いや…昨日は驚きました。何故、あんなふうに「弱い展開」になるのでしょう。
その理由は色々あるのでしょうが、市場には「円高」が輸出企業の収益に、影響を及ぼすとの評価があるようです。確かに「トヨタ」(7203)などの今年の為替の設定は145円ですから…円高の影響を受けます。
一説によれば、1円の円安で「500億円」が違うと言われます。故に5円で2500億円ですが…2024年の利益は4兆9449億円ですから約5%なのです。この2024年は150円台の時も多く…通期で観ると、それほど…気にするほどの影響があるのかどうか…分かりません。
しかし、昨日のシカゴの日経平均先物価格は、この為替相場の影響を受けていたように感じています。日本人は、「他人の行動」を見て…その行動に合わせようとします。所謂、「協調性」が強い国民性です。「村社会」論ですから、他人と同じような選択をします。
今回、調べてみて…「アクティブ」と「パッシブ」の運用比率を見て…改めて驚きました。世界は53%ほどですが、日本は70%ほど…GPIFに至っては85%ものパッシブの運用比率です。
つまり…日本株は、「指数の変動」に引きずられ易い…のでしょう。事実、昨日の相場も「円高」ならプラスだろうと思われる…「電力株」も、逆に株価は下げていました。まぁ「ニトリ」(9843)は上がっていましたが…。面白いでしょう…「矛盾する」株価の反応です。
カタル自身は、「現時点」では、為替を、あまり気にしない方がいいと思うのです。
「タイミー」(215A)は、「想定外の下落」を演じました。まさか1450円の売り出し価格を割れるとは、思っていませんでした。事前想定は1600円割れです。昨日の1500円割れを見て、今の市場の流れというか…。市場参加者の「主役の心」を理解しました。何も、考えない…値動きに「翻弄される」輩ばかりです。
「NTT」(9432)株の値下がりの時に150円で株を買ったのですが、その時にも「NISA」に…「新規参入」した人の「狼狽ぶり」が話題になりました。日経新聞は、連日、この「NTT」株の推奨でした。今は「エレクトロン」(8035)を支持しているようです。
確かに、株価は少し戻りましたが、いまだに200日線を割れています。このチャートは日足ですが、週足を観ると100円割れの80円台から192.9円まで大きく上昇した後ですから、仕方ないと言えば…そうなのです。しばらくは「底値固め」を、余儀なくされます。
皆さんの多くも、例外ではなく…そうなのです。
自分の買っている株の「株価位置」がどんなものか、日足だけでなく…週足、場合によれば、月足の感覚が「相場観」を養うには…必要です。あまり目先の値動きばかり見ていると、全体の感覚を掴めません。必ず、自分の立ち位置を確かめるべきでしょう。
例えば、良く取り上げている「ジェイドG」(3558)で、その株価位置を観ると…現状が良く分かりますね。
まず「a」の範囲は、伊藤忠の「リーボック」の参入を受けた「好業績」の見直しです。そうして「マガシーク」の登場ですが、株価は市場の期待値の「c」が高すぎて、その反動もあり…「d」と大きく下落しました。しかし…今の株価は、その間違いに気づき、現状は「b」のボックス相場です。
この「b」は「a」より「高い位置で」…「横ばい」を続けており、次の展開待ちです。この株価位置は、「a」より高くなっており、やはり株価は、現状を「よく見ている」のだろうと思います。もうすぐ、この「マガシーク」の成果が判明します。
実際は「来期の後半」に、その成果が強く出るのでしょう。何しろ、売り上げが2倍になるほどですかから、こんなものではないでしょう。常識的に考えて…株価は、やはり4000円前後になるのでしょう。
通常は数量の「乗数効果」が見込まれますから、単なる合併より、相乗効果が高いはずです。「異業種」ではありません。既に「秒読み」だろう…と思っていますが、昨日も67700株が「純カラ」と思われます。比率なら31.6%にもなります。
前回、1251円に向けて…半値になった「味」が忘れられないのでしょう。二匹目のどじょう狙いです。
しかし…相場の参加者も成長しています。今度は、そう大きな上方「乖離」もなく…株価を叩くのも、おのずと…「限界」があります。所詮、「ない株は売れない」のです。どんどん…市場から「浮動株」は消えています。カタル自身は、売ったり買ったりです。若干、手持ち株は増えました。
それより…新興株の流れは、「確実な展開」に思えてきました。市場の「コンセンサス」を得られそうです。「ラッセル2000」の値動きは、利下げ時期を控え…強くなってきました。昨日の引けは、「全体安」に引きずられていますが、終日、小型株の指数は高く…強かったのです。やはり利下げは、「小型株の選定」になりそうです。日本人は、基本的に「金魚の糞」の行動ですから、まもなく「グロース250」も連動するのでしょう。
そのグロース250の週足です。
カタルは米国の金利安を受け、更に日本政府の基本戦略が、新興企業の育成に力が注がれています。今回の総裁選の公約を見ても…「スタートアップの育成」を掲げる候補者が多かったのです。ここで本日報道されている「基準地価」を観ると分かりますが、この「資産投資」の流れが、徐々に加速しますから…このシナリオが、当然の基本戦略で良いのでしょう。
昨日は「ものを言う」株主の「オアシス」効果が発揮されている「メルカリ」(4385)が人気になっていました。面白いものです。ですが、この数字では…株価は大きくなりません。何か…スター株が必要です。
こんな中で…激しく「強弱感」が対立している「タイミー」(215A)は、昨日の値動きを観ると…分かりますが、その資質が、十分に「備わっている」ように見えます。TICK回数は、堂々の…「9位」登場です。こんな小さな株が、市場全体のなかで…その人気度合いは9番なのです。凄いことです。
もう一度、参加しています。
昨日は1400円割れも買っています。今日は上の株価も、ある程度、買ってみようと思っています。今週中が買い場なのでしょう。カタル自身は、前からの相場観を変えていません。「タイミー」の1850円以下は、何処でも「買い場」なのでしょう。
時代の流れから言って、その「スター性」は、なかなか…なのです。林内閣官房長官は、総裁選のなかで「タイミー」の名前を掲げていました。時価総額が1417億円程度の小さな会社ですが、可能性を感じています。
この強烈な「フルイ」は新高値を目指すための「演出」だろう…と考えています。若干、「勢い」が付き過ぎた…昨日の印象です。昨日の全体株の環境も影響しました。ハハハ…ご愛敬でしょう。
そんなことで…昨晩の「ラッセル2000」の値動きなど含め…カタルの狙いは、正しいのだろうと「尖った運用」を目指します。あまり「事前告知」が早過ぎると…みなさんも嫌になりますが、基本的に「時代の流れ」を観ていると、既に相場は決まっているのでしょう。
あとは「力のかけ方」の問題です。ご自身の力量配分を、くどい程…ご注意申し上げています。誰も…相場では、自分を助けてくれません。自分の身は、自分自身で守り…無理をしない投資を求める次第です。
終えようと思いましたが…まだスペースがあります。昨日、羽田に行く途中…豊洲の街並みを高速道路から見たのです。その時に、新宿を上回るような高層マンション群を見て…時代の変遷を感じました。
バブルの時に「石川島」(IHI=7103)の株価が、大人気になりました。その理由が豊洲地区の「含み利益」です。あれから…40年近くの歳月がかかり、あの当時に、株屋が熱狂したことが、「現実化」しているのです。この豊洲と晴海地区の躍進ぶりを観ると…失われた時代の意味を「改めて」…感じた次第です。ようやく…毎年のように基準地価も上がるようになってきました。
しかし…米国株に比較して、非常に「弱い市場」も混在しています。あと一歩です。高市さんも、安倍路線を引き継ぐ人間でしょうから、株式市場にとって、小泉君でなくとも…どちらでも良いように思います。
でも労働改革は、やはり経済活動の「根幹」を作るテーマで「一丁目一番地」なのでしょう。やはり…ここでは大きく株価が下がった「タイミー」(215A)を目先銘柄に選択することが「尖った運用」になるのでしょう。またね。