かたる:本日の配当落ち分は110円程度と言う記事を目にしました。9月はあまり多くなのですが…それでも三菱UFJなどは9円の中間配当を予定しています。現在の株価は10円安程度なので、相場は金曜日に比較して、若干安いのでしょう。三菱UFJのチャートが現実の相場観を代表するイメージだと思っています。8月25日に一番底を入れ、9月7日に二番底…通常は二番底で終わりの筈ですが、何故か、ご丁寧に3番底を24日に演じています。この辺りが、分かりにくくしている印象を持ちます。通常、エリオットの波動では上昇は3波、下降波動は2波の波で構成されています。故に9日の783円を奪回するまで気が抜けません。確認を取るためには、8月28日の高値更新が必要になります。チャートはある意味で市場参加者の人間心理を表していますからね。
カタルは友達が仕手戦に参加しており、その裏舞台を知っていますので…あまりチャートの形に拘ることをしなくなりました。昔は自分で罫線を書き、何冊もチャート論の本を読み漁ったものです。でも結局はケース・バイ・ケースとの印象を抱いています。たしかに確率の高い形はあります。でも絶対ではないですからね。おそらく、現在は下値揉み合いですが…間もなく、離陸するようにカタルは感じています。つまり全体株価も上がります。8月の25日に、第一弾の打診買いを入れたとすれば…今回のタイミングは2回目の打診を入れる頃合いでしょう。理由は、あれから1か月間も、更なる下値を叩けないからですね。何度も述べていますが、ヘッジファンドは、優秀な連中です。彼らに勝とうとすれば…余程の資金があり、時間にユトリがなくては駄目です。一時的に資金を用意できる人はいますが、長い時間、寝かせておく資金があるのは、個人投資家の強みです。いつか…日本経済は復活するのです。まぁ、そんな事を夢見て…カタルは30年も棒に振りましたが…。こんな時間、宇宙の時間感覚からすれば、またたきの世界ですからね。
あらら…意外に早い切り返しですね。三菱UFJは、先ほどまで10円安でしたが、今はプラス転換しましたね。案の定…の動きです。でも株の世界は、真坂、魔坂、まさかの魔物が住む世界ですからね。安心はできませんが、おそらく年末年始の動きに突入したのでしょう。此処で強いのはパイオニアでした。今の所、パイオニアは5円安の270円ですね。皆さんは高くなると買いますが、此処は参加するチャンスだと思っています。でも事前に述べたように…ケネディクスの「1300兆円の逆襲」と比較すると、HEREの評価が基準になり、あまり大きな相場は期待できません。
むしろ…シャープですね。142円かな?あの水準を、割れない方が良かったと思っていますが…車の液晶は大型化するのが必定です。どのくらい食い込めるかどうか…。兎に角、車は安全性を重視されますから、新規参入障壁は高いのです。しかし一度食い込めば…長年、その果実の恩恵を受けることが出来ます。オリンピックの新規需要と…前途は有望に思えますが…問題は仕掛け人ですね。足元の企業業績は、お金があれば…完全復活すると思います。追加資金を、どの程度用意できるかどうか…。液晶などは設備投資資金により競争が決まる世界です。しかし、このタイミングの読みが、非常に難しい世界です。
もともと日本では、製造業は仕組み上、難しいですね。電気料金も高いし、税制もそうです。村論理で守られますが、その分、要らない「ツケ」を、多く払わねばなりません。○○協会の年会費など…少ないのですが、チリも積もれば…何とやら。村論理は良い面と悪い面があります。経団連などの形を見れば分かりますね。一体、同じような集まりが、いくつ存在するのでしょう。小さな国なのに…。
さてカタルは、時間を利用したドル平均法を推奨しています。単に価格の上下だけで買うと…いくらお金があっても、通常は足りません。そんな時は時間を区切ります。自分の力量に合った水準で、買い続けられる限度を設け、株価が下げ続けても買い続けられる時間の区切りを付けます。通常、3年も下落を続けるのはありませんね。そのケースは、最初の見込みが間違っていたのです。株価と時間の両方を満たす場合、買い続ければ、いいわけです。もっとも難しいのが、この時間を超えた自己管理です。人間の気持ちは、変化しますからね。時間の経過で、あれほど、高値の時は、買いたかったのに…人気が剥落すると、買う気が失せるのは自然の流れです。この自然な感情を、乗り超えることが出来るかどうか…。
人気がなくなった株を買うには、余程の信念がないと…まず買えません。その為には、買う根拠になった、その背景をよく知ることです。その前提条件に変化がないことが、必要なのですね。単に希望的な観測だけでは駄目なのです。失敗した時の対策が、やはり重要なのでしょう。カタルは6月10日に、危うい相場を感じました。しかし直ぐに下落するわけではなく、何度か戻り、高値を更新する銘柄さえ出現しました。しかしこの時の勘は、やはり正しかったわけです。でも思っただけで、充分に、この勘を活かす事が出来ませんでした。あの時にドテン空売りなら、今頃、違った生活をしていますね。しかし現実は8月に入った途端に、待ちきれず、買い始めています。打診とは言え…。まさにトホホの世界ですね。
今回の下げは、指数買いの矛盾が、問われた相場に見えますね。もともと量的緩和から経済は期待感のままの状態です。ハローウィン緩和は、的が外れていた為に、無駄弾に終わったように思います。ケネディクスの相場がその事を物語っています。第一次の異次元緩和は効果を発揮しているので、ジワジワとした動きは広がってはいますが、ハローウィンは確実に不発です。その理由は、当座預金に70%ものマネタリーベースの増加分が寝ている為でしょう。これはカタルの推察です。当然のことですが、正解では…ないですからね。カタルの勝手な推察です。だから乗数効果が、一気に落ちています。付利金利のマイナス金利まで、踏み切るべきですね。必要最小限な分を銀行の預金量により決め、この付利金利0.1%は良いでしょう。しかし超える分まで、プールするのは間違いですね。非効率すぎます。マイナス金利に踏み込めば、銀行は慌てて…有効活用するので、一気に市場にマネーが溢れますね。その効果は絶大で、マネーストックの伸びは10%を超えるのでしょう。
この関係は、鶏と卵なので…意見が分かれますが、ジャブジャブにする事が、先ずデフレ脱却の必要条件の筈。そうすれば、低い金利のリートにも、資金がどんどん流れ、開発が進みます。特養不足も介護リートの活躍で、時代が早く進みますね。先ずは、スピードを上げることです。ガラガラポンのリスクを恐れ、チビチビやっていても…追い込まれるだけですね。おそらくハローウィンの時は…やはり、黒田さんは安全装置が欲しかったのでしょう。そんな時間のユトリが、日本に残っているのかどうか…。既にS&Pなどから最後通告は届いている訳です。本当に…政策担当者は度胸がないですね。小役人の器ばかりです。
市場は正直ですね。政策には勝てません。故にヘッジファンドは、いつも政策動向を気にしてポジションを調整しています。日本がやる気になれば…簡単ですね。先ずは希望を抱く事が出来る環境を作ることです。いよいよ、待ちに待った二段上げは、この年末年始からスタートして欲しいな。ね!安倍さん、黒田さん。あなた方は何でもできるのです。