かたる:TPPは米国内で選挙の影響を、早くも受けている様相です。日本も政治主導で政策が決まることが多く、官僚政権も、先ずは富国強兵の概念が強く、生産力を重視してきました。しかし土光さんの時代からかな?…、内需拡大がプラザ合意前から言われてきました。1985年ですから、実に30年以上、前から話題になっている話です。GDP構成を見ると分かりますが、米国の消費は70%、日本は60%程度です。この差は内需の違いですね。インフレ率を高めれば…消費が伸びます。時間スピードを上げることですね。
この失われた時代のなかで、構造改革が進み、一部で生産者より消費者に目を向ける政策が実行されつつあります。その代表事例が、このTPP交渉なのでしょう。日本は長い鎖国経済政策下で、東西冷戦の恩恵を受け、自前主義を貫きガラパゴス化してきました。何も、電化製品だけではありませんね。代表的な事例はコメの価格でしょう。いつしか政治主導でコメの価格は、国際価格から大きく外れた設定になってきました。この事が示すように…日本人は、そもそも村意識が強く、かたまる傾向にあります。
企業は現在、必要以上の資金を蓄積しており、非効率な経営体系になっています。しかし…リートの存在を見ると分かりますが、世の中の経営は「アイディア」ですね。建物は基本的に借りものです。星野リゾートの事例を見れば分かります。旅館などの設備は、所詮、必要経費の一つで、年率10%程度の物件価値なのでしょう。金融機能が発展すると、必要な整備は、全て借りもので用意できますね。介護もそうです。物流もトラックなどの設備投資も、リースの形で…。オリックスの株価は、やはり成長企業じゃないかな? 何故、こんな発想を持っているかと言うと…、TPPの原点は消費者重視の政策で、生産者が保護されるものではないですね。自由競争は良い品物が安く手に入るようになります。選択手段が格段に増えます。農政族の予算獲得競争など…同じ失敗を繰り返さないと良いのですが…。基本は民間資金の活用で健全化できないものは駄目なのです。
世の中が効率化すると、ソフトバンクのように資金がなくても、自由な発想で拡大する事が出来るのですね。適性資金管理を打ち出したファナックが、今後、どのような経過を辿るか…非常に興味深いですね。ソフトバンクはスマフォの新時代を切り拓くかもしれません。新しい生活スタイルを提案し、目先は厳しいですが、少し先は、明るい展望が見えます。はやく日経新聞社は、企業に蓄積されているお金を動かす誘導をした方が良いですね。日本は至る所で、無駄が多く存在している様に感じています。ROEを宣伝する事は、日本を効率化の道に導き、やがて世界競争力も強くなります。
今日の新聞に、再び需給ギャップの話が出ていましたが、インフレ度合いが鈍いから、こうなります。基本はデフレなのですね。なかなかデフレ脱却が軌道に乗りません。ケネディクスの株価を見ていると良く分かりますね。昨日のノルウェイ年金の東京参入は政策が変わると…このようにお金が集まるのですね。お金が集まれば、需給ギャップなどは簡単に改善できます。本日の新聞の国債保有問題など、日本には残された時間が、余りないように感じています。追い込まれる前に、先手を打って現状を打開しないとなりません。600兆円目標に向かい、政治家の手腕が問われます。時間がない訳です。
漠然とした構想からスタートした今日の原稿、こんなイメージは、皆さんには面白くないかも知れませんね。株価の話の方が良いかな? 三菱UFJは、今日も781円までで…なかなか第一関門の783円が抜けませんね。この辺りが現状の相場と言うか…日本の立ち位置を示しています。しかしこの1週間で、市場の様相は様変わりです。Vテクなど観ると分かりますね。つい最近の29日に入れた指値2960円は、同値で買えずに株価は上がって来ました。そうして今日の高値は、今の所、3840円です。実に29.7%の上昇です。この29日の三菱UFJの安値は692.2円で、今日の高値は781円なので、12.8%の上昇です。ずいぶん…差がありますね。
でも…このように、どの銘柄も安値から株価が確実に騰がっています。おそらく今週の外人動向は、久しぶりの買い越しかな? 一般的にヘッジファンドは、両方で鞘を抜こうとします。買いでも、売りでも、どっちでも「良し」なのです。市場の株価(一般の人の認識)と、潜在的に発生している真実とのギャップの大きな銘柄が、狙い目になりますね。まだ株価は全く上がっておらず、下値のままですが…シャープなどは、カタルのお気に入りです。カタル自身は、たった千株しか買っていません。確か…買値は165円だったと思います。何しろ…確率は低いけれど、倒産もあり得ますからね。でもこの会社は、同時に素晴らしい要素を秘めていると思っています。残念ながら、経営者の資質が今ひとつのようです。
この辺りは、ケネディクスに似ていますね。でもケネディクスの宮島さんは、前回の説明会で、初めてコンセッションに触れていましたからね。最近では、阪急ホテルと共同開発も始めています。介護に、物流に、ホテルなど…何も商業ビルだけでなく、基本的に多額の生産設備投資は、儲けの対象になります。何と言っても一番は、社会資本ですね。道路や鉄道など…アイディア次第で、いくらでも利益が湧き出る産業です。首都高なども民営化すべきですね。そうして多額の借金を返すべきです。国の債務を民間に移す作業が欠かせません。コンセッションの考え方は、無限の利益を生みます。
あまりケネディクスのことを書くと、また信用買い残が膨らむかもしれませんからね。でもリートの増資は、大きな材料ですね。今年は二つのリートを新規上場させ、リートの公募も実現させました。この意味を、どれだけの人が理解しているか?ノルウェイ年金などの参入は、氷山の一角ですね。ブラックロックもそうですが、東京の不動産は限られています。爆発的な一株利益を作ることが出来るのですね。問題は金融政策なのですが…どっちにしても、道は一つなのですね。増益見通しは変わりませんから…伸び率次第ですね。アコムの株価は629円現在で、現在の妥当株価は、その辺りなのでしょう。この意味は分かる人が、居るかな? 業績を比較して下さい。ただケネディクスの方が100円ほど純資産は多いですね。
さてパイオニアの今日の動きは…流石です。確りと手が入っていますね。しばらくは、皆さんが期待するような値動きにはなりませんが…その内、株価が面白いように…飛ぶ季節が来ますからね。証券マンの人は、重要なアイテムですよ。確りノルマを達成して下さい。大阪チタンも、良さそうに見えますね。昨日は下げており、今日、実は買いに行きましたが、僅かな違いで入らず…なのです。朝方の気配は安かった筈ですが…寄り付きは気配値が上がっちゃいました。狙っている奴が、やはり居るのですね。簡単に買い増しが出来たクラウドワークスは、昨日、久々に45万と出来高が膨らみました。この辺りで…落ち着くのか、どうか。このような出来高の動きが、分岐点になります。この手の株は、ある日突然、人気が沸騰します。その辺りは、007と似ていますね。まぁ、経営者次第ですね。企業業績の伸びがなければ、一段安があるかも知れません。そうなれば、また買えば良いと…のんびり構えればいいのです。
だいたい少し、株が下がると…アタフタする人が大勢います。折角のチャンスなのに…安値を買えないのは、自分の力量把握が、出来ていない為ですね。どの株も市場が落ち着けば、必ず戻ります。企業業績が確実に上昇するなら、必ず全体が落ち着けば…株価は戻るものです。だから株で儲けるのは、自分自身の問題なのですね。でも出来れば…ベストタイミングを知りたいですね。そりゃ、人間だから、自分が株を買った瞬間から、上げ続けるのが、一番気持ちが良いのです。しかし…なかなか、そうは簡単に行きません。だからカタルなどは、自分が下手糞だと思っています。それを前提にして、株の売り買いをしています。あまり恥ずかしくて、自分の売り買いなど…ここで書けませんね。高値を買ったり、安値を売ったりしています。でも自分の投資スタイルが守られれば…それで、良いかな?と考えています。
世の中、なるようになるさぁ~、なのです。ケセラセラ…。