雇用統計の見方変化

今日は昨日の続きです。米国の雇用統計の見方の変化についてですね。FRBの金融政策はいろんな面で検討され政策が決定されますが、最近は雇用数字や失業率だけでなく、公聴会でイエレン氏が「雇用の質」について言及したことから、賃金水準が問題になっています。今回の雇用統計も、非農業部門の就労者数(NFP)は252千人と、安定的増加とされる20万人を上回り、失業率も5.8%から5.6%に低下しましたが、問題とされたのが週間時給賃金の水準です。この水準が24ドル62セントから24ドル57セントと…5セントもダウンしたのですね。たった5セントとの印象ですが…。データを調べると、この5セントの意味が良く分かります。この現象が一時的なのかどうか…、この動向を見極めたいと…市場では言われていました。この辺りの知識はカタルにもなく、今回、改めで調べてみたのですが…統計データも2006年3月からと、米国にしては比較的、最近から集計が始まったようです。(他にあるのかもしれませんが…)

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そのグラフを作りましたから、昨日のカタルの推測と、このデータは一致しており、カタルの推論が、やはり正しいのではないかと…考えています。つまり金融機能が正常に働いていた賃金の上昇率は3%台なのに…量的緩和の経済回復時は2%を挟んだ展開です。金融機能が正常に働いてないので、実態経済が弱いとも考えられます。色んな経済指標は強いですが…実態は、どうかという問題ですね。従来のデータと合わせてグラフを載せておきますから、イメージを掴んで置かれると良いでしょう。如何ですか?

明らかに金融危機前の賃金上昇率と、量的緩和で支えられている経済回復と質が違いますね。おそらくイエレン氏は、この辺りを問題にしているのでしょう。昨日の自動車販売もそうですね。米国は人口が増えており自動車販売台数も本来の回復なら1700万台になっても良い筈です。さらに買い控えもあった訳で、従来の水準を上回る1800万台水準でも良いとも思われますが、買い控えの反動を含め1600万台で推移しており、この辺りが…微妙に影響しているとも考えられます。カタルの推察は、金融機能が充分に機能しておらず、実態経済は片肺飛行のイメージなのです。

ただこれは仕方がないとも言えます。新興国の台頭により、生産基地が分散されており、新たな需要が生まれないと駄目ですね。カタルが信用創造の復権からスマートコミュニティーへの相場へと考えているのは、産業革命のような急激な変化が始まっており、間もなく飛躍期を迎えると考えているのです。つまり従来型の工場でのものの生産からの発展ではなく、クラウド環境を利用したロボットが活躍するスパコンを取り入れたSFのような未来社会の発展ですね。新興国に自動車生産などは譲ればいいのです。先進国はロボットやスパコンなどのSFの未来型社会の構築に動き、一気に人類の発展が進むと思っている訳です。故にナズダックの5000ドルの新高値更新が、その起点になるように感じています。だってスマフォの登場からまだ日は浅いですね。アイフォーンの発売は2007年です。アンドロイド端末は2008年でしたね。

価値観が大きく変わると思っているのです。物質的な物へ対価を払うのではなく、文化や知識に対してお金を使うようになると思っています。如何に、我々に楽しむ時間を与えてくれるか?と言う基準ですね。労働はロボットがするようになり、人間は、楽しみな時間にお金を割くようになります。「快楽産業」と言うと、響きは悪いですが…知識を吸収するのは楽しい事ですね。知らないことを学ぶことは、この上もない喜びです。世間が話題にしてない面白い作家を発見した時の喜びとか…音楽でもそうですね。カタルは高校生の頃、まだ無名だった小椋佳の「青春」と言うアルバムを手にして、素晴らしいシンガー・ソングライターだな。…と思いました。その後、5年ほどして、ブレークしたように記憶しています。その時のガックリ感は、まるで株価が、世間に認められ上がったような失望感です。自分だけの音楽と思っていたのに…分かりますかね。この感情変化が…。文学もそうです。村上さんのように有名になっちゃうと…、何が良いやら…僕にはサッパリ理解できませんが、花村満月の「ワルツ」などは、未だに評価されていません。本当は白川道の方が好きですが…。此方の世間での評価も、今一です。

商業ペースに乗った情報では、見つからない美味しい「食べ物や」さんの発見とか…。新宿のアカシヤと言うレストランのロールキャベツは、今でも、昔のままの味で存在するのでしょうか? 僕の学生の頃は…たしか170円ほどだったような記憶があります。兎に角、安くて…まずまずの味でした。価値観の究極は、やはり文化ですね。最近はクラシックを聴くことが多いのですが…何故か、バロックが好きですね。NHKは知らないことを教えてくれて好きです。だから受信料が高いとは…考えていません。それに引き換え、携帯電話料金は、やはり高いと思いますね。カタルは5700円のパックを利用していますが、届く明細料を観ると…データ通信料が80万円とかの数字の羅列が並んでいます。このような矛盾が解決されない我が国のシステムを考えていると、官僚組織は完全に陳腐化しています。

ライブドアとオリンパスの検証が、新聞に載っていましたが…、僕には両者の違いは良く分かりません。何故、ライブドアは上場廃止になり、オリンパスが残ったのか…ですね。矛盾だらけの日本村ですが…、不満はたくさんありますが、最近の市場はマズマズの水準でしょう。ただハローウィン緩和が、何故、不発になったのか? ここ1年程、人気株が生まれない死に体になっています。全ての根底にある原因は、米国のマネタリーベース問題ではなかと…推察している訳ですね。先ごろ発表された外人投資家は、僅かな買い越しでしたね。でも今年は、一気に日本の待機資金が、動くと睨んでいる訳です。この辺りのシステムの読みが、相場観に大きな影響を与えますね。

この推論を確立する為に…米国の平均賃金などのデータを調べている訳ですね。だから皆さんもアイディアがあれば…是非、教えて欲しい物です。ただし裏付けが必要なのですね。希望的観測では駄目なのですよ。

何故、ケネディクスが上昇するか…?この辺りの背景を、カタルは述べている訳です。でも、もう1年半も経過し株価は横這いのままですね。これが「流動性の罠」から、なかなか抜け出せない現実であります。企業の現預金残は、233兆円でしたかね。何故、トヨタは自社株買いをしないのか? だってROEは、かなり高いですものね。13%台ですよね。まぁ、アップル程ではありませんが…現預金残を多く抱えている日本の経営者は、もっとROE基準に目覚めるべきですね。

あまり大きく報道されてないようですが…。ISS( Institutional Shareholder Services)と言う団体は、機関投資家の投資アドバイザーとして存在する団体は、ROE基準5%を投資の最低限の目安と発表しています。日経225の中で、この水準に満たない企業などは日経225から廃止すべきですね。50社ほど存在するようです。経団連も、この辺りのグローバル理論を確立させるべきでしょう。そうすれば、もっと迅速な対応をする筈なのです。石油精製設備などの統廃合に、経産省の指導を待たずに…、本来は、業界自ら積極的に動く筈なのです。市場原理が浸透してないから、このような状態なのでしょう。機関投資家が、厳しい投資態度を確立してないから…市場が歪むのでしょう。

だって、どう考えても…日銀当座預金残が170兆円も、積み上がっているのは異常ですもの。2015年は、このような「流動性の罠」から抜け出し、資金の効率配分が進むと考えています。そうなると、一気に株式相場は水準訂正しますね。最初の異次元緩和では円安評価を受け、グローバル企業の株価が大きく水準訂正しました。しかし今年は、昨年末に実施されたハローウィン緩和を受け、この流動性の罠から抜け出し、一気に内需株の水準訂正が、促されると考えている訳です。日本人はイワシ民族ですからね。教えてくださいね。カタルの考え方が間違っていると思う方は、どんどんメールをください。それでは…また明日。



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