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かたる:カタルの基本構想は、株は大きく下がらずに38915円を抜けるというものです。いくらバブル状態での高値とは言え…既に30年が経過し5%成長なら4.322倍、3%成長なら2.427倍です。日本人は「失われた時代」を通じて、いったい何を学んだのでしょう?

バブル期の最後の1年は、指数だけがオモチャのように上がる相場でした。実質的な相場は1987年です。その1987年10月に付けた株価は26646円です。 その後、調整を経て38915円に指数だけで株価は上がりました。つまりカタルは、この26646円が日本の実力だと思っています。あれから31年ですから、3%成長でも当然のことながら、株価は6万円を超える筈です。それが道理です。

「失われた時代」の失政の一番の原因は、資産価格の上昇を否定したことです。しかし日銀は禁じ手とも言える、価格変動がある危険資産の買い付けに着手しました。リートやETFを買い続けています。金曜日も、昨日も703億円をETFにより買いつけています。他に設備投資などに積極的な企業の株を12億円ずつ、買い続けています。リートの市場は小さく7月は12億円ずつ4回、8月はこれまでの所1回の買い付けです。

日本で一番、お金持ちの日銀に、価格形成で戦える人は居ません。ジョージ・ソロスがポンド危機の時に、通貨防衛をする英国政府に立ち向かい売りを浴びせましたが、英国でもドルを無尽蔵に持っている訳ではありません。だから勝てました。でも円の勝負では、日銀には誰も敵いません。ドルで勝負をしている訳ではないのです。

その日銀が資産価格の上昇に着手しているのです。リートを買い続けています。不動産価格が上がるのが常識です。その政策で、一番、潤うのは何処か?

当たり前の事ですが、不動産を持っている所です。しかし流動性の罠は深く、なかなか政策転換の意味を理解しない馬鹿学者が多く、時間による汚染が広がりました。それはそうです。30年と一口に言えば簡単ですが…現役世代の代替わりの時間推移です。だから流動性の罠が、此処まで深くなったのでしょう。

ようやく…名目賃金が実質を上回り、未来に希望が芽生えて来ました。しかし…昨日の市場の動きでも分かるように、トルコリラ急落であまり関係のない日本株が大きく下がるのは、付和雷同の日本人根性が完全に変化してないのでしょう。

「潮目の変化」を理解している人が少ないのでしょうね。GPIFを始め、日本生命に第一生命、東京海上などの日本の機関投資家も、偽物の寄せ集めなのでしょう。講釈はどうでも良いのです。成果です。実績を示してなんぼです。

しかしホリエモンは村論理で叩かれ犯罪者、ダヴィンチの金子さんは金融庁に排除され…日本は村論理を続けてきました。でもその結果とうとう…就職最難関の電通から名門企業の東芝と…自分達のお仲間企業が、次々に炎上です。東電などは、最たるものでしょう。

この様相は「安倍おろし」として、メディア中心に根強く続いています。官僚も派閥が二分され…文科省の事件に発展します。社会の事象を観ていると、株価と密接な繋がりが確認できます。

そこで…自分は、どの路線を選ぶのか? 株式投資は原点を大切にしましょう。カタルは名目時代が、正しい政策だと信じています。人々に希望を与え、やる気を与えます。頑張れば、僕だって…孫さんのように成れるんだ。

孫さんは、数々のラッキーに恵まれました。シャープの佐々木さんとの出会いなど…あり得ない偶然が、時代の際どいタイミングで起きています。通常、無担保で1億円の融資は受けられません。あのタイミングだから、何とか…実行されました。今なら支店長は背任行為で首です。

話しを戻しますが、やる気になれば…誰だって、スタートトゥデイ(ZOZO)の前澤さんのような成功を掴める時代なのです。名目時代は楽しいですよ。多少の馬鹿をやっても、何度でもやり直しが効き、チャンスが増えるのです。

だって失敗して資産を購入しても、東芝のようにLNGは高く売れます。まだ決まってないですが、たぶん…あの投資は儲けなのかもしれません。昨日、カタルは320円を2000株買いました。だって今の状況はそんな時代感覚です。

カタルは名目時代の到来を信じており、この30年間のたまりに溜まったギャップが、何処かで爆発すると思っているのです。 だから本日も680円でケネディクスを1000株だけ買い乗せしました。自分が契約社員のような不安定な社会を望み、他人を批判するような社会構成を望むのであれば…実質時代を前提に投資をすればいいのです。株を空売りすれば良いのです。

でもカタルは、希望が溢れる「寛容な社会」を望むので、ケネディクスを買い続けます。それだけの話です。単純でしょう。故に、カタルは日銀と一緒に歩みます。

自分が信じる道を歩めば良いのです。その結果は誰も分かりません。黒田さんだって、2%目標を達成するのが、こんなに困難だとは思ってなかったのでしょう。

自分で新聞配達をしてみて、勧誘してみれば分かります。今の時代、新聞なんて…商品価値がドンドン落ちています。逆風下の実績と、追い風の実績との違いは、実質と名目の違いです。100メートル走は、追い風の場合、記録として認められないようですが…記録ラッシュの方が楽しいのです。

厚生労働省が発表した賃金動向の数字を、市場関係者はもう一度、噛みしめるべきでしょう。風説の流布に近いメディアのトルコリラ報道に揺れるのか? それとも実際の日本経済のGDP統計などの数字に、重きを置くのか? 自分の頭で考えればいいのです。

株は上がりそうで上がらない。下がりそうで下がらないボックス相場が、もう少し続くと考えています。だからこそ、安い時に株を買わないと…僅かな儲けも手に出来ない道理になります。

果たして、今は安いケネディクス691-692-678-680で247万株ですが、後場からも昨日に続き続騰できるのかどうか…。それとも一日程度の休みを入れ、動きを軽くするのか? 自社株買いによる浮動株吸い上げ効果は、どの程度なのでしょう。やってみなければ真実は分かりません。

800円までガンガン買えば…後は自然に上昇波動に乗ると思っています。 猫の首に、誰が鈴を付けるか? カタルに力があれば、やりたいタイミングです。10%程度買えば、かなり煮詰まっているから、やれると思っています。

だって6月の統計は0.8%の鞘です。日銀は2%を目指しています。 定番のお盆休みですが、建設業は休日返上だとか…。もう時代は、ひたひたと背中に迫っています。時代が株価を作るのです。それでは…また明日。



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