昨日の補完

みんな推論に過ぎませんが…、カタルは日本国を信じ、応援するために株屋を選んだのです。でも最初の10年だけが、前向きな営業が出来たのですが…、後の時間は、もう直ぐ30年になりますが…、なかなか「デフレ脱却」が実現しませんね。でも余り心配していません。多くの人は原理を知りません。カタルは、昨日の日本が、どうして「流動性に罠」と言う泥沼に陥っているか?…と言う基本構造を述べていますね。金融危機以後、ダヴィンチの抹殺は「ショック」でした。だって借金の返済は確実に出来る収益還元法で、日本の不動産を買ってきたのです。それを金融庁は相場が下がっているという、一時的な理由で金融機関に圧力をかけ、ダヴィンチに強制的に減損会計を迫ったのですね。その売りもしない不動産の値下がり損失の為に、大幅赤字を計上し消えたのです。1989年時期のバブル期には、もっと、すごい貸し出し競争を大蔵省は煽っていたのです。ようやく収益還元法と言う利回り採算に落ち着いた不動産を、更に下げようとする政策を実行したのは理解できませんでした。この仕組みが、カタルが、ケネディクスを買う根拠の一つになっている訳です。

同じことが、現在のシャープに堺工場にも起こっていますね。稼働率が落ちた工場の減損会計を会計上、損失として処理しろと…以前の金融庁なら、銀行を通じて企業に迫りました。このような歴史的な事実があるから…なかなか企業は、投資と言う冒険をしなくなり、一気にグローバル化に走ったのです。しかし考えてください。タイへの生産移転は2009年から2010年です。5年程度で投下資本を回収できますか? 異次元緩和になり円安になったから、直ぐに企業が国内回帰する道理がありませんね。それがjカーブ効果と騒がれましたが、理論上に、上手く働かなかった真相でしょう。清貧思想も此処まで来ると…知恵がなく馬鹿ですよ。20年以上も構造調整をしてきた不動産価格を、更に下押す政策を実行する金融庁批判を、カタルは続けてきました。今は違うようですが…。必要な時にバブルを煽り、必要でない時に、清貧思想をばら撒くから、経済が行き過ぎたのですね。2010年以降の行き過ぎた生産調整は修正されるのでしょう。リカードの比較生産費説は当たり前の現象ですね。

昨日の株式教室で、貿易黒字を所得収支が上回ったのは2005年から2006年と述べました。金融危機後の金融庁の清貧思想が日本を間違った方向性に導いたのですね。分かりますか? 具体事例は、ダヴィンチが2006年9月に買ったPCCWと言う東京駅南口のビルを2000億円で買いましたが、2009年12月に1400億円で、オフィスビル部門をセキュアード・キャピタルに売ったことを示します。しかし最近、シンガポール系の投資会社が1700億円で、買収したとされていますね。でも2000億円でも利回り採算が合ったのですね。収益還元法価格の不動産と言うのは、そういう意味を示します。不動産も所詮は、金利裁定で価格が決まるのですね。この辺りの判断は、金子さんに米国金融の知識があれば…、会社は残った可能性は高いのですが…、魔坂だったのでしょう。何もダヴィンチだけでなく、一般企業の工場も同じ状況だったのです。だから大手家電は揃ってリストラを実施しています。三洋電機は消えましたね。

政策により国民生活は大きな影響を受けます。ブラック企業と言う言葉が生まれる事が、異常な状況を示しているのです。この背景は村論理ですね。今はJA改革です。だってJAと言う組織が正しいなら、日本の農産物は世界的に観て、競争力がある筈です。りんごはどれもおいしいですね。最近はあまりハズレに、あたったことがありません。どうして世界競争で負け組なのでしょう。就業者はどうして高齢化しているのでしょう。そんな自然消滅する組織を残す必要があるのでしょうか?更に問題とされたヤンバダムや、諫早の最高裁の判決はおかしいと思いませんか? みんな村論理ですね。みんなが納得するまで時間をかけて妥協点を模索するのですね。だから生産効率がドンドン落ちるわけです。こうしていつしか、昨日、書いたように、世界から見て日本は負け組に陥落したのですね。

皆、実質と名目の違いを、メディアが正確に国民に伝えて来ませんでした。だから水面下で悲鳴を上げ、日産マーチと言う大衆車までタイでの生産移行になったのです。僅か5万円と言います。輸送量をかけ採算の合うのでしょうか? おかしいですね。その構造調整が、最近、パナソニックの国内回帰などの現象ですね。此処で浮上する銘柄もある訳です。何か皆さんに分からないでしょうが…カタルはある銘柄を観察しています。でもまだ早いからね。この生産性を上げる効率化は、スマートコミュニティーの構築で成し遂げられます。だからクラウドであり、富士通だったわけです。今は昨年、少しやり過ぎたので…シコリ感が強く調整を続けていますが、また時期が来れば…株価は復活しますね。高値を買った人は心配をしなくても構いません。いずれ4桁以上になるでしょう。

物事には順番があります。先ずは信用創造なのですね。カタルは異次元緩和で円安が進行し、米国景気の回復でグローバル銘柄の評価を低く捉えていましたね。上がるのは分かっていましたが…どちらか言えば、主軸と据えていませんでした。でもマツダは良く上がりました。しかしスバルが、最も良かったのです。でも今年は既に株価位置が大幅に変わり、変化率が大きく落ちますから、株価は横ばい評価でしょう。黒田批判があるという事は、「流動性に罠」から、なかなか抜け出せないのですね。日銀だけに責任を押し付けるのは少しおこがましいですね。メディアの責任が一番です。的外れな解説を、長く、しつこく繰り返していますからね。なかなか正論評価する解説に、お目に掛かれません。

株はね。仕掛け人の存在が、絶対に必要なのです。企業業績が良いからと言って、株価が上がるものではありません。ポイントを付かないと…なかなか良い相場が生まれません。力があって、仕掛けても…素質がない銘柄を、いくら持ち上げても一人舞台で終わりですね。「素質」がないと駄目なのです。でも素質があっても、実際に開花しないと…やはり駄目なのですね。折角の素質が、開花するかどうか…。様々な条件が揃わないと…株価って、綺麗に上がりませんね。この辺りの感覚は、実際に相場を大きく張った人でないと理解できないかもしれません。この素質の中で最も重要なのが、大衆人気です。人気がどうして生まれるか? それは未来に対する「夢」なのですね。やはりイチローよりマー君ですからね。でも今年は黒田君の活躍が見られなく残念です。広島戦をみれば良いと言いますが…やはり世界の舞台じゃないと、面白味が欠けます。でも良い決断でしたね。彼は男を上げたように思います。イチローとの違いを感じます。今年はどうなのでしょう。

NY市場が下げようが、欧州が揺れようが…、日本株は世界で最も条件が整っているのだから、やはり独歩高を期待する次第です。頑張れ!日本。



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