先ずは昨日の博打について…少し解説しましょう。カタルはオンコリンスよりユビキタスを選択し博打をしました。でも予想に反しファーストリテイリングやソフトバンクの上昇が日経平均株価を押し上げ、安川も自社株買い効果か…高くなりました。市場全体が高くなるなら、なにも博打株を選ばずに…手数料を上げることが出来ます。他の選択肢が増えます。故に仕手系株は人気が得られずに…株価は沈みます。当然のことです。
つまり仕掛け筋もタイミングを見誤ると、損失を受けるわけです。このような外部環境に相場は影響されますから、誠備の加藤さんは、よく…新規の銘柄を仕掛ける時に神社にお参りに行き成功を祈願していました。
要するに…相場と言うのは微妙な条件により、出来が変わる訳です。タイミングや条件が合えば大成功を収めるし、タイミングや条件が悪いと失敗をする事になります。あとは資金量の問題です。あのような下げが演出かどうか…は、仕掛け筋本人でないと分かりません。相場を観て無理をせずに手を抜く場合もあります。すべてはケースバイケースなのでしょう。
さて…昨晩のNY市場はJPモルガンの好決算に支えられ…高い人気でした。むしろ中国の3月の貿易輸出の伸び率がドル建てで前年比14.2%と高く…市場に安心感を与えたことが好感されたようです。その為に…債券相場のスティープ化は進んでいます。逆イールドを心配したのがウソのような展開になって来ました。カタルは当初、秋頃にも10年債は3%越えと予測していましたが、既にこの見通しを後ずれさせています。しかし展開次第ではこの可能性も否定できません。つまり新高値の更新です。
ただレバレッジローン問題に代表されるように、危ない融資額は高水準のままです。一方、バフェットが(昨日の日経夕刊報道)主張するように…銀行株は魅力的です。スマート化により、今一番、変化が大きな業界だろうと思っています。皆さんは分からないかもしれませんが銀行はデータの宝庫です。活用の仕方次第で膨大な収益を生み出すのです。RPAの活用など…一気に効率化が高まっています。早ければ…この5月にも大量の自社株買い報道が期待できます。
5000億円の自社株買いが1兆円になるのです。許すなら、1兆円規模の自社株買いをしても良いと思っています。カタルがCEOなら業務の拡大より自社株買いを優先させます。昔からカタルは銀行好きなので…この程度にしましょう。株なんか、無理をせずに…のんびり投資でも良いのです。必ず、そうなるのは「自明の理」です。
昨年のクリスマスショック前後の安値で…200週移動平均線を割り込むソフトバンクを、有料会員向けレポート(12/22)で「日本のバークシャー・ハサウェイ」と紹介しました。前回の時も…その水準で自社株買いを発表した連想もあった為です。会員の人が、その時点で参加したかどうか分かりませんが、カタルは今回の自社株買い報道の時にも少し参加しました。
先日、NHKの滴滴出行を観て思ったのですが、ウーバーは世界一なのです。たかが配車アプリと侮らないことです。交通情報の利用は、価値が高いのです。様々な発展収益が考えられます。ある意味でアップルやグーグルのようなプラットホームになり得ます。AIの活用により信号管理など…どれだけの効率化が図れるでしょう。渋滞などを回避できるソフトの利用価値は、非常に高いのです。このシステムはホンダなどが先行しています。
だからトヨタも早く…この方向性に舵を切った方が良いのです。準天頂型衛星のGPSは整備され…カーナビに様々な情報を発信できます。車を誘導することが出来るのです。幸いトヨタとソフトバンクは提携しており、ソフトバンクとウーバーも繋がりがあります。そうすると将来、情報の整備が容易になります。
もう既に孫さんは、そんな構想を抱いて行動しているのでしょう。情報(ビックデータ)の活用は情報量なのです。本日の日経新聞のトップに「だまされたAI」が一面トップです。
データ量の蓄積でAIはドンドン賢くなります。何故、アマゾンがAIスピーカーをただのような価格で売っているか? あの価格ではまず利益は出ないでしょう。損はしませんが、物を売って利益を得るのではなく、利用者を広げ、データを集めているのです。毎週、配信されているメールには…「アレクサ、仕事のダジャレを言って」と表示されており、この問いかけに対して、AIスピーカーは「アルバイトのある場合とない場合がある」と応えました。
グーグルもそうですが…LINEが後発で、この業界に参入しましたが…世界規模でデータを集める会社の後追いをしても、負けるだけです。馬鹿経営者です。だから株価が伸びません。ウーバーも赤字ですが、兆円規模に近い投資をするのです。今の時代の投資額を観れば、日本が大きく遅れていることが分かります。
日本は少子高齢化ですから、医療データの整備をすれば…世界に勝てる可能性が存在します。なにしろ…年寄りは病院好きです。政策の方向性で、飛躍も没落も出来るのです。何処にデータがあり、その活用を模索するか? 電子カルテの蓄積はAI診断に繋がります。医者など…既に必要のない時代になります。PSやスマフォの前で診断を受け、必要な薬剤が届くのです。手術も近くのロボットセンターに行き、対応される時代になります。5Gのインフラ整備が必要不可欠なのです。
だからキャッシュレス減税と5G投資減税を先行させて社会資本(インフラ)を整備しないとなりません。幸いマイナンバーカード制度があるのでスマフォに対応させ…効率化を計る下準備が出来ています。あとはスピード感を持った政策運営だけなのです。スマフォ一台で全てが完結します。健康保険も運転免許証も必要ないですね。クレジットカードなんかも必要ないのです。
このスマートコミニティー化のスピード争いです。他人の言動の揚げ足を取って辞任に追い込む、馬鹿げた報道をやっているメディアは本当に必要なのかどうか。どのチャンネルを回しても…同じ報道をする番組に価値観はありません。インターネットの発展で世界中のニュースが手に入るようになり…日経新聞の能力を知るようなものです。紙面に書かれている情報は陳腐化しています。
情報の価値観とは…事象に対する捉え方の問題です。例えば…先日、話題になった債券相場の「逆イールド問題」です。3カ月物と10年物の金利が逆転して大騒ぎました。カタルは日経報道が一般的なので、敢えて…その後の対応が重要だと言うレポートを掲げました。既にFRBはクリスマスショックを反省して、9月にもベースマネーの縮小を止めると宣言しています。金利だけではありませんね。
要するに…一般化報道と言うのは「騙し合い」なのです。日経新聞には「観測報道」がたくさん掲載されています。その情報を鵜呑みにするのではなく…賢く利用するのです。株式投資をして、何度も手痛い失敗を味合うと…何れ、学習します。カタルは40年近い実務経験を通じて、お客の金で実践経験が豊富にあります。その経験から何を学んだか?
カタルはベンチャリを中心とする投資で40億円を失いました。カタル自身も、ベンチャリは5万株だから、それだけで…およそ3000万円近くのお金を溶かしています。身銭を切った実践経験は、いくら馬鹿でも…やはり、そこから学ぶものがあるのでしょう。
皆さんもカタルレポートを活用して下さいね。カタル自身が貧乏人だから、このレポートは完成されたものではありません。こんな事は常識ですよ。ましてや…野村証券のレポートなど…クズのようなものでしょう。でもその様々な情報源の中でも、利用できるものもあります。それを取捨選択する自分自身の目を、養わないとなりません。生きている時間の間に、様々な選択を迫られます。その選択次第で…自分の人生はドンドン変化していきます。
おんぶに抱っこでは、成功は出来ません。自分自身の頭で考えながら様々なレポートを検証する事でしょう。それでは…また明日。
有料会員の皆さんへ…本日まで旧パスワードが使えますが、明日になると…古いパスワードは使えなくなります。脱会される方は必要な個所があるなら、各自で保存作業を完了して置いて下さい。継続された方は過去分が全て読めますから、保存の必要はありません。新しいパスワードは、来週中にメールにて送ります。一応、20日頃を予定しております。