いや…驚きました。米国の「小売り」は、強い数字でした。基本的に、今の市場の反応はポジティブな反応を示しています。みんなが「儲かって」…来たのでしょう。故に、投資家心理が「強気」に傾いています。
昨日は、この「小売売上」に…NY連銀の「製造業景気指数」は、共に予想値を上回っています。此方に反応して…NYダウは昨年の安値から2割上昇した高値圏です。
同時に予想(14予想もある)を上回りましたが、指標は弱い米国 フィラデルフィア連銀製造業景気指数は前月より悪化しています。でも、これを無視してポジティブな市場の反応です。それぞれの景気指標と株価を掲載しておきます。「メタ」なんかも強い動きです。アップルがゴーグルを発表して、仮想空間への期待が膨らんだのでしょう。この動きは昨日の東京市場では「カバー」(5253)の人気に繋がっています。
何故、こんな解説をしているか?…と言えば、カタルの感覚とは、「違う」からです。カタルは早晩、この傾向は続かずに…再び経済は「悪化を示す」と…前から考えていました。
つまりゴールドマンサックスの強気相場の見方ではなく…モルガン・スタンレーのマイケル・ウィルソン氏は1940年代の弱気相場ではS&P500種が24%上昇した後に新たな安値を付けたことを指摘した。…との報道の方を支持しています。…と言うか、ここまで弱くはありませんが…このまま、株価は上がらないと思っています。
この理由の一番はM2の問題から発生する「商業不動産」の行方です。全米のオフィスの空室率の1Qは12.9%と…昨年の4Qより悪化していると言います。調査機関により違いますが、NY州の20%を超えていると言うのです。他は此方…基本の流れは、景気減速に向かっています。多少、目先予想より良かったと言っても…全体市況は「下降傾向」には違いありません。
まるで…仕事が出来ないセールスの「言い訳」をしているような感覚です。
事実、今年は「失敗だらけ」です。完全に「指数相場」を事前予知してなかったのです。金融相場は「銀行、証券、不動産の3点セット」と言う先入観が強過ぎたのかもしれません。カタルは、未だに1983年から1985年にかけての日本市場の印象なのです。よって「NTT」(9432=1987年2月上場)の株式分割からの「過剰流動性」相場も想定していません。
「全体市況は弱い」と思っていたので、年初から「薄利多売買」で…選択は未来の利益の「エーザイ」(4523)や「大阪チタン」(5726)の「仕手材料株」を選択しています。その後、米国の利下げから、小型株の復活である「新興株」の復活相場…と思っていました。今、起きている指数相場は、全く…「眼中」になかったのです。
ただ…昨年の黒田さんの豹変は、事前観測はしていませんが、あり得る展開で「三菱UFJ」(8306)の相場は、前から支持しています。これからも…です。3月の大規模投資CTAによる「仕掛け」から、続いて5月から始まった指数相場は、流れが合っていますから、想像できたはずですが…乗れませんね。
でも昨日の展開は、カタルのイメージに、実際の相場は近くなってきました。
三菱UFJの4桁乗せはセオリー通りで、この4桁割れは「買い場」です。加えて、ようやく…出遅れ株物色で「証券」が買われてきました。本来、名目経済は証券株や不動産株が上がる筈です。此方の方が筋は通っています。特に「野村証券」(8604)は此処から一気に立ち上がっても不思議ではありません。まだまだ…「買い場」が続くのでしょう。
カタルは「事前の読み」が外れていても、なかなか…自説を修正しません。むしろ、現在、流れている動きが間違っていると言う立場ですから、昨日は急落する「エーザイ」(4523)を更に買っています。もともと…この「初期波動」は、仕手株としての意味も加味しており、初押しは下振れが強く…表面化します。この「初押しは買い」と言う諺が、ある程です。25日線程度の「押し」しか…考えていません。その水準の昨日は株価で9172円です。
折角、買い増し方針を貫いていましたが、昨日は「追証懸念」が発生し、ポジションを落としました。仕方ありません。貧乏人は常に…「買い場」なのに、株を売らされます。
「大阪チタン」(5726)も買ったばかりですが、損が少ないので売りました。「BASE」(4477)も手数料損で売りました。「ジェイドG」(3558)も、少しだけですが売りました。兎に角、下手糞です。これだけ株が上がって「追証懸念」とは…トホホです。昨日は、午後からエーザイを、更に合わせて…もう300株かな? 大引けまで買い続けています。
でも通常は、昨日の「信用買い」が増えるはずですが…「カバー」(5253)は、個人の人気は高いですが…エーザイは人気がありません。やはり認知症の薬なんか…老人世代には関係ありますが、今の若者は、関係ないですからね。市場の「移り変わり」を実感しています。最近の若者の元気を、貰わねばなりません。
無理をして…新規上場株の「ABEJA(5574)を買ってみましたが、どうも、カタルには買ってみたけれど、やはり、感覚が合いません。最近の若者は、やはり「節操」がありません。兎に角、みんな「目先」しか…考えていないように感じています。
昨日は「潮目の変化」を感じ取って、ハッキリ言えば、「アドバンテスト」(6857)の空売りで、「エーザイ」の買いのポジションが、正しい相場観だと思っており、それぞれ2銘柄の板状況を掲載しました。カタルは空売りをしませんが、今回の主役のアドバンは「やり過ぎ」でしょう。
指数も、この辺りまで…しか、カタルは想定していません。今回は…の話ですよ。次回の秋から年末にかけては38915円を奪回できる可能性も考えています。来春かもしれませんが…。今朝の相場はエーザイが高いので、買えそうもないので…今、BASEを265円で昨日は売りましたが、今日は263円で5000株だけですが、買い戻しました。大阪チタンも買い直したいのですが…やはり担保がないのです。トホホ…ですよ。全く…嫌になります。
そうだ…ようやくTICK回数も70万回台になって来ました。今年最高を昨日は更新しました。この後、人気株が育って…ボリュームがあがると、本格的に「名目時代の相場」が確立されます。先ずは指数の買いで、海外投資家は玉を手当てして、そうして現物の選択でしょう。
中国人も中国株は嫌になっており、日本株を買っていると言います。WSJでは本当かどうか分かりませんが、中国は1兆元の特別国債を発行して大型の景気刺激策を実行するそうです。でも20兆円ほどの刺激策で浮上するような簡単な状況ではありませんね。やはり固定資産投資の不良債権問題は大変でしょう。桁が違います。
若者の失業問題が昨日は話題になっていました。失業は社会不安に繋がるので…政権批判を逃れるために、「台湾問題の強行突破」もあり得ます。市場には様々な目に見えないリスクがあるのです。表面化をするかどうか…こんな事は些細な切っ掛けが引き金になります。人間の感情なんか…面白いものですからね。
1726円の1万株の売り物を誰かが買いましたね。「ジェイドG」(3558)の話です。50万株ほど買える力があるなら、カタルがやりますが…貧乏人の戯言は、いつまで続くのでしょう。折角買った株を昨日は売らされて…いやだ、いやだ…貧乏は嫌だ!
そんな事で本日もカタルの「ボヤキ節」が続きます。ハズレやカタルは、明日、出かけますから…「会員レポート」を書く時間がありませんから、本日、これから…書きます。ざっと…今の心境を本日は綴りました。また明日。
会員の方は、明日にでも…お読みください。