1937年問題

世の中の流れは、複雑に絡み合い、どれが原因で、結果が生まれているか分かりません。しかし…いつくか、その結果が生まれる原因や、要因を掲げることは出来ます。問題は複雑で…その結果が、再び市場に反映され、波のように、どんどん繰り返し、相互に影響し合う事ですね。人間の感情は複雑で、積み重ねられた経験が、些細なことが切っ掛けとなり、感情が爆発する事があります。両者(要因同士)間の繋がりがなくても、新しく結びついて、互いに影響を与えることがあります。

株価が、どの時点で、動き出すのか? あるいは…ある日突然、動き出し、人気が加速するケースもあります。株価が騰がるためには、それぞれの条件を満たし、更に環境が味方しないとなりません。だから未来を予測するなど…不可能に近いのです。しかし…その株が持っている特性と言うものがあり、これは長年の積み重ねにより、市場で、そのようなアノマリーが形成されていることがあります。所謂、仕手性を持っている株とか…の事例ですね。

本日は息子が新しく買ったマンションに遊びに行き、近くで昼飯を食ってきたために書き出しが遅れました。

カタルが、何故、冒頭の書き出しになったか? その真意は、おそらく読者の人には理解できないでしょう。人間の感情の理解は、難しいものがあります。相場もそうですね。単に企業業績が良いだけでは…株価は上がらないし、人気にもなりません。人々が魅了される素質が必要なのですね。別にその素質が本物でなくても…相場になります。過去、科研製薬などの大相場は、偽物ですからね。こんな事例はたくさんありますね。騙されない為に、その背景に流れている事象の理解は、欠かせません。例えば、中国の元の切り下げ…とか。一般的には、輸出競争力を補うためと言われていますが、カタルは1937年問題を疑っています。

元を安くすることで、ドルへの資金還流を減らし、中国に資金を留まらせる為…と考えています。オプション理論の利用促進により、様々なデリバティブ商品が開発され、リスクが分散されました。そのおかげで、本来なら共産圏の中国への投資は難しかったのですが…、CDSなどの仕組み債が投資を可能にしたわけですね。この仕組みは2000年代に入ると…加速します。サブプライムローンの債権化を考えると分かりやすいですね。しかし2007年3月に住宅金融大手のニュー・センチュリー・ファイナンスが破たんし、2008年9月のリーマンと続きます。このCDSの仕組み債の組成額は、天文学的な水準に膨らんでいました。

本当かどうか分かりませんが…一説によれば、総額62兆ドルと言いますから、その規模が如何に多大か…分かるかと思います。この仕組み崩壊の穴埋めを、世界の中央銀行が実施して、混乱を沈めましたが、現在は、これを再び民間の管理下に、戻そうという作業途中だという事です。此処に…1937年の失敗が、関連します。

ここでカタルが、よく話題にする1937年問題を少し解説すると…あの当時、世界大恐慌から、米大統領のルーズベルトはニューディール政策を実施し経済を立て直します。フーバーダムなどの一連の公共事業投資は有名ですね。1929年前後の世界大恐慌からの脱出後、FRBは経済が立ち直ったと思い、金利の引き上げ、政府は増税を実施したのですが、これが切っ掛けで…再び経済が沈むのです。これが1937年の失敗です。カタルが本文で述べている1937年問題とは、この間違った政策運営を指します。

中国の資金動向
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中国の資金動向(右が資金の流出入、左が決済通貨の割合)

カタルは、この現象が、気になって仕方がないのです。今の時代と1937年は、非常に似ています。この金融デリバティブで膨らんだ経済ですが、今、急速に資金が引き上げられています。このスピードが早いから、原油価格が大きく下がり、新興国中心に混乱し始めています。その様子がWSJにも載っていました。そのグラフを掲示しておきます。英語だから分かり辛いかもしれませんが…、左のグラフが中国の決済通貨の割合ですね。右が中国の資金流入の動きを示しています。このグラフを見ると分かりますが、明らかに中国から資金が引き上げられています。この理由はオバマの清貧思想による金融機関への規制強化のためですね。つまり資金の流出を防ぐ為に、中国は元安に動いているという観測です。

冒頭に話したように…、結果の背景には様々な要因が複雑に絡んでいる為に、要因をいつくかを掲げることは出来ますが…それが原因かどうかは、本当のところは分かりません。こんな事は常識ですからね。カタルのレポートは、様々な観測記事を書いていますが、背景の理由を推測で掲げています。

ケネディクスの株価が騰がらないのは、賃貸料の為か?…とか疑っていますからね。しかし本当にそうか、どうかは分からないのですよ。こんな事は当たり前の事ですからね。市場を観察している中で、様々な仮説が生まれます。その仮説が、証明されることもないし…その仮説による結果が検証になりますね。しかし仮説通りに動いたとしても、その仮説の要因が、真実かどうかも分からないのです。要するに、株屋の予想などは、全て…いい加減だという事です。

ただ、いろんな資料を示されると、なるほど…そうかと、納得するから不思議です。何故、カタルが、経済が本物の強さになるためには、金融機関が儲からないと駄目と、前から述べています。当たり前の原理ですね。お金を貸す連中自信が、ウハウハに儲かっていれば、多少の冒険が出来るようになります。シャープの貸し付けが焦げ付いても、今なら1000億や2000億など…どうでもいい金額です。しかし数年前は大変な金額で、償却も出来ませんでしたね。それどころか…自分達自身の経営が危機だったのです。野村証券などはイカサマをして、低い金利で債券を大量発行していましたね。本来なら20%近い金利でないと発行できないのに…。

今日のレポートは、分かり辛かったですね。しかし、ここで言いたいことは…1937年の失敗を繰り返さずに、上手く政策運営をして欲しいという事ですね。今は、ギリシャから中国と来ましたが、ロシアも同様の火種を抱えています。この背景の根元は、中央銀行から民間機関へのバトンタッチの影響が、絡んでいるという事です。

でも日本株は、大丈夫だと思っています。ここから9月にかけて、仮に大きく沈んでも…そこは絶好の買い場です。何故なら邦銀は世界でいち早く、回復しているからです。今はくすぶる不安心理ですが…、やがて、その煙は消えますね。皆が一度、背景を理解すれば、多くの問題は、それで材料が消化されます。故にカタルは、一般化してない背景を、どんどん解説しようと考えています。今日の目玉は…このグラフでしょうね。それでは、また明日。



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