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カタル自身、ずっと…急激に上昇した金利に「懸念」を持ってきましたが、米銀の決算を見ていると、それほどの懸念材料はないようです。ただ、金利高による「収益増加」期待が強く…その期待は「裏切られて」います。まずは高い金利への対応が進んでいるのでしょう。

SVB(シリコンバレー銀行)の倒産危機以来…急激な金利上昇による懸念をずっと思っていました。ゆえに…最近まで「スタグフレーション」(物価高と景気後退)懸念も考えていました。しかし…その破綻状態の銀行を買収したJPモルガンは「焼け太り」になり…SVBを買収したファースト・シチズンズ・バンクも内容は良いようです。まぁFDICがその損失を分担したからでしょう。

ただ…資金投入された「New York Community Bancorp, Inc.」 (NYCB)は、まだ明確な回復は見られません。その背景は、こちらの資料が良く現状を説明しているのでしょう。一読をお勧めします。

金利が少しでも下がると…この債権の「焦げ付き」は緩和されます。金利の上昇は「不動産投資」にとっては…大敵です。しかし…矛盾をするようですが、金利水準の高さが問題ではないのです。金利の移行スピードに、社会全体の仕組みが、追い付いてないのです。

米国経済の成長力が高く、金利が上がりますが…中国は正反対です。

中国は、今までの高い金利状態が、今の低成長に移行した金利に見合っていません。ゆえに過去に発行した「高い金利の債権」が焦げ付いており、不動産を中心に不良債権が発生しています。その「残存消化」に、戸惑っています。7%という水準の経済成長が…今では5%を割れるような水準です。しかし…米国は逆で3%成長が前提でしたが、実際は5%成長の現実です。

基本は、早く米国の経済成長に見合った「社会の対応」が進むかどうか…なのです。別に金利が高くても、実際の「成長力」が高いなら…それは凄いことなのです。これは米中対立を受けて、米国が国内作業の復活に、資金を投じ始めたからです。

ここで…こちらの記事を発見しました。

米国株式の「リスクプレミアム」の推移

この報道は、基本的に「利下げ期待」で上昇を続けてきた米国経済ですが、眉唾ではない…「新しい成長時代」に入ったことをイメージしています。つまりAI時代への新規需要です。どんどん時代の進化は早まり…「効率化投資」が進むのでしょう。よって…社会全体が、その時代に対応していませんから、いまだにその認識が定着していません。

この人類の潜在成長率、つまり「R*」という「中立金利」は上昇しているのです。澤上さんの懸念は、低金利下の条件で増えた流動性の70兆ドルの更新が終わってないから、どこかで「歪み」が生じているという…漠然とした懸念です。しかし…此の記事の金利と、企業の期待収益率とのギャップは、既に解消されているようです。この株式の「リスクプレミアム」は、そのことを示しています。

日本でも先行して…人件費を上昇させた「ユニクロ」(ファストリ=9983)や「DMG森精機」(6141)などを見ると、ようやく日本も「効率化投資」を実行して…生産効率が上がっています。

例えば…「DMG森精機」の三重県伊賀市の新工場の話は、こちらが参考になります。この記事を読むと…なんと「加工時間が3分の1に短縮されるほか、装置の使用面積も55%減るという。」との文章があります。3倍の効率ですから…従業員の給料を上げても対応が可能です。この会社はドイツの会社を買収して日本の時代遅れな対応に目覚めたのです。

「オービック」(4684) 週足推移

「ERP」などの統合的な業務を管理する手法の導入も進んでいます。ドイツでは同意義ですが…「SAP」なのでしょう。この業務管理などは、日々変化しており…その業界は急拡大をしています。ここで、この業界の推移を知るために…米国では「セールスフォース」などもその関連企業ですが、日本のスター株を、カタルが見逃した成長企業の「オービック」(4684)です。

このチャートを見ると分かりますが…すごい成長株でした。カタルが「理想とする」…「目指す、投資対象」です。

「NSW」(9737) の週足推移

しかし、この会社を見て…実際に皆さんにお薦めしたのは、類似企業の「NSW」(9737)を薦めた記憶があります。調べると…2014年6月から2015年1月の時です。当時の株価は500円台だったのでしょう。でも…今から思うと、やはり…その業界が伸びるなら、先ずは「一流企業」を買うべきなのです。貧乏人の性(さが)です。この精神は今回も同じままです。同じようにK君という大化け狙いです。

同様の失敗を今回もしています。馬鹿は死なきゃ…治らないのです。本来は「三井不動産」(8001)だったのでしょうが…近年、薦めたのは、より「ハイリスク」な「グッドコムアセット」(3475)です。

「グッドコムアセット」(3475) の週足推移

この週足チャートを見ると、以前の高値水準の株価へ戻るのでしょうが、依然、成長途上の段階です。まだ完全に復活していません。この企業の株価の下落は、投資不動産の「一括販売」というかファンドへの売り込みの失敗で…個別販売になった為なのでしょう。時間の節約が適わずに…時間調整を強いられました。でもカタルはまた「新高値」を更新すると思っています。

でも昨日はお船のケースでも説明をしましたが…仮に本物でも時間がかかる話です。急成長を世間はなかなか容認しないのでしょう。

ましてM&Aによる「不確か」な確率で、4180円の新高値更新を目指した「ジィエドG」(3558)なのです。カタルも流石に…この水準では「追証」なので短期口座は危険な二階建てになっていましたから、一気に整理を進行させられました。まずは追証の解消です。仕方がありません。しかし…他の口座では現物株2000株だけで…すでに信用は「皆無」だったのです。

2000円を割れて「元の木阿弥」の「ふりだし」に戻った…「すごろく野郎」になったカタル君、昨日も、本日も…整理を強行されました。今は出先なので…追証の入れ方も分かりません。困って…かみさんに、お金を借りて本日は送金をしなくてはなりません。またかみさんから「借金生活」に転落です。

困った人間です。「馬鹿につける薬はない」と言います。せっかくの儲けは「捕らぬ狸の皮算用」となりました。何しろ…減らしていたとはいえ、高値の水準を積極的に買い上がりました。その2万株は、約1300円幅ですから…2600万円の損失です。まさに…「こんちくしょう」でアリアンス。

ジェイドGは、新興株の「雄」と「一番手銘柄」とした…位置づけでした。仕方がないから、1800円から…随時、カタルは野村証券の「雪だるま投資」を解消して本日の2万株売りで約65000株にまで膨らんだポジションを閉じて…残りは現物株の1万株だけにしました。その口座で、ここ3日間連続で…毎日6000株ずつを買いました。合計で18000株になりました。

ハハハ…「馬鹿は死なないと、治りません」。仕方がないなぁ~。ここまで追い込まれるとは…正直、思っていません。まったく…カタルにとっては「不可解な下げ」ですが…現実を受け入れなくてはなりません。

小型現物株の怖さです。貸借株はカラ売りがあるために買戻しがあるのですが…このようなローカルな銘柄が世間から注目を集めるのは、もっと…ずっと先の話です。

ようやく年商というか…売り上げ規模は100億円に乗ったところで、マガシークを加えても僅か200億円程度のものでしょう。多くのファンドは時価総額は200億円に満たないレベルは、調査の対象にもなりません。通常の一般的なファンドが株を買うのは1000億円ラインでしょう。

でも中には「物好きな」ファンドもありますからね。

話題をさらった…2005年の高額納税者で…タワー投資顧問の清原達郎さんは、個人資産を800億円とも言われています。本当かどうかわかりませんが、こんな報道があります。あらら…本日、売った野村証券の株価は高くなってきました。トホホ…なぜか「雪だるま」を決意した割に、うまく世の中は行きません。

まぁ、「人生は塞翁が馬」と言いますから、あまりくよくよ考えず…なるように、なるさぁ~世の中は…なのです。

「川船」(9107)の 日足推移

このような長期間の下落は、短期間で相場が戻ったケースの記憶はありません。その多くは「川船」(9107)のような展開です。その場面は、こんなイメージです。この場合は…約1年間の我慢です。まぁ小型の現物株で信用の整理が強行されていますから…多少、早めになるかもしれませんが…基本は、年末近くにならないとだめなのでしょう。

経営者の田中君の認識は、市場で通用しません。

あとはリーボックの数字のような「実績」を示すしか…ないのです。そうしないと10億円程度の自社株買いでは、あまり株価を押し上げる効果は薄いでしょう。でも良い経営者だと思います。


昨年の 「トヨタ」(7203)の営業キャッシュフローは、3兆円弱の2兆9550億円です。今年は4兆円を超える可能性もありますが…たった1000億円の自社株買いです。ハハハ…こんな企業を崇めたてる…日本のメディアの価値観は分かりません。総資産経営の日経新聞です。

でもジェイドGの田中君は、昨年の営業キャッシュフローの全てを株主に還元しています。この違いを日経の記者が書くなら、間違いなく…連続のストップ高をするのです。報道を動かす力がある人と…ない人の違いですね。田中君は若いから…まだ世間をあまり知らないのでしょう。株屋は苦労して…あの手、この手で自分の狙う記事を日経に書かせようと…「仕掛け」を入れます。実際にカタルの知り合いはそのようにして日経新聞を誘導していました。いくら…優れているとカタルが言っても、田中君が言っても…最後は市場の判断です。

この株主還元(総還元性向)は、最近の市場経済は、ここまで株主は配分を求めます。さすがに…これはカタルも行き過ぎかな?…と思いますが、本来は一度上がった地価は元に戻らないのが市場経済の仕組みです。そうして本来のROE経営は含み資産とはいえ…「現実利益」の下で「経営をしろ」と言うことなのでしょう。


「ジェイドG」(358)の日足推移

しかし流石に…ジェイドGの出来高は152万株と大きく膨らみ…在庫バーゲンです。今までの…「目先株主」の多くは、すでに入れ替わりです。先ほどの社会現象が現実の成長率と金利に合わせた対応と同じことですね。相場も同じです。

昨日は100万株を大きく超えていますから、大丈夫でしょう。出来ることなら…本日も100万株以上でを達成して、株価が高くならないと…株を買う「最低条件」は、満たせません。

出来高は株価が上がると減りますから、 果たして… 現時点で100万株を超えるかどうかは…昨日の高値近辺の1800円まで戻すなら…出来高は超えますが、そのような筋がいるかどうか…。今の市場を思うと「一人旅」かもしれません。

あとは「全体相場の空気」も影響します。むしろ…今回のジェイドGの「下げ」が加速したのは…この「市場要因」の影の影響が大きいと考えています。カタルが急いで…「野村証券」(8604)を売った背景は、実は75日線の移動平均線割れも視野に入れたためです。

この「ジェイドG」の急落が「災い転じて福となす」…効果も、多少は「スケベ心」が疼いたのです。貧乏人は、常に「万馬券狙い」を優先させます。だから人生において、カタルは、負け組の仲間なのでしょう。でも…勝ち組のソフトバンクの孫さんやユニクロの柳井さんと…その違いは僅かなものだと思っていますが…現実の結果は「天と地」の違いがあります。

まさに…コンチクショウの「嘆き節」です。

浪曲は講談師に任せ…みなさんは「無理をしない」対応をしましょう。何度も、なんども…述べていますが、ヤフーの掲示板なんか…みると、みなさんの多くは「金持ち感覚」で株を買っています。まずは…株価が高くなって…「追証が切れて」から…最低でも「2週間の観察」が必要です。

カタルは馬鹿だから買っていますが、みなさんは、まず追証の整理具合をみてから対処しましょう。

株なんて…「上手に買おう」と思うのが、そもそも…の「間違いの素」です。何でもかんでも…自分の気持ちの通り動くのではなく、まずは行動をする前に、さらに「悪化した場面」を考えて…行動をしましょう。

日経平均株価の日足推移

こんなところで本日はお終いです。最後に…まず、「あり得ない」と思っていますが…日経平均株価の「200日割れ」まで考えて…行動をする場面です。依然、決算期のトラウマからの「弱気姿勢」は変わっていません。

「レーザーテック」(6920) の日足推移

市場の人気株の「レーザーテック」(6920)株価水準は高値圏の時間整理を我慢できるか…それとも、ここから本格的な「値幅整理」を強行されるか…きわどい選択肢にあります。このように基本は、まだまだ…難しい場面が続いています。

「さくらインター」(3778) の日足推移

カタルは基本的に「株屋」ですから、株が下がるとは…言えない男です。馬鹿株価を付けた「さくらインター」(3778)も…「馬鹿株価」と批判はしましたが、「カラ売り」は、していません。みんな同じです。基本的にTICK回数上位になった段階で…売り場を考えるのです。

今は市場全体が、「新しい要因」(AI革命)の…基準で揺れています。この見極めが、さらに進むかどうか…。問題はここに尽きるでしょう。「ジェイドG」の株価の行方など…あまり、大した問題でないのです。長くなったから…この辺で終わりです。

くれぐれも…自分の力量は、自分だけにしか、分かりませんから、「まさかの用心」をして…「ノンビリ」やりましょう。

お金持ちの人の時間軸は、貧乏人とは、全然…違います。互いに早く…此の貧乏人根性から卒業式を迎えたいものです。それでは…また明日。



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