いや…思わず「笑い」がこぼれます。2回の大谷君の出番です。2アウト1塁、2塁の場面でホームランを打って、3-3の同点に並びました。先発の山本君は3点を許したようです。何かを「持っている奴」と、何もない…「凡人」との違いは、やはり大きいのです。
ただ努力をする奴は、世の中にたくさん居ますが、その中で…「スターの座」を獲得するのは、やはり「運命」としか…言いようがありません。何かが…違います。だから人生は、面白いとも言えます。頑張っても、駄目な奴なんか…「腐る」程いますが、成功の道は険しいですからね。
株式市場もそうです。
上場は、一つの壁ですが、こんなものは、そんな「ハードル」の一つで、壁は高くありません。しかし…その中から世界で活躍できるのは、ほんの「一握りの企業」です。カタルはこの年になって、いろんな分野を知るようになっていますが、どの世界も、それぞれ…その世界に「精通する人間」が居ますが、株式市場も、ほんの一握りの「成功者」の世界です。
でも流石、金融界だけあって、世界の強豪が「しのぎ」を削りますから「ハードル」は高いのです。当たり前の話です。バフェットなどは、学生の頃から「金儲け」です。株式市場に限らずに…ゲームの台を、店に置かせてもらったりして…幼少期から「金儲けの才覚」が磨かれています。カタルは、証券会社に入れば…他人のお金を運用して「勉強」ができると思っていました。
でもサラリーマン時代は「ノルマの連続」です。100万円から1億円の100倍の世界です。でも現役時代に、月間の株式手数料が1000万円以上になったのは、僅か…1回か2回なのでしょう。「歩合の世界」に入り、何とか…小菊さんの1億円を目指しましたが、最高は7000万台だったように記憶しています。その月の給料は3000万円を欠ける数字でした。たぶん何処かを…探すと、当時の給料明細があると思うのですが、どうでしょう。
その時に、思ったのです。
朝から電話を「かけまくって」…ずっと、「伝票」を流しっぱなしでも、この程度が上限か…と思ったものです。物理的に…電話をして、説明をして…伝票を流す作業に「限界」があるのです。小菊さんが、毎月1億円以上の数字を挙げた時代と違い、僕らの頃は、株式手数料の上限が、既に「カット」されていました。所詮、これ以上は稼げないと思ったら、歩合の世界の夢は消えました。まぁそんな事も…歩合生活をやめる「切っ掛け」の一つになっています。
無限の利益を獲得できる「投資稼業」への転職です。でも「東北大震災」になって…株式投資は駄目でした。2010年末かな? 日銀の金融緩和を観て、「もう大丈夫だろう」と思ったのですが、この考えは「甘かった」のです。「食えない時代」が、更に続き「新聞配達」をします。良い年になった人間が、まともな「職」もないですからね。初めて…「職安」(公共職業安定所)に通いました。まぁカタルの人生は「波乱万丈」です。
さて…どんな世界にもプロが居て、その世界を良く知っている人間が居ますが、その差は非常に大きなものが在ります。所詮、こんな作業をしているのですから、カタルは3流組です。
それでも「現役」を長く続け…自分の技量を磨き、「歩合生活」で、税務署に追われる奴は「上位組」です。東京外務員協会では、ディーラーを除けば、2名~3名が居るか、どうか…でしょう。まぁ相場が良く成れば…みんな高額納税者になりますが、「バブル期」だけです。
カタルは、痛いほど…「個別株」要因と「市場」要因の意味を知っています。
所詮、「市況全体」が、「上げ波動」にならなければ…いくら「優れている」と言っても、市場が「追い風」でない…と「難しい」ものがあります。カタルの場合は、特に「空売り」をしません。せいぜい、「理解できない株価」、なかには大きく株価が上がったので…「バカ株価」と言う程度です。
買いは、何回も…「買い推奨」をしますが、売りは、滅多に売り場だろう…なんて、言いませんからね。これは「生活信条」の問題です。だから今年は、何回も…お金を「株式投資」から引き上げています。確か…先週も100万円を引き上げて…更に、最近、カタル個人の口座でもNISAの口座を開設しました。NISAは保護口座で、現物投資なのです。実態は運用の段階から、お金を引き上げているとも言えます。
「タイミー」(215A)を1340円で1000株だけですが…買いましたね。もう一つ、金曜日に445円で買った株が在りますが、これは内緒です。先ずは会員の方に、ご報告してからです。これは常識的な判断でしょう。いずれも株価が2倍以上になると思っています。「タイミー」は、上手く行くなら…本当に、1万円になるかもしれないと思って買ってみました。でもなったとしても「数年後」でしょう。
でも経営者も、途中で「挫折」をします。ある程度の金持ちになると「人生観」も変わるのでしょう。「ソフトバンクG」(9984)の孫さんは、珍しいタイプです。「光通信」(9435)の重田さんも、変わった人らしいですね。 何故か…「金貸し」のイメージが付きまといます。たぶん「新興株」だけに限るなら…日本でも「指折り」の…株の持ち主でしょう。でも、みんな小さな上場企業ばかりです。ソフトバンクGの孫さんとはスケールが違います。いずれも「同世代を活躍した」人です。
サイバーエージェントの藤田さんなど…モンスタを提供する「ミクシー」(MIXI=2121)の笠原さんは、タイミーの投資で大成功です。
「DENA」(2432)の南場さんは兎も角…同時期に争った「グリー」(3632)の田中君なんかは「保身の道」を歩みました。南場さんは、カタルと同じ新潟県でした。確か…同郷の筈です。彼女は「コールセンター」(ネットの監視?)を新潟でやっていました。「任天堂」(7974)の山内さんは、カタルより、遥かに…上の年齢で「既に他界」されています。その後の娘婿も、既に引退しています。
企業には「成り立ち」の歴史が在ります。
「ファナック」(6954)は「富士通」(6702)からのスピンアウト組で、その後、独立しました。「浜松ホトニクス」(6965)は、好きな会社です。きっと…いつか華開く可能性が在ると思っています。何しろ…「NTT」(9432)が提供するIOWNの…「光絡みの技術」の世界の専門家です。テレビが生まれる頃、晝馬さんが立ち上げました。既に先代は他界して…ずいぶん…の時間が流れます。まぁ上場企業にも、色んな歴史があります。
昨日の「市場の整合性」の話です。今日は此方の話を「題材」にします。何故、この話が重要なのか? 日本が大きく変わる「原動力」になり得るからです。
まぁその可能性があるのでしょう。でも皆さんは「企業の歴史」を知りませんからね。もともとはセブン&アイHDは、ユニクロと同じ洋品店からの出発ですが、1973年に福島のスパーと業務提携をして、セブンイレブンが誕生するのが1973年の11月です。そうして1974年に一号店を出してこのセブンイレブンの株価が戦後は大成長するのです。
たぶん…初期の加盟店は、「株主」にもなっている人が居ましたから、ものすごい成長株になりました。100倍なんてもんじゃ…ないと思います。
カタルが上京した頃…当時、株価が低迷していた米国本家の「サウスランド」株の69.98%を買って、実施的な…「支配下」に置きました。このセブンイレブンは、米国で生まれ…その後、鈴木さんが「日本で育てた会社」と言っても、過言ではないでしょう。創業家はどうなったか? 良くカタルは知りません。
近年は「ものをいう」株主の「バリューアクト」が登場して…経営のアドバイスとして「セブンイレブン」だけに…特化した経営戦略にしろ!と提案して…社長の井坂さんを退陣させようと「アクティビスト」達と委任状争奪戦(プロキシーファイト)を演じました。
その結果、昨年、セブン&アイHDは、池袋の「西武百貨店」を売却して、メディアの話題になりました。この騒動が「切っ掛け」になって、たぶん…カナダの「アリマンタシォン・クシュタール」(ATD:CN)が、日本の「セブン&アイHD」に「買収提案」をしたのでしょう。ただ…そんなに高い株価にはならないかもしれません。
カタルが「興味」を持つのは、経営の時間推移です。
昨日は「成田時間」の「日本」を話題にしました。日本の構造転換は、兎に角…グローバル論理と「かけ離れて」います。「和を以て貴しとなす」と言う精神の為に、「日産自動車」(7201)と「ルノー」の合併が、壊れたとも…言えます。
ゴーンの考え方の方が、論理的で合理的です。EV開発で先行していながら、大きく遅れている原因の一つですが、この時間軸の選択により、本日の日経新聞に報じられいる…中国の補助金政策と米中の「覇権争い」により「トヨタ」(7203)の「全方位」戦略が活きて…「HV」のお陰で、「利益」と「開発時間」を手に出来ています。
「未来図の変化」は、誰も分かりません。まさか…「遅れていたこと」が、幸いするとは…「うさぎと亀」の競争の昔話です。
まぁ、買収話に慌てた「セブン&アイHD」は、「セブン銀行」の話や、「ヨーカ堂」の上場計画を急ぎます。
カタルが問題にしたいのは、日本の経営者の「スピード感について」…です。この時間差は3年程度は違うのでしょう。今回の「セブン&アイHD」の話を観ると…買収提案を観て、慌てて…対抗策を講じ始めています。
「持ち合い株」構造が消えて…「ものをいう株主」の地位が上がり…経営者が、真剣に経営をしないと追い出されます。委任状争奪戦(プロキシーファイト)の激化です。この背景は…「スチュワードシップコード」が一般化し…ようやく、日本も「トヨタ」の持ち合い株解消に観られるように…真剣に経営資源を最大限に活かして…経営を実施しないと、「経営者失格の烙印」を押されます。
「トヨタ」の章男会長も、「同じ運命」です。
日本政府が法律の整備を急がないと駄目な国民です。今回は34年ぶりに…日経平均株価がバブル期の高値の38915円を超えたのは、東証の「PBR改革」などの「追い風」が、整備されたからでしょう。
個別株要因より、市場要因の「重要性」が分かります。今回の「セブン&アイHD」(3382)の成り立ちが、これからの「日本株を方向性」を示すと述べても「過言」ではありません。
株を買って儲かるかどうか…は、別の話ですが、この成り立ち…「経緯」を、自分なりに調べて、本当の投資知識を「下地」にあるかどうか…により、株式の選択眼が変わります。
単に…目先の「鞘抜き」が株式投資ではありません。確かに…「アルゴ」などの目先の売買動向で、短期の株価は決まりますが…カタルはそんな投資と言うか…。作業が、「株式投資」だとは…考えていません。
「時間軸」を当てることも…大切ですが、株式投資は「正しい株価」にすることが、円滑な資金調達に繋がり…日本の産業を育てるのです。
僕らは「正しい資金配分」をして、儲けながら…株式投資を通じて、日本の産業を育成する「使命」も、同時に果たします。
その為に、カタルは毎日、レポートを綴っているとも言えます。「タイミー」(215A)の株価が大きく上がり…必要な資金調達を、市場が支えるなら、老人の医療費問題も年金問題も軽くすると考えています。社会が…「時代が求めている」必要な会社が、少子高齢化が深刻な「日本で育たない」筈がないと言う…考え方も出来ます。
だから…きっと「惹かれている」から、金曜日は1275円の株価でも…追随して株を買ったのでしょう。本当は「アルゴ」だけなら、目先は売りでした。
しかし…カタルの心のなかは「複雑な葛藤」があるのです。そんな事で…本日は、長くなったから…ここで、お終いです。「セブン&アイHD」の話は、「コーポレートガバナンス」(企業統治)の話なのです。如いては…真剣に経営資源を活かした…経営をしないと反論が出来ません。会社を私物化して…食っている経営者を「追い出す」話です。そんな企業がウジャ…ウジャ…と日本には居ます。そもそも…会長職などは「必要ない」のです。また…明日。