アーカイブ:2021年8月1日

十二指腸の切除

カタルの性格はどうも世間の一般常識というか…概念というか、基準というか…それと違うのかな?~と思うことが時々あります。今回、初めての入院生活を経験して色々感じることがあります。やはり…なんでも実体験に、勝るものはありません。経験したくない入院生活ですが…。

カタルの十二指腸画像

その道のプロと呼ばれるレベルも、それぞれのランクがあり、低い人と高い人はかなり違うのでしょう。今回のカタルの主治医は、結構、優秀なのでしょう。ただ癌研と言えば、日本でもトップ水準の症例を誇る病院ですが、この十二指腸の切除は非常に珍しい症例らしく、彼自身の症例数は20例ほどしか実績がないそうです。100や200くらいの実績があっても良さそうに思いますが…カタルの実際の内視鏡写真を掲載します。この金属製と思われるクリップは、いずれ…自然に便とともに消えるということです。まぁ、残っても問題ないという話です。

まぁ病気の話なんか…あまり意味がないので、今回の短期入院が、手術と呼べるか分からないぐらいの入院生活ですが、この程度で、自分の考え方に変化が生まれるのですから、阪神淡路大震災や東北大震災を経験した人は、きっと人生が大きく変わる経験をされたことでしょう。

以前のカタルのホームページというか…このレポートを読むと分かりますが、過去のカタルは今のメディアのように…「政策批判」ばかりでした。「失われた時代」の失政は、酷いもので…まともな政治家は居ないのかなぁ~と思っていました。

しかし曲がりなりにも…今の市場は現時点では株価が下げていますが、安倍政権をカタルが支持したのは株価が上がったからです。菅政権も今のところはマズマズです。しかし日銀の黒田さんは、日経平均株価が38915円を抜いてからステルス・テーパリングをすべきだったのでしょう。彼も、その程度の人物なのでしょう。もともと5年間も「流動性の罠」に陥るのが失敗とも言えます。今回のコロナ禍での財政出動で、ようやくマネーストックが伸び…「幸運」に恵まれたとも言えます。

まぁ、厳しく成果を追及すれば…欠点はあるのでしょうが、バカ三重野のような連中とは違い、一応は「正道」を歩んでいます。

今の日本人には、ある意味で「ショック療法」が必要に思えます。それほど…世相は劣化しきっているように感じています。しかしようやく…動き出しました。

そもそも…日経新聞が馬鹿なのです。清貧思想に染まったままの報道姿勢です。自分たちの「使命」を忘れています。それを読んでいる経営者のレベルも、自ずと分かると言うものです。東芝問題はそういう具体事例の結果なのです。日立と東芝を比較すると分かります。清貧思想で「守り」に入ることが良いことではありません。結局は、電通のような…顛末を迎えるのです。

カタルが成田闘争と呼んだ「失われた時代」の根底にある「村社会」問題を正しく理解しているメディアの人は、あまり居ないように感じています。

もし正常な感覚の人が、それぞれの部署に居るなら、もっと別の道を日本は歩んでいます。リストラクチャリングと言う構造改革は、容易ではありません。画一化教育で培った一般的な概念を、一度、壊さないと前に進めません。

すでに「ペルーの来航」から「西南戦争」の時間を超えたのです。あの時代の日本人より今の日本人は資質が劣化しているのでしょうか? やはりメディアの存在です。この論調が問題になります。同じ質問を、何度も、何度も繰り返して…自分たちが望む答えに誘導するやり方は、ドラマで出てくる警察官が、犯人に自供させようとする誘導尋問です。本当に…馬鹿です。首相記者会見の記者質問を見れば…その馬鹿さ加減が分かります。

一般的な国民が、今でも安倍政権を問題視するのは、きっと…何かが、国民意識に欠けています。だって「過去の話」ですよ。「未来の話題」ではありません。

今回のコロナ問題は、カタルの認識が欠如して…いたのかも知れません。この「デルタ株」は、ワクチンを接種していても、かかるそうで…確かに重症化は免れる確率が高いのですが…「流動性の罠」と同じように、時間軸が伸びる可能性もあります。

でも同時に「デンソー」や「商船三井」など…株主側に立った正常な判断をみると…日本は変わり始めたと思っています。東芝をはじめ、前田道路の高額配当など…様々な事例を実際に見て、日本の経営者も変化してきました。この変化をDXなどの「設備投資」にも向ける必要があります。

内部留保には475兆円もの資金が眠っています。この意味は5年以上続けたマネタリーベースの効果が、これから発揮されるのです。そもそも「貨幣乗数効果」が低いのは、メディアの誘導が間違っているからです。お金が何倍にもなる話です。

日経新聞は猛省をしなくてはなりません。

何故、カタルがROE経営の推進を、何度も…何度も述べているか? その意味を理解していません。本当に東大を出たのでしょうか? 東大という大学は、学生に何を教えているのでしょう? もう教授連中が劣化しているように感じています。官僚の落ちこぼれが…学校の先生ですから…仕方がないとも言えますが…困ったものです。

株屋というのは、あまり先を見てもいけません。時間軸を相場に合わせる必要があります。折角、タイミングがピッタリ合ったと思っても、「アルケゴス」のような事件もあります。今回はデルタ株の出現で、FRBのスタンスが正しかったのかもしれません。この辺りの時間軸の読みは、どんどん変化しますから…やはり相場の読みは難しいのです。

人間だれしも同じですが…カタルも、自分自身を中心に考えます。やはりこの辺りが、今回の失敗を招いたのでしょう。そもそも…相場がダメなのは、最初から分かっていましたが…別にコロナの意味ではないですよ。物理的な「乖離問題」なのです。

ですが…自分がTOBの連発で儲かっていたから、エーザイ程度ならやれると考えました。しかし日本には、まだ「侍」は居ません。ラッセルする奴が居ませんね。まだ生きておられるでしょうから、実名は避けなければなりませんが、昔の連中はすごかったのです。

山形共済連クラスが仕手筋になるのです。共済連と言っても一般の人には馴染みがないかな? まぁ小さな地方の金融機関という認識で良いでしょう。カタルは担当者からNTTを1000株買う注文をもらいました。あの当時のNTTは200万円以上です。この注文を5本以上出すのですよ。今の市場でエーザイを10万単位で買う機関投資家が居ても良いと思うけれど…エーザイは非常に優れた素質を持った株です。環境も非常に良かったのです。

結局、まだ実質成長の名残があるのでしょう。名目成長に完全移行してないわけです。やはり…野村証券や三菱UFJの水準訂正を、待つしかないのかもしれません。

まぁ、来年にはハッキリします。この感覚が理解できるなら…かなりのレベルでしょう。所詮、多くの市場関係者は「烏合の衆」なのです。イナゴ族と同じレベルです。何が、識者だ…と言いたいですね。やはり今回の入院と同じように…実体験をしないと会得できないものはたくさんあります。

先ほどの証券マンも医者もそうですが…ピンキリです。その業界で、どうやったら自分自身のステージを高めることはできるか?どうか…。実体験に勝るものはありません。

野村証券の決算についてコメントをしなくては行けないでしょうが…あまり見てないのです。感覚だけなら言えます。アルケゴスの損失が1Qに先送りされ、その残った分、650億程度かな? うる覚えです。自分で調べてください。カタルの記憶力は悪いからね。アルケゴス関連の損失額は654億円程度で、野村総研株の売却利益が300億円程度のはずで…350億円ほど…実際の数字より下に見えるはずです。だから…485+350=835億程度なのでしょう。これで…野村は、奇麗になりました。通常、カタルが社長なら、この損失は前期に押し込むのが筋です。

たぶん…当たらぬ邪推ですが、前期末に15円配当を実施するために、前期に押し込まず…一般的な方法の1Qで処理したので、その損失が確定したから1Qを赤字に出来ないため…野村総研に自社株買いをさせて…株を買い取らせた…と読んでいます。やはり…まだ確定していませんが…15円配当の可能性も残っています。なぜか?(半期で15円配当ですから、通期では30円)

通常、「大掛かりの仕掛け」は、約束されたルールの下で…実行されます。野村証券株を4桁に持って行くことは簡単なことです。その下準備のために、野村総研株を売り浮動株式を集めたのです。今回の分ではありませんよ。前回の野村総研の自社株買いは、そういう意味です。この背景は、利回り保証のような「暗黙の掟」があるはずです。だからカタルは、勝手な読みで…野村は最低15円配当を死守すると思っています。

野村の役員は普段からOBに散々文句を言われています。4桁以下に落としたのは、「お前らの責任だ」というのが、OB役員の本音です。自分たちは過去において、素晴らしい実績を掲げてきたので…嘗ての部下の不甲斐なさを痛いほど感じているのでしょう。

別に野村証券に限りませんが、野村の場合は「損失補填」という不祥事や、ヤクザがらみの問題があり…相場技術の伝承が上手くできていません。今の証券マンは自分たちが相場を創ったことがない「マニュアル」人間ばかりなのです。どこ業界も同じです。

あまりに馬鹿政策を演じた為に、その後処理にバタバタと無駄な時間を使い、その間に優秀な人間がみんな社内から消えました。北尾さんは、ある程度、仕事ができる奴だったのでしょう。あの不祥事事件の最中、穢れのない海外組の「氏家体制」が引かれたために…仕事のできる社員は、あんな奴の下で働くのは…嫌だとなって、仕事のできる中核の社員は、みんな外に出ました。北尾さんも、その一人のはずです。確か…。

日興証券出身の歩合セールスが多いのも、馬鹿社長のリードに呆れたために、一匹狼の道を歩んだ社員が多かったのです。セールスが、「石川島」が良いと思って、注文を貰って来ても…会社の都合で「三菱重工」に注文を変えさせられる時代です。社員は呆れます。これは実話です。

カタルがサラリーマンを辞める決意を促したのも社長の一言でした。カタルは永年勤続表彰10年目の式典で、社長がその席で…「会社が嫌な奴は、辞めればいい」と述べたのです。永年勤続表彰の場で…ですよ。こいつはダメだ…と思いました。嫌な奴の部下で、頑張ることなどできません。カタルは、上司の支店長を役員にさせたのです。部下は上司を役員に昇格させるのが、一つの務めです。嫌な上司なら…自らの転勤を願い出ます。同じことです。

だから野村には人材が育ってないのです。故に会社が劣化したとも言えます。これは証券界に限らず…失われた時代において…年功序列という仕組みは完全破壊されています。

だから今でも不祥事の嵐です。ノルマがきついから…不正をするケースが後を絶ちません。東芝問題は、その象徴的な出来事です。ノルマなど…当たり前なのです。そのできない目標をクリアすることで、自分自身が鍛えられていくのです。

それなのに…今の風潮は「パワハラ」です。世界から日本が遅れるわけです。仕事ができなければ…自分の能力がないのだから、進んで辞めるしか道はありません。そうして自分に合った職種に付き、人生を謳歌すればいいのです。別に、世間一般の上場企業に就職することが正しい人生の道ではないのです。

自分の背丈に見合った生活があるはずです。今の百姓(農業)や漁師(漁業)は、過疎化というか…チャンスです。やり方によっては、2000万円以上の高収入が約束されています。高級官僚の所得が、せいぜい…この程度なのです。東大法科卒が、偉い訳ではありません。

農業高校を出て、百姓の道を歩むのも、立派な道です。画一化教育のおかげというか…弊害で「間違った潜入意識」が、我々日本人に植え付けられています。引きこもり症候群の多くは親の考え方が、間違っているために起きた人災でしょう。そもそも…日本の教育制度自体が狂っています。生徒は、誰も自らの頭で考えません。教科書が正しいとの教育を受けていますが、歴史書など…コロコロ変わります。

さて野村証券の決算から、また「ゴタク(御託)」になりました。いい加減にしないとなりません。実績だけが本物です。

人生は様々な選択肢があります。スケボーの堀米雄斗君、見ていると…やはりお父さんの力がすごいんですね。みんな熱心に教育しています。本人が楽しめる「人生」が一番なのでしょう。昔から、「好きこそ物の上手なれ」と言います。カタルは株が好きだから、こんな原稿もあまり苦になりません。何故、自分が間違った決断をしたのか? 常に試行錯誤は続きます。

やはり…他人の金より自分の金での実験の方が、より痛みが分かり…進化も早くなるのでしょう。それでは…また明日。本日から…5分粥になりました。相場もカタルの体も、やがて…全快です。



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