタルの事前観測(頭の中の相場観)とピッタリ適合します。だからSUMCOも、確実に200日線を回復するのが…筋なのでしょう。

今、説明した話は「市場の整合性」の話です。一つのニュースから、様々な事象を結び付けて…未来図を予測する考え方のプロセスを皆さんに紹介しました。日々の株価の動きと、毎日報道されるニュースとの関連性の話です。相場観とは、このような検証を積み重ねて形成されていく過程を紹介しました。

このような繋がりが見えるようになれば…証券マンとして、ある程度のレベルになるのでしょう。様々なデータを顧客に提供して、だからこの株は上がると思うので…買いましょう。と説明をされれば、顧客は反論できなくなります。単純に勘だけを頼りにする昔の営業からステージアップされます。

カタルのページをコピーして、それを題材にして顧客にセールスをしてもらって構いません。頑張れ、証券マン! 上記のセールストークを使えば…大概の顧客は了承する筈です。それにSUMCOを薦めるには、配当利回り5%を強調すると良いでしょう。もう割れているかな? それでも…高い利回りです。

野村証券のセールスが、研究所のスタッフを連れて…営業活動をするのですが、野村総研自体が素人集団です。プロの分析の為には、長い時間が必要なのでしょう。

景気変動は数年に一回あるかどうか。その過程を真剣に分析をして投資活動に臨まないと…なかなか身に付きません。カタルも昨年の「逆金融相場」の読みを、甘く考えていました。これだけ勉強しても、引っ掛かる素人レベルなのです。

だから毎日、カタルレポートを読み、カタルがかけた無駄な時間を省いて成長して下さい。カタルは、ある意味で皆さんの「肥やし」です。カタルは既に人生の終わりに差し掛かっていますが、皆さんはカタルを活用して下さい。

小川是(ただし)さんは証券局長時代、証券業は素人でした。だから彼は経済小説(証券小説)を読んで勉強したとか…。カタルはこの談話を聞いて、素人に証券界がそんなに直ぐ分かるものか…と思いましたが、ある意味で、この考え方は一理あります。小説も色んな業界の事を題材にしていますから、その業界をある程度、知ることが出来るのでしょう。

昨日はサンバイオがストップ高、そうして本日はオンコリンスですか…。でも相場の季節感は、既に逆業績から金融相場への流れなのでしょう。だから季節感に合わない銘柄を手掛けるのは、非常に危険なのでしょう。すべての条件がマッチしないと相場は大きくなりません。

ルネサスエレク(6723)の日足推移

本日はルネサスエレクが高いですね。600円台に復帰しています。あの日経新聞の減産報道の時にストップ安を付け、584円を付けました。その翌日の最高値が620円です。この株価がマインド変化のポイントです。

株価波動が大きく変化する前の条件の一つになります。このような重要なポイントがそれぞれの株価に存在します。だから観察する場合も先ずは打診買いをして、相場を良く見ることでしょう。

先ず、良いかな…と思ったら、カタルは必ず、自分で株を買います。それから観察をして、銘柄を調べます。調べるのは時間がかかる為に、ほとんどの株は、先ずは自分の勘を信じて売り買いをしてから、なかなか自分の思うように動かない株があると…その背景を調べます。それからですね。

安川電機(6506)の日足推移

中には失敗する株もあります。まぁ、常識ですが…、何故、なかなか上がらないのだろう…と疑問に思う株もあります。そろそろ5月になり…昨年度末の数字が発表されます。安川電機などは強いですね。古河電工は200日線を上回った所が転換点で、お休みに入りました。でも安川はあのまま上昇を続けています。SUMCOは200日線にも到達していません。この違いはなんなのでしょう?

同じグループです。カタルは昨年この3社を比較していました。安川電機はもっと時間がかかると思っていましたが…面白いものです。ファナックも含め、この路線は進化論になりますが…果たしてどうなのでしょう。一度は売られると考えるのが自然です。かなり乖離率が高くなっています。

この3社、古河電工にSOMCOと安川電機の関係も面白いですね。相場はそれぞれポイントを押さえながら、未来の相場を考えると…より一層、株式相場が楽しめます。出来れば100株だけでも良いから自らも参戦して、相場を眺めると良いでしょう。競馬や競輪と違い、配当をもらいながら、相場の成り立ちが楽しめます。

どんなドラマよりも株式相場は面白いと思います。それでは…本日は、この辺でお終いです。また…明日。



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