カテゴリー:コラム

新しい時代の到来…

何故、米国金利は、上がらないのでしょう。

景気は、過熱気味に推移していると思っていたら…GM販売店の在庫は、前年同月比で42%増加し、在庫日数は100日と業界平均を大きく上回っていると言います。全体でも5月末は通常に比べ10%程度、在庫水準が多いと言います。しかし…カタルは現状を、あまり心配をしておらず、通常の生産調整程度で…高水準の販売台数が落ち込むとは考えていません。GMは極端な事例の一つなのでしょう。

むしろ…テスラの業態ですね。この営業スタイルが、今後の自動車産業の在り方だと思われます。一尾仁司(いちおひとし)氏の此方の記事は参考になります。何故、テスラが、時価総額でGMを抜いたのか? 何れ…トヨタも視野に入れる可能性は高いのです。この記事は、これから起るスマートコミュニティーの世界を良く表しています。この考え方は非常に重要なので、是非、読むことをお薦めします。

多くの人は、「上がる銘柄」を知りたがります。講演会などに行っても、大切な経済統計の数字の推移と、その背景を説明している時は、居眠りをする聴衆が多いのですが、いざ参考銘柄の発表になると…途端に、眼をさまし銘柄をメモする姿を良く見かけます。銘柄など意味がないのに…大切なのは、何故、その会社が浮上したか? その背景が、一番、大切なのです。

世界的な株高の原因は、おそらく世界中の中央銀行の量的緩和が…行き過ぎている為です。つまり資産価値は、バブル化の道を歩んでいるのでしょう。大型株にも拘らず…米国のAGFA(Apple, Google, Facebook, Amazon)のPERは高い評価を受け、時価総額も大きく増大しました。NVDAなども、僅かな期間で時価総額は5割以上も上昇しました。

昨年、カタルは空売りファンドが、NVDAを売り推奨をしているとの話を、株価が100ドル割れ辺りで紹介しています。その後、ソフトバンクの出資が話題になりました。カタルが好きだった「ルネサスエレク」(6723)を推奨しなかった理由は、この辺りの競争環境の変化にあります。事実、この推測は正しいようで…トヨタも、最近はNVDAを採用しているようです。

カタルは最近のレポートで…何度も、実質経済の悪影響を掲げ、名目時代の希望溢れる、寛容な社会への転換を訴えています。加計学園問題など…どうでも良い事なのです。名目時代が続く、中国の進化は早く…既に、多くの分野でスマートコミュニティー化を推進しています。キャッシュレス社会の構築も、日本より進んでいます。このままでは…大変なことになりますね。周回遅れどころではありません。

日経新聞さん、あなた方、メディアの編集委員などの認識が時代の進化を妨げています。はやくスマート化した論調を増やして欲しいと思っています。カタルは現状の世界的な株高は…スマート化を促した「神様の贈り物」と考えています。2000年にITバブルが起りましたが、今回は…夢の収益化が追随しています。数年遅れますが、確実に、夢にお金が回り始めています。冒頭のテスラの参考記事は、その事を示します。

カタルはお金の使い方が変わるのだろうと考えています。つまり価値観の大きな変化です。モノにお金を払うのではなく、「豊かな時間」にお金を払うのでしょう。ゲーム業界の成長は、ある意味で、その具現化した形態でしょう。これからARやVRは、ドンドン一般化するのでしょう。故にソニーなどは高値更新を続けています。ソフトバンクなどもNVDA同様に…日経新聞は泡沫企業だと言うような解説記事を載せましたが、株価は、さらに加速して上昇しています。

市場は一気に…新しい世界に、突入する可能性が高いのです。その為にバブルの様なブームが、これから登場するのでしょう。バブル期に日経新聞は三菱地所の株価を煽ったのです。実態の時価総額は、もっと高い水準だとして…。その報道を切っ掛けに、含み資産株は、どんどんと急騰して行きました。

今は、どうでしょう。まるっきり…逆ですね。危ない…とか言う記事が溢れ、空売り比率は非常に高い水準を維持し続けています。いよいよ「スイート・スポット相場」は、入り口に辿り着いたように見えます。この感覚は…果たして、バブル頭のカタルだけの感覚なのでしょうか? カタルは、みずほ株は4桁水準になるとか…。そんな名目世界を、頭の中に描いています。

ソニーのITバブル期の高値は33900円です。ソフトバンクは198000円です。ソニーは…その後、1:1の株式分割をしました。ソフトバンクは1:3を2回かな? つまり1:9なのでしょう。ソフトバンクは2万円水準の達成が、ITバブル期の高値を実質的に抜くことになります。

カタルは、昔から、あのITバブルは、新時代の「兆し」だと述べていました。いよいよ、あの時の夢(金融相場)が、現実化する段階(業績相場)に移行するのだろうと…漠然としたイメージを、頭の中に描いています。これは感覚の問題ですからね。長かった「失われた時代」が去り、希望が溢れる名目時代が到来します。

様々なデータが、その事を示しているのです。失業率から有効求人倍率などを始め、これから物価上昇の定着も、現実化するのでしょう。カタルは名目時代の象徴として…ケネディクスを、長く…掲げ続けて来ました。いよいよ…名目時代の幕開けなのでしょう。楽しみですね。

Vテクでもそうですし…、今回のクロスマーケティングでもそうですが…、カタルは様々な有望な銘柄を、ヒットし続けています。要するに…読者がカタルの情報を、どう利用するかの問題なのです。○○が言っているから、株価が上がった…とか、そんな事はありません。株価が上がると言う事は「市場の総意」なのですね。資金力があれば別ですが…かたるような弱小の投資家が、ケネディクスを500株程度、買っただけで…株価が動く訳ないじゃないですか。株価を決めるのは、「市場の選択」なのです。自分の力量を考えて、賢い投資家になって欲しいと願っています。それでは…また明日。



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