先ずは、最初にお詫びです。「千代化」(6369)の解説で「債務超過」を解消して…云々と書きましたが、実際は「債務超過」ではありません。優先株を発行しているために、自己資本比率は低いですが、8.2%あります。たぶん、このまま行くと…来年の後半には、何らかの姿に変化しているのでしょう。その兆候が相場に出ているように感じています。
詳しくは、こちらの報道から分析を始めなければなりません。いちいち…正確な分析をするのは面倒だから、カタルはパスをします。ごめんなさい。でも「千代化」の本当の実力は4桁越えでしょう。カタルはそう考えています。正確には「債務超過状態」と書くべきだったかもしれません。「似て非なるもの」ですが…。読者から…御教授を頂きました。教えてくれて…ありがとうございました。
さて…「思考パターン」と言うのは「自己中心的」な発想に囚われるものです。この感情は仕方がないですね。人間である以上、誰もが同じなのでしょう。
考え方のパターンは、自分の都合、自分と同じような環境に置かれる人の心情に共感します。どうしても…日本人は小さいころから「画一化教育」の影響を受けており、正解があり…決まった成功のパターンがあると思いがちですが、実際に生きて観ると分かりますが、人生は「塞翁が馬」とは…良く表現されていると思います。
カタルは「市場主義」者ではなく、市場「原理」主義者じゃ、ないかな…と思います。市場は一時的に間違った方向性を示すことはありますが、時間の経過で淘汰されます。そうして「本物」と「偽物」を分けます。政策の方向性が正しいなら、株価は上がり…今の中国のように、政策の方向性が間違っているなら、株価は上がりません。
これは企業でも同じですよ。経営者の姿勢が常に市場から問われます。株価は安値圏で放置されるのは「経営者の資質」の問題です。経営者が努力を続けるなら…何処までも株価は上がり続けます。「株式持ち合い」と言うのは…卑怯な手段です。買収防衛策もそうだと思います。嫌ならMBOをして、非公開企業の道を歩めば良いのです。公開企業である以上、世界ルールに則り…正統な競争をすべきです。その為に国際会計基準が設けられました。
総資産企業が、続々と…ROE経営に変化している姿が「三井不動産」(8801)とも言えます。「日立」(6501)もそうです。悪戯に…時代の進化を拒んだ「住友化学」(4005)は、今、その「しっぺ返し」を味わっています。ただ「住友化学」は、多くの財産を抱えていますから…耐えられるのでしょう。実際に300円割れは「買い場」でした。
資本主義と言うか…。市場主義と言うか…。
世界は「地球連邦」に向かって…人類は進化を遂げるのでしょう。インターネットが開発され…と言うより、一般的になったのは「Microsoft Windows 95」が基点だと思います。1995年8月ですが日本版は11月にリリースされました。
カタルは1997年の年末かな? そうして翌年3月に、この「IRNET」の前身である「株式市場 日本を考える」と言うホームページを立ち上げました。
当時は、どんなに努力をしても株では食えずに、転職を決意してインターネットの世界に飛び込もうと思ったのです。ただ既に年齢は43歳ですから、自分で新しい道を切り拓くしかないと思っており、IR活動が、必ず、必要になると思って…この業界の先駆者になるつもりでした。その下準備を始めたのです。
でも時代の「進化のスピード」には驚きます。iPhoneの開発は2007年1月だそうですが、6月に米国で販売されます。最初は電話機能だけのようなものでしたが、今のスマフォは凄いですね。パソコンのソフトも変化しており、必要な情報を入力すると、今まで利用していたものが、そのまま…移植されるようです。継続性が重視されています。ただ未だに閉口するは「パスワード」の管理などです。まぁ、一度入力すると…大丈夫なのですが、時々トラブルがあると…その機能が使えずに再入力になります。いちいち…覚えていません。
たぶん…スーパーのレジ打ちおばさんも、どんどん減り自動化され、顔認証とか…指紋認証により、清算もスムーズになるのでしょう。テレビもそうです。別にリアルタイムで観る必要もなくなり…好きな番組を、自分の時間に合わせて…観られるように変化しています。やがてAIは、どんどん進化して「自分好み」の番組などを把握して、あちら側から提案をしてきます。このスピードを拒むのが「村社会論」です。
今回の「ライドシェア」導入を観ると分かります。「既得権力者」に配慮して…時間を掛けた浸透です。「何が、安全・安心だ!」だと思います。
このように…日本村社会論は、平気で…「進化の時間」を遅らせます。何れ…必ず、到来するのですが、無駄な「時間闘争」をします。これをカタルは「成田空港」の開発反対運動に揶揄して「成田闘争」時間と呼んでいます。ただ時間浪費する「成田闘争」を止めて、ドンドン新しい変化を受け入れるべきでしょう。最近のリニアモーターカーの川勝知事問題も似た構造です。
しかし…時代は面白いもので、今回の「トヨタ」(7203)の「全方位構想」は、EVの揺り戻しに遭いHVのバカ売れで…「時間」と「お金」を手にしました。だから…人生は「塞翁が馬」なのです。
たぶん…この背景は中国の国家戦略です。米国との覇権争いに勝つために、未来社会を先取りした…お金の「投じ方」です。持続が不可能でも…お金は進化を早めます。「ニデック」(6594)の永守さんが言うように「どの企業も赤字なのに、続くわけはない」と述べた通りの現象になっています。しかし…お金があるなら「BYD」のような会社を創れます。
今回の日米の産業支援は、本来の市場原理からすると「意に反する」政策です。
多額の資金援助…特に「ラピダス」などは、政府主導の「国営企業」のようなものですからね。果たして…成功をするのかどうか…。カタルは「ウクライナ戦争」とダブって見えるのです。むしろ…「ニデック」の永守さんの行動が、正しいと思っています。無理をしないことです。
赤字では、持続は不可能ですから、継続すべきではないのでしょう。
だんだん…「ニデック」と言う会社が好きになって来ました。ただ、今は株を買っておらず…観察銘柄です。ウクライナ戦争は理想を求めますが、現実問題として…正しい選択かどうか…疑問です。事実、米国は仮にバイデンが勝利をしても「継続する」ことを、米国民は反対するでしょう。「理想」と「現実」の狭間で…心が揺れます。ベトナム戦争の教訓を活かしていません。
一度は、狼煙を上げて…「良い」と思いました。でも早めに…「妥協」すべきだったのでしょう。ロシアのプーチンが悪いのでしょうが…カタルがゼレンスキーなら、昨年ごろ、戦争をやめています。カタルは「地球連邦」論者ですから、今の覇権争いはルールの標準化が出来るかどうか…なのでしょう。
その点、EUは優れているように思います。米国に先行して…国際ルールを提案します。グーグルやアップルの行動に制限をかけています。米国はどちらかと言えば…利益を優先させています。「寛容な自由」を求めているのでしょう。
カタルは市場原理主義者と述べました。市場現象を、どうしたら…先取りできるか? カタルの考える「理想社会」への実現に向け…努力をしたいと思っています。
昨日、原稿を挙げた後で…WSJが「イラン、48時間以内にイスラエル攻撃か」を報道したようです。昨晩の米国株は、この報道を巡り…攻防を続けています。別にイスラエルとイランが戦争をしても…今は大きな問題ではありません。原油価格が100ドル台に乗ったとしても…大丈夫なのでしょう。
問題は金利の引き下げが遅れると…「我慢比べ」をしている「商業不動産」の債務不履行問題が現実化して「洪水」のような現象になるかどうか…。その時に、金融システムの負担度合いの問題なのです。今は、景気動向は強く…まだ大丈夫ですなのです。しかし…一気に「スタグフレーション」懸念( 不景気の物価高) が生まれる可能性もあります。
もともと株価と言うのは、面白いもので…適当なのです。
原因があって、「結果」があるように思えますが、実は株価の方向性が、材料を選別している面もあるのです。その「相互依存」関係にあります。
株価を上げると、可処分所得が増えますから「消費」が盛り上がり、消費が盛り上がると…業績は上がり株価は上がります。この「景気」度合い…と言うか、「変化のスピード」を問うのでしょう。
金利の上下は、その「アクセル」と「ブレーキ」の役割を果たします。財説出動やルールの改正など…の面も、株価に影響を与えます。「持続可能」な…株価上昇が大切なのです。だから…カタルは「乖離」、「乖離」と…「耳にタコが出来る」ほど…常に言っています。これまでの経験では200日線との「乖離度合い」が問題になるのでしょう。
皆さんは「ジェイドG」 の株価を参考にした方が、分かり易いかな? まだまだ旬の時期は、先なのです。「野村証券」もそうです。
スピード感を問うなら…「人気株」をやるしかありません。しかし…一番いいタイミングは、株を買ってから、直ぐに株価が上がる銘柄ではなく…買う時間があるのが、一番、良いですね。ベストタイミングの選択とは、そう言うものでしょう。
会員レポートかな? 探してみないと分かりませんが…カタルは数々のヒット銘柄を発掘しています。例えば…「石油資源開発」(1605)を2000円割れで採り上げたのです。あるメールを掲げましょうか…
「お久しぶりでございます。毎日、株式教室のレポートと2週間に1回の有料情報のレポートには感謝しています。おかげさまで株式投資の判断をするうえで大変役立っています。株式投資の力量も少しずつではありますが上がっています。去年はロコンドが4000円代になり、嬉しさのあまり舞い上がってしまい、売りに失敗したため利益がなくなり、トントンになりました。
今年はロコンドをメインに去年の年末から注目していた、島精機と石油資源開発を少しずつ買いましていました。本日の有料レポートで同じ銘柄を再推奨されていましたのでメールを書くことにしました。島精機は75日移動平均線と200日移動平均線がゴールデンクロスとなり、200日移動平均線が上向きに転じてきました。信用買い残は減り信用売り残が増えています。石油資源開発は200日移動平均線が上向きに転じ、もう少しで75日移動平均線と200日移動平均線がゴールデンクロスになります。信用買い残も減少しています。コロナウイルスもワクチンの接種が始まれば、徐々に感染者は減り両銘柄にとって好ましい状況になると考えています。
推奨銘柄の件ですが、かたるさんがこれぞと思う銘柄がない場合、推奨銘柄は出さなくても良いと思います。私は資金が少ないのでかたるさんが出す推奨銘柄を全て買うことはできません。今まで出ている推奨銘柄でも多いと思っています。今年はのんびりと落ち着いてやっていきたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。」と言うメールを2021年1月に受け取っています。
カタル自身は、継続した売買をしていませんが、チャートを観ると…立派な形です。買う時間も十分にあり…その後、株価は上昇波動を継続しています。2000円を割れていたのですから、今なら3倍以上になっています。このクラスの銘柄ですよ。「島精機」(6222)は不発でした。でもまた「チャンス」が来るかもしれません。
まぁ…ハズレもありますが、マズマズの水準なのでしょう。
様々な失敗を経て…今回の「クックパッド」(2193)はベスト・タイミングでした。でも自社株買いと言う「運」に、味方されました。事前に可能性はあったのですが、経営者の資質の問題と述べたのは、真剣に、経営をしているかどうかなのです。
次は「BASE」(4477)の可能性が高いのです。ただ…鶴岡君に意見する人間が周りにいるかどうか…。彼が安全を優先するなら、カタルが見捨てた「グリー」(3632)の田中君と一緒の道です。
どんなに努力をしても…最後は「運」が、結果を左右します。力があるならブラックロックのように、自ら…演出が出来ます。でも演出は限りがあります。市場参加者が、その推移を見て…実際に参加をしないと駄目ですね。いくらカタルが今の株価水準はおかしいと述べても…みんなが、そう考えないと駄目なのです。
「ジェイドG」(3558)の今の「客観評価」は、四季報の認識なのでしょう。だからカタルは2800円の時に「売っても構わない」と述べていました。最近でも…無理をせずに「売りたい奴は売れば良い」のです。しかし…カタルは株価が下がるなら、無理をしない範囲で、更に株を買い続けます。
それは「四季報の認識」が間違っているのです。市場参加者はマガシークの存在を侮っています。
実は同じことが「リーボック」の時もありました。あの時、一気に駆け上がる可能性もあったのですが…再び1000円を割れました。そうして2日間連続のストップ高でした。たぶん…今回も同じでしょう。別にマガシークだけでなく…今期は「ニッセン」関連の買収も、既に稼働しています。だから四季報の「ただ、買収の統合効果まだ先。利益伸びは限定的」との表現は、正しいのかどうか疑わしいのです。この表現はマガシークに事を述べているのでしょう。
依然、「リーボック」の拡大効果もあるのでしょう。もともとスニーカーの発祥は「リーボック」が基点なのでしょう。ブランド価値を下げた会社とそのブランド戦略が成功しているエルメスなど…面白い業界ですね。5万円のバックも…300万円を超えるバックも大差はないようにカタルは思いますが…人々の心は違うようです。スニーカーなんかも…たかが靴ですが、しかし…ブランド化して集めている人も居ます。
今のジェイドGの株価は、四季報的な観方をするなら「妥当株価」なのでしょうが…既に確定している「大きな伸びしろ」をまったく評価していません。マガシークの存在が、ないような株価評価です。まったく…バカバカしい株価水準です。でもカタル自身が買い上がることは、貧乏人ですから出来ません。ブラックロックとは違います。
金曜日にも追撃買いを実施した「NPC」(6255)はあれから株価は切り返して…1022円でした。形を創りました。この後、この環境ですから人気株に育てることが出来る可能性もあります。
「さくらインター」(3778)のような「仕掛け人」が参加して、一気に持ち上げるなら…2000円台になる可能性もあるのです。丁度、相場環境は、仕手系株の出番到来の環境なのです。それ以上の3000円台の可能性もあるのでしょうが…カタルは、それ以上は、パスをするでしょう。せいぜい…買っても2000円どまりです。
要するに…仕掛け人の「テクニック」問題なのです。
実は「Jトラスト」(8508)も、あの時は、やれば…やれたのでしょう。しかし「下手糞な連中」でした。あれだけの金があるなら、いくらでも…上手に、相場を演出できます。やはり「仕掛け人」の技量も、問われます。
今日は長くなりました。こんなところで…お終いです。これから会員レポートを書きます。会員の方は明日にでもお読みください。またね。