カタルの観測は正しいと思っていますが…いつも「時間の壁」に苛まれています。トヨタが自前主義から資金力を生かし、中国のスタートップ企業の小馬智行さんに440億円もの出資を決めたそうです。此方です。この感覚は武者さんの言う「株式資本主義」です。数年前にトヨタは、米国で自前の自動運転研究所を作りました。カタルはそれを批判しています。その後…僅か2年程の間に、トヨタは急速に変化している様に感じています。
この考え方は非常に重要でしょう。一連の世の中の流れを見ていると、ある方向性に気付かされます。だから日本株は、もう名目時代入りするだろうと思い、カタルのように「買い増し」をする奴が、成功を収める社会に変化すると考えてきました。
武者さんのレポートは非常に有益で、幾つかのヒントに溢れていました。今はシステム売買ですから。コロナ騒ぎでどうしようもありません。昨日、戦時中の竹槍でB29爆撃機を落とそうと…空を槍で突っつく、馬鹿さ加減をカタルの行動に当て嵌めました。
千代化は再びスタートラインに戻され、ロコンドも似たような展開です。ただ少し違うのはケネディクスです。本日も売らされましたが…実は買値は低く、この水準でも利食いなのです。
千代化もそうでした。この306円でも利食い玉と、追証による投げ玉と一緒に売らされました。だから…貧乏人は嫌いです。「買い場」なのに…買うことが出来ません。
しかし念願だった「J・TEC」を、昨日は500株、そうして本日も500株、800円割れの水準で買うことが出来ました。前に持っていたのですが、売った後は高い水準で買うことが出来なかったのです。ようやく…買い戻しました。昔からの読者には分かると思います。ユビキタスとJ・TECは、カタルの好きな株なのです。
こんな時でないと、安値で拾えない株は、たくさんありますよ。だからお金持ちは良いですね。本日は、買いたいと思いながら…売った株も沢山あります。
Jトラストなども、その口です。400円割れを買っていましたが、折角買ったのに…維持率の関係で売っています。まさにコンチクショウです。本日は、そんな「投げ」ばかりです。
少し余裕があるなら…何れ、カタルが強いと感じた火曜日の寄り値の水準、いや休みだったから水曜日かな? そうです、2月26日の寄り値を基準に、一旦は売りが一巡すると戻るでしょう。それからでしょう。
ETFによるシステム売買は、株価に関係なく、仕組み上…売りが売りを呼ぶ展開になります。今はプログラム売買も結構多く、一斉に引き金が引かれる仕組みです。だから…アクティブな行動が出ないと、この「ガラ」(暴落)はなかなか止まりません。政策次第です。
故に、昨日は「竹槍の話」をしたわけです。でもカタル考え方の基本は、何ら…変わりません。本当に、今回のコロナ騒ぎが時代の進展を早めると思っています。スマートコミュニティーへの変化を促進させるもので…日本にとって「バラ色相場」に移行すると思っています。
だから…買い増しをする馬鹿が、勝利をする相場になると思っています。こんな所で売ってなんになる…です。日本株は配当利回り水準の株が多く、しかも内部留保が時価総額を上回る会社もゴロゴロしているのです。だから始まります。
でもその前に…今は「洗礼」と言う相場に見えます。カタルの考えは、兎も角…今日は読者から嬉しい情報メールが届きました。彼に許可を求めていませんが、タイムリーな話題ですから、勝手に引用します。その内容です。
「昨年4月から上海に移転し1年が経とうとしています。今回のコロナの件でさすがにビックリすることが多いですが、少しだけ現地の情報をお伝えできればと思います。10年も貴サイトを閲覧させて頂いているので何かのお役に立てればと思いました。端的に言ってこちらでは収束に向かっています。なぜ今の時期に日本で騒いでいるのかさっぱり理解不可能です。
まず、こちらの環境をお伝えできればと存じます。上海では集合住宅が小区という小さな自治会のようなもので組織されており、壁に囲まれて正門、裏門からしか出入りが出来ず現在は正門からのみ入出が可能で、そこには守衛がおります。普段は適当に仕事をしている彼らは疫情(中国語ではイーチンと発音します。)に対する政府の布告が始まってからやたら真面目に仕事をし始めました。
小区から出る時は「入出証」を受け取り、帰ってきたらそれを渡し検温して入れるという感じです。やり方は各小区によって違いますが大体似たようなものです。別の小区にいる友達のいる所に入ろうとすると登録をしなければいけません。中国人は全て身分証を携帯していてそのIDを記録するようです。外国人はパスポート番号を記載します。外出の際はマスクを着用します。着用率は100%です。
何しろマスクをしてないと公共交通機関に乗れませんし、スーバーにも市場にも、コンビニさえ入れません。買い物に行く際はバスに乗りますが、ガラガラでほとんど人も乗っていなく専用バスのようで快適です。ショッピングモールに入る時はまず検温、そしてウォルマートに入る時も検温という感じです。ちなみに穀物、野菜、穀類、菓子類等充実しています。その辺の市場では肉と野菜が積みあがっています。価格も平常時と大して変わりません。
先程述べました身分証というのがやっかいなのです。中国では住民票という制度がありません。日本で言うところの戸籍のみです。身分証にはその戸籍の住所が書いてあります。この住所が武漢だとかなり偏見の目で見られますね。また、上海では現地人、つまり上海人より他の地域から働きに来ている人が多いのではと感じます。その人たちは外地人(ワイティレン)と呼びます。彼らは春節が終わって帰って来ていますが、2週間ほどの自宅隔離を求められます。また各小区で登録を求められるので外地人というのは一目瞭然なんですね。外地人は簡単には上海の戸籍を取得することはできません。
人々の様子なんですが、かなりビビっているのは事実です。ほとんどの人は自宅で過ごされています。特に上海人は敏感なようです。今週から出勤が始まりましたが、まだまだ出社率は半分以下のように思えます。学校も三月末からくらいらしいですね。ネットが充実しているために学校はネット会議システムを利用して授業を行なっています。宿題も山のように出るそうです。
仕事をする人も自宅で十分可能という感じですね。中国では子供はおじいちゃん、おばあちゃんに預けて両親はともかく必死に金を稼ぐというのがあたりまえです。日本では学校がしばらく休みになるとの事ですが、中国の真似をするのは少し無理ではないでしょうか。どうやって休みの間授業をするのでしょうか?誰が面倒を見るのでしょうか?時間を持て余す若者が街にあふれるのではないでしょうか?上海では子供だけで出歩くことはまずありません。下校の時は家族が迎えに来ます。そうしないと誘拐されるかもしれないからですね。
こんな感じで中国の隔離政策は徹底している為、疫情はそのうち収まるでしょう。先程も述べましたが、日本が中国の真似をして封鎖政策をするのは無理があるように感じます。小区で封じ込む事もできないし、中国のようにネット環境が徹底していないと感じています。というか、日本では武漢のような事にはならないと思います。と言いますのは衛生観念が全く違います。驚かれるかもしれませんが、中国で手を洗うという習慣がありません。
さすがに今は「手を洗え」と政府が言っているので手を洗っているでしょう。それでも、病院の洗面台には石鹸がありません。日本のように1日何度も石鹸で手を洗うという習慣がないのです。ハンカチも持っていません。そんなもの持っているのは日本人くらいです。家では靴も脱がないし、道路では痰は吐き放題です。なんせ喫煙率が高いですから。おじさんたちはマスクをしていても、くしゃみと痰を吐くときはマスクを取ってそのへんにまき散らします。上海でもそんな感じですから、他の地域では尚更でしょう。
それでも、独裁政権による指導力は大したもので、みなさん従っています。よって、私は近いうちに収束すると考えています。日本はこれから暖かくなり梅雨が始まります。高温多湿ではウィルスは活動できないというのは分かり切った事です。なのになぜ国家非常事態のようになるのかさっぱり分かりません。人類の歴史を見れば、疫病により人がある程度の確率で死ぬのは普通の事であり、それが自分の身に降りかかってもなんら不思議な事ではありません。万が一コロナに感染し重篤になったとしても、「はいそれまでよ!」というだけの話しです。コロナ感染を心配するより毎日を精一杯生きる方が楽しいのではないでしょうか。
NY市場は、この機に乗じて売りを仕掛けて来ていますが、様子を見ながらブツブツ投資をしていきたいと考えています。それでもどうしようも無い状態になれば腹をくくるだけの話ですね。徒然なるままに書いてしまいましたが、少しでも参考になれば幸いです。IRNET毎日楽しみにしています。頑張ってください。」
と言う長いメールでしたが、Sさんありがとうございました。カタルはこのような情報メールが大変に参考になります。それに…最後の下りも気に入っています。「万が一、コロナに感染し重篤になったとしても、「はいそれまでよ!」というだけの話しです。コロナ感染を心配するより、毎日を精一杯生きる方が楽しいのではないでしょうか。」と言う部分です。
人間は、目に見えない恐怖に怯えます。でも未来の分からない事を、あれこれ考えて行動が委縮するより、精一杯に人生を生きて、それで死んだら、死んだだけの話です。たいしたことではありません。そりゃ、自分の行動には注意が必要ですよ。手洗いや人ごみを避けたりするのは当たり前でしょう。でも悪戯に怯える必要もありません。
ノホホンと生きているのが良いのです。この「コロナ騒ぎ」で良い面もたくさんありますね。テレワークなどが進み、スマートコミュニティーへの移行が促進されます。更に…カタルは、この読者からのメールにあるように…日本人の潔癖性を信じています。手洗いの仕方まで指導する国です。爪から手首まで…、だから米国で感染がインフルエンザのように蔓延しても、日本の感染率は意外に低いままで、日本が再評価される可能性もあります。
ダイヤモンドクルーズの対応で批判を受け、保健所の対応でミスが重なっていますが、カタルは基本的にネガティブではなく、ポジティブ思考です。
だからお金持ちは、粛々と買えば良いのです。だってもう利回り採算株です。貧乏人で不安を抱いている人は、株を外しなさい。カタルのように…追証の人は、無理をしては駄目です。お金があるからと言って余分に追証を入れる必要はありません。その前に、先ずは投げましょう。ジャンジャン投げましょう。その内、株価が下がらなくなります。
こんな時に上手にリバウンドを拾おうとするから、千代化の400円をたくさん買う事になるのです。まさにトホホです。馬鹿は、いつまでも…直りません。でもこの程度の下げは、まだ乖離調整の範疇でしょう。昨日から、ようやく日本株も200日線割れの水準です。
SP500もNY市場も200日線を割り込みましたが、ナスダックだけが、まだ上に株価が位置しています。ナスダックの200日線は8387ドルで、昨日の株価は8566ドルでした。如何に乖離が大きく開いていたか分かります。
カタルはこう述べています。時間調整は長引きますが…値幅調整は短期間に整理が一巡します。カタルのような馬鹿が、資金面から強制排除されるからです。通常は、追証の発生が切れてから、つまり株価が一度上がってから、2週間の観察が必要になります。
お金があるなら、粛々とブツブツ投資を続けましょう。余裕があるが、あまり余裕で無ければ…時間を置いてから考えましょう。追証の人は文句なしです。カタルのように「投げ売り」をして、高い「保険料」を払うしかありません。
それぞれ個人の力量は違いますから、自分で自分の気持ちを問うて…行動をしましょう。人間は追い込まれると馬鹿をやります。「疾風に勁草を知る」です。
お金はないが、せめて心のユトリは、自分の考え方次第で変化できます。株価ボードを見ない事も、一つの対処療法です。所詮、なるようにしかなりません。でもこんな時、カタルはいつも思います。思っている様な悲惨な展開にはならないし、逆に楽観的なシナリオにもなりません。大概は、世の中は常識的な所で落ち着きます。だから…ノンビリ、のんびり構えましょう。
さて原稿を書き終えて株価ボードを見ると…意外に下がっていませんね。もっと下がれば面白いのに…と思います。
この「心の変化」は、カタル自身が大量に損切りをして…気持ちが楽になった証です。自分の心の変化は、自分にしか分かりませんから、無理をせず、ノンビリですよ。カタルは、本当に…「バラ色相場」がやって来ると思っています。今回のコロナ騒ぎの後で…楽しい相場が始まるのでしょう。それでは…また明日。
カタル銘柄は時代観察に基づいて組み立てられていますから、時間を掛けブツブツ投資をすれば、必ず、成果が得られます。問題は、自分自身の力量把握です。本日は読者のSさんのレポートを掲載しました。どうもありがとうございました。