今日はある読者からメールから入りましょうか…そのメールは、このような内容でした。
「カタル様 何度もの質問、お忙しい所、本当に申し訳ありません。7201の日産自動車が、自動車株が買われ日経平均も上がる中、550円前後で推移しているのは何故かよくわかりません。10月から12月の決算は減益でしたが通期では58%増益予想で増配予定と認識しています。私は野村主力派なので、買う気は一切ありませんが保守的な投資家にとっては割安と思うのですが、カタルさんが考えられる事などありましたら、ご伝授宜しくお願いします。」
この読者の方は、カタルの性格を、よくご存じないのでしょう。基本的にカタルは我儘で…変わっているのかもしれません。何しろ…食えない時代でも、絶対に「空売りはしない」との方針を貫いています。
しかしブツブツは、常に「両建て」でした。まぁ彼の場合、「資生堂」(4911)など…爆上がりする過程で売っており、踏み上げを強いられました。たまに…このような間違いがあります。新宿に飲みに行った時だから、ずいぶん前の話です。とても…「悔しそう」でした。2017年頃の話です。確かに内容から観ると…カタルも高い評価だと思いますが、このような時間軸の場合なら、「腕力」でも株価は上がります。最近の資生堂の急落を考えると、やはり…ブツブツの観方は正しかったのでしょう。
何故、この話から始めたか?
カタルの観方が「正しいかも」しれませんが…当然の事ですが、こんなレポートを書いているのですから「貧乏人」なのです。もし株が上手くて「大儲けしている」なら、こんな事は絶対にしません。たぶん…何処かの誰かのように…メディアの誘いにも乗らず、田舎でのんびり暮らすでしょう。
世の中には「一般常識」があります。カタルに銘柄の良し悪しを聞いても、無駄です。カタルだって、「日産自動車」の四季報内容を観れば…安いとは思います。でも、カタルの性格上、絶対に「日産自動車」は買いません。むしろ、「空売り」をしたいような会社です。
だって考えてください…救世主だった大恩人のゴーンを、地検に売った奴らです。そんな人間は、投資対象以前の問題ですね。付き合いたくない人種です。人を裏切ったのです。西川廣人社長は、東大卒のエリートでしょうが、人間の屑です。
でも昔は…カタルは日産シーマを買ったのです。当時はゴーンを「応援する気持ち」で、外車に目を向けず…トヨタなんかより、先ずは日産を応援しようと思ったのです。だから、カタルの本にも、日産自動車を利用した売買手法の実践例を提示していました。
基本的に、カタルレポートは、カタルの「選り好み」が優先されます。
何度も「レーザーテック」(6920)が登場するのは、近年では珍しい形の「成功事例」で…この株を買わなかったことを、「後悔」しているのです。お船の話が何度も出るのは…そのような気持ちがあるのです。
あのまま…継続しているから、今頃、こんなレポートを書いてないでしょう。「失敗の悔しさ」からです。観方は、正しかったのですが、何故、時間軸がズレるのか? カタルには理解できないのです。
それ程…今の日本市場は劣化しています。「まともな」投資家が育ってないのです。機関投資家? みんな素人ですよ。会社のブランドで、生きている奴らです。独立できるものなら、やってみれば良いのです。でも偉そうに…テレビで解説しています。
先日…「所有者(オーナー)から借り受けた高級腕時計を希望者に貸し出すシェアリングサービス「トケマッチ」を運営していた大阪の会社が1月末、突然解散を発表し、全国のオーナーに不安が広がっている。総額で数億円相当の高級腕時計が返却されないまま、運営会社は雲隠れ。政府も急成長を後押しするシェアリングエコノミーのリスクが思わぬ形で浮き彫りとなっている。」との報道が、話題になっていました。
何故、みんな騙されるのでしょう。
基本を考えると分かります。このビジネスは成り立つのかどうか…。カタルには高級時計を他人から借りて、自分の「もの」のように見せる気持ちが理解できません。だから、そんな商売が成り立つとは思えません。ネットを信じて、簡単に…「何本もの時計」を送る奴が、馬鹿なのでしょう。そもそも…エルメスにしても…なんで、あんなバックが何百万もするのか? その「虚栄心」を持っている人間は、下衆に見えます。
うちの息子も「ロレックスを買った」と自慢していました。カタルは「悲しいなぁ~」と思って観ていましたが、まぁ一つぐらい…良いのかもしれません。うちのかみさんも百貨店に行って、ブランドのバックを持っていますが、数年に一度買うかどうかです。
一度、高島屋にフランクミュラーの高級時計を「買ってこい」言ったことがあります。300万円程度の時計だったのですが、その当時は、月収が1000万円の世界ですから、どうでも良かったのです。でもかみさんは「もったいない」…と言い、結局…買わなかったのです。その後、税務署に追われリーマンショックで貧乏生活になったのです。
良いものは、良いのでしょうが…カタルにはユニクロで充分なのです。カタル個人は「実質的な価値」を重視する考え方です。でもそりゃ…金持ちに成ったら、お金を使う所がないですから、車や時計などは億単位のものはないかな? 要するに金持ちに成ってもお金の使い方は難しいのでしょう。
カタルの性格を知ってもらった上で…尚且つ、この原稿を「鵜呑み」にせずに…「自分の価値観」を大切にして欲しいのです。
株で儲ける為には、会社を応援するのが「最初の考え方」でしょう。経営者と理念が同じだとか…何故、カタルが「ジェイドG」(3558)の田中君に傾斜していくのか? 彼の経営姿勢が良く見えるのです。だから応援したい気持ちです。
なかなか…リーボックを買う機会がありません。だって株価はまだ上がりませんからね。でもそのうち…株価は2500円、3000円になるでしょう。だから…1万株か、5000株か…まだ決めていませんが、出来る事なら、長く…株主として応援しようと思っています。最後は「売らない株」です。こっちの寿命が先に尽きますが、彼は最後まで…応援したい経営者です。本日も1920円から下に買い物を入れましたが買えていません。
株式投資と言うのは「儲けよう」とするのですが…それより先ずは、自分の理念と言うか…信条と言うか…自分の生き方が優先します。だから…気に入らない行動を取った経営者の株なんか…「どんなに儲かる」と思っても、絶対に買いません。もう少し…カタルの性格を知って欲しいのです。半分以上は、カタルの勉強のためにレポートを綴っている面もあります。
だから…失敗も、赤裸々に報告しています。
皆さんも「自分の価値観」を正しく…育ててください。他人に高級時計を貸して…利益を得ようとするなら、何故、時計を買うのでしょう。そもそも…騙される以前の「自分の精神」の問題でしょう。株式投資も…儲かりそうだから…株を買うと言う…目先ではなく、本当に「応援をしたい経営者」の株を買うような気持を共有して…欲しいのです。
最近、思うのは、何故「航空機関連」の株が、目先、弱いのか?
確かに…超目先の業績は「悪い」のです。しかし「膨大な受注」を、どうやって…消化するか? と言う段階です。未来は「無限の広がり」があります。だから…「仕掛ける筋」が出て来ても…良さそうに思うのです。「大阪チタン」(5726)に「東邦チタン」(5727)や「ジャムコ」(7408)です。この下げ過程で「ジャムコ」を、かなり買いました。もっと買おうと思っています。本日も1300円に500株の買い物を入れました。
この株は新潟に工場を持って居り、カタルの郷里です。大阪チタンより、先行しているのです。この意味は、既に「増産体制の下準備」が出来ています。工場を再編し、増産に備えています。だからボーイング社が増産をするなら、直ぐに対応できるでしょう。最近はエアバスにも供給を始めています。
大昔の話ですが、カタルは500円台の株価の「ジャムコ」を買ったことがあります。なかなか…株価が上がりませんでした。今のような感じでした。でも円安になった時に、あれよ…あれよ…と株価は、急騰していきました。その時の「悔しさ」が残っている株です。非常に「値動き」が軽い株です。2倍、3倍なんか…当たり前、5倍から10倍になる素質を秘めた会社です。
自分の頭で、物事を考えましょう。先ほどの高級時計の話と同じです。
コロナで大不況だったのです。旅行が出来ず…世界中の航空機市場が低迷しました。ボーイング社は737の事故があり…「倒産の危機」を迎えているのです。これ以上、もう…悪くならない処からの…「急回復する市場」が、航空機業界です。だからこんな記事が出て来ます。目先なんか…あまり関係ないですね。
でも半導体は、今は、確かに良いでしょう。しかし米国もドイツも日本も中国でさえ…力を入れて…大増産体制です。こんな好環境がないですね。「明」と「暗」の世界の対比です。
野村証券は、確かにカタルの選択する時間は、間違っていました。
でも…「資産投資の雄」は変わりません。ようやく…時代がやってきたところです。ここから数年間は「素晴らしい」外部環境です。何しろ…「35年の悲哀」の世界ですよ。だから株価が5000円になっても…カタルは別に驚きません。
むしろ…5000円なんか安過ぎると思っています。でも…ね。それは長期の観方です。今は「乖離」が大きく離れています。何処かで…間違いなく休みます。でもこの800円で、しばらく「揉み合い」を入れました。だから一段高をする可能性も高いですね。
もともと野村と言う株は「仕手性」を持っています。思わぬ株価上昇も、あり得るのです。逆に…これだけ株価が上がると、やはり…みんなが「利食い」をできます。だから何かあったら…一斉に売りが出て来ます。あとは、自分が自分の力量と相談をして…売り買いを選択する話です。
いちいち… そんな事を聞いてくるのはどうかしています。
もっと「大人の対応」をしましょう。皆さんは、余り関心がないでしょうが、カタルは商業不動産で損失を計上した「あおぞら銀行」(8304)とか…今期は確定ですが、来期も赤字になる可能性のある「住友化学」(4005)などを観察しています。「ニデック」(6594)や「ファナック」(6954)も、その部類です。
市場には「麦わら帽子は冬に買え」と言う諺があります。
でも…ね。「時間軸の問題」を人間は、なかなか…耐えられません。1年でも嫌になるのに…野村証券などは3年です。呆れる時間です。今でも「三菱UFJ」(8306)を持っている人は、まだ居るのでしょうか? まだ始まった所でしょう。だって…日銀は、未だに「金融緩和」の姿勢です。
日銀の持っているETFを批判した馬鹿が、大勢…います。前の新聞を、国会図書館や日比谷図書館に行くと揃っていますから…読んでみると良いのです。確かに、「危険資産」を買うのは禁じ手です。でも…日銀様が損をする道理がないのです。無限の紙を、お金の変えることが出来るのです。そんな奴らがテレビに出て「日銀批判」を繰り広げていました。もう狂った偽物国家です。
もっと「自分の頭」で、仕組みを考えましょう。野村が、いつ980円を抜くか…それとも…日経平均株価が38915円を奪回する方が早いかどうか…。
抜けて来た…野村証券です。カタルには…まだ滑走路に入った段階に見えます。ここから「離陸」です。だから980円が一里塚と述べています。まぁ時間の感覚は、人ぞれぞれです。でもこのレポートに登場する銘柄は、何かしら…意味があるから登場させています。その背景を、自分で考えましょう。基本的に大型株は「ゆったり」…した動きなのです。
カタルが売り買いをするとか…は、関係ないのです。自分の力量に合わせ、他人の行動なんか関係ありません。自分が最も正しいと思った行動を取れば良いのです。
野村証券を売りたいと思ったら、売れば良いのです。自分の気持ちに「正直」になって、行動をしましょう。結果を観て…あとで修正するなら、次回の時に、その感覚を活かしましょう。カタルなんか…「失敗の連続」です。でも頑張り続ければ…ようやくその努力が報われる…名目時代になりました。
「35年間の悲哀」の意味を分かる奴は、どれだけ…居るのでしょう。
まだ始まったばかりに過ぎないのです。ようやく…日本は「一般の世界」に仲間入りです。35年間も「成田闘争」をしたのです。無駄な時間を費やして…時間を掛けて、みんなの同意を得たのです。なにしろ…日本と言う国は「和を以て貴しとなす」と言う国なのです。
35年だ…もんね。呆れます。また…明日。