すこしずつ…日本も「普通の国」に変化しつつあります。金利のあるのが普通の国で…人件費が上がり、物価も上がるのが「普通の国」なのです。

そうして中央銀行に「危険資産」である株式を買わせた「日銀によるETFの買い」は、何れ…解消に向かいます。本日の日経新聞にその事が書かれているのは、「正常な社会への第一歩」とも…言えます。この事からも「野村証券株」（8604）の有望ぶりが分かります。

昭和40年の証券不況の時に、共同証券かな？　

要するに…今の日銀のように市場から株を買って、日経平均株価を…維持しようとしました。あの時は「日経平均株価の1000円攻防」を演じました。結局、売り物に押されて維持できませんでした。そうして…確か、追加の増資をしたはずです。

昨日、火事があった目白御殿の田中角栄が、当時は大蔵大臣で…山一証券などを救った証券不況の時期でした。その時の株式を買い入れた日本共同証券は1964年に設立されて1971年に株式市場が回復して…全ての清算を終えて解散しています。

その時に大儲けしたのです。あまりに儲かったから…今の兜町にある「証券会館」を作ったり、証券界の研修所を、確か…世田谷だったかな？　そこに作ったりしたのです。今回の日銀によるETF買いも、同じような過程を歩むのでしょう。各社が自社株買いで日銀の売り出す株を引き受けると良いのでしょう。

常識的に考えて…あまりに「おかしな株価」が市場で多く見られます。

もともと…東証がPBR改革を打ち出す前に…TOBなどで買収されるのが筋です。しかし…日本は難しい国です。「東芝」の事例を観ると分かります。村社会論でルールを突然、変える国なのです。

同じ「日本円」なのに…使う人により、その価値を変える判決を最高裁はします。「ブルドックソース」（2804）や「東京機械」（6335）の判決は、そういう事です。それなら…最初から「日産自動車」（7201）は日本のものとして、海外投資家の買いを認めなければ良いと思うのです。日本は共産国家と宣言をすべきです。

だから…カタルは東京地検がゴーンを逮捕した時に噛みつきました。ワンワン…。

このような…「江戸長崎」の事例は、他にも沢山あります。自由主義の市場原理派閥のカタルにとって「恥ずかしい」…思いです。公然と政府が「嘘」を言う国なんか…情けないと思いです。信義とか…プライドがないのでしょうか？　自分達の思うように動かそうとして法律の解釈を、勝手に…変えます。だから元安倍首相は、地検の「黒川人事」をゴリ押ししようとしました。しかし結果は「返り討ち」です。皆さんは、真剣に、日本の未来を考えたことがないから…メディアの誘導で、その矛盾に気づきません。

自分が実際に動いてみると…日本の壁にぶつかります。

菅前首相が学術会議の会員の「任命拒否」をしたら…日本の教育界は、猛反対運動を展開しました。これが「村社会」です。大学の教授会の力は強いのです。大昔、田宮二郎が演じたTVドラマで「白い巨塔」と言う…あれも山崎豊子の原作ですね。このドラマの話は実話ですよ。

学校などの教育現場は今でも…「崩せない村社会」の制度が残っています。今回、ある読者の方から「学校改革」をしようとしたら…激しい反対に遭ったとのメールを頂きました。日本と言う国は…至る所で既得権勢力が蔓延っています。なかなか…改革が進まずに、35年間も…「悲哀の社会」が続くわけです。

カタルが述べていることを、理解できない人は、社会を知らなさ過ぎます。まぁ…それでみんなが「幸せ」なら、良いのですが…35年間は、あまりに長いですね。野村証券株を観ると…よく分かります。でも、ようやく…普通の国に戻るのでしょう。

東証のPBR改革など…経営者が率先して、「言われる前」に…改善するのが普通なのですね。だから野村の奥田さんは、どんな批判されても…反論は出来ません。日本のトップに君臨している馬鹿経営者が、如何に偽物か…分かる事例です。日本村論理に甘えて…真剣に経営してないのです。

そんな中…最近、「安川電機」（6506）の社長が米国で新工場を立ち上げると述べていました。

安川電機の大昔は500円前後をうろつく「仕手材料株」でした。万年、人気はあるのですが…なかなか経営者に恵まれなかったのです。そうしたら…いつの間にか、大人気になって株価のステージを大きく変えました。月足で観ると…こんな感じです。

別に安川電機の事が、どうのこうのではなく…この発想はなかなか…時代を捉えていると思っているのです。昨日のWBSで滝田さんの最後の解説で、日米間の人間費に絡めたグラフを提示して…面白いことを述べていました。「人件費が上がると設備投資が盛んになる」と言う趣旨です。人間に投資をするより、文句を言わずに労働をするロボットへの投資が盛んになると言う発想でしょう。

カタルが観察している「ニデック」（6594）の永守さんも「米国経済の好調ぶり」を述べており…力を入れると述べていました。

半導体のTSMCもサムソンもCHIPS法の補助金により米国へ生産を移転させるのですが…現在は選挙を控えている為か、理由を付けて工場建設を先延ばししているような話題を目にしました。

何しろ…、巨人の星の「星飛雄馬」の親父さんではないですが…仮にトランプ政権になったら、彼は平気で「ちゃぶ台返し」をしますからね。怖くて…兆円単位の投資は「二の足を踏む」理由が分かります。

最近、不思議なのです。中国が可笑しくなって…工作機械の「ファナック」（6954）は大きく売られたのですが、誰かが、必用に…株を買っています。カタルの観察株なのです。この理由は「国内回帰からの設備投資」をイメージしていたのですが、それにしても…4000円前後を、かなり大きな金額で…買ってないと株価が崩れるはずです。だって…足元の業績は悪いのですが、何故か…株価が強いのです。安川電機、ニデック、ファナックとの株価の繋がりが、見えますか？

だから安川電機の社長が米国で新工場を立ち上げると言う話と、昨晩のWBSの滝田さんの発想が一致します。「市場の整合性」の話ですよ。カタルは株式投資のイロハの発想を読者に説いています。たぶん…多くの人は、これらの関連性が見えません。しかしカタルには鮮明に「未来図」が見えるのです。問題は「時間軸」の話です。

本日、「BASE」（4477）の255円を5000株だけですが利食いをしたのです。

カタルにとって…この持ち株は増やしたいけれど…今の自分には、持ち株が過大な為です。このBASEはようやく…300円台で活躍する時期を迎えるのでしょう。しかし…一気に500円から4桁相場になるかどうか、まだ「確信」が持てません。株価が上がることは、既に確定です。しかしカタルは、既に「2年も待っている」のです。2年は、流石に長いですからね。

ファナックも同じ発想です。

好業績の「ジェイドG」さえ…まともな評価を下せない市場です。一気に3000円台への「爆上がり」するチャンスに見えます。市場に、心ある投資家が、どれだけ…居るのでしょう。今の市場は、みんな「目先主義」の「付和雷同組」です。果敢にリスクを認識して「ラッセル」をする人間が、皆無に見えます。自社株買いをすれば…なにしろ「一人旅」を覚悟しなくてはなりません。

此処まで市場を疲弊させた…村社会派閥に、一般的な「良識」はないのでしょうか？

なにしろ…「35年間の悲哀」です。こいつ等の傲慢な態度は頭に来ますが…何しろ、国家権力を利用できる奴らです。別件逮捕など…お手のものです。ゴーンは、きっと公正な国なら…逃げなかったでしょう。しかし日本の法制度も偏っています。「大川原化工機」事件なんか…昔は表面化せず、闇に葬られるのでしょうが、今の社会だから…表面化したわけです。地検内部にも…「良識を持った人たち」が、居るのでしょう。

でも…なかなか動かせない壁があるのも事実でしょう。

本日、「大阪チタン」（5726）を、僅かな利幅で…少し利食いをしました。利食いだから、外したのです。本家のボーイング737MAX9かな？　この事故が、単発なら良いのですが…このような状況を観ると、一旦は株を売ったけれど…やはり底入れをしている可能性も高いですね。何しろ…本家の株は指数を大きく押し下げています。しかし休みが欲しかったボーイングの株価ですから…いい休養になるのでしょう。たぶん…。

さて…少し手が空いたから、「ジェイドG」（3558）が、もう少し…下がらないかな？　本日の買い指値は厳しいかな？　今は2000台の株価の値固めの最中です。カタルは、上値をまだ買いませんが…下値は買います。しかし…その指値が買えないようなら、いつでも2100円、2200円と上の株価を買います。

この点は「野村証券」（3558）も同じです。やはりBASEは強いですね。まぁ見ていれば分かります。300円以下は、何処でも買い場でしょう。

今日は「クックパット」（2193）も121円まであるのですね。今回は安値を更新していません。だから135円を抜く可能性も高いのでしょう。セオリー通りの株価推移を辿っています。次は200日線（156円）をクリアして…理想としては168円を抜くことです。

やはり…再び「ジェイドG」の2030円が買えました。次の2020円は、どうでしょう。今は下値を集めて置く…場面です。何れ、既に僅かな…「利食いの打ち返し玉」は枯れます。あらら…先ほど利食いした255円のBASEは、やはり軽い値動きですね。本日は「メルカリ」（4385）も「ソフトバンク」（9984）も高いですね。やはり「ジェイドG」の有望度合いが分かります。

このソフトバンクの「アーム社」の有望ぶり…が報道されていました。車の関係の話しでしたね。ルネサスエレクは「モービルアイ」の発言で、売られたと言いますが…カタルの見方は変わりません。市場は時間軸の経過で「循環買い物色」の動きを見せるのでしょう。こんなところで本日の相場解説は良いですかね。

それでは…皆さん、また明日。