カタルはこの2月下旬から続く…市場の動乱の中で情報の扱い方をテーマにして来ました。考え方と言うのは面白いもので…同じ内容を聞いても「受け手」により、その捉え方が「まるっきり」違います。
現在、カタルは有料会員から、この半年間の成果の審判を受けています。カタルが提供をする情報が、皆さんの役に立っているかどうか…と言う審判です。散々な結果なので…当然、この審判は厳しいものでしょう。それに…日本人は情報にお金を払う習慣がありませんからね。
太平洋戦争の失敗は「情報力」の違いです。陸軍と海軍の情報力の違いは歴然としていました。そもそも2.26事件から…日本の間違いは始まっています。太平洋戦争に突入する間違いを修正する機会は、いくらでもあったのです。ところが…軍部の独走許す空気が日本の社会にありました。メディアの役割は大きいですよ。
日本人はロボット教育を受けており、自ら考えることをしません。これは日本人、皆が同じです。「三つ子の魂百まで」…と言います。小さい頃の教育は重要ですからね。
ところが…長年、市場経済に身を置き、様々な試練を受けると情報の在り方を学びます。日経新聞の「嘘の報道」と言うか…、見分け方は難しいですよ。一見すると本当の事を述べている様に聞こえますが、観測報道が非常に多いのです。
その観測報道が現実になる確率は高いのですが…色んなケースがあるのです。官僚筋から情報を示唆せれて流されるケース、記者独自の取材のケースなど…様々です。現場にいると、どうしたら…記者が此方の思惑通りに動き、記事を掲載するか? その試行錯誤をします。そうして日経新聞を利用します。
株屋は、みんな頭が良いのです。
例えば…ある人間が、日経新聞の記者に興味がありそうな話で…こういう風に言います。「ねぇ、日立の人間が、スマートコミュニティーの画期的な技術開発をしたって、聞いたんだけれど…これ本当なの?」…と記者に聞くと、当然、記者は、その情報を知りませんから、「聞いていませんね。」と応えます。しかし記者は気になって、後日、自分独自に調べるわけです。そうやって…日経新聞に記事を掲載させるわけです。
官僚筋も同じです。情報をリークして政策相手の反応を見るわけです。こんな事は常識の範疇ですが…日本人は従順な国民ですからね。
だから…様々な情報の中から、自分がどれを選択して、どう利用するか? 株式で言えば、当たり続ける情報など、ないのです。誰もが手探りで…試行錯誤をしているのです。
その様々な情報の中で、市場が反応して…株価がどう形成されて行くかを観察します。これが正しいと言う「未来の構図」なんか…ないのですよ。みんなが、これから様々な思惑の中で…創って行く世界なのです。自分が、どんな社会を望むか? その総意が株価になって表れて行きます。
此方は、ある会員のメールからの抜粋です。
「会員にさせていただいて、久しぶりの株式投資ですので、何度も過去ログを読み返しながら、少しずつ買ってきました。今回のコロナ騒ぎで震災以上の急落を経験し、一時大きな損失も出ましたが、その後はなんとか冷静に取引し、I君とソフトバンクを買うことで、全体でプラスに転じることができました。十数年に渡り、日々今日の市況、コラムを拝見しておりますが、今回は会員レポートで自信を持って、買い向かうことが出来たと感謝しています。」…となっていました。
カタルのとっては…嬉しいメールです。でもまるっきり違う反応もあるのでしょう。だからカタルは半年ごとに、会員からの審判を受け…その評価を真摯に受け止め、自ら、成長の糧にしています。
皆さんから、様々な評価を頂きレポートを改善させ、カタルの考え方も当然のことながら…修正されていきます。会員は情報の対価を払っていますから、当然ですが、一般の皆さんより、カタルレポートを、よく読んでいることでしょう。この人のように何度か読み返すのでしょう。カタル自身、自分の書いた原稿をあげるまでに、何度か読んでいます。
いくら馬鹿なカタルでも、同じことを何度も繰り返していれば…だんだん自分の考え方が洗練されていきます。そうやって相場観が成り立つのです。色んな読者のメールを読むことで、「なるほどなぁ~」こう言う考え方があるんだ。…とヒントをもらいます。
つまり情報と言うのは、与えられるものではなく…自分が様々な選択肢がある中で、自ら、選択をして吟味をして、いろいろ考えて行動に移すのです。当たるとか…、外れるとか…そういう基準ではなく、感心度合いの問題です。カタルレポートを読んでいると、様々な事の発見があるかどうか…なのです。
故に「感動」をもらえる、心が揺さぶられる「時間」が大切なのです。何故、ゴッホの絵に何億円も、お金を出す人がいるのでしょう。確かに投資目的の人が多いでしょうが、なかには彼の描く絵を見て涙するなら…素晴らしい時間ですね。その対価に、いくら払っても良いのです。価値観とは何か? 自分の心が揺さぶられる時間にお金を使いましょう。ゲームで感動を覚えるなら、それでも構いません。
確かにロールプレーイングゲームのファイナルファンタジーなど…カタルもずいぶんしましたが…何か残ったのかどうか。やり遂げた時は達成感が得られますが、それだけのようにも感じます。
でも…株式投資は面白ですね。世の中の流れが分かるし…政治家がどんな考えをしているか? 色んなことを知らないと…相場論を構築できません。ゲーム産業もあるし…自分がゲームをしないと、その価値が分かりません。
AIスピーカーを使わないと、その良さが理解できません。カタルは引っ越しに伴い、もう一台アマゾンエコーを買いました。実はもう一台、スピーカーの大きなものを買おうか、どうしようか迷っています。誰か、24000円台だと思ったけれど、あのスピーカーの大きなものを使っている人が居たら、感想を教えて下さい。どうなのかな?
カタルは今回の引っ越しで、長年使っていたパイオニアのスピーカーを捨てることにしました。勿体ない話です。でも配線は必要だし…今の時代に合いませんからね。
時代はドンドン進化を続けています。自分が、どう…時代に合わせるか? この年になると大変です。面倒ですからね。でも株屋が時代の変化を否定したら、もうお終いです。自ら鼓舞して…時代に必死になって付いていこうとしないとなりません。我々…60代にとってパソコンも壁で、スマフォなんかも…なかなか使いこなせません。でも便利です。最近はスマフォで検索したニュースをパソコンでも分かるようになっています。
先日NHKでプライバシーの特集をしていました。最後はこの話になります。カメラ認証など…ドンドン便利になります。その反面、個人情報の価値を、どう考えるか?
だから…これは、会員情報で伝えたのかな? アップルとグーグルの連携でコロナソフトが開発されていますから、この考え方が新しい時代を構築するのでしょう。
この発想は、すごい価値があるのですが…情報の価値を普段から考えてないと…このニュースの意味が、理解できないのです。カタルはFRBがブラックロックを選定したから、もう株価は大丈夫だと述べています。その前から、23日解禁、一般の人(慎重な人は)4月6日解禁と述べています。
何も、FRBのあの情報だけで言っているのではありません。次回からの会員情報ではチャート論を述べようと思っています。皆さんはチャートの使い方も知りませんからね。今日はさわりだけ…皆さんに、一例を掲げ、そのレポートにしましょう。
例えば、アップルのこの大陰線を、昨日は大引けで抜いています。そうしてアマゾンはもう直ぐ新高値ですよ。この意味が理解できますか? 今日はヒントだけにして、解説は明日にしましょう。もうスペースがないですからね。読む方も大変です。
同時にケネディクスの株価とI君の比較チャートも掲載しておきます。この意味は、明日、解説をしましょう。皆さんは素人です。プロが、どうチャートを利用するか…。そう言う一例を示します。取りあえず、本日は宿題です。明日、カタルがどう解説をするか…楽しみにしておいてください。そんな訳で、本日は寄り値からI君を買い増ししています。
ロコンドが、とうとう4ケタ奪回です。仮に前期の数字が悪くても大丈夫です。もし目先の数字が悪くエステルのように下げても、心配は要りません。でもカタルはロコンドよりI君に魅了されたのです。
何れ、この解説を皆さんにします。先ずは100株だけ、買っておくことです。そうするとカタルと共に相場を楽しめます。でも…無理をする事はありませんよ。
先ずは、自分の力量を把握する事です。そうして「自分の心が楽しいな」…と思う水準が自分の適正水準です。儲けよう…などと、邪推な心を持たない事です。
素人が簡単に儲けられる世界ではないと思っています。大概は、餌になるのです。それほど…自分の感情をコントロールするのが難しいのです。先ずは相場を楽しむことです。
それでは…明日のチャートの解説を、楽しみにしていてくださいね。また…明日。