米国のFOMCと言う…ある意味で歴史的に観て…意味のある「イベント」を通過しました。これで3月から続いた「市場の迷い」が、払拭された可能性が高いのでしょう。
カタルは、警戒感を抱きつつ…今までの「非常警戒モード」を解きます。最大の謎だった高金利の理由ですが…やはり金融政策の量的緩和が効きすぎ、更にバイデン大統領の米中対立を布石とした財政政策が「過剰なドル」を温存したのでしょう。そう考えるのが自然だろうと思っています。
本来なら、これほどの高金利ですから「ビットコイン」のような投機性の高い…価格は大きく崩れても不思議ではないと、ずっと…思っていました。しかし最初の利下げで…一気に新高値を更新した米国市場は、物色の中身は、多少…変わっていますが、やはり「待機資金」が豊富にある…と考えるのが、妥当なのでしょう。事実、この数か月間…これほど不透明感が漂う市場環境は珍しかったのでしょう。この「逆イールド」現象は、長い期間における「謎」の一つです。
ある意味で…CLO投資で失敗した「農林中金」は「自明の理」ですが、このような金融環境が「マイナス」に働きました。「あおぞら銀行」(8304)の株価急落からの一連の増資も同じことです。このケースは、債券投資ですが…株式投資でも同じです。
どの程度、自分が「リスク」を負えるか? 自分の性格と資金力により、その水準が決まります。年齢によっても…物色の範囲の選択は、変わります。そのリスク度合いは当然の事ですが、大きなリターンを狙えば…大きなリスクがあります。
一般的に「小型現物株」の株価の変動率は高く…大型資本の銘柄ほど「リスク」は低くなります。業種によっても「リスク」度合いは変わります。一般的にはインフラと呼ばれる基礎的な生活必需品は変動が低いものです。電気・ガス・水道ですね。NHKの受信料金も同じようなもので…通信費、携帯電話の利用料金なども変動率が低く…確実に使いますから、安定した収益が望めます。
食品や医薬品などは「景気変動」に関わりなく…必要なものですから、売り上げは安定しています。まぁ新薬の場合は違いますが…。一般論です。
自分自身が、その範囲を決めるのです。リスク度合いを、何処に置くか? 信用取引は基本的に借金ですから、「危険な部類」になります。故に、信用取引より「現物株投資」が望まれます。まぁ、株価が下がった時に「現引き」を出来る…お金を別に持っているなら、別の話です。
こんな「リスク管理」はカタルが「ご注意」するまでもなく…良い大人なら、自分が管理をするものです。
マカオのギャンブルで大きくやられた…「大王製紙」(3880)のボンボンなんか…大人ではなく子供です。あんな…事例が生まれる「企業統治」が、最近までの日本のレベルです。企業の私物化です。上場企業でないなら許されるかもしれませんが…呆れる事例です。
今日は「増額修正」が発表された「さくらインターネット」(3778)が高いです。この公募価格は4468円です。現在の株価は4500円を超えていますから、幹事証券は、これで責任を果たしたことになるのかもしれません。6月21日払い込みでした。でも…カタルは良い銘柄だから…もっと「大切に育てる」べき…だという持論です。
最近の証券マンは「資質を疑う」…連中ばかりです。もう少し…自分の仕事に誇りと責任があっても良いと思っています。
半導体株は、少し高いのですね。この秋は大型上場が相次ぎます。「東京メトロ」(9023)は10月23日に上場だそうです。株主優待もあり…1万株以上だと全線が無料だそうです。あとは200株以上から、持ち株に応じ「片道切符」を貰えます。
他に「キオクシア」は、大きな会社で、半導体関連の上場株(リガク)なども…もありました。問題は「需給バランス」です。
岸田総理が…海外の演説で「日本投資」を訴えていました。ただやはり「労働改革」がネックになると考えています。この辺りは「タイミー」(215A)の株価の行方を決める材料にもなります。本日も1500円で株を買いましたが、現在の株価は1440円前後です。
本日は「野村証券」(8604)の株を寄り付きで…15000株買いました。まぁ800円以下なら…どこでも大丈夫でしょう。何しろ…あの時にカタルは1000円で、一度は、野村証券を買ったのです。カタル自身は、あまり「基本戦略」を変えません。資産投資は、絶対に日本に不可欠ですから…株式投資をするなら、先ずは「証券株」と言う理屈です。しかも「野村証券」は、未だにPBRは1倍以下の落第組です。
奥田のような…経営者は非常に多いのです。自分に与えられた「責務」を果たさずに…要求だけは一人前です。カタルには「情けない」人間に見えます。先ずは「権利を主張する」なら…最低限の「義務」は果たさねばなりません。PBRを1倍以上にしてから、報酬の増額でしょう。
「三菱UFJ」(8306)も長く観ていますが…東陽町の支店は、未だに…駐車場です。資産の有効活用を、どう考えているのでしょう。国も、都も…みんな資産を有効に利用していません。だから「ROE経営」の概念が必要なのです。無駄な資産を抱えることはありません。もっと…洗練された市場にならないと、日経平均株価は10万円になりません。能力の劣る経営者は、市場から排除されるべきでしょう。カタルはそう考えています。
本日は、久しぶりに「ココペリ」(4167)を430円で2000株を買い、425円と420円にも買い物を用いました。433円の所に47200株、更に430円の所に19500株の売り物です。ようやく…整理が終盤に近付いたのかもしれません。あの時に…「変な筋」と思った連中の玉でしょう。たぶん…ここから下なら、カタルは株を買います。なかなか「良い経営者」だろう…と思っています。
「タイミー」(215A)は、今週が「チャンス」だろうと思っていますが…果たして、どうでしょう。小泉君など…「労働改革」に、積極的な首相が誕生するとかの「条件が揃う」と良いのです。基本的に未知の世界ですから、現時点では分かりません。しかしカタルは、この時期に誕生した「運命」と言うか…。「時代の流れ」の偶然を、大切にする…「運命論者」です。
だから、ある意味で「熱」を入れて…株を買っています。
たぶん…既に25000株を超えて…26500株かな? もう少し買っても良いかな?…と考えていますが、1381円の直近の安値を割れた場合の対処も考えて…この程度で、敢えて「自重」しています。
何しろ…本命である「ジェイドG」(3558)の高値の株も買わねばなりません。2275円でしたね。今日は更に「BASE」(4477)も、245円で1万株だけですが、買い増ししています。
貧乏人は、大変です。買いたい株は沢山ありますが…なかなか手が回りません。どうしても「証券マン根性」が、邪魔になります。常に、スターになって…手数料を追う性格です。だから「市場の人気株」を「当てよう」とします。困った性格ですよ。まったく…。貧乏人のくせに「金持ち」のような態度です。目先は「ジェイドG」か、「タイミー」だろうと思っています。
ですが…全体株の上昇も、あり得ます。故に半導体や野村証券などは、その候補でしょう。ホラ…ね。「ファナック」(6954)の4000円割れは「鉄板」だったでしょう。あの時は3700円台で株を買えたのですよ。全部、「事前告知」をしています。あとは「読者の選択」です。皆さんが、自分の力量の範囲で、どれを選ぼうが…貸借株なら「空売り」をしようが、自由なのです。
株式投資は、自分が「自ら」判断を下して…そうして「行動する場」です。その結果が、どんな形でも、グダグダ…言わないのが大人です。日本人は、この「自ら決断」をすると言う教育を受けていません。「画一化教育」で…他人の「物まね」です。人生は、自分自身が、自ら道を「切り拓く」ものでしょう。それでは…また明日。
今は、多少、無理をしても…「積極的に」行動をするのが「勝ち」でしょう。何しろ、3月からの「モヤモヤ感」が薄れています。また…ね。