二つの課題

債務超過でも…株主還元をすると言う日経報道を見て以来、毎日、現金収入がある外食などの事業が、最終利益以上に株主還元をしている米国企業の在り方と、日本企業の違いについて考えています。

そこで…いくつかの投資のアイディアが生まれそうですが、この考えを裏付ける資料作りや勉強に時間を割かねばなりません。でも今は、その時間がないので…何れ、その関連をレポートすると…「予告宣言」をする事で、自らにプレッシャーをかけ、勉強する時間を割く事にします。

一つのレポートを書く為には、やはり事前準備が必要になり正確な記述するためにカタル自身が、勉強をしないとなりません。いい加減な事を書くことは出来ません。困った性格です。わざわざ宣言をしなくても…と思いますが、あの日経新聞の記事は、やはり衝撃的でした。

だって債務超過になる程…株主に利益を配るなんて、どう考えてもカタル自身も「やり過ぎ」だと思うのです。しかし…確立されたブランド企業の場合、そのような資産がなくても、見えない「のれん」と言う財産がある訳です。

「世界のラグジュアリー企業ランキング2017」で、年間224.3億ドルを売り上げたエルヴェエムアッシュ モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン(LVMH)が世界一となり…2位はカルティエやクロエを傘下に置くスイスのリシュモン、3位は米国の化粧品メーカー、エスティローダー・カンパニーズ、4位はレイバンなどを所有するイタリアのメガネメーカー等は、既に世界から認められ…確立された会社でしょう。

マックやケンタッキーなどの食品関連だけでなく、このような企業の「のれん」と言う目に見えない価値は、歴然としています。カタルには理解できない世界ですが、先日の稼ぐ以上に株主還元をする米国企業の実態が、何故、世界から認められているか? この解明が、カタルの当面の課題のようにも思えます。

この解明にはフリーキャッシュフローの考え方やDCF法と言う基礎知識がないと駄目ですからね。やはり勉強するために、時間が必要です。

昨日は「市場の整合性」の話をしています。一つの現象が、どういう事態を生むのか?今回のコロナ騒ぎにおけるクルーズ船の対応で、日本政府は批判を受けています。カタルも非常に「まずい」対応だと思っています。感染しているリスクのある乗員が乗客の世話をしていれば…確実に感染は広がります。 米国が怒り…チャーター機を用意するわけです。

この辺りの柔軟性が…日本にはないのでしょう。官僚組織の縦割り行政のまずさが「失われた時代」に繋がった…と言う反省もない訳です。 

辻元さんが、くだらない国会質問をする前に…このような管理体制が構築できていない日本の「まずさ」は、やはり…呆れます。この現象は日本国家の信用力の問題でもあります。大問題です。感染したかもしれないと思う人が、個別でウィルス検査を希望しても、受けられないガチガチの仕組みは…背景には、色んな理由があるのでしょうが、日本らしいなぁ~と思います。

ラッセルする人間を縛る仕組みが、日本には存在するから、なかなか独創的な企業が日本に育たないのでしょう。これは僕ら自身の考え方…の問題です。僕ら自身が、やはりどうしても村論理を育んでいるのです。

でも株式投資は、他人と違う行動を求められ…少数派の論理です。株式投資で成功するためには、自分の感情に逆らった行動を取らないとなかなか利益を得られません。これは難しいですね。

株が上がりそうだと思えば…株を売ることは出来ないし、下がりそうだと思えば…株を買う事は出来ません。でもこの気持ちに、「逆らった」少数派の論理が、株式市場では勝利の考え方です。少数派しか…株式投資で利益を得られません。だから…カタル批判がないと…相場が育たないとも言えます。

ようやく…日本企業でもコロナ騒ぎ対応が、確りしてきたようです。テレビを見ていたらGMOインターかな?…のケースが紹介されていました。受付でアルコール消毒を促し体温測定とマスク着用との事です。しかも社員の多くはテレワークの在宅勤務でした。

日本と同様に、シンガポールも中国系ですから感染者が多いのですが、シンガポールから来た娘の旦那の話では、三井住友などの社員は、「今の時期ですから…」と言い、握手もしない「決まり」だと言います。 流石、シンガポールです。エントランスに常駐するスタッフが居る高級マンションも、体温測定など…、当たり前の対応をしているとの事です。

シンガポールは、流石、お金持ちが住む国ですね。一般庶民の資質も、日本人以上に高いのでしょう。今回のコロナ騒ぎの対応を見ても、なんだか…「情けなさ」を感じる始末です。頑張れ!日本。

本日もこれから出かけるので…この辺で簡単ですがお終いです。それでは…また明日。

会員の方は、昨日、新しい原稿をアップしたので…お読みください



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