昨日の米国株はISM製造業指数の市場予想値が48.3に対し、実際は50.3となり強かったそうです。その為に…6月の利下げ確率は50%を下回ったので…米国株は、弱ったと言います。
一方、日本の昨日の動きは、基本的に…「保身概念」の運用者が機関投資家に多く「利食い」を急いだのでしょう。その為に「野村証券」(8604)などを始め…今年に入ってから大きく上がっている株を中心に「利食い急ぎ」の動きがあったのでしょう。
此方の解説は「的を得ている」ように感じています。要するに…2023年度初日の4月3日終値2万8188円に比べると、実に約44%も上げたことになるそうで、この理由は…
「2023年4月3日の日経平均予想EPS(1株当たり予想利益)は2083円38銭だった。だがこの値は上昇を続け、翌2024年3月4日には過去最高の2387円45銭になったあと、3月29日は2364円93銭で終わっている。ただし、EPSの上昇率は13.5%で、2ケタ増益とはいえ44%の株価上昇に比べるとかなり見劣りがする。その差を補ったのが「期待値」の上昇だ。期待値を表すのがPER(株価収益率)だが、2023年3月4日の予想PER 13.53倍に対して2024年3月29日は17.07倍と、期待値は大きく高まった。」との解説です。
この中で「期待値」の上昇により、PERが13.53倍から17.07倍に上がったと言いますが…この上がった分は未来に対する「希望」が増したのでしょう。実質成長時代は、何もしないことが勝者でした。
しかし名目時代は、「果敢に挑戦をした人」が勝者になります。日経新聞の本日の「冒険できますか?」と一面に掲載していますが、珍しく良い表現です。メディアが世論を誘導するのです。
だからカタルは、前から他人批判を繰り返す「みのもんた」や「宮根誠司」などの番組には批判的です。他人の「あら探し」をするより…前向きな報道姿勢にすべきでしょう。日経新聞のように…前向きな視点での報道が増えると日本全体もどんどん…変わります。この「気持ち」の変化が、株価収益率13倍から17倍へと期待値を押し上げるのです。米国の多くのPERは20倍台から30倍台です。基本的に国全体で、「前向きな成長」を目指すなら…そのような変化になります。
過去の名目成長時代の日本は「株式の持ち合い」などがありましたが、PERが50倍と言う評価も、かなりあったのです。バブル期の不動産株は、一株利益の成長度が高いものは、PERを100倍以上まで買ったのです。カタルは日経平均株価がバブル期の38915円を抜き、4万円台に入ったことで…ようやく日本も変わると述べています。
今では「商船三井」(9104)は社員までROE 10%以上の達成で賞与も決まるとか…しかし欧米の基準は15%程度です。これが世界基準です。非効率な社会から、効率化を問われる世界になるのです。だから「日立」(6501)は時間を掛けて「総資産経営」から「ROE経営」に変化したので…株価が上がったのです。株価は理屈通りに動いています。
昨日の相場を観ている…この時代変化に対応できてない人が、大勢いることが分かます。単に…目先の「需給バランス」だけの話しでしょう。こんなものは、あっという間に「ムード」が変わります。まぁ観ていてください。しかしカタルは同時に、前から述べていますが決算期のトラウマを抱えており…来週末まで「警戒モード」を続けるつもりです。
でも色んな統計上のデータを観ていると…4月は「海外勢」の買いが強いとも言われていますから…この下げた場面が「買い場」になるのでしょう。銘柄が「野村証券」(8604)だけで充分でしょう。昨日は950円の5000株は簡単に買えました。本日から週末まで…今度は慎重に900円で、もう5000株の買いを用いました。どっちにしても…「来週末まで」には株を買おうとは思っています。
今のところは55000株から6万株になりました。例の「雪だるま投資」の口座の野村証券株です。やはり…こうなるんですね。それを予期して…警戒をしていたのですが、あまりの強さに驚いて、慌てて980円と977.6円かな? 合計で11000株を買ったのです。コンチクショウで…アリアンス。カタルは我慢が利きません。
先日も…早過ぎると理解はしていましたが「クックパッド」(2193)を155円から…買い始めたのです。まぁ110円前後まで買っていたので、今では「儲け」なのですが…世の中は上手く行きません。
株価の下値などは、誰も分かりません。誰がどれだけ…株を売るか? そんな事は分からないのです。だから無駄な抵抗はせずに、「ブツブツ投資」をすれば良いのでしょう。
期待される海外投資家が「株を買うかどうか」は…「野村証券」の値動きを観ていると分かると思っています。カタルは警戒して900円で指値を入れたのですが、たぶん…無理でしょう。これだけ乖離が開いていますから「下げ」は当然です。
この銘柄は先ほども解説したように…今年に入って株価が大きく上がったので、一番、利食い売りが出やすい銘柄なのです。今年に入ってから大きく株価が上がったグループは、「半導体」以上に売りが出やすいのでしょう。でもカタルは950円で株を買いましたが、この株価が、だいたい…基準値になるんじゃ…ないかな? もう少し様子を見ていると分かります。
BASEも310円から、下が理想的ですが…310円でも買えないと思っています。たぶん…今の315円割れで…良いんじゃないかな?
本当は買いたいのですが、昨日は「ジェイドG」(3558)を2690円で500株を買い、他にも多くの株を買っています。下値では207円から206円、205円と5000株ずつ買ったS君など…いや、Sではなく…Cかな? この株は少し時間軸が先ですが、既に「底入れ」をしているのでしょう。時間を問わなければ…このような株価位置から…株を買えば良いのですね。
まぁ皆さんは、野村証券の930円割れから、下を買っておくと…たぶん5月には1000円台で「利食い」になると思っています。そうだ…冒頭の決算期のトラウマの話です。
昨日は、月末の「日証金データ」が発表されており…四季報のサイトで、平野 憲一が解説している現象を裏付けています。如何に、機関投資家が儲かっているか…。その運用成果が裏付けられています。この日証金のデータでも、今年の3月は、みんなが儲かって…いることが分かります。昨年の3月より…昨年の9月、それより今年の3月が、大きく「市況が好転している」ことが、このデータからも分かると思います。回転率が速くなっています。景気動向と同じで…株価の売買も早くなるのが良いのです。
基本的に名目成長時代になるなら、カタルはもう大丈夫です。
しかし実質経済のような逆風下では、残念ながら…力を発揮できません。所詮、川の流れに逆らって泳ぐことは不可能なのです。全体市況が良い環境なら、たぶん…かなりカタルの言うような相場になるのでしょう。実際にカタルは3億円の預かり資産を40億円にしています。あの時は、2年~3年でしょう。
国内勢は「烏合の衆」なので…海外勢の買い物が、どの程度入るか?
「ものを言う株主」の主張が通るようになり…「セブン&アイHD」(3382)のような経営スタイルになるのです。既に…村社会論理の「住友化学」(4005)のような総資産経営は通用しません。
業績が悪化してからの構造改革の実施です。その原資として…米傘下企業のペース・インターナショナルを同業の米アグロフレッシュ・ソリューションズに売却したり…石油精製の富士石油を売却したりしています。
何故、もっと早くに「ROE経営」をしないのでしょう。経団連の十倉会長は、今、大赤字を垂れ流しているサウジアラムコと共同運営する石油化学プラント「ペトロ・ラービグ」の傷口を広げた人間です。この案件は、そもそも…前の経団連会長も務めた…当時の住友化学社長、故・米倉弘昌氏の肝いりで進められ、十倉会長が二期工事を推進したのです。「臍が茶を沸かす」偽物経営者が、日本の経団連のトップなのです。
これが日本の総資産経営です。
まさかの蓄えをして「内部留保」を積みます。しかしROE経営は、過剰な保身を認めません。だから…「クックパッド」(2193)は、黒字の目途が経ったから…「自社株買い」に踏み切ったのです。分かりますか? 「BASE」(4477)の鶴岡君が、どんな判断をするか?市場は観ているのです。
上場企業は過酷な競争社会であり、その効率化経営を出来る企業が上場企業に成れるのです。だから東証の「PBR改革」などは、ほんの序の口に過ぎません。ちょっと、待っていてください。今BASEの株価は310円が入ったので買えるかどうか分かりませんが、1万株だけ310円で指値を用いました。買えると嬉しいですね。
カタルは国内の機関投資家の「保身野郎」が売る株を、積極的に買おうと思っています。この1週間から2週間が「買い場」でしょう。そんなに長く売られているとは思いません。何故なら…既にトヨタグループの「デンソー」(6902)が「豊田自動織機」(6201)の株を売るからです。この金額は4640億円だそうです。
このお金は「設備投資」か…「自社株買い」に充てられるのでしょう。だから「野村証券」株は上がるのですよ。今年一年は、「野村証券」株だけでも、充分な成果を収めることが出来るのでしょう。
本日の「クックパッド」の下値は、今のところは165円です。たぶん…ここが下値でしょう。朝から指値を入れていたので…本日も165円で株を買っています。目先の鞘取りが株式投資だとは思っていません。時代背景に沿った株式投資を心掛けましょう。それでは…本日はこの辺で…また明日。
読み直していたら…310円のBASEが1万株買えました。また下がれば…随時、買う予定です。