株式投資はロマン

先ずは、昨日の原稿のアップの際に、リンクを張るのを忘れていました。ごめんなさい。早めに読んだ人は、宮島さんの意見が読めなかったと思うので…もう一度、昨日の「今日の市況」に戻り、読んで置いて下さいね。いや、此処でリンクを再び張った方が早いですね。此方です。一理あるシナリオです。通常、5月は株を売って、閑散相場の夏に、備える時期です。利食いは5月、そうして買い場は、8月から9月と言う「アノマリー」が存在します。アノマリーと言うのは、経験上のジンクスのようなものです。理由は分からないが、その傾向があると言うデータ上の話ですね。だから必ず…と言う訳ではありません。

何故、こんな事を書くか?

実は、今回の株価上昇は、指数投資が前面に出ており、個別株は過熱していません。リーダーが存在しませんね。如いて挙げるならソニーにファナック、トヨタなどの大型資本銘柄がリーダーなのでしょう。昨日反省したように、明らかに主体者の動向を読み違えていた為に、個人好みのケネディクスなどの不振に繋がりました。言い訳をするわけじゃありませんが、ソフトバンクも同様のように…個人好みの株は、ほぼ全滅です。ラオックスは比較的に上手く行った方ですね。カタルは100円台の株価の時に推奨をしており、300円以上は売り転換していますが…。主役の組み入れスピードがこんなに速いとは思わなかったのです。おそらく統一選に絡んだ、見えない要請に日本村組織が反応したのでしょう。所詮、サラリーマンなので、現場は上の顔色を窺うのでしょうね。きっと…。

こう考えると、先ほどの宮島さんの意見も、条件が揃ってきますね。だから一度、弱気な意見を取り上げたのですね。日本株の動向は既に割安感はありません。ヤクルトなどの株価水準は異常株価です。論理的に説明がつきませんね。画期的な腸内細菌の仕組みを解明し、全世界でヨーグルトが爆発的に売れて、増産するような予期せぬ事態が勃発するのかどうか…。まさか株価が、そんな先を読んでいるとは思いませんね。しかし株高の下地はあったのです。通常に比べ、ダノンが浮動株を安い時にかき集めていたので、需給バランスがタイトになっていました。それ故に、起った現象と理解しております。

やはり公募増資や自社株買いは、株価に大きな影響を与えます。邦銀株の割安感は、この時期で説明がつきませんね。この理由として考えられるのが、自己資本の希薄性を付かれ、安値で大量公募をした結果、浮動株式が一気に増えた為ですね。馬鹿な金融庁と経営陣です。論理的に純資産以下の株価で、公募などを実施すること自体が、おかしいのです。カタルがJVCKWに注目していたのは、一つは仕手性もありますが、ビクターなどの財務内容が良かった会社を安値で、引き受けたからです。その代り人員整理の汚れ役を勝手出ましたが…。故に、他の銘柄に比べ回復が遅れていましたね。パナソニックは自ら手を汚さない会社ですね。逆に、パイオニアは先頭を切って、人員整理をしようとして、「指名解雇」と言う小説が書かれるほどの社会問題になりました。

だから今も、雇用問題が政策論議されているのです。連合の主張は明らかに村論理です。民主党もそうですね。終身雇用時代の村論理の主張を未だに引きずっています。企業にも働かない中高年を切る権利を認めるべきですね。指名解雇です。そうしないと、いつまで経っても世界競争に勝てずに、製造業回帰の現象が加速しませんね。空洞化がなかなか埋まりません。更に外資の参入が促進されません。だから仕組みを変えるべきです。

シャープの悲劇は、ある意味で時代観の犠牲です。テレ朝の古舘さんのような偽善者の報道が、何故、日本で好まれるのか…サッパリ理解が出来ません。株と同じで、利害が対立するのが世の中ですね。見方は人それぞれで、意見は対立します。カタルは大震災報道も嫌いです。やり過ぎですね。3年も支援して自立できない奴は、切るのが筋です。どんな理由があるにしろ…。そりゃ、可哀そうですが、それが人生と言うものですね。

カタルなど、下がりゆく株価を、毎日、23年間も売り続けました。株屋は売りではなく買いで臨むのが、筋だと思っていたからです。空売りだと思っても、何か材料を探し、買い続けました。でもこの生き方が正しかったどうか…分かりませんね。とうとう、空売りをする為に、証券マンを辞めたようなもの…。でもやはり、なかなか出来ませんでしたね。面白いものです。そうして2年、生活して資金が切れた時に、相場が転換します。馬鹿を絵に描いた人生ですね。僅かな資金で立て直し…。まぁ、所詮は3流故に、味わう悲劇ですが…故に大震災で避難と言う名目で、家賃補助を未だに受けているのを見ると、日本人の在り方をよく考えさせられます。そんなに日本は余裕がありませんね。だいたい健康保険を利用するなら、貧乏人は、ジェネリックを選択すべきです。

でも日本と言うのは…、日本人と言うのは、やはりイワシ民族で、ロボット教育の人種です。クールジャパンなどの経産省の取り組みを見ると、よく分かります。最近、嫌いですが、この制度に反発する楽天の三木谷さんのような人が出てきて、日本も変わり始めています。でも、一概に悪いとは言いませんが…。

そう言えば、昨日、日経新聞の夕刊、「十字路」に、ROEという文字の登場頻度の回数が報じられていました。2013年の150件から、2014年は341件に急増し、2015年は4月7日現在で、既に132件もあるそうで、単純計算で今年は、このままだと…500件程度になると言うのです。ようやく日本の企業経営者もこの報道により変わり始めています。株式の持ち合いを止めて、真剣に経営をすべきです。

カタルは、株高の論理的な背景を作る為に、このROEと今度は「ピジョン化現象」を広めたいと…願っています。今度は日経新聞さん、このピジョンの成長を特集して下さいね。何故、市場がない日本で、赤ちゃん用品のピジョンが、高株価を実現できたのか? この解析を進めると…、味の素やニチレイ、更にニチロまで、株価が上昇するような流れが、産業界に生まれるでしょう。郵政や佐川などが、物流のパイプを作り、日本政府はアジア開発銀行を通じて、インフラ整備を加速させます。とくに道路や鉄道だけでなく、情報のパイプを支援して欲しいのです。更に情報衛星の整備ですね。日本はアジア地域の情報網を構築して、この覇権を手にすれば…これが後世に残る財産になります。

この流れが完成されると、日経平均株価は10万円になりますね。皆、小さいですね。2万円乗せで、ワイワイ言っています。26年前に、既に38915円を付けたのです。先ずは、その奪回が一里塚ですね。その為には、無駄を省かねばなりません。経営者の保身行動を…監視せねばなりません。だから、ものを言う株主が必要です。黒田電気の取得で報道された村上さん、友達の話を聞くと、かなりお金を持っているようですね。シンガポールに生活の場を移している様で…でも実際は日本で行動しています。取り巻きが多いようですね。でもカタルには黒田電気などは、魅力的な会社に見えません。それとも隠れた含みがあるのかな? サードポイントなど…、最近は市場を賑わす、昔の秀和や桃源社のような連中が出てきましたね。さらに小糸製作の買収に乗り出したピケンズなども話題になりました。でも、みんな一過性でした。投資の本質とは…方向性が少し違います。

コンセンション(PFI)は、日本を救うのですね。昨日の日経新聞に、以前から話題にしている関西空港の事が、掲載されていました。オリックスはフランスのバンシと組むとの報道がありました。地所や、開発に長けている三井不動は、参加しないのでしょうか? 投下資金が巨額なので、金融の知識がないと駄目ですね。野村などは、一体、何をしているのでしょうね。本当に、証券マンの資質も落ちたものです。国を救う国家プロジェクト、この流れを加速させるために、日銀は量的緩和を実施しているのです。カタルはケネディクスに、「リートはPFIだ」と言う可能性を見出していたのですが…、日本で定着するかどうか…。最低でも20%程度の自己資金が必要になります。だからオリックスの株価を上げねばなりませんね。幸いオリックスは株価を分割して、しかも100株単位で買えますから、最低単位だと18万円程度で済むのかな? 早速、月曜日に100株買うか…。これは現物で買いますね。上がろうが…下がろうが…どっちでも構いません。

オリックスの株価を1万円にして、公募増資を実現させねばなりません。これぞ、証券マンのロマンですね。1000兆円の借金返済の道も、先ずは、小さな一歩から…。読者の皆さんも余裕があれば、みんなで一緒にロマンに向け、参加しましょうね。証券マンは先ず、自分で株を買って、それから、お客様にも…薦めねばなりません。お客様に薦める以上、先ずは自分が投資をするのが、筋です。カタルは、いつもそうしてきました。ベンチャリも、多い時は5万株、自分で持っていましたね。100円台から500円台まで買ったのです。最後は500円台で、1万株、追加で買ったのを覚えています。でも給料が減り、食うために途中で1万、2万と、売らざる得ませんでした。証券マンの場合、会社によって違いますが、買ったら最低6か月間は、売れませんからね。目先投資は出来ませんね。

小手川君は、きっと思っていることでしょう。目先投資の限界を知り、王道を歩めば、彼は資質があるだけに大成功をするでしょうね。オリックスの安値を彼は買う事が出来る器ですね。失敗したようですが、川崎汽船への投資も正しかったとカタルは思っています。良いセンスをしていますね。日本にもバフェットのような本物の投資家が誕生しても良い時期です。期待しています。カタルは1万円だから、今の株価に直すと1000円を割れたところからオリックスに参戦しましたが、彼は倒産が噂される時期にも、大量の投資を実行していました。この時期に金融庁はダヴィンチを倒産(上場廃止)に追い込んだのです。金子さんも時代の流れにうまく乗れませんでしたね。カタル同様です。僅かな違いだと思うのですが…なかなか運を味方に付けるのは、最後は人間の持っている天命のようなものなのでしょうね。

カタルが描く、オリックスのシナリオは、1万円なんて…もんじゃ、ありませんからね。此処から10倍以上になると思っています。通常、時代を変える投資と言うのは、時間は掛かりますが、大きな成長をするものです。100倍程度に膨らむケースは、良くあります。100倍なら、18万円が1800万円になりますね。10年後、お孫さんが成長した時に、良いプレゼントになります。故にお孫さん名義のニーサで投資をしましょうね。これこそが株式投資の醍醐味でありロマンでしょう。

オリックスの月足推移
image-447

オリックスの月足推移



amazon.co.jp 全品に拡大 無料配送キャンペーン実施中!詳細はこちらをクリック。

IRNET

本サイトは、「今日の市況」(月~金)、「株式教室」(土)、「コラム」(日、祝)をほぼ毎日発信しています。

2024年12月
« 11月    
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

過去のIRNET

広告

株式投資関連の本



連絡先

kataru at irnet.co.jp
(at をアットマークに変えて送ってください。)