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株価波動論(エリオット)

本日から…この休みの期間中は皆さんが好きなチャート論を解説しようかな…と思っています。昨日も話したように…、株価の決定要素は「企業業績」ですが、この業績だけ当てることが出来るとしても、株式の需給バランスが読めないと、意味がありません。株式投資をするときは、カタルの本で解説したように、カタルは「天の声」、「地の声」、「人の声」の三つの要素が、大切だと述べました。

天の声は、時代背景ですね。今なら「脱デフレ」であり、「スマートコミュニティー」に、時代背景の流れがありますね。先ずは、その範疇から銘柄を選択すべきです。そうして次に注目するのが「地の声」で、足元も企業業績の推移が問題になります。もっとも変化率が高いのが赤字からの脱出で、その赤字でも、倒産を覚悟したリストラからの生還が、最も強く、変化率が高いのですね。嘗て、カタルは、「日揮」や「日産」などを、手掛けています。今回は「シャープ」に、注目していますね。次は「人の声」つまり市場人気です。ここで問題になるのが、仕手性など…、仕掛け人の存在が問題になり、且つ、株価位置などのチャート問題になります。この「人の声」と言うのは、需給バランスの問題ですね。

株価の決定要素は、基本的に、この三つです。今日からしばらく…GW中は、チャート論を展開しようと思っています。良い事例が見つかると良いのですが…。例えば、株価波動論と言うものがあります。一番有名なのは…「エリオットの株価波動論」でしょうか? 上昇トレンドが5波、下降トレンド3波で、一つのサイクルが形成されると言うものですね。エリオットは長年の研究で、そのようなケースが多い…と分析したわけです。例えば、嘗て手がけた日揮のケースで見てみましょう。まぁ、オレンジ部分は想像の域ですが…、青のトレンド分析は、ある意味でエリオットの見方は正しいとも言えます。この大きな株価の流れの中でも、上昇1波のなかにも、小さな上昇5波の下降3波の波が、存在するとされています。

日揮のエリオット波動の考察
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日揮のエリオット波動の考察

だから今、手掛けている例えばケネディクスを見ると…2013年4月までの第一波が終わり、今は休んでおり…間もなく上昇第二波(エリットなら③波)が訪れると、期待される訳です。ただ第一波の株価波動が強かったため、その分、調整が長引いており、次の山は、第一波の反動により…上値は限定されるかもしれません。通常は、大きな波、小さな波、そうして大きな波と…交互に繰り返すケースが多いですからね。本来は3月の第二週かな?(51週説)、そこを起点に、株価波動が変わっても良かったと思っていますが、やはり信用買い残などが重く、調整が長引き、次の分岐点は、昨日も話した30週説になりますね。

ケネディクスの週足推移
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ケネディクスの週足推移

ただ最も大切なのがトレンドラインと呼ばれる傾向線の傾きです。完全に右肩上がりで、経過しているのが分かりますね。株価の移動平均線の事です。実は株価波動と共に、もっとも重要なのが、このトレンドラインと呼ばれる傾向線です。過去の下値と下値のボトムを結ぶライン、高値とか高値を結ぶラインなどですね。この傾き方で、株式の需給バランスを読むわけですね。

今日は書き出しが遅れ…簡単ですが、ここで終了します。実は上野まで久しぶりの美術展に、おばあちゃんと、かみさんと3人で出かけてきたのです。83歳のおばあちゃんは良く頑張りました。何と彼女は、これからヨガの教室に向かうのです。カタルは疲れので、これから、お昼寝です。明日はトレンドラインを多く見てみたいと思っています。基本的に、株価の日柄、そうして、この傾向線は、非常に重要な要素ですね。

でも株価波動論と言う基本も、抑えておくと良いですね。フィボナッチ係数や黄金比率と言う話も、頭の片隅に入れておく必要があります。人間が美しい…と判断する傾きの話ですね。古代エジプトのピラミッドや、アンモナイトの巻き方などの話です。宇宙から自然界にある自然の美しさは、共通している部分があるのです。だから株価上昇の傾きは、この係数に一致すると言う話です。0.618などの数字の話ですね。

嘗て、仲間のよっちゃんが、相場を作っていた時は、チャートに詳しい仲間に助言を求めており、昼休みに、帝国ホテルの部屋で作戦会議を開き、本日の引け値をいくらにするか…など、話し合っていたと言います。資金力さえあれば、いくらでも株価は作れますが、問題は、その価値が本当にあるかどうか…。所詮、相場は、時代性を反映しますからね。それでは、また明日。



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