先ずは「此方の株主総会」の話しでしょう。話題にしていた「セブン&アイHD」(3382)の株主総会が終わり…現役社長の井坂さんが再任されました。それも、かなり大きな支持率でした。76%台ですから立派な成績でしょう。やはり同業他社より良く…株価も上がっているから、株主も、「さらなる成長」を追い求める必要はないと思ったのでしょう。
カタルは「市場原理主義者」で、効率経営の立場です。しかも冒険も厭わずに…果敢に挑戦する性格なので、些か…不満かな? まぁ、辛うじて株価が上がっているので「及第点」なのでしょうが、コンビニ事業に、経営資源を集中させる取り組みを加速させるべきでしょう。常に高い利益率を求める訳です。ROE経営は、そういう考え方です。だから株主なら…たぶん彼を、信任はしません。
この判断を聞いて、今の市場を考えました。なかなか…思い通りに展開しない株式市場とカタルの認識のギャップが、この辺りにも…表れていると思っています。
カタルは、皆さんが考えているより、現状に「危機感」を持っています。日本の財政を考えると…「ガラガラポン」の場面まで、想定しており、もっと早く「社会変革が必要」と言う立場ですから、チンタラ…やっている現実が許せません。
しかし…この辺りの考え方は、人により判断が違います。官僚などの「エリート街道」を走っている人は、昔の総資産経営で、何が悪いのか? 疑問にも感じない人も大勢いるでしょう。逆にカタルは34年の「失われた時代の逆風」をもろに受けて生きてきました。だから、早く社会変革を実現させろ!…と言う立場です。
でも…株価は基本的に「美人投票」です。この需給バランスは市場参加者全員の総意で株価が決まりますから…お船の「低PERの謎」を、感じない人も大勢いるでしょう。
今は「KPPG」(9274)の低PERも謎です。会社側の為替相場は130円の設定ですが、現実は140円を付ける円安で、海外からの利益は、昨年同様に膨らむでしょう。しかも株価はPER 3.68倍です。一株純資産価値 973円から大きく負けている607円の株価です。
最近は、「指数関連銘柄」だけが上がり、明らかに外人投資家は先物から誘導しています。カタルは、この手の相場は苦手です。何しろ貧乏人ですから…総花的な相場は弱いのです。TICK回数を観ると分かります。人気株は皆無です。
仕方なく…需給相場だけの「ispace」(9348)が、一番人気なのです。この現実を観れば…カタルの成績不振も納得できます。いつもなら年間目標を達成していて不思議ではない時期ですが…今年は苦戦を続けています。非常に珍しい経験です。たぶん…初体験でしょう。それ程…カタルの相場観と市場の選択がズレているのです。仕方なく…「薄利多売買」を繰り返し、評価損が消えるのを待っています。
個人好みの銘柄は全滅です。 昨日のTICK回数上位の中で「アドバンテスト」(6857)が上がっていました。半導体のテスターの会社で、指数銘柄ですが…日銀が多く株を持っており、株価指数を押し上げる役割も演じています。この背景は「エヌビディア」(NVDA)だった…んですね。知りませんでした。
たまたま…昨日のカタルは大きく株価が上がっている株として…この株を紹介したのです。ですが、なんと…なんと…この「エヌビディア」は、この時期の業績修正のコメント発表したのです。たぶん…昨日の引け後でしょうから、日本時間では分かっていたのでしょう。カタルは知らなかったのです。そのエヌビディアの話をしないと駄目です。
非常に「貴重な大きな材料」です。報道は此方ですが…たくさんのコメントが市場に溢れていますから自分で検索して、他のものも、是非、読んでください。カタルは10程度の関連サイトを読んでいます。
事前のアナリスト予想の平均値が2Q(5―7月期)71億5000万ドルでしたが、会社側は110億ドルを挟んで上下で2%前後と増額修正をしたのです。この理由が、例のチャットGPT関連のサーバ―需要?だと思われます。一気に受注が舞い込んだのでしょう。
耳慣れない…「アクセラレーテッドコンピューティング」と言う言葉を検索して、どんなものかを確かめたりしました。このニュースのポイントは、この動きが「シンギュラリティ」の時代に突入した…本格的なニューノーマル(新常態)なのかどうか、意見が割れます。マイクロソフトからの受注が「切っ掛け」なのでしょうが…他社に広がっているのでしょう。
一気に「時代が加速する幕開け」かどうか…議論が割れます。
だからエヌビディアが新高値を、簡単に取らないと述べた瞬間に、カタルの予想は外れ…一気に新高値に躍り出たエヌビディアは、「時代を象徴する」株なのです。
勿論、「ソフトバンク」(9984)の株価にも影響を与えます。このような「繋がり」が直ぐに見えるかどうか…が、株式市場の「市場の整合性」の考え方です。この現象と…カタルが述べている2年半の「新興株の休養」の話にも、整合性があります。
奇しくも…期日到来で株価が下落を続けている「BASE」(4477)は買いのチャンスかもしれませんが、「ロコンド」(3558)の株価が、昨日は大きく下げたために…カタルの担保は切れました。トホホ…総出来高299000株のうち、昨日の信用の返済売りは135400株ですから、たぶん期日か…投げかな? 短期投資だと…目先の株価は「伸びない」とみたのかもしれません。でも、こちらの資料を掲げましょうか? 信用の返済率が高まりました。この後、データでは株価は騰がる可能性もあります。果たして…どうでしょう。
まぁ分からない時は、時間を置く事です。年がら年中、売り買いをしていても上手く行くとは限りません。ノンビリやりましょう。
自分の考えは、自分の考え、市場は「別次元で動く」ことは良くあります。エーザイだって、なかなか株価が上がらずに…カタルは「おかしいなぁ~」と思っていたら、人気になって来たら…連騰です。エーザイは、日経平均株価採用銘柄です。その影響も大きいのでしょう。良い素質を秘めていますが、必ず、直ぐに開花するとは限りません。
このような時間軸の確率を上げるために、苦労を続けて…「試行錯誤の実験」を続けています。でも何度、実験を積み重ねても、確立されたデータはなく、アイディア止まりです。この信用の返済率のグラフも、「仮説を元にして」作成しましたが、検証はされていません。皆さんは、信用の買いが多いと株価は下がると思っているかもしれませんが、実際は違います。「レーザーテック」(6920)の信用比率は、常に50%を超える水準です。非常に高い信用の関与度です。
邪推はせず、様々なデータを調べて検証を続けている毎日ですが、なかなか駄目です。結局、カタルには「運」がないのでしょう。通常は、希望に燃え…上京した途端にバブルが崩壊などしません。1992年の夏だと思いますが、和光証券の副社長だった小川さんと面談した時に…「残念だったね。カタル君、今回は証券不況などと、生易しい場面ではなく当面、市場は駄目だから、悪いことは言わないから、今回は諦めて…田舎に帰りなさい」と諭されました。
でもカタルは「カタルが食えないなら、証券会社がつぶれるわ」…と「心の中」で、毒づいたのです。「このくそ爺」と…。しかし現実は、その5年後の1997年の11月24日に山一証券が、本当に破綻をしました。食えない訳です。苦節34年も掛かっても、未だに38915円の高値は、遠くに…聳えます。ヒマラヤの「アンナプルナ」山脈のようです。本当に…情けないやら…恥ずかしいやら…。まぁ、相変わらず、恥ずかしげもなく…実験模様を語る、レポート屋稼業です。本当に…情けない話です。
どうも…エーザイは6月の上旬に決まるのでしょう。そんな「値動き」に見えます。当初は7月説でしたが、株価は正直ですからね。1か月早い…6月の初旬なのでしょう。たぶん…そうだと思っています。「難しい選択」です。目先を追求するか…安全を優先するか…。連日、信用の買いは減り続け、戻り売りで、「ヤレヤレの状態」になっています。
こんな時から更に、動きが加速するのが株ですが…その前に一度、屈伸運動を入れるのが常です。そうして一気に走るのです。経験値では、そんな展開だろうと想像をしていますが、現実は、「ハズレ屋 カタル」なので分かりません。買いだと思って、カタルが株を買ってもタイミングは、いつもズレています。
今日は午後からお出かけです。お祖母ちゃんの残り少ない日々の為に、散歩に連れ出すからです。この所、週に2回ほど…訪問をしています。何処まで…本人が認識しているか分かりませんが、不思議な巡り合わせです。この時期にエーザイが活躍するなんて…。あの時に1万円前後で株を買ったのでしょう。きっと…。そうして…年末に損切りをして、単価調整をしていました。
毎年、通常は、一度は、そのクロスの株価を上回るものですが、とうとう…この玉は一度もチャンスがなく…下がり続けて、ようやく反発してきました。
お船の相場もそうでした。こんな感じで上がり続けました。カタルは僅かな利益で売ったのですが、株は下がらずに…その後も3000円台を回復したのです。だってあの時、「川船」(9107)は2000円割れを覚悟して…買い続けていたのです。だから2500円まで…持っていなかったのですが、現実は3400円台まで上がり…今の株価は3205円です。まだ5割も…株価は上の現実です。
こんな現実ばかりを見せられると、いくら「34年の悲哀」を乗り越えたカタルでも、最近の気持ちは萎えています。萎える気持ちに…オチンチン、薬は増え続け、先日は、老人特有のシミと言うか、黒子と言うか…。気になる「ほくろ」のような…モノが顔に出来て、大きくなって行くので気になって、かみさんが通う…銀座の美容整形に行って取ってもらったのです。
ガンかな?…と言う杞憂もあったのですが…老人性のシミのようでした。近くの皮膚科は混んで…混んで、病院に行くのは一日がかりです。しかし流石、最新式の設備を備える美容整形です。料金はきっと高いのでしょうが…簡単に除去が終わりました。皆さんも、希望があれば…教えますよ。でもかなり混んでいますから、事前予約が必要です。カタルの紹介なら、初回だけですが…15%オフだと思います。もちろん保険は効きません。場所は銀座です。女医さんですが、なかなか…優れているのでしょう。あの年で、あの家賃を払えるのです。
良いと思って観察株になっていた「オークマ」(6103)は、やはり株価は上がって来ましたね。これも…日経平均採用株です。工作機械は、インドからの引き合いが、自動車中心に活発のようです。最初は「ファナック」(6954)と…王道を考えていましたが、「DMG森精機」(6141)もそうですが、需給が悪く、この3銘柄では「オークマ」に軍配が上がります。株価変動率の話です。
カタルの好む株は、この変動率が大きくないと採用されません。今は上がり続けているエーザイも、年初からの下げ過程で、何度も登場している筈です。そうしてカタルが買い増しをした株価が、8000円割れの7900円台の5月上旬ですよ。嘘ではありません。ロコンドも…1000円を割れた時に、2度目の200日線割れの時に「買って置こう」と述べています。
決算を観て、高値で買い増しをしていますが、この順番も、何れ…くるのでしょう。取り上げている株は、何れ、株価の旬を迎えるはずです。でも貧乏人はお金がないために下値を買う事が出来ません。問題は此処です。皆さんは、上手に…このレポートを活用してくださいね。それでは…また明日。